カテゴリー「プロレス」の記事

2018/10/07

落日

プロレスラー希月あおいを初めて目にした時、とにかく驚き、何より楽しかったのだ。

【カコキジ】「確かな未来。(つづき)」(07'4.28)


そんなあおいちゃんが今日、引退。

ファイナルハッピー


我闘姑娘、アイスリボン、体調不良、フュチャースター、次々といなくなる先輩や同期、念願のシングルベルト戴冠、ケガ、フリー転向…
色々なことがあり、辛いことも多々あったであろうわずか14年間のプロレス人生。

あの頃カラッカラの笑顔と元気さだけを武器にしていた彼女も、いつしか(いい意味でも悪い意味でも)それだけではなくなっていた。
そんな中で、ふと襲いかかったレスラーとしての限界…。


しかしながらその内容が充実していたことの証明が、今日の超満員札止めの新宿FACEと、そうそうたる参加レスラーだ。

お花もいっぱい


彼女らしい、笑顔と涙のあふれた引退興行であった。

すでに涙

最後の青春


時として勝敗を超越し「笑顔の彼女が見られたらそれでいい」という存在にまでなった、女子プロレスを照らした太陽のようなレスラーであった。

テンカウント

たくさんのレスラーとたくさんの紙テープと

最後まで笑顔で!


彼女を介錯したのは師匠であるさくらえみ。
一度袂を分かったと思った2人は、いつの間にかこうしてリングで向き合っていた。

あおい×さくら


「すべては土に還る」ではないけれども、さくらえみから生まれたレスラーというのはその道程に差はあれどみな最終的にさくらえみの元に戻るのではないか…「すべてはさくらえみに還る」、そう思った。

最後の時

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2018/09/22

落日を背に解かれる戦場

家族で商店街プロレス2018シリーズ、戸部大通り商店会大会へ。

プロレス同志で家族ぐるみで仲よくさせてもらっているうまや一家と、会場の掃部山公園で待ち合わせ。
ここは会場が公園なので、子ども連れや大人数でもゆったりプロレスを楽しめるのだ。

ランドマークタワーに見下ろされ


例の如くフランク篤とアブドーラ・小林(じゃなかったスタン・小林)が活躍し興行も無事終わり、その後はそのまま公園の遊具で日暮れまであそぶ。

刻々と陽は傾き、目の前では淡々とリングが解体され片付けられてゆく…。

選手も近い距離。
“黒天使”沼澤邪鬼の降臨に、わがこはまたしても号泣…。
(いつになったら母のお腹の中にいた頃生後4ヶ月のあの頃を思い出し泣かずになってくれるのだろう)

運転は星野のアニキ


最終的にはうまや家のお姉さんに鉄棒を教わってご満悦となった。
これでさ来週のうんどうかいも大丈夫だ!

ありがとう!


ここでしか見られない&体験できない光景である。

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2018/09/16

我が世の春

昨年8月のBJWデスマッチヘビー級王座戴冠より続く竹田誠志の大進行。

若手を倒し、同世代を下し、KING of FREEDOM WORLD王座とのデスマッチ二冠王者となり、アメリカでかのニック・ゲージ杯を勝ち取り、上の世代を沈め…

いよいよ大日本プロレスとしての、デスマッチ第三世代としての、そしてデスマッチ界全体としての、最後の砦として伊東竜二の出陣となった。

まさに時が来た!


竹田も伊東も、どちらかといえば攻めのタイプ。
大量の蛍光灯、注射器…激しく厳しい応酬となった。

伊東×ノコギリは危険が過ぎる!

そして注射器!

攻め込む龍!

ここぞのナックル

逆襲のナックル!

ロッキンポ!

絶対的フィニッシュホールド!


勝ったのは、クレイジーキッド!


スゴいことになった…
たった1人で、大日本プロレスのデスマッチを制圧し、世代闘争を完結させ、デスマッチ界を牛耳ったのだから…!

今まさにデスマッチの、イヤプロレスの歴史の教科書に乗る偉業の瞬間を目の当たりにした感があり、震えるような思いであった。

今まさしくてっぺんに立った彼の目には、何が見えているのだろう。

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2018/09/14

クレイジーモンキーイズ、バァーック!

 【大日本】11.11両国大会に電撃参戦の葛西純「‟刺激”という忘れ物を取りに来た!葛西純という劇薬を投与してどうなるか!(後略)
 (18'9.14『プロレスTODAY』

葛西純突然の大日本プロレス4年半ぶりの参戦決定!

とにかくまぁ、驚いた!
一体どういう流れでこうなったのか!?


とにかく大日本プロレスの両国大会というのは過去3年間決して背伸びをしない・サプライズのない興行だった。
特別なゲストを呼んだりせず所属選手が主で、タイトルマッチを中心に今までの流れを汲んだカード編成に終始していた。

それはそれで試合内容がいいので毎回大満足して帰路につくのだけれども、イマイチ戦前までが盛り上がらないというか、安心したようなガッカリしたような複雑な気持ちになり、自分は年々席が後ろに下がっていたのだけれども…さすがに急いでチケットをお願いすることとなった。

そう。
今まで思いたかった「もっと早く動いていい席買っておけばよかった…!」という戦前の熱が燃え上がってきたのだ!


“黒天使”沼澤邪鬼との名タッグ・“045邪猿気違's”の復活。

ヌマもここのところ完全に元気がなかったので、それ相応の相手を用意し、2人の壮絶で楽しい血祭りが見たいというものだ。

そして時にマンネリ化と揶揄されるBJWに、デスマッチBJに、刺激をもたらしてもらいたい。

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2018/09/01

そう簡単に沈み切らぬ落日

丸藤正道デビュー20周年興行は、ミニマムな分裂統合をくり返してきた全日本…イヤ、NOAH系レスラーが集結する奇跡のようなリングとなった。

オープニングからロッキーのテーマが流れ、百田光雄が入ってくるんだもの!

あの時の騒動を思うと、信じられない光景だ。
おまけにそのセコンドについているのがNOAHの落第生、息子・力というのがまた…!


解説席に座るのは川田利明・小橋建太・森嶋猛。

このバラッバラの3人を並んで座らせる、丸藤のスゴさか…!


セミで実現したのは何よりも刺激的な秋山準×杉浦貴!

しかしそれに果敢に主張していったNOAHJr.の原田大輔も素晴らしかった。


そしてメインの丸藤正道×ヒデオ・イタミ。

過去に何度もベストバウトをくり広げてきた盟友でありライバルである2人。

しかしながら年齢的にコンディション的に過去と同じものを望むのはムリな話だというのもうすうすわかっていた。

だがその分、2人が交わっていなかった4年間の重みを感じるものであった。

KENTAの知らぬヒザ


本当に本当に、色んなことがあったもんなァ…。

日本でハードヒット


目の前の相手、過去の自分たち、もう1人の自分、興行というもの、客席からの期待、色んなものと闘っていたように見えた。

やっぱりこの2人


まるで東京ドームで最後の三沢×川田を見た時のような気持ちになった。

丸藤とヒデ…KENTA。
きっこの2人の歴史はまだまだ続く。
こうやってまた離れて、時にまたこうして交わって、また離れて、そしてまた…!

大団円

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2018/08/28

葛西と竹田。竹田と葛西。

×ジャック
×イサミ
×裕向

5月からのタイトルマッチで同世代とまさに現在進行形、他にマネのできないデスマッチをくり広げ・勝ち抜いてきたデスマッチ二冠王者の竹田誠志。


そんな彼をこれから待ち受けるのは…

“デスマッチのカリスマ”クレイジーモンキー・葛西純!

“大日本プロレスのエース”デスマッチドラゴン・伊東竜二!


これを乗り超えればチャンプは業界完全制圧、さらにはたった1人で世代闘争を完結させることになる。

しかしそれを許さじとする前世代の2TOPの意地…最高の局面だよ!


葛西に憧れ業界に飛び込んだ竹田。
プライベートでも付き合いがあり信頼関係のある2人。

「オレの20周年興行の相手、他にいないでしょ。彼以外。」(葛西)

もちろん葛西が先の入場

NEWオーバーマスク


そんな2人の歴史や、思いや、覚悟や、感謝や…全てが詰まったデスマッチであった。

ハサミ!

いつもキレイに割れる

逆襲のパールハーバー

まだ序盤


若き血潮を滾らせ圧倒的運動量とリズムで襲いかかってくる竹田に対し、葛西はそれを真正面から全て受け止めることで、いまだここにありを見せつけたように思う。

クリーンヒット!

むくり

耐える葛西!


試合に負けながらも終わってみれば彼の試合・彼の興行であった。


2人の重厚な歴史は、まだまだこれからも続いてゆく!

次は伊東!

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2018/08/27

サクラの木の下で

 乳がんで入退院を繰り返していた元女子プロレスラーの亜利弥’さん(本名・小山亜矢)が27日、都内の病院で死去した。45歳だった。告別式は家族葬で行われる。
 和歌山市出身で、小・中学で同窓の田中将斗(現ゼロワン)がFMW入りしたことに感化され、吉本女子Jd’に入団。96年4月、東京・六本木ヴェルファーレの旗揚げ戦でデビューした。
 その後は大日本、LLPWに所属。格闘技にも挑戦し、師匠のジャガー横田とリングドクターの木下博勝医師を結婚に導くキューピッド役にもなった。
 16年1月のデビュー20周年興行(新木場)の開催会見で乳がん(ステージ4)のため余命宣告を受けたことを告白。記念マッチでは大仁田厚、田中とトリオを結成した。17年4月の引退興行(新宿FACE)ではバトルロイヤルに出場。同大会にはジャガーらJd’出身選手をはじめ当時スターダムの紫雷イオも参加した。
 前日に病院に見舞った田中は「意識はもうろうとしていたが、こっちの言うことには反応してくれた。頑張ってほしかったが、がんを宣告されたときから覚悟をしていたようだ。気持ちの強い人だった」と、冥福を祈った。
 (18'8.27『デイリースポーツ』

去年だったか、一昨年だったか。

大岡側の満開のサクラの下、横浜プロレス酒場YAMARYUの出店で飲んでいたら、フラリと亜利弥'さんが顔を出したことがあった。


亜利弥'さんといえば一時は大日本プロレス女子部所属。
店主の山川さんの後輩だ。

ビックリした顔の後笑顔となった山川さんが、
「あいさつ来るの遅ェな!」
なんて言って、

それに亜利弥'さんが、
「ヤな先輩だからさァ!」
とか返して、

悪態をつき合っていたのだけれども、よくよく見たら2人とも涙を流しながらだったのだ。


その光景が、やけに心に残っている。

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2018/08/26

町田に2つのプロレスあり

昨年、
“まちだプロレスまつり”
が開催され、
今年も10月末に第2戦が控えている町田市に、

突如今日、
“町田プロレス”
が旗揚げされた。

はたしてこの2つには関係性があるのか、何が違うのか、旗揚げ会場である町田シバヒロに向かったのであった。

シバヒロ、気持ちよかった

スタイル美化


とにかくこの2団体に関係性は全くなし!

石川修司・竹田誠志による、団体の垣根を超え現在進行形のプロレスラーが集う大会が、
“まちだプロレスまつり”。

雷神矢口によるプロレスまちおこし「まち元気プロレス」のナンバリングで、ご当地マスクマンが大挙するのが、
“町田プロレス”。

とても紛らわしいので間違えないようにしたい。

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2018/08/19

今が奇跡のようなものなのかもしれない

年に1度の大日本プロレス名古屋ビッグマッチ。

レジェンドが参戦し、

やってやるって!

館長いつ復帰したんだ


セミの鈴木秀樹×神谷英慶が、挑戦者のがむしゃらさがチャンピオンに肉薄し熱い戦いに。

パワーなら

特に上の選手とやると間違いない

神谷はすっかり地力のついたレスラーになったと再確認した。


しかし今夜は何より、BJWデスマッチヘビー級選手権試合、竹田誠志×宮本裕向。

鉄板のふたり


今日本で、いや世界でイチバン動けるデスマッチファイター2人による試合は、ハイスパートでノンストップで、壮絶で、互いの手の内を読み合う高度な試合となった。

掟破りの逆ノコギリ!

ベルトコレクター

とにかく2人は止まらない!

リバースUクラッシュ・改、無双状態


GHCや爆破王のベルトにも挑戦し、“火祭り”優勝の刀を手にやってきた現在様々な団体に上がっている挑戦者だったが、デスマッチキングにあと一歩及ばず。
それはデスマッチへの純粋な・一本気な愛情の差が出たように思う。

そして連続防衛記録を更新したチャンプは、まんをじして伊東竜二を次期挑戦者に指名したのであった…!


それにしても竹田は5月から×ジャック、×イサミ、×裕向と同世代とデスマッチの進化系とも呼べるハイスパートデスマッチをくり広げ、いよいよそれが行き着くところまで極まった感がある。
これはなかなか普通のデスマッチファイターにはマネのできない彼らだからこそ完成させられたもので、いわば「あの時のストロングBJ」とか「あの時の新日Jr.」とか「あの時の四天王プロレス」のような選手同士の成熟の奇跡のようなタイミングの賜物なんじゃないかと思う。

だから竹田政権の今この瞬間は、新しいデスマッチがつくられ新しいデスマッチの歴史が築かれているのと同時に、いつかはこれがみられなくなるかもしれないという刹那的な儚さとか美しさみたいなのを内包している気がするのだ。

竹田誠志から目が離せない!

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2018/08/09

狛江出身の練習生がいまして…

最近すっかり団体経営者としての活躍著しい“殿”、ことプロレスリングFREEDOMS・佐々木貴が今度はラジオのレギュラー番組を持った、しかも今夜は渋谷で公開収録、しかもしかもゲストはデスマッチのカリスマ葛西純と引退興行を控える希月あおいだ!

と、いうわけで、渋谷のはずれのスタジオに行ってきた。

収録後のフリータイムもあり


Twitterを中心に今にわかに話題になっているプロレスファンのマナー問題。
新日本プロレスの隆盛は他団体にも波及し、プロレス界全体の裾野が広がった分だけファンの質も問われる状況となっている。

今日詳細を本人から聞いたのだが、地方大会で血まみれで退場する葛西氏の背中をバチコーン!と叩いて「お客様に手は出せないだろ?」と挑発的にニヤつくオッサン…!
自分の持論で言えば、プロレスファンなんて昔っから変な奴(もちろん自分も含め)ばかりなんだから、そんな中でも特にレスラーに突っかかるような輩は昔同様若手が押さえ込んでつまみ出すとかガイジンレスラーにぶっとばされるとか、それ相応の報いをうけるべきだ。
自分としてショックだったのはあの葛西純ともあろうレスラーがこの程度のファン対応に関してツイートをしなくてはいけない状況であった。
とにかくレスラーにはどっしり構えていてもらいたいし、そのために団体側には毅然とした態度をとってもらいたいということだ。


初めて彼女を見た時、その今まで女子プロレスにはなかった底抜けに明るい姿に衝撃を受けたあおいちゃん。

しかしあれから彼女もずいぶんとキャリアを積んで、ケガもして、真剣に悩み、プロレスを離れる決断をしたそうだ。
今夜はそこに至る重い言葉を聞けた。


他にも葛西純20周年興行のカードフライング発表に練習生逃亡を憂う佐々木貴など、普段目の当たりにはできないプロレスラーの生の声を聞けるいいイベントだった。
渋谷の地で恒例化するようなので楽しみだ。

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