カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

2020/02/01

新たな脅威

 中国・武漢市から1月30日にチャーター機第2便で帰国した日本人2人が「新型コロナウイルス」への感染が確認された。また、千葉県のバスガイドの女性も感染が確認され、国内で感染が確認されたのは17人になった。
 厚生労働省によると「新型コロナウイルス」への感染が確認されたのは、1月30日に武漢市からチャーター機第2便で帰国した30代と50代の男性。2人は、症状はなかったが、国立国際医療研究センターで念のため検査を行ったところ、感染が確認されたという。2人は、宿泊施設に滞在していたが入院したという。
 また、第2便で帰国したほかの208人については、症状を訴え病院に搬送された人も含め、「新型コロナウイルス」への感染は確認されなかった。
 症状がなく感染が確認された人は、第1便もあわせると約400人のうち4人だった。
 国立感染症研究所の長谷川秀樹氏は、症状がなく感染している人の割合は多いと分析し、「肺炎になる人は少ない」と述べた。
 一方、1月31日に第3便で帰国した150人のうち、症状があったため入院したのは25人で、2月1日にも全員の検査結果が判明する見通し。
 また、厚生労働省は、千葉県に住む外国籍でバスガイドの20代女性が感染したと発表した。女性は、武漢市からの人と接触はなかったということだが、先月28日に感染が確認された奈良県のバスドライバーと一緒に仕事をしていた。
 日本国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、あわせて17人となる。
 (20.2.1『日本テレビ系』

完全なる又聞きだが中国の人曰く、

「武漢の市場はグルメをこじらせた金持ちが最後に行き着くところ。そこで誰も食べたことのない食材…コウモリとかヘビとか…そういうもの。それに手を出して、『誰も手の出したことのない最高のグルメだ!』と悦に浸るの。だからニュースであそこが発生源だってきいても、『あっそう。だろうな。』くらいにしか思わないよ。」

だそうだ…。


日に日に増える国内外の患者数、死者数。

何より怖いのは、これがまだ未知のものだからだ。

感染力は?
致死率は?

子どもやお年寄りがかかるとどうなるの?
妊婦が感染するとお腹の子に影響あるの?


各国、そしてWHOの初動が問題視されているのも仕方ない。

最悪のタイミングで中華民族大移動の春節を迎え、
「中国人アッチいけ!」
「春節中止せよ!」
なんて差別的なことは言いたくない。

そして、個人レベルでの、
「自分だけは大丈夫だろう」
「今さら旅行の予定は変えられない」
みたいな意識の発生も理解できてしまう。

だからこそ、上記のような規模で対応するしかなかったのだ。


それにしても今回の件しかり原発事故しかり、何か未曾有の大事件が起こった時、国レベルの大きな組織というのはなぜ最初に、
「大したことない。大丈夫だ。」
と言ってしまうのだろう。

あまりのショックにそうでありたいという願望が口から出てしまうのだろうか。

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2019/04/22

組織を超えろ

 2017年の東京都議会議員選挙を含め、国政選挙などに13回、立候補したマック赤坂氏(70)が、21日投開票の東京都港区議会選挙で、当選が確実になった。

 赤坂氏は「私は残りの人生のすべてをかけて今般の統一地方選、港区議会選挙に最後の挑戦をする決意をいたしましたことをここに表明します」と最後の選挙と覚悟を決めて立候補していた。深夜0時40分の段階で1144票を獲得し、34議席中30位で当選確実の一報が入った。赤坂氏は「まだ、ちょっと信じられない。最終確定までは本当かな? という感じですけど当確…平成の最後にビッグニュースがきたね」と、14回目の挑戦で、初の当選確実に驚いていた。
 (19'4.22『日刊スポーツ』


少なからず無所属や諸派とカテゴライズされる組織の候補者にも脚光が当たった今回の統一地方選の結果は、

「現在の政治に不満がある」
「しかしながら現状で野党は論外である」

という国民の意識のあらわれのように思う。


その恩恵を受けた端的な例が、日本維新の会とマック赤坂氏だったのかもしれない。


政治理念などを誰しもがネットで表明・拡散のできる時代。

所属する組織の力にかかわらず、その人個人の資質や政治に対する真摯さが評価される時代になってもらいたい。

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2019/04/19

拭い切れぬ不公平感

 堺市の竹山修身(おさみ)市長(68)が再修正した関連政治団体の政治資金収支報告書に支出の二重計上があった問題で、竹山氏は18日、二重計上は4件計約177万円分あったとして、報告書を修正すると明らかにした。二重計上の約177万円はレンタカー代などに使ったとしていたが、実際はどうなっているのか竹山氏は明確に説明できなかった。度重なる修正で説明への信頼性が揺らぐ事態になっている。
 相次ぐ修正やあいまいな説明に、堺市議会では、竹山市政に理解を示してきた会派などからも厳しい声が相次いだ。(後略)
 (19'4.19『読売新聞オンライン』


故意の横領や脱税が後を絶たないのはなぜだろう。

処罰が甘いからではないのか。
大金に縁遠い自分なんかから見たら極刑に処されてもおかしくないんじゃないかと思っている。


特に政治家のコレはどうにも納得がいかない。

増税などで、
「痛みを伴う改革をします。国民のみなさん、ガマンしてください。」

なんて言われても、
「まずこういう不正なお金やムダなお金がたくさんあるんじゃないの?これを回しなさいよ。」
「自分たちから襟を正して物言えよ!」

となるというものだ。


今回の堺市市長にも、辞職や返金程度の対応に止まることなく、思い処罰を望む。

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2019/04/14

選挙前だけ候補

統一地方選後半戦がスタート。

すぐに市内1周ができてしまう小さな小さな狛江市での市議会議員選挙は、いたるところで候補者が渋滞。

交差点に立っていると前後左右4本の道全てで選挙カーが叫んでいてハウリングを起こしていたり、駅の改札を出たら前に左右にと全ての出口に候補者が立っていて通せんぼかと思ったり…。


再選を目指す候補者の中には前任期中普段から定期的に活動報告のチラシを作り通勤時帰宅時に配っている人やSNSなどで積極的に活動を発信していた人もいる。

しかしそれ以外の多くは今まで何をしていたのかよくわからない初顔のような人で…
そんな人がとってつけたように夜駅に立って疲れた顔で出てくる我々労働者に「お疲れ様でございます」なんて言ったところで、

「市議のセンセイさまが我々労働者ふぜいに『お疲れ様でございます』なんて声かけるのは選挙前くらいのものですよねぇ」
と、その二枚舌感に逆効果の思いを抱いてしまうというものだ。


ちょうど我が家に乳児がいるからというわけでなく、単純に大人が出会っても、選挙活動は「うるさい」と思ってしまう。

これからの新しい時代にこのシステム、何とかならないものか。

Kannge_1904_senkyo

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2019/04/08

駅売店総セブンイレブン化

地元の駅も、隣の駅も、またその隣の駅も、最近小田急電鉄の運営する駅売店“Odakyu SHOP”が、軒並みセブンイレブンに変わっている。

Kannge_1904_seven
 
そんな会話をしていたら、四国に住む友人・テ兄ちゃんからも、
「我が地域のキオスクも最近軒並みセブンイレブン化してる」との知らせが…。


きっとセブンイレブン社の戦略なのだろう。

しかしそれは駅や町の没個性に繋がるわけで…とにかくガッカリしている。

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2019/03/18

冷静な判断

 職員への暴言で市長が辞職したことに伴う兵庫県明石市の出直し市長選が17日に投開票された。前市長で無所属の泉房穂(ふさほ)氏(55)が、元市長で無所属の北口寛人(ひろと)氏(53)、元県議で共産新顔の新町美千代氏(71)を破り、3選を果たした。投票率は46・84%(前回45・50%)で、泉氏は前回選挙での得票(5万1千票)を大きく上回る8万票余りを獲得した。泉氏は2期目満了(4月30日)を待たず辞職したため公職選挙法の規定で辞職前の任期となり、4月の統一地方選で市長選がある。日程は14日告示、21日投開票で、市議選とのダブル選になる。
 泉氏は当選が確実になると、事務所で支援者に拍手で迎えられ、深々と頭を下げた。「改めて責任を痛感している。自分自身のしてしまったことの責任と、これからの明石への責任だ」と話した。取材に「職員としっかり信頼関係を築き、協力して街づくりを進めたい」と述べ、4月の選挙に立候補する考えを示した。
 暴言問題は今年1月に録音データで発覚。泉氏は2017年6月、国道用地の買収の遅れに激高し、「(建物に)火つけてこい」「燃やしてしまえ」と職員に怒声を浴びせた。発言を全面的に認め「パワハラよりひどいこと」と謝罪。先月2日に辞職した。
 (19'3.18『朝日新聞デジタル』

「暴言!」
「パワハラ市長!」

など、マスコミの報道では強い言葉ばかりが見出しで先行していた。
記事も暴言当該部分の一部を切り取ったものが多かった。


しかし今回の選挙の結果はそれに左右されなかった。

後に神戸新聞が掲載したこの市長と職員のやり取り全文を見れば、この一連の状況がただの「暴言」「パワハラ」だけで済むものではないことは明白であった。


マスコミの派手な煽りに踊らされず、明石市民はずっと冷静だったということだ。


こういう結果も珍しいというか、イヤ逆にこれからは何かに扇動され多くが一斉に動くのではなく、各々が調べ考えて行動する時代に突入したということなのかもしれない。

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2018/11/22

ただの思慮の浅い人たちだった

 最近、韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」が話題だ。
 K-POPが誇る男性7人組のグループで、アルバムなどのセールスも好評で世界的に人気が高い。日本にも進出してオリコンのチャートで1位を獲得している。日本にもファンは多い。
 そんなノリに乗っているグループが今、騒動を巻き起こしている。メンバーが過去に、キノコ雲と「愛国心」という単語がプリントされた「原爆Tシャツ」を着ていたことが判明。結局、予定していた日本の音楽番組の出演を中止する事態になり、海外でも大きく報じられた。
 すると今度は、ナチス親衛隊の記章がついた帽子をかぶって写真に収まったり、ナチスを想起させる旗をコンサートで振ったりしたことが明らかになり、米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が抗議。BTSが国連でスピーチをしたこともあるグループということで、こちらも海外で大々的に報じられている。
 BTSにしてみればもはや言い訳もできない状態で、この状況がしばらく沈静化することはないだろう。(後略)
 (18'11.15『ITmedia ビジネスオンライン』

結局全ての韓国の歌手やアイドルはその根底に“反日”というものを抱えていて、表層やコッチでいい顔しながらも心の中やアッチじゃ我々に中指立てながら活動しているのだなと思っていたら、それも違うよう。


ナチスの問題も持ち上がり、どうやら事務所を含む彼らには思想的なものは無く、ただ単純に、

「タブーに触れてるオレたちカッコイイ!尖ってる!」

のような中二病的な考えに支配されてしまっているようで、逆にさらなる浅はかさを露呈してしまったようだ。

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2018/08/30

優しい世界

狛江駅前の注意書き。(↓)

優しみ


「ここでタバコを吸っちゃダメ!」

と言っているすぐその横で、

「でもここでなら吸っていいよ」

とフォローしていることに、ここはなんと優しい世界なのだろうと思ったのだ。

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2018/01/19

政治利用そのもの

 韓国と北朝鮮は17日、板門店で開いた次官級実務協議で、2月9日の平昌冬季五輪開幕式に朝鮮半島を描いた統一旗を掲げて合同入場することなどで合意した。一方で、日米外相らが南北対話は北朝鮮の「時間稼ぎ」だと警告していることについて、韓国の康京和(カンギョンファ)外相はBBCに対して、高官級の南北対話は「曇りのない目で」冷静に続けると述べた。
 康外相はBBCに対して、「我々は北朝鮮と数十年やりとりをして、対話を散発的に繰り返してきたので、北朝鮮を一番良く理解していると思う」と述べた。
 「近年は有意義なかかわりがなかったが、今回のこれはチャンスだ」、「どうして(対話が)行われているのか、理由について色々な解釈が可能だ。北朝鮮の政策決定者たちは当然ながら、計算しているだろう。しかし結局のところ、この機会を最大限に活用するしかない」と外相は対話の意義を強調した。
 康外相はさらに、朝鮮半島の非核化という長期目標について、韓国は同盟国と「完全に同じ立場だ」と話した。
 外相はさらに、北朝鮮に対する制裁の影響が出始めているなかで、韓国としては北朝鮮への人道援助を拡大したいと述べた。(後略)
 (18'1.18『BBC NEWS JAPAN』

この国際的な話題でにわかに活気づいた平昌五輪だが、完全にオリンピックの政治利用、それだと思う。

IOC、そして特に韓国は北朝鮮・金総書記の掌で転がされたカタチとなり、情けないというか悔しいというか恥ずかしいというか案の定というか…残念だ。

政府による、人気取り?平和主義?民族のしがらみ?国際社会への裏切り?

これに巻き込まれる現場の選手たちはどう思っているのだろうか。
とにかくそれが気になる。

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2017/10/22

野党をリセットするチャンス

 民進党の前原誠司代表は2017年10月22日、NHKの開票特番の中で、衆院以外の民進党の希望の党への合流について、「いったん立ち止まって」「皆さん方のお話も伺いながら」決めていきたいなどと述べた。
 前原氏は9月28日の解散時点では、19年夏の参院選までには衆院以外も希望に合流させたい考えを示していたが、希望の失速を受けて方針転換した。 (後略)
 (17'10.22『J-CASTニュース』

明確な政策提示よりも先に「アベ政治を許さない!」と叫ぶばかり挙げ足をとるばかりで元々とるに足らない存在にまで落ちぶれていた野党であったが、さらに解散後のゴタゴタで自滅した。

小池百合子氏に見捨てられた集まりの立憲民主党
「躍進」なんて言われてるけれども民進党が割れ行き場のなくなった日本的リベラル風の人々の票が入っただけだ。

信念もなく小池百合子氏の人気だけに乗っかった希望の党
ここはさらに一部マスコミにハシゴを外され(立民に鞍替え)劇場は崩壊、唯一頼みの綱であった好イメージもなくなってしまった。


そりゃあ自民党が勝つよ!

こんなんで他にいないんだから!


選挙後の「安倍内閣が信任されたわけじゃない」

確かにそうだ。
だけれども、それは国民が言うことで惨敗した候補者たちが自分で言うセリフでは絶対にない。


もうこれでわかったでしょう。

選挙では、結局できる人が勝つ、
結局真摯に実績や政策で戦う人が勝つ、ということ。

イメージや、声が大きいだけじゃ勝てないのだ。


何度もここで書いてしまうが、敗将敗兵は一刻も早く襟を正し、安倍内閣のライバルたる存在を出現させてもらいたい。

このままじゃパワーバランスがおかし過ぎる。
与野党が切磋琢磨することが国の発展につながるのだから。

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