カテゴリー「ペット」の記事

2016/12/19

ある寒い朝に

朝、実家の白ネコが死んだと連絡がきた。

12月に入ってからほとんど何も口にせず、今朝、いつも丸まっているカゴの中でいつもと同じようにそこにいて、冷たくなっていたそうだ。


いつ祖母が拾ってきてウチに住み着いたのかなんてみんな忘れてしまったが、とにかく人が近くに来るとナゴナゴ、ゴロゴロと鳴きながらなでてなでてとすり寄ってくるカワイイやつだった。

ゴロゴロ…


しかし私も実家を出て、数年前には何よりもかわいがっていたおばあさんも施設に入り、相手をしてあげる人が急にいなくなり寂しさを持て余していたことだろう。

たまに実家に帰ると家の端から飛んで来ることばかりだった。


先月実家に寄った時、夜だったからいいやと顔をあわせなかったことを後悔している。

もっとワシャワシャと、彼が飽きるほどになでてあげられたかもしれない。

そしてもう少しだけ生きて、家族の先輩として生後半月を迎えるわがこと遊んでもらいたかった。


ペットが亡くなる時に生じるこの一抹の後悔というか自責の念というか…そういうわだかまりは何なのだろう。

マンガ『星守る犬』作中ですごくよく表現してくれているのだけれども。


今頃彼は、フワフワと実家の周りを飛び回りながら、

「ノラネコのままよりかはマシだったかな〜。」

なんて思ってくれていたら嬉しいのだが。

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2016/03/10

精神依存

 名古屋市南区に住む男性が自宅アパート前などで連日、ハトに餌をやり、近隣住民が糞害ふんがいなどを訴える問題が生じている。
 この問題で、市南土木事務所は4日、男性に対し、餌やりをやめるよう指導したが、男性は職員に水をかけるなどして、応じる気配を見せなかった。このため、市は警察に協力を求めることも検討する方針。
 同事務所は5年ほど前、「公園でハトに餌をやっている人がいて、子どもが遊べない」との住民からの苦情で男性の存在を知った。同事務所は餌やりを中止するよう求める看板を公園内に立てたが、男性は餌やりを続けた。その後も餌やりをやめるよう説得したが、現在も続けているという。
 近所の住民らによると、男性は50歳代の独り暮らしで、毎日朝と夕、自宅前と近くの複数の公園で食パンなどをまいており、100羽ほどのハトが一斉に飛んで来て、餌に群がっている。住民らは「ハトの糞が落ちてきて、洗濯物や布団が外に干せない」などとして、男性に度々注意しているが、応じる気配はないという。
 (16.3.6『YOMIURI ONLINE』

世間や周囲とかい離し、誰からも相手にされなくなった孤独を、自分よりも弱者にムリヤリ干渉しコントロールすることで埋め合わせようとする人間がいる。
 
「自分がいないとダメなんだ」
とか、
「自分はコイツに影響を与え、動かしている」
とか、
「この子の運命は自分が握っている」
とか、思うために。


それが若い人間だと、女性や子供に手をあげ、
それが老人だと、野生動物・野良動物にエサをやる。

全然違うことのようだが、その精神のメカニズムは同じだと思うのだ。


どちらにしても、他者に依存することで自らの存在理由をでっち上げ、自己満足に浸る、卑怯な行為だ。


以前も書いたが、上記のような「エサやり問題」は、その動物の“いいとこどり”をし面倒ごとは他人に押し付け、動物とつき合ってゆくという覚悟がないのに首を突っ込んでいるので、全てにおいて迷惑だ。


【カコキジ】○「家族への覚悟」(08.10.21)

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2013/03/22

祖母と、祖母のネコ。

コチラ、祖母の飼っているネコ(↓)。

白いの


お腹が空いたらセミを捕って食べたり、かまってもらえないと意図的にトイレのそそうをしたりする、ワガママネコ。

リードでつながれているのは、飼い主が老衰とそれによる骨盤骨折でペットの8000万分の1の機動力しか持ち合わせていないため、イヌのように繋いでコントロールしているからだ。


そんなおばあさん・御年88歳、昨日入院、そして本日手術。


老人業界のセオリーだと、

手術は成功するがリハビリに挫折して寝たきり
   ↓
認知症発症
   ↓
そのまま病院を転々としながら最期の時を待つ

が極めてありがち。


そのため先の祝日、家族で外食に出かけ、“暫定的最後の晩餐”がしめやかに執り行われたそうだ。


しかしぬぐえぬこのわだかまり…

「こんなワガママな奴残したら、誰が面倒見るんだ!」
と、ネコの首を絞めてる画像でも病室に送って、ハッパをかけてやろうと思う。

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2012/07/19

我が家のネコは、庭に迷い込んできたのにエサをやってしまいしょうがなく飼い出したのとか、裏山でカラスに襲われていたのを助けてきたのだったりする、みんなそこら辺にいた元・ノラネコだ。

なので、家の周りには、我が家の飼いネコによく似た、おそらく彼らと血の繋がったのが、結構ウロチョロしているのだ。


「アレ!?ウチのネコ!?」

と思って近づいていくと、目もくれずにピューン!と逃げられたりしてようやく気付くくらい、意外と見分けもつかなかったりする。


先日も、気付けば庭の端でよく似た2匹がにらめっこをしていたなんてことがあったが…本人(ネコ)たちは、わかっているのかなぁ。


〈コッチウチのネコ〉誰だ!


〈コッチそとのネコ〉お前こそ誰だ!

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2010/08/09

ニャンコボチ

横浜山手の外人墓地は、基本的には関係者以外立入禁止なのだが、晴れた土日祭日に限って寄付金と共に一部敷地内を見学できるようになっている。

酷暑の墓地


200円の募金を払って、足を踏み入れると…ニャーだ!

あっちにも!
こっちにも!

灼熱の天気の中、たくさんのネコがお墓の上に寝そべっていた。
どうやら墓石が冷たくて気持ちがいいらしい。


ここがこんなにネコパラダイスになっているとは、地元ながら知らなかったなぁ…。

臭かったりフンがあったりしなかったのは、しっかり管理されているからなのだろう。

しかし子ネコもたくさんいたのは、何か宗教上の理由でノラネコに避妊手術ができなかったりするのかと勘ぐっていた。

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2010/05/29

「おとうさんっ!」

今さらながら、村上たかしの『星守る犬』を読んだ。

村上たかし『星守る犬』


おとうさんを慕い続けるハッピーのまっすぐな愛と切なさ。

誰も恨むことをしなかった、おとうさんの優しさ。

そして2人の信頼。


ページをめくる度に色々なことが心にチクチク刺さって、それが最後に大きな波となって響いて…喫茶店で1人で読んでいたので、感情を押さえるのに必死だった。


あとがきにある言葉、

「ちやほやしろとは言いませんが、普通に真面目に生きている人が、理不尽に苦しい立場に追いやられていくような、そんな世の中だけは、勘弁してほしい。と、やるべきことすらちゃんと出来ていないダメな僕は、切に思うのです。」

まさしくそう思う。


でもきっと作品中、心の狭い私にはたくさん理不尽に見え怒りを覚えたことも、旅した1人と1匹にとってはもう、どうでもいいことだったのだろう。
最後に奥津が語っていたように…。
そう思いたい。


村上たかしといえば、小学生の頃には『ナマケモノが見てた』の“おじいちゃんのモゴモゴを牛の反すうと間違える”というネタで大爆笑し、思春期の目覚めの頃には『天国でポン』の下ネタで性のお勉強して…
私を育ててくれたギャグマンガ一筋の作家さんというイメージだったのだが、それを思いきり覆された。

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2008/10/21

家族への覚悟

 東京都荒川区は19日、野良猫やカラス、ハトなど飼い主のいない動物に餌を与えたり、自宅にごみをため込むことを罰金付きで禁止する条例を制定すると発表した。区によると、動物への餌やりを罰則付きで禁じる条例は全国初という。可決されれば、来年4月1日から施行する。
 条例の適用は、生活環境を脅かす被害が住民の共通認識となることが前提。区は住民らが世話をしている“地域猫”には去勢手術の費用を助成し、対象外とする。
 区内の男性が約5年前からほぼ連日、未明に自宅周辺で生肉をまいてハトや野良猫に与えていたが、今年夏ごろにはカラスが集まり始め、ふんで道路が汚れたり、鳴き声で眠れないといった苦情が寄せられていた。
 区は地元町会から要望を受けたが適用できる法律が見つからず、警察庁との協議の上、今回の条例案をまとめたという。(後略)
 (08・9・19『スポニチアネックス』

「ペットは家族の一員。」
という言葉には、なるほどなと納得させられる。

誰が初めに言い出したんだろう。


家族とは…死ぬまで連れ添う、切っても切れない間柄。
そこには、お互いの生涯において、いいことも悪いことも共有するという意がある。

だからかわいい一方で、しつけはしなきゃいけないし、毎日面倒を見なきゃいけないし、そして最後には悲しい別れがある…
動物と過ごすことってのも、これと同様だ。


私の職場の周りには、ぷっくぷくに太ったノラネコがたくさんいる。

近くの飲み屋の脇の草むらをのぞくと、そこにはご丁寧にお皿に盛られたキャットフードが置いてあって、誰かが定期的にこれを与えていることがすぐにわかる。


エサをあげるほどかわいいのなら、なぜ自分の家に連れて行かないのだろうか。

その人は「かわいい。」だけでいいかもしれないけれど、そこに住む人達は、ふん尿・鳴き声・増え続ける固体…悩まされていることだろう。
全部できないのなら手ェ出すな!


このような、かわいいところだけを見て、他の面倒なことは誰かに丸投げする人達は、最も卑怯な人間だと思うのだ。

責任感ゼロ・動物を愛する資格ゼロでありながら、当の本人は、
「自分は動物の世話をしている。」とか、
「このネコ達は自分がいないと生きていけないのだ。」
とか思って悦にひたっているかと思うと、とても腹立たしく思う。


動物にかかわるということは、ペット…新しい家族を迎えるということに繋がる、まさに“覚悟”の問題。

それが欠如している人が多過ぎる。

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2008/07/15

ウチのネコが死にそうです(でもしぶとい)。

この(↓)、ダスキンの人が交換し忘れたモップのような物体は…ウチのネコ(名前は特に無い)。

しかばねのようだ


私が小学生の真ん中くらいの頃に家に来たから、かれこれ20年近く生きている。


我が実家は私が生まれるずっと前からとっかえひっかえイヌを飼っていて、中にはなんたらコンテストで優勝した子もいたりするほどだった。

なぜそんなところに突然ネコが来たのかというと…
ただ弱って迷い込んで来たノラネコに祖母がエサをやってしまったから、しぶしぶ飼い出しただけなのであった。


しかしその頃ちょうど少年時代だった私は、目新しいこともあってよくこのネコと遊んだものだ。

「ネコ爆弾!」と言って友人に投げ付けたり、
お気に入りのシャツをボロボロにされてぶっ叩いてみたり…しつけもした。
家にいる時はいつも一緒だったように思う。

そのせいか家族の誰よりも私になつき、私の顔を見つければ遠くからでもとんで来て、ゴロゴロ言っていたものだ。


ただ最近では老化が進み目が見えないのか、人が近づいても全く気付かなくなり…ワシャワシャと汚れた頭を撫でるとようやく、
「ウゲ…ウゲェェェ!」
と、とてもネコとは思えない、悪魔のような鳴き声を発しながらすり寄ってくるのであった。

鼻は固まって詰まって、その呼吸音は「ズピー。ズピー。」とまるで人間のおじさんのよう。

起きて→食べて→寝るを繰り返し、ふん尿おう吐物を垂れ流し、夜中になると決まってあの悪魔の声でうなっている。


こんな姿を見ていると、さすがにもう長くはないな、寒い冬暑い夏は乗り切れないなと思い、不謹慎にも、

「追悼文、ブログに何て書こうかな…。」

などと考えて準備していたのだけれども…気付けばそこから数年経っていた。

しぶとい!


今ではいっそのこと、このまま“化け猫”にでもならないかと思っている。
よく見ると、シッポが…二股に…!とか。

今じゃこんなにして遊べない

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2008/04/09

ウサギのおなか

小学生の頃、学校から増え過ぎたウサギを2匹、もらったことがあった。
白くてでっかいのと、パンダ色で小さいの。

庭のすみに、屋根付きの木の囲いと、コンクリートうちっ放しの床(土だと穴掘って逃げてしまうので)の、ほったて小屋を建てた。
そこで特に名前もつけずに、5,6年は飼っていたように思う。


ある日、小屋の掃除をしに行くと、白ウサギが自分のお腹の毛をギュンギュンむしっていた。
けっこう大量に。

その時はおかしなことをするなくらいにしか思っていなかったのだけれども…次の日も、またその次の日もウサギは毛をむしっていて、さすがにストレスか何かだろうかと心配し、庭に放して遊ばせたりいつもよりも上等なニンジンを与えてみたりとおもてなしをしながら、毎日床一面に広がるそれを片付けていたのであった。


それから数日後。
いつものようにウサギ小屋の扉を開けると、その白ウサギの足元に、ポツリポツリと手羽先が4つ5つ…えっ手羽先?

それは手羽先ではなく、ウサギの赤ちゃんだった。
しかし生まれたばかりのはずの赤ちゃんはみんな、冷たいコンクリートの上ですでに固くなってしまっていた。


「ウサギは妊娠すると、出産に備えて自分のお腹の毛をむしり取って、赤ちゃんのベッドにする。」

自分の無知で小さな命を犠牲にしてしまった時の哀しさというか情けなさは、今でもよく覚えている。

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2006/08/13

よく晴れた日にはネコを干そう

久々にずっと家でゆったりまったりした日曜日。
天気もよかったので、ネコを洗濯した。

ネコに限らず、陸上動物は水をかけられるのが苦手なようで、やはりどんな奴でもそれをイヤがるようだ。
私になついている(はずの)次男シロネコでもニュアーニュアーと悲鳴を上げ続け、私になついていない三男クロネコなどは「シャーッ!」と威嚇をし人の腿に爪をグサグサ刺す始末であった。流血…。


共に濡れようじゃないか!にゃー。そこで私がなんとなくつかんだテクニックは…ネコを後ろから抱きかかえ、自分の顔をネコの顔の横にもって行き、奴が人のこめかみを夢中で「ゾリゾ〜リ。」と舐めている間に手際よく済ませるのだ!

「ゾリゾ〜リ。」
「わしゃわしゃ。」

「ゾリゾ〜リ。」
「わしゃわしゃ。」

ピカピカ。
にゃー。

ネコってホントはガリガリやんなぁ。にゃー。

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