変わってなかった横浜マラソン
いよいよ横浜マラソン当日。
ランナーが会場に着いて何より気にすることは何か。
それはトイレだ。
だというのに会場にもパンフレットにもトイレの案内は無く、着替えと荷物受け付けのパシフィコ横浜の小さなトイレは大行列。
結局1時間以上並び、号砲30分前の整列時間には間に合わず、最後尾からのスタートとなってしまった。
「あななたちは時間切れです!」
などとそこにいた大勢の人が係員から冷たく言われていたけれど、その前に、
「スタート地点に〇〇台仮設トイレが置いてあります」
と一言教えてくれればこんなことにはならなかった。
他にも会場の動線がおかしく、いたるところにランナーと応援の人たちが混ざった人だまりができてしまったり、ゴールしたランナーの混雑ができて動けなかったりと、ハーフマラソン時代晩期にあった運営のダメさは相変わらずで閉口させられることが多々あった。
誰かがマラソンサイトのレビューに書いていたが、
「最高のボランティアと最低の運営」
まさしくそう思う。
沿道給水所の人たちやパフォーマンスは素晴らしかった。
この大会唯一のウリでありこればっかり言っている「景色」は、確かに横浜ならでは。
結局表面上の目立つものばかり取り繕うのが上手な横浜らしいマラソン大会であった。
お金のことを言うのは恥ずかしいが、これで1万5千円の参加費では高額過ぎる。
人気に甘んじることなく、東京マラソン(参加費1万円)など他の素晴らしいシティマラソンを見習ってもらいたい。
しかし純粋に、久々に行ったマラソンは、とてもとても楽しかった。
7年前、身心共に充実していた頃、大して練習もせずに東京マラソンに参加したのだがその時は気付いたらあっという間に35km〜40kmまで走れた記憶があったのだが…
今回は加齢と練習不足と、そして上記のスタートラインもあり(走って抜かしたり止まったりをくり返したため)25km過ぎで早くも肉体が悲鳴を上げるハメになった。
体が弱っている時というのは不思議なもので気持ちも弱くなり、
「なんで自分こんなことしてるんだろう…」
なんて涙が出そうになったりする。
しかしだからこそ同時に、沿道からの声援ひとつが乾き切ったスポンジのような心に響いてくる。
まるでその声援が自分のためのように、まるで自分が主役のように錯覚し、力をもらえたりする。
根岸の沿道でクッキーをくれたおじょうちゃんと、磯子の向こうの人気のない工業地帯で大事MANブラザーズバンドを流していたお兄さん、あなたたちのおかげでおじさん完走できたよ!
【ネットタイム】
4:33:23
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 若きチャンプ(2020.02.10)
- ナスリンの変化(プロレスリングランズエンド)(2019.11.23)
- お子さまのプロレス観戦デビューならココ!(2019.11.10)
- 日菜太選手は伊東軍団員(2019.11.15)
- 5回目の両極譚(2019.11.04)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 新年会というよりひな祭り前夜祭(2020.02.15)
- 父不要論(2020.02.11)
- 若きチャンプ(2020.02.10)
- お世話になってます(2020.02.09)
- 決断(2020.02.08)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 新年会というよりひな祭り前夜祭(2020.02.15)
- 再会(2019.12.05)
- ぬりかべにのぼりたい(2020.02.04)
- ゲゲゲ(2019.11.30)
- \おかえりなさい!/(2019.11.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント