思いやり、これだけ
東京メトロ・千代田線の国会議事堂前駅で2月16日午前8時38分ごろ、停車中の女性専用車両に男性数人が乗車してトラブルとなり、電車が12分遅延した。東京メトロ広報は「それ以上の詳細は、現在調査中」としている。(渡辺一樹・ハフポスト日本版)
今回の一件との関連は不明だが、「女性専用車両」に反対する男性が、あえて女性専用車両に乗り込んでトラブルになるケースは以前から一部で起きている。ネット上には、2月16日に男性が女性専用車両に乗れるか確認すると宣言しているグループもあった。
公式サイトによると、東京メトロは、「痴漢をはじめとする迷惑行為の抑止」などの理由で女性専用車両を導入。駅では「女性専用車は、女性のお客様のほか、小学生以下のお客様、おからだの不自由なお客様とその介護者の方も乗車できます」と掲示している。
東京メトロ広報によると、「女性専用車両のルールには法的強制力はなく、このルールでお願いしますとご理解を求めているもの」だという。千代田線では、朝7時10分に代々木上原/綾瀬を出発する列車から、午前9時30分まで実施している。
(18'2.26『HUFFPOST』)
電車の女性専用車両というものは、法整備や車内カメラ設置などの今後期待される性犯罪対策の着手・実現の前に、何より目の前で困っている女性に一刻も早く安心してもらおうという鉄道各社のとっさの対応なのだと思う。
「あっ女の子困ってる…何とかしてあげたい。」
これで済むことなのだ。
なのでそれにわざわざ文句をつけている男性がいるとするならば、それはもし眼前で女の人が泣いていたら、わざわざツバを吐きつけるような輩なのだろう。
そもそも(自分を含めた)世のオッサンたちは、自分が世の中において気持ち悪い存在・忌み嫌われる存在であることをもっと自覚すべきだ。
自分が満員電車でこんな必死に石ころのようになろうとしているのに、上記のような自分より醜い性格のオッサンども(実年齢はわからないけれども)が堂々とふるまっているのは、身をわきまえよと切に思うと同時にどうにも不公平さを感じるのだ。
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