ほどほどにほどほどにと思いながらもその数61だった、2015年の私のプロレス観戦。

今年も様々なことが起こった業界をふり返り、『ネットプロレス大賞』に投票した。
毎年書いているが、週プロ・東スポの賞レースとファンとのかい離が進む中で、この賞の重要性は増すばかりだ。
いつか前者を超す日も来るんじゃあないかと思っている。
関係のみなさまには本当にがんばって毎年続けて、権威ある賞に成長させていただきたい。
と、いうわけで、以下は私の投票。(各賞内、上掲載が上位)
〈MVP〉------------------------------
○関本大介(大日本プロレス)
相変わらずどこの団体からも引っ張りだこの人気と実力。
大日本では上半期チャンピオンになりストロングBJをけん引。
7月のビッグマッチで岡林に敗れ世代交代を印象づけつつも、下半期にはタッグや他団体のシングルベルトを獲り自身の価値を落とさず、結果的に大日本全体の底上げを成し遂げた、素晴らしい活躍だった。
○岡林裕二(大日本プロレス)
その強さで誰もが認めるチャンピオンに成長。
“ポセイドン”や年越しプロレスなど、楽しいプロレスも大マジメでやり切る、その振り幅の広さも素晴らしい。
○オカダ・カズチカ(新日本プロレス)
2015年はじめ(1.4)の挫折からのIWGP戴冠、そして何といっても天龍源一郎の介錯人としての実績。
やはりプロレスはこの男に託されたのではないかと思った。
〈ベストバウト〉------------------------------
○石川修司×関本大介(3月31日大日本後楽園大会)
〈カコキジ〉「これぞストロングBJ、これぞ大日本プロレス」(15.3.31)
2月のタイトルマッチ(修司×岡林)でストロングBJが極まった・天井を見たという思いをあっさりと裏切り、ものすごい試合をみせてくれた。
○関本大介×岡林裕二(7月20日大日本両国大会)
〈カコキジ〉「両国譚」(15.7.20)
大舞台でぶつかり合う2人の姿はまぶしかった。
弘明寺“プロレス道場”のマスターのセリフ、「久しぶりにロックアップで感動した。」。
○石川修司×岡林裕二(2月2日大日本後楽園大会)
〈カコキジ〉「怪獣大戦争」(15.2.2)
こちらも素晴らしい肉弾戦。
何より関本抜きでここまでの熱狂を生み出せたことが素晴らしかった。
〈最優秀タッグ〉------------------------------
○ツインタワーズ(佐藤耕平&石川修司)
いいかげんデカくて強いこの2人に賞を獲ってもらいたい!
ヤンキー二丁拳銃への風が強く吹いていた大日本両国大会での防衛劇は忘れられない。
○K.E.S(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.)
ノアで唯一(?)のタッグチームらしいチームとして機能し、約1年間ベルトを防衛し続けている実績。
○ベストフレンズ(藤本つかさ&中島安里紗)
華やかでバランスのいい優秀タッグチーム。
チームワークも試合内容もとてもいい。
〈新人賞〉------------------------------
○兼平大介(HEAT-UP)
最近メキメキ団体として充実しているヒートアップ。
その底上げにこの選手がいると思うのだ。
○カサンドラ宮城(センダイガールズ)
試合自体はみたことがない(失礼)のだが、Twitterで回ってきた彼女の画像やエピソードに衝撃を受けた。
新人離れしたキャラクターだ。
○宇藤純久(大日本プロレス)
恵まれた体格と、デビュー1年未満とは思えぬ試合運び。
将来が楽しみだ。
〈最優秀興行〉------------------------------
○大日本プロレス/7月20日両国大会
〈カコキジ〉「両国譚」(15.7.20)
いつも通りの大日本を貫き通しながら、ここまでのお客さんを集め、ここまでの熱い試合をし感動を生む…文句なしに今年イチバンの興行だった。
○大日本プロレス/6月30日札幌テイセン大会
まさに甦ったプロレス夢のオールスター戦!
大日本と会場側との信頼関係、そしてテイセンホールへの愛も感じられた、熱くあたたかな興行。
思いの詰まった週刊プロレス奈良氏の寄稿もステキだった。
○STYLE-E/4月18日西調布大会
〈カコキジ〉「ありがとう西調布」(15.4.18)
夢のような一夜限りの復活劇。
懐かしさと悔しさと…様々な感情を抱えながら西調布の戦士たちは巣立っていった。
〈最優秀団体〉------------------------------
○新日本プロレスリング
観客動員、話題性、プロモーション、全てにおいてやっぱり今年もぶっちぎりだった。
○大日本プロレス
何といってもストロングBJの充実!
今年はデスマッチ勢の巻き返しを期待したい。
○ユニオンプロレス
〈カコキジ〉「ゴールであり、スタート。」(15.10.4)
引き際の美しさ、そして団体への愛を、強く感じた。
〈最優秀プロレスを伝えたで賞〉------------------------------
○天龍源一郎
プロレスファンにたくさんの謎かけや向上心を見せつけながら、対世間としてたくさんの話題を提供した。
カッコよかった。
お疲れさまでした。
○新日本プロレス・ワールド
今の若いファンたちの入り口として素晴らしい教科書なんじゃないだろうか。
その価格設定やサービスも含めて。
○道標明(田口隆祐)
振り切れてる!
とにかく振り切れてた!
最近のコメント