色々あってキャンセルせざるを得なかった興行があったり、意図的に減らしたつもりでもあった2014年の自分のプロレス観戦だが、改めて手帳を開いて数えてみると…
その数、54で、なぜだか昨年よりも増えていた…。
それだけ「見逃せない!」と思う興行が多かったってことだろうか。
いいことだ。
そしてその内訳がコチラ(↓)。

今年はもう少し、広く浅く会場に足を運んでみたいものだ。
そして今年も、そんな2014年のプロレス界をふり返りながら“ネットプロレス大賞”に投票した。
団体が細分化され、その楽しみ方も細分化された今、雑誌社や新聞社主催の賞レースの公平さには限界がきていると思う。
だからこそ特にこれから、この「ファンによるファンのための」賞の重要性が増してくると思う。
もっともっとたくさんの人が参加し、もっともっと権威化されてもらいたいものだ。
と、いうわけで、以下は私の投票。(各賞内、上掲載が上位)
〈MVP〉------------------------------
○藤本つかさ(アイスリボン)
年間を通してベルトを守り続けたことと、団体を引っ張り続けたこと、リング内外での圧倒的実績がある。
特に、盟友志田光退団時には、“組織に残る美学”を見せつけてくれた。
彼女がいるからこそ今のアイスリボンの結束力、団体力があるのだ。
○石川修司(ユニオンプロレス)
BJWデスマッチヘビー、ストロングヘビー、そしてタッグのグランドスラムを達成。
さらには「一騎当千」リーグ戦も優勝と、圧倒的な強さを見せつけた。
○高木三四郎(DDTプロレスリング)
飯伏、ケニー、福田らを新日本や全日本に、まるで戦国時代の政略結婚のように嫁がせ、自身に磐石のコネクションを形成。
いい悪い抜きにして、彼の手腕には驚かされた。
〈ベストバウト〉------------------------------
○希月あおい×春山香代子(12月28日アイスリボン後楽園大会)
〈カコキジ〉「団体力」(14.2.28)
決して諦めることなく攻め続ける鬼気迫るあおいと、それを全て受け止めた春山の度量…素晴らしい試合だった。
○木高イサミ×塚本拓海(1月2日大日本後楽園大会)
「“大日魂”とは何ぞや!?」をめぐるイデオロギー対決。
こういうの大好き!
ツカのおかげで自分も大日魂に気付き、考えをめぐららせることができたし、そこには眩しいばかりの大日本プロレスの未来があった。(と思ったのだが)
○中邑真輔×オカダ・カズチカ(8月10日新日本西武ドーム大会)
わかってはいたものの、改めてオカダのスゴさを感じられた試合。
過酷なリーグ戦の決勝、しかも大舞台。
その試合の終盤でもあれだけ動けて、あれだけのたたずまいを魅せられる彼は、やはりG1覇者にふさわしいと強く思った。
〈最優秀タッグ〉------------------------------
○ツインタワーズ(佐藤耕平&石川修司)
今のプロレス界に必要とされていたのは、こういう憎いほど“強過ぎる”レスラー・チャンピオン像だ!
○ヤンキー二丁拳銃(宮本裕向&木高イサミ)
年末からの東スポプロレス大賞逸機→タッグ王座陥落から、下半期よくぞ盛り返したと感心した。
その地力、人気はまだまだ!
○平成極道コンビ(星野勘九郎&稲葉雅人)
バイプレーヤーとして今年は他団体にも出場し、休憩時間の“押し売り”も定着。
ゼロワンの冷えきった会場を、誰よりも2人がその押し売りで暖めていた光景は忘れられない。
〈新人賞〉------------------------------
○宝城カイリ(スターダム)
デビュー3年とは思えない激しい受けと、高橋奈苗とのタッグ結成、そして戴冠。
小橋建太プロデュース興行での存在感もよかった。
○高橋匡哉(ASUKA PROJECT)
今やデスマッチBJになくてはならない存在に成長。
○植木嵩行(大日本プロレス)
そのバックボーンも風貌も、ファイトスタイルも…
奇妙で、熱くて、おもしろくて、とにかく目立った1年だった。
バラモン兄弟とタッグを組む1年目なんているかよ!
〈最優秀興行〉------------------------------
○プロレスリング・ノア/5月17日後楽園大会
〈カコキジ〉「ノアを救うのは…」(14.5.17)
KENTA国内ラストファイト。
丸藤とのタッグ復活、手厳しすぎるせん別を送る杉浦と中島。
そしてメイン終了後、ファンからノアの未来を託されたのは…丸藤!
さらには別れを惜しむファンに手を振り応えるKENTAによる感動のエンディング…と、ノアの今までとこれからが全部詰まった素晴らしい興行だった。
○崖のふちプロレス/4月1日レッスル武闘館大会
〈カコキジ〉「やっぱりマッスルビーナス」(14.4.1)
前々日の後楽園ホール大会、“藤本つかさ×志田光”を受けての松本都登場。
「マッスルビーナス解散」を完結させ、特異なプロレス人生を歩んできた3人のこれからを見せた。
○商店街プロレス(大日本プロレス&横浜市商店街総連合会)/5月24日二俣川銀座商店会大会
〈カコキジ〉「商店街プロレス開幕!」(12014.5.24)
商店街プロレスシリーズはどうしても入れておきたい。
業界のすそ野を広げる意味でも、地域密着団体のモデルケースとしても、とても有意義で大切で、素晴らしい企画だ。
ますます蜜月になってゆく、大日本プロレスと横浜市商店街総連合会のタッグ、楽しみだ。
〈最優秀団体〉------------------------------
○新日本プロレスリング
2014年も変わらず、イヤそれ以上の成長を見せて文句なし!
○アイスリボン
個性溢れた新人の登場と育成。
そして団体の雰囲気も今、非常にいい。
○ユニオンプロレス
修司・イサミの2TOPの充実と、FUMAの成長。
年内に流出していたベルトを取り戻し、ハッピーエンドにまとめあげた。
〈最優秀プロレスを伝えたで賞〉------------------------------
○フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』10月26日放送「敵はリングの外にいた 長与千種とダンプ松本」
スターとしての、プロレスラーとしての悲哀。
それでもプロレスラーはプロレスラーでしかいられない…。
○日本テレビ系『スッキリ!!』内「スイーツ真壁のうまいッス!!」
大人気スイーツ真壁!
「スイーツの人」みんな知ってるんだもん、やっぱりスゴいよなぁ。
○春一番氏の芸能活動全般
今年亡くなった功労者へ。
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