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2014/09/12

マナーファシズムの香り

 JR川越駅(埼玉県)構内で全盲の女子生徒が何者かに蹴られ負傷する事件が起きた。白杖につまずき転倒した腹いせに背後から蹴ったとみられ、許しがたい行為にインターネット上には怒りが噴出している。
 だが一方では、加害者側に理解を示したり被害者の「落ち度」に言及したりする人も少なからずいるのが現実のようだ。
 被害にあったのは埼玉県立特別支援学校「塙保己一学園」(川越市) 高等部に通う全盲の女子生徒。報道によると2014年9月8日朝、登校するためJR川越駅構内で白杖を使いながら点字ブロックの上を歩いていたところ、前方から来た人物が白杖につまずいた。相手の転倒する気配がした直後、背後から右ひざの裏を強く蹴られた。
 加害者は転倒した人物とみられ、近くからは「あんた何やってるんだ」と怒鳴る年配の男性の声が聞こえたという。だが蹴った人物は無言でその場を立ち去った。女子生徒はひざを伸ばしたり曲げたりすると痛みを覚えるといい、病院では全治3週間のけがと診察されたという。女子生徒はこれまでにも白杖にひっかかった人から文句を言われることはあったそうだが蹴られたのは初めてで「一人で歩くのが怖い」と話している。心にも傷を負ってしまった。
 7月下旬には、さいたま市の全盲の男性が連れていた盲導犬オスカーが何者かに腰付近を刺されてけがをする卑劣な事件が起きたばかりだ。視覚障害者にとっては盲導犬も白杖も目のかわり。立て続けに起きた社会的弱者に対する卑劣な行為は多くの人にショックを与えた。
 (中略)
 ところがその一方で、蹴ることは問題だとしつつも加害者側に共鳴する人も少なくない。特に女子生徒が白杖のぶつかった相手に謝罪をしたという報道がないことから、ツイッター上には
 「正直全盲だからとは言え他人に杖で転倒するような事されたら普通に殴りたくもなるとは思うんだよなぁ...」
 「自分の持ってる杖で人が転んだかもしれないのに歩き続けたというのは同情の余地ないとおもうんだけど」
 「少女って謝ったの?こける気配がしたっていってたけど... まあ蹴った人も正しいとは全然言えないけどね。謝ってないなら蹴った人の怒りももっともな気がする」
 といった意見がいくつも投稿されている。(後略)
 (14.9.12『J-CASTニュース』

この件、すごく“マナーファシズム”の香りがする。


朝のこんでる駅を、白杖ふり回して歩いている奴がいる
朝の急いでいる時に、イヌ連れてチンタラ歩いている奴がいる

自分は急いでるのに、ジャマだよ
みんな忙しいのに、ジャマだよ

だから自分が裁いてやろう


きっと犯人は、職場や家庭で抑圧された環境にいる、と被害妄想している、器が小さく、うだつの上がらない人間なのだろう。

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