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おいしいカレーができた。
お肉とジャガイモ、ニンジンがゴロゴロと入って、ほどよく絶妙にスパイシーで、普段の3倍はご飯がすすんでしまう、そんなおいしいカレーが。
お腹いっぱいになっても、
「まだ食べたい!」
「まだ口が求めている!」
と、叫んでしまうような、そんなおいしいカレーが。
夜にポンポコリンになったお腹をさすりながら、気づく。
「あしたになったら、このおいしいカレーが、もっとおいしくなってるんじゃないか!?」
月曜日朝のわずらわしさも吹き飛ぶようなこの朗報に、ナベの中身を全部たいらげたい欲求をなんとかガマン。
残ったカレーを愛でたあと、鼻息を荒くさせながら眠りにつくのであった。
次の日。
嬉しいことがあると目覚がいいものだ。
スポーンと飛び起き、キッチンに駆け寄り、ナベのフタを開け持ち上げる。すると…
茶色だったカレーが真っ白に…。
「カビだ−!」
愛しの彼は全滅。
改めて梅雨の恐ろしさを感じつつ、泣きながら白いカレーを捨てるのであった…。
さぁレクイエムを唱おう…。
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