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2014/05/06

ハチマキという男

U-FILE CAMP所属のプロレスラー・那須晃太郎が月に1回、新宿ゴールデン街“瑠璃”で開催しているイベント(みんなでナスリンのカレーを食べるというコアなもの)がある。

とある月のイベントに行った時、プロレスファンが居並ぶ小さな店のカウンター奥に、屈強な青年が座っていた。


「ボクの友達なんですよ〜。よくご飯行ったりメイド喫茶に行くんです。(ニヤニヤ)」

とナスリンが紹介してくれたその人が、キックボクサーのハチマキさんだった。


鋼のような肉体を持ち、練習風景を聞くととにかく己にストイック。

話す姿は真摯で、マジメで、マメで、まさに「好青年」という言葉がピッタリの、カッコイイ男。


それでいながら動物が苦手でネコがさわれなかったり、
「彼女いない暦=年齢」とカミングアウト、「自分はイケてないグループの人間である」と自称し、
作曲家の梶浦由記に心酔していて足しげく関係ライブに参戦。

時に
“童帝”
“オタクファイター”
と称される、希有な存在なのだ。

今や既婚者ではあるが、元モテない男子代表の自分としては、その辺大いにシンパシーを感じたのであった。


偶然ながら出会えたキラキラと輝く若きファイターに、プロレス村の住人である自分たちも、こりゃ応援しなければと勇んだのである。


修行のため試合数を増やし、積極的に他団体にも参戦する彼が今夜、“J-KICK”のリングに立つというので、プロレスファンでありハチマキファンでありカレー同志でありTwitter仲間である友人と、応援に出かけた。

「J-KICK2014」


セミファイナルで、お互いが団体の看板を背負った注目の一戦。

1Rから積極的に前に出続けたハチマキ氏であったが、2R、一閃のカウンターに捉えられ…
そこから雄叫びを上げながら必死に立ち上がるものの、ダメージは大きく、3ダウンのKO負けを喫してしまった。


プロレスと異なり負けの美学が存在しない世界での、1発の怖さと、勝負の厳しさ。

興行終了後、悔しい思いをもてあまし、水道橋の居酒屋に転がり込むのであった。

イケ!ぼくらの星!


だがしかし、我々が見たいのは、その一瞬だけを切り取った試合ではなく、そのファイターの人生。

立ち続ける選手を応援するのはそれはそれは気持ちのいいものだろうけれど、倒れても倒れても立ち上がる人の瞬間に接する方が、それ以上の学びや、感動があるはずだ。


今日は文字通りイケてなかった…だからこそ立ち上がってくれ、ハチマキ

何度も何度もはい上がり、最後は勝って、イケてない男子の星となれ!っていうかその時にはイケてる!

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