政治不信のはじまりは小泉劇場から
東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、細川護煕元首相(76)が14日午後、都内のホテルで記者団に対し「今の日本が抱えている原発問題などについて、私なりに国の存亡に関わる危機感を持っている」と述べ、立候補を正式表明した。これに先立ち、同じく「脱原発」を主張する小泉純一郎元首相(71)と同ホテル内で会談で支援を取り付けた。
小泉氏は細川氏と並んで記者団の取材に応じ、「この国の形、特に原発問題をどうするか、共感できるところがたくさんあった。都知事選への立候補には心から敬意を表明したい」と語った。
さらに「原発がなくても日本は発展できる。東京が原発なしでやっていける姿を見せれば必ず国を変えられる。細川さんが当選すればエネルギー問題、原発問題で国政に影響を与えることになる」と強調した。
細川氏は数日中に記者会見を行い、選挙公約などを発表する。記者団には「原発(問題)は知事として非常にやりがいのある仕事。全力でやりたい」と意欲を見せた。
(14.1.14『産経新聞』)
自分の中でいわゆる政治不信というものが決定的になったのは、小泉総理の時だったように思う。
論ずべきことはたくさんあったのに“郵政民営化”という一元論で全てを決定づけ、それをマスコミがヒーローのように取り上げ、それに国民が踊らされて、まるで熱病か新興宗教かのようなただならぬ雰囲気に国中が染まっていたあの時。
対抗勢力はどうなんだといえば、その勢いに負け、あげ足取りが精一杯…。
全てが信用ならなかった!
にわかにあの頃と同じきな臭さが漂ってきた都知事選…
もう当時とは違って、国民は、都民はバカじゃないと思いたい。
そしてそのためにも、たくさんの議論の場を!
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