悪意はすぐ隣にある
「リベンジポルノ」なんて言葉、初めて知った。
カップルの情事は100組あったら100通り、どんなものであってもかまわない。
2人のカタチがどんなに変化しようとも、2人の間だけの永遠の秘め事であるからだ。
それなのにそんな中、恥知らずで、引き際だけでもカッコつけられない、女々しいというか情けない男が多い現実は、ただただ嘆かわしいし、許せない。
「とりあえずお付き合いしてみたら?」
なんてアドバイスらしき言葉を吐きがちな自分なのだけれども、付き合う相手ってのはやっぱりよくよく考えて、慎重に選ばねばイケナイものなのかなァ…。
恋人だけに許したはずのヌード写真などが世界中の好奇の目に晒される――。そんな恐ろしい事例がインターネット上に蔓延している。
嫌がらせ目的で別れた相手の卑猥な画像を投稿することは「リベンジポルノ」と呼ばれ、元恋人や元配偶者への復讐と手段となっている。アメリカでは、カリフォルニア州がリベンジポルノを禁止する法律を定めるほど深刻化している。しかし、同様の事例は日本でも多発しているようだ。
(中略)
最近の事件の影響もあるのか、日本でもリベンジポルノへの関心が高まっている。ハフィントンポストやBLOGOSなどいくつかのサイトも問題に触れた記事を出している。携帯端末で撮影&投稿を手軽にできてしまう今、インターネット上を見渡せば、無断投稿と思われる日本人の卑猥画像がいくらでも見つかるのだ。中にはファイル共有ソフトのウイルス感染での流出もあるだろうが、意図的な投稿を示唆する画像も目立つ。もちろんこれらは、名誉毀損やプライバシー侵害にあたる立派な犯罪だ。公開するといって脅せば脅迫罪にもなりそうだ。
9月25日には「ニッポン・ダンディ」(MXTV)がリベンジポルノの問題を扱った。お笑い芸人で、裁判ウォッチャーとしても知られる阿曽山大噴火さん(39)は、「裁判を見てても、付き合ったときに撮った裸の写真とか(性)行為のビデオを別れた後に脅しに使っている例が結構ある」と話す。
さらに2年ほど前からは、新たなパターンが出てきているとも指摘。恋人の顔写真と他人のヌード写真をコラージュしてくれる専門の業者がいるというのだ。その出来ばえは、弁護士も本物だと疑うほど精巧だという。顔写真だけででっちあげられてしまうとあれば為す術もないが、まだコラ画像被害は一部に過ぎないようだ。
リベンジポルノ対策には、交際中に安易にわいせつな写真を撮影させないことが最重要であることは間違いない。ところが、流出の危険性を知りながらも撮影させている人は少なからずいる。交際が順調な限りは「愛の印」となるからだ。実際、女性向けサイトの掲示板をみてみると、葛藤しながらも容認している人が多数見つかる。
「確かに恥ずかしいですが、私は嬉しい気持ちの方が大きいですよ」「すごく恥ずかしいですけど、いつもストレスをいっぱい抱えてる彼がすごく喜ぶし、1人エッチする時に役に立ってるみたいだから、仕方ないなぁって感じです」「つい先日、相方にくどき倒されて手ぶら写メを送りました。なかなか逢えないので『浮気防止のお守り』兼『ひとりエッチのおかず』だそうです」
(13.10.10『J-CASTニュース』)
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