ここは横須賀
アメリカ文化の雰囲気が漂う横須賀市の米海軍横須賀基地周辺の店で、米ドル紙幣を使って買い物や飲食を楽しめる初企画「夏の横須賀ドル旅まつり」が上々の滑り出しだ。1日から2カ月間の日程で始まったが、市外からもドル紙幣を手にした観光客が訪れるなど、早くも反響を呼んでいる。
市と横須賀集客促進実行委員会が「観光客を呼び込むきっかけづくり」として発案。海外旅行で持ち帰り、自宅に眠ったままのドル紙幣を有効に使ってもらう狙いだ。
基地前のどぶ板通りで「ヨコスカネイビーバーガー」を売りにする飲食店「TSUNAMI」では、開始6日間で約300ドルの外貨を稼いだ。飯田茂社長は「まだ始まったばかりだから効果は分からないけれど、毎日、レジの中に何枚かドル紙幣が交じっている」と話す。同店の場合、為替レートは1ドル=100円で固定しているが、店によっては毎日変動するなど、独自に判断している。同店は以前から主に米兵を相手にドル支払いに応じているため慣れており、「日本とアメリカ文化が入り交じった街の特色を出すことで、多くのお客さんに来てほしい」と期待する。
近くのうなぎ店では都内から訪れた観光客が、手持ち外貨の不足分を「せっかくだから」と、わざわざドルに替えて支払った。ドル紙幣をチップとして使うと勘違いした来店者もいるなど、さながら海外旅行の気分を楽しんでいる様子だ。
受け入れる地元の店も意欲的だ。市は、イベントの参加を50店に限定したが、締め切り後も希望する店が相次いだ。ある飲食店からは「英語を話せるアルバイトを雇った方がいいか」との問い合わせもあったという。(後略)
(13.7.12『カナロコ』)
基地がある街を、ただのマイナスととらえるか、何かのきっかけにしようととらえるか。
もちろん土地柄も歴史的背景も各所で違うことはわかっている。
でもやっぱり横須賀には、強さと明るさを感じる。
どこかの国やどこかの街のように、ずっと足を止めたまま過去のことや今のことにウジウジ不平不満を言うよりは、したたかに現状を利用してやろうとする方が絶対に未来志向でいいと思うのだ。
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