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2012/10/24

とりあえず行ってあげてくれ!

 昨秋、山形大理学部2年の大久保祐映(ゆうは)さん(当時19歳)が自ら119番したにもかかわらず自力受診を要請され9日後に遺体で見つかった問題を巡り、山形市の市川昭男市長は22日の定例記者会見で、母親が起こした損害賠償訴訟の第1回口頭弁論を終えた見解を尋ねられ、「市側の考えは答弁書の通りです」と答え、今後の訴訟も従来通り争う姿勢を示した。
 (中略)
 母親は6月、「生命の危険が認識できたのに救急出動しなかったのは職務上の注意義務違反」として市に約1000万円の損害賠償を求め提訴。第1回口頭弁論が今月9日、山形地裁(石垣陽介裁判長)で開かれた。市は答弁書で「緊急性を確認をしており、通信員に過失はない」と反論している。
 (12.10.23『毎日新聞』


その際の音声を聞いたら、救急要請の電話でこんなにダラダラ長く対応するのかと驚いた。

「アパートですか?マンションですか?エレベーターありますか?」とか、
「1階ですか?2階ですか?(「405」と言っているのに)」とか、

あまりにマニュアルを踏襲し過ぎている。

これでは健康電話相談室だ。


この若者は、誰にも迷惑かけられないと体調不良をギリギリまでガマンしていたが、最後に藁をもすがる思いで意識もうろうとしながら電話したのかもしれない。

そんな電話口で苦しんでいる人間を前にして、この仕打ちはあまりにもヒドい。

そして辛くても、「大丈夫?」と聞かれて「大丈夫」と言ってしまった彼の誠実さがいじらしい。


もちろんのその電話対応の裏には、いたずら電話や、救急車をタクシー代わりに使おうとする輩がいることは知っている。

しかし、強気で、傍若無人に振る舞わなければ、当たり前のこともしてもらえない・助けを求めても見殺しにされてしまう世の中になるのはおかしい!


結果的に彼の最後の声を聞くことになってしまった救急隊員は、これをどう思っているのだろうか。

特にこういう命に関係する仕事は、マニュアルに縛られ過ぎない、人対人の対応を望みたい。


そしてまた、上記にあるような悪質な救急要請には、しかと罰則を科すようにしてもらいたい。

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