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2012/06/25

ひとつじゃない

 横浜市教育委員会が市立中学の生徒全員に配布している副読本『わかるヨコハマ』の今年度の改訂で、関東大震災直後の「朝鮮人虐殺」の記述が教育委員に報告せずに書き換えられていたことが分かった。歴史認識に関わる改訂にもかかわらず、一部の事務局職員の判断で行われた。今後も恣意(しい)的な“修正”が相次ぎかねず、文部科学省の検定を経ない副読本の課題が浮かび上がった。
 (中略)
 修正が判明した部分は、関東大震災について記した項目「震災のようす」のうち、震災後の混乱で「朝鮮人が井戸に毒を入れる、暴動を起こす」というデマが流れ、朝鮮人が殺害されたと説明した部分。
 23年度までの旧版では「自警団の中に朝鮮人を殺害する行為に走るものがいた」としていたが、改訂版では軍隊や警察なども「朝鮮人に対する迫害と虐殺を行い」と、踏み込んだ表現に書き換えた。
 在日本大韓民国民団の機関紙「民団新聞」が13日付で「虐殺の主体鮮明に」と報じて判明。市教委によると昨年、旧版の記述について市立中の元社会科教諭から「誤った見解」と繰り返し修正を求められ、これを執筆者に伝えた。書き換えは監修する市教委事務局の社会科指導主事の判断で行われたという。(後略)
 (12.6.25『産経新聞』

教科書を恣意的に改編すると言うのは、もちろん暴力的であり、おかしいもの。
今回の事件は特に、その後ろにある思想的なものが見え隠れしているようで、腹立たしく感じる。

ただし教科書も書物であり、つくり手の思想が反映される場合・全てがニュートラルでいられない場合だって多いにある。


基本的に教科書問題で騒いでいる大人たちは、教師や親としての職務・教育怠慢だと思っている。

大切なのは、そんな教科書を前にした子供に、
「こればかりが正しいわけじゃない」
ということを教えること。

特に今回の場合は中学校の副読本というからなおさらだ。


ただ問題だと言うのではなく、せっかくだから歴史認識の教育をするいい機会にできればと思う。

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コメント

見る角度によって全く違うものになりますよね。
それぞれの立場や考え方によっても。。。。

でも、そうじゃないと、と思いますね。
北朝鮮じゃないんだから^^;

だから歴史も奥が深いんですもんね。

子供の頃に、見方によっては歴史は教科書の通りじゃないんだってところを教えてくれる先生がいたら、もっと歴史が好きになっていたかも。

投稿: まんちゃん | 2012/06/26 11:54

まんちゃんさま、きょんばんは!

今考えると、子供の頃は、盲目的というか、真っすぐでしたよねェ…ま、だからこそ子供なんですが。

でも今はそんな時代でもないですもんね。
たくさんの選択肢と、考えることを提供してあげたいですよね。

投稿: かんげ | 2012/06/26 19:57

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