変わらない。悪い意味で、変わらない。
「指導者として大変反省している」。28日夕、東京・両国国技館の大広間。野球賭博問題に伴う力士らの処分を検討した日本相撲協会臨時理事会終了後の特別調査委との記者会見で、武蔵川理事長(元横綱、三重ノ海)は厳しい表情で謝罪の言葉を口にした。
「調査委の指導をしっかり受け止めたい」「協会全体に責任がある」。100人を超える報道陣を前に理事会メンバーら協会トップは、何度も「責任」に触れた。
角界追放が検討されている大関、琴光喜関に質問が及ぶと、武蔵川理事長は「(協会に野球賭博を)まったくやっていないとうそをついた。厳しい処分に当たる」と語気を強めた。
会見は約45分間。冒頭、一斉のフラッシュに武蔵川理事長が「このまま撮り続けると、会見はやめるよ」と声を荒らげる一幕もあった。(後略)
(10・6・29『産経新聞』)
新弟子暴行事件の時もそうだし、朝青龍の暴力事件の時もそう。
毎回、
「ハイハイ関係者処分しました。もうこれでいいでしょ?」
と、いうようなカンジがする。
誰がどう悪くて、だからこう処分されたってことが抜け落ちている。
わからないことが多過ぎる。
だから未来の展望が見えてこない。
今回も、賭けごとが悪いのではなく、暴力団の資金を提供していたことが悪いのだ。
処分された関係者の中での線引きを、しっかりしてもらいたい。
毎回不祥事の度に、キャスターやらコメンテーターが、
「協会は今、膿を出し切って~。」
なんて言っているが、また今回もトカゲの尻尾切りではないが、表皮をペラリとはがしただけのような気がする。
何でもそうだけれど、古い体制というのはホント変わらない。変えられない。
リセットボタンが、あったらいいのに。
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