ケイケン
会場であるC.C.Lemonホールは満員。
中年夫婦から子ども連れの家族、若いカップルまで、客層が幅広かった。
地球温暖化にしてもチベット問題にしても、富士山のゴミ問題にしても、彼の話すことは実際に現場で経験していることだから、とにかく説得力がある。
これはネットが発達し何でも情報が手に入るようになり、世の中の誰もが知ったかぶりのできる今、そしてヲタク文化が市民権を得出し、とってつけた知識量だけで優劣がつけられやすい今だからこそ、大切なことだ。
小さなことから、自身の稀有な人生だからこその「生と死」などの重いことまで、独特のひょうひょうとした語り口で休みなく話は続けられ、ドンドン引き込まれ…あっという間の2時間半だった。
この人は、すごい人なのに、あまりすごさを出さない人。
そこがすごい。
「エコ」や「自然との付き合い方」といったことを飛び出して、「人とは」「国とは」といったことまで、その全てが経験に裏打ちされた説得力と分かりやすさで語られた、ステキな講演会だった。
驚いたのは、多くの人が素晴らしいと思うことでさえ、表と裏があり、100%の信頼や賛同を受けられることなんて絶対ないということ。
よってかつて自然に挑戦していた野口さんは、今、人の悪意や国と戦っている。
一体、どっちが手強いのだろうね。
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