もっちもちですよ!
プロレスリングNOAH日本武道館大会へ。
三沢が亡くなり、追悼興行も終わってから、まことしやかに流れ出した“NOAH危機説”。
止まらぬ選手の欠場や、観客動員の不信など…まぁこのご時世に調子のいい団体があるとは思えないので話半分に思っていたが、何にせよ、KENTAや小橋が戻ってくるための熱い環境を、ファン側からもつくらねばと思ったのだ。
○〈第1試合〉雅央小川×起田中嶋君
小川と雅央っていいコンビなんじゃない?
2人とも、責めにまわるとネチネチ、ネチネチと小技で追い込んで行くスタイルが同じ。
中嶋君がこれにかかり苦しめられていた。
○〈第2試合〉ブキャナン田上×平柳金丸
試合後に突如ブキャナンがパートナーであった田上を攻撃。
なぜだ!?
給料出なかったりでもしたのか!?
○〈第3試合〉マルビン石森多聞×ボビーエディ彰俊
タッグ王者になったばかりの石森&マルビン凱旋。
今年は石森にがんばってもらいたい。
彼のキャリアアップが、ノアジュニアの底上げとノアジュニア最強伝説を磐石なものにする!
○〈第4試合〉健介秋山×論外丸藤
NOSAWAの試合。
ところで彼へのコールって、「NOSAWA!NOSAWA!」なの?
「論外!論外!」なの?
○〈第5試合〉青木×みのる
十番勝負がはじまったばかりの頃に比べたら、経験実績も含めて段違いに成長している青木。
そのため善戦を予想していたのだが…何もできずに終わってしまった。
得意なはずのグラウンドでもキリキリ舞いさせられ、若手ならではの勢いも出せず。
まだまだトップとはここまで差があるのかと驚いた。
○〈第6試合〉モリシ×川田
大注目の試合。
前の試合の青木が退場するや否やの川田コールに、やはりノアのファンは彼に特別な感情を抱いていることがわかった。
モリシは勝って、「もうアイツとはやりたくない…。」とか言わせたかったところだが、グーパンチとデンジャラスキックに轟沈。
しかし終盤まで川田を圧倒し続けたパワー。
特に衝撃音を武道館中に響かせたラリアットは衝撃で、会場中が青ざめたくらい。
今日、確実に爪痕を残した。
川田のノア参戦は大歓迎だが、ベルトも巻いたばかりだし、あまり頻繁なのもよくないと思う。
○〈セミ〉ヨネリキ×佐野高山
DISOBEYにブーイングが飛ぶ。
「しょっぱいぞ!」なんて声も挙がっていたが…何をやっても反応が無かった頃に比べたら、全然いい。
しかし前の試合でモリシを見たばかりだと、どうしても物足りなさを感じてしまった。
対する佐野は、昔を彷佛とさせるほどに身体を絞っていて、コンディションがすごくよさそう。
そんな佐野のハイキックで序盤からヨネが戦線離脱し、期待していたのとは逆の展開になってしまった。
ヨネとリキには必死な姿や、辛勝なんて似合わない。
強くて憎まれるヒールになれ!
○〈メイン〉杉浦×真壁
真壁と新日本ファンの勢いを感じさせられた試合だった。
強い!試合は完全に真壁がペースを握り、客席も常に真壁コールが渦巻いて自発的に杉浦コールが起こらない。
タッグリーグで話題を完全に持って行った勢いそのままだった。
ずっと圧倒されていたチャンピオンだったが、終盤ついにファンからコールが起こるや反撃を開始。
ニーアタック、オリンピック予選スラム→雪崩式スラムで辛勝した。
試合後、「もっとたくさんのお客さんを呼びたい。」と言ったチャンピオン。
確かに、ここ何回の武道館に比べたら寂しさを感じずにはいられない入りだったかもしれない。
しかし杉浦も真壁もきっと今が肉体的に最高の時で、それにふさわしい最高のパフォーマンスを見せてくれた。
この熱さを、もっと多くの人に見てもらえるように。
ノアを知らないプロレスファンから、プロレスを知らない人まで、もっと届くように。
だからまずは、“つけ麺の達人”が売れますように!
合言葉は「もっちもちですよ!」
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