プロレス大賞発表
09年のプロレス大賞(デイリースポーツなど選定)選考会が8日、都内で開かれ、新日本の棚橋弘至(33)が初の最優秀選手賞(MVP)に輝いた。新日本のMVPは01年の武藤敬司以来。
年間最高試合賞(ベストバウト)は大日本の11・20後楽園大会で行われた伊東竜二(33)-葛西純(35)の「カミソリ十字架ボード+αデスマッチ」が獲得。デスマッチが選ばれたのは90年の大仁田厚-ターザン後藤の電流爆破マッチ以来、19年ぶり。(後略)
(09・12・9『デイリースポーツ』)
夏まで常にメインを務め上げ、あれだけ迷走していた新日本に1つのカタチを定着させたことは、やはり素晴らしい。
それをブチ壊し、またカオスに戻した中邑も大したものだとも思うが。
そしてベストバウト。
あの後楽園の熱狂…賞に値するに充分の素晴らしい試合だった。
改めて歴代の受賞試合を見てみると、ここに未だに、時代錯誤な“メジャーとインディーの垣根”があることに驚いた。
そういった意味でも、それをブチ壊した葛西と伊東には拍手を送りたい。
また個人的に、3年続けてベストバウトに生で出会えているのは、嬉しい。
今年のイチバンのニュースは、さくらえみの女子プロレスMVP受賞。
5年もの間“該当者なし”だった賞を獲ったのだから、素晴らしい。
道場設立・若手育成・NEOのベルト奪取・後楽園初進出…上半期の充実っぷりは承知で、
「これでJWPの無差別級を獲ったら間違いなく…!」
と思っていたが、挑戦したということだけでもすごいこと。
個人としても、団体としても活躍し、女子プロレス会で唯一、プロレス界の外をも向きながらプロレスをしていた選手。
納得の結果だ。
しかしまだ彼女を、アイスリボンという団体を、認められないという人も相当数いると思う。
そこにもどかしさを感じつつも、ファンタジーあふれる彼女の全てが認められてしまってもプロレスがおかしくなるという思いもあって、複雑なのだが…
どちらにしても確かなのは、自分と対峙するものに向けて彼女がもがけばもがくほど、女子プロレスがおもしろくなるということだ。
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