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2009/04/15

あなどるな!お年寄りの「めんどくさい」

 宮城県栗原市で先月30日、定額給付金支給を装う詐欺事件が発生していたことが1日、分かった。被害者は86歳の無職男性で3万円をだまし取られており、県警築館署や同市は注意を呼びかけている。
 同署によると、3月30日正午ごろ、宮城県栗原市志波姫の男性宅に同市の職員を名乗る男が訪れ「定額給付金の受け取りを代行してあげます。手数料3万円で夕方までに5万円を届けます」と説明。男性から3万円を受け取ると、そのまま立ち去った。2日経っても連絡がないことを不審に思った男性が同市役所に相談したところ、受け取り代行を行っていないことが判明、同署に届け出た。
 男は50歳代で茶色のスーツ姿、身分証明書などは持っていなかった。男性は長男と2人暮らしで、事件当時長男は外出中だった。
 栗原市によると、同市では先月30日に市内の約300世帯の銀行口座に定額給付金を試験的に振り込んでいた。同市市民課は「市の職員が直接家に訪問して、給付金を支給することは絶対にない」と注意を呼びかけている。
 (09・4・1『産経新聞』

5万円もらうために3万円払うって…なぜこんな事件が起きるのか・詐欺が通用するのか信じられないが、
お年寄りの「めんどくさい」という思いをあなどってはいけない。


私の祖母(80歳目前)の話。

駅前にマクドナルドができて20余年。
同時に祖母がハンバーガーを食べたい食べたいと言いながら、20余年が過ぎた。
駅前にどーんとお店があるのに、なぜ入らないの?と聞くと、その理由は…

「階段を上るのがめんどくさいから。」


先日、彼女が1人で墓参りに出かけたそう。
家から駅までバスに乗って、それから電車に乗って1回乗り換えして、約45分。
目的の駅から墓地まで、途中でお花を買いながらよちよち歩いて、いざ霊園の入口まで着いたというのに、なぜかそこで踵を返して帰ってきてしまったという。
なぜゴールを目前にしてリタイアしたのかを問うと…

「これから足元が悪いところを歩くと思ったら、めんどくさくなった。」


恐るべき!めんどくさGirly!


お年寄りにとって「めんどくさい」ことは何事にも代えがたい苦痛なのである。
もしそれを、お金やその他の物事で解決できるとわかったら、彼ら彼女らは喜んでそれをするのだ。

と、いうわけで、
“そこそこの貯えと年金給付でお金に困ることはなく執着もない、けれどもお金は嫌いじゃあない、そしてめんどくさいことは大キライ!”
という層のお年寄りが国内で大部分を占めるからこそ、上記のような詐欺が発生してしまうのである。


きっと私の祖母も、

「フィレオフィッシュを買ってきてやるから1万円オクレ~。」とか、
「お墓参り代行サービス!あなたのご先祖を敬いながら、お墓を定期訪問&メンテナンスで月々3万円!」

とかあったら、ホイホイおサイフのヒモを緩めてしまうのだろう。

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