« ブームの行方 | トップページ | 田村プロレスに泣かされた(つづき) »

2009/01/18

田村プロレスに泣かされた

今年はじめのプロレスは、アイスリボン
「アイスリボン32」北沢大会へ。

プロレス映画とテレビ番組から誕生したユニット・マッスルビーナスの解散の日。
そして前回北沢大会で始動した“ICE×60”王座戦の、2本柱。
2本柱って…アイスリボンの今の充実は、素晴らしい。

○〈第1試合〉タニー×都
プロレス継続を明言したビーナス松本都
正直リング上の実績だけを見ると疑問しか浮かばないが…その特異なキャラクターが開花しつつある今、プロレス継続は素直に嬉しい。
決意のあらわれのような新コスチュームで入場。
試合中に突然決めたのは、ベタ足のバレエステップ…からのボディプレス!
その瞬間、巧者タニーの存在感を食った!
彼女を一言で表現すれば、「自称エースの勘違いキャラ」。
そしてそのキャラクターは今日、試合後半に突如大爆発する。

○〈第2試合〉しもうまハム子×飛香赤城
しもうまのフィニッシュホールド、“ハーフスラムバスター”。
覚えた。
それだけ大切に使っているし、説得力を増してきている。
カード的には恵まれないのかもしれないけれど、彼女のように地力のあるレスラーの存在は必要だ。


○〈第3試合〉田村様植田×みのりちい
サングラスにペットボトル…田村プロレス最終試合でビーナス植田田村様式入場!
エプロンで、ロープを広げるセコンドに、「しっ!」とやるムーブまで完コピ。
何か、引退試合でついに殻を破った感がある。
試合中もダブルのエースクラッシャーなど、最後にふさわしい連係を見せる。
田村様が、欠場のまま解散を迎えることになってしまった田村プロレスの弟子・森久に攻撃をさせる場面も。

みのりの活躍もあり一進一退の展開。
そんな中最後は、植田がちいからフォール…を切り返して、ちいがまさかのデビュー初勝利をあげた。
会場は大歓声。

一方の植田は涙に暮れる。
田村様はマイクを持ち、役名ではなく本名で植田を呼び直し、
「田村プロレスには負けが許されないって言っただろ!」
と一喝。
そして、
「…これからの人生でも、田村プロレスの教えを忘れるな!負けるな!」
とはなむけの激。

ベタ過ぎるベタ過ぎるよ田村様…でも、心打たれた。
プロレス界のイチバン上とイチバン下の間に在った関係。
上の器の大きさと思いやり、下の信頼とひたむきさ。
そしてその関係の終わり、はかなさ…歩き出す別々の道…涙が出た。
寂しいけれど、美しく、希望に溢れた終焉。
プロレスでこんな感情になったのは何年ぶりだろう。

○〈第4試合〉松本×古賀
恵まれた体格と、試合を重ねる毎に出てきていた精悍さ。
プロレスはまだまだだったけれど、少し楽しみにしていただけに古賀の卒業は残念だ。

まさしく手も足も出ず。
何もできない古賀が立ち上がるのを待っては、強烈なエルボーや張り手を打ってゆく松本
何かを言いたい、伝えたいという雰囲気が感じられた。
試合後マイクも持たずに去っていった松本の、あの時の声が聴きたい。


○〈第5試合〉さくら安藤×風香りほ
「特技はプロレスです。」
と言う以上、安藤はそろそろ“受け”も学ばなければいけない時期なのだと思う。
攻めている時にタッチを受けて、一通り持ち技を出しては引っ込む…という現状から、もう1ランク上へ。
例えば…何もできずメッタメタになってしまう試合があっても、いいと思うのだ。
そこから何かが生まれれば。

(つづく)

|

« ブームの行方 | トップページ | 田村プロレスに泣かされた(つづき) »

「スポーツ」カテゴリの記事

「プロレス」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86993/43794672

この記事へのトラックバック一覧です: 田村プロレスに泣かされた:

« ブームの行方 | トップページ | 田村プロレスに泣かされた(つづき) »