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2009年1月の記事

2009/01/31

神様に教わったこと

今日はジャイアント馬場さんの命日。

日本中が混乱し・涙した10年前の今日の出来事は、なぜだか全く思い出せない。


その年の4月に行われた、“お別れ会”。
私も学校の授業そっちのけで出かけたのだけれども、武道館に延々と続く参加者の列。
そしてファンに混じり、たくさんの他団体のレスラー達もそこに参列していて…だけれども誰一人騒がず、粛々としたその光景だけは、よく覚えている。

確実にプロレス界の、日本のプロスポーツ界の、一時代にピリオドの打たれた年だった。


私がプロレスにのめり込むようになった時、馬場さんはもう選手としての全盛期は過ぎていた。

友人とプロレスの、いわゆる“ヤオガチ論”になった時、必ずプロレス否定論者から言われた言葉は、
「馬場になら勝てる。」
それを聞く度に、うまいこと言い返せずやきもきしていたのを思い出す。


しかし、60歳を目前にして結成された、ハンセンとのタッグ。

テレビのクイズ番組とは程遠い、熱い瞳と鬼のような形相。
「夢のカード」や、川田にガンガン蹴られている馬場さんの姿を見た時、衝撃を受けた。

戦い続けること。
若い力を認め、真正面から受け止める、器の大きさ。
誰にもできることじゃあない!
勝てますか!?ねぇ勝てますかこの人に!


やはり馬場さんは今でも強かった!
答えはここにあった…「試合を見て!」

この時、
“プロレスとは何か”、“かっこいいこととは何か”、そして“強さとは何か”。
はじめてそれを、知った気がするのだ。

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2009/01/30

ずーっといっしょ?

 横浜市教育委員会が、新学習指導要領が完全実施される平成24年4月から、すべての市立小中学校で9年間一貫の教育を実施する方針を決めたことが19日、分かった。小中一貫は東京都品川区や広島県呉市などで導入されているが、横浜市のように小学校346校、中学校全145校という大規模な実施は全国初。どんなメリットがあるのか-。
 ■不登校の改善も
 横浜市教委は昨年4月、小学校57校と中学校28校の組み合わせで28の「小中一貫教育推進ブロック」を編成、「実践推進校」として小中一貫教育を先行実施してきた。全校の一貫校化に当たっては、組み合わせは地域や学校の実情に応じるとし、単一校や複数校同士など、最大145ブロック(校)を想定している。
 小中一貫教育の意義について市教委は、中学進学直後に勉強が急に分からなくなる「中1ギャップ」の解消を強調。指導方針が9年間を通じて一本化されることに加え、人事交流で、中学校の数学教師が小学校に出向いて算数を教えるなど、教壇が“地続き”になることも大きい。
 不登校の改善も期待される。中学進学時の環境変化がきっかけになることも多いが、小中一貫ならば、小学校の友人が別々の中学校に分かれることは少ない。(中略)
 小中一貫教育に詳しい篠田信司氏(前国立音大教授)は「中高一貫との兼ね合いなど、地域全体の教育をどうするのかという議論をしっかりしなければ、小中一貫は一時的な流行になりなかねない」と話す。
 (09・1・20『産経新聞』

義務教育期間は生徒個別の学力や個性を高める場というよりも、全ての生徒にまんべんなく最低限の知識をつけさせる場だと思うので、長期的で細やかな教育ができる小中一貫教育は、確かに道理に適っている。

だけれども同時に、
「あまり甘やかし過ぎてもなぁ。」
とも思う。


学校を経験による人格形成の場と考えると、環境の変化というものは絶対に必要だ。

突然放り込まれる新しい環境。
全てが慣れない中で、イヤだイヤだと文句をいいながらも、人間関係に部活動に勉強に…ついてゆこうと必死になる。

そういった経験はとても貴重なもの。
高校進学とか就職とか、将来同じようなことがおとずれた時に対応できるように、今体験しておかなければいけない大事なこと。

そして何より、これがないと友達が増えないじゃない!


どんな環境でも子供は伸びようとするものだと思う。
だから暖かい温室内だけで育てるよりも、時には部屋の中で時には外のお陽さまの下で、そして時には日陰に放置するような、様々な状況を与えてあげたいものだ。
そしてそこにおいて学校や教師が、子供が横や下などおかしな方向に伸び過ぎないように、静かに支柱となってあげることが、ベストなのだと思う。

例えば6・3制でありながらも、小学校と中学校が今よりももっと情報を交換し合えるような、そしてその情報を元に、広く生徒を見守ってあげられるような環境が理想だと思う。

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2009/01/29

はじめてのマスク

先週平日にあまり寝ていなかった上に、休日に休むのがもったいなくてハッスルしてしまったためか、
それとも、“1年で1番うつ状態になりやすい日”にかかったためか、
それとも、日曜日にイヤなことがあって、それでストレスが溜まったためか、

どこからかヘルペスウィルスに感染して、“口唇ぺルぺス”を発症してしまった。


月曜日に「やけに唇がガサガサするな。」と思っていたら、火曜日の夜にそこに水ぶくれ。
水曜日の朝には症状がヒドくなっていて、病院に駆け込んだ。

先生には、
「2週間チュ-しちゃダメですよ!」
と言われた。

…するかっ!
逆に「チューできない…」って落ち込んでみたいわっ!


と、いうわけで、ブサイクな顔面がますますヒドくなってしまっている。

痛くもかゆくもないし、体はピンピンしているのだけれども、この病気はコップやタオルの使い回しで感染するという。
そして何より、こんな醜いものを不特定多数の人に見せられたものではない…薬局でマスクを買った。


それにしても、マスクをしたのなんて小学校の給食当番以来だったのだけれども…うざい!

暑いし、蒸れるし、圧迫感がヒドいし、鼻呼吸をすると周辺が吸われて「ペコッ」となって苦しいので、中で大口開けて口呼吸している。


よくもまぁみんなできるものだ。マスク。

街をおすまし顔で歩いているマスク姿のあの人あの子も、みんなその下ではポケーと口を開けているのだろうか。

ぷはー

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2009/01/26

朝青龍…いや大相撲が帰ってきた!

 大相撲初場所(東京・両国国技館)は千秋楽の25日、西横綱朝青龍(28)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が、東横綱白鵬との14勝1敗同士の優勝決定戦に寄り切って勝ち、5場所ぶり23度目の優勝を遂げた。優勝回数は、貴乃花を抜いて歴代単独4位。
 白鵬は結びの一番に勝って4連覇を狙ったが、及ばなかった。横綱同士の決定戦は8年ぶり。
 朝青龍は左ひじ痛のため先場所まで3場所連続休場。今場所前も不調で進退問題が騒がれたが、危機を脱した。
 今場所は入場券の売れ行きやテレビ中継の視聴率が上向くなど、朝青龍人気の高さも改めて印象付けた。
 (09・1・25『時事通信』

優勝決定戦・時間一杯!でのあのテレビからも伝わってきた、震えるような国技館の熱狂!

すごかった。
あんなに盛り上がった大相撲は、初めて見た。


横綱審議委員会や相撲評論家との騒動からはじまって、全てが筋書きにのっとっていたとさえ思えてしまうくらいの物語性。

そして、
「やっぱり朝青龍がいないと盛り上がらない。」
その証明の場所になった。


しかしながらこの熱はもちろん、孤高のヒールに肩を並べた、もう1人の横綱の存在もあってのこと。
特に先場所まで1人で土俵を守ってきたその寡黙な姿…白鵬にも拍手を送りたい。

正確には、
「やっぱり朝青龍と白鵬。2人がいないと盛り上がらない。」
ってことか。


それにしても朝青龍の問題は、
“彼の目が相撲界に向いていないこと”
これに尽きる。

土俵や部屋では常に不機嫌(そう)なのに、笑顔のCM出演や、祖国での旅行代理店やサーカスの経営、巡業を休んでのイベントの出演の話などを聞いていると、彼はもう相撲界に魅力を感じてはいなく、次のステップのことしか頭にないのではないかと思わされてしまう。


ライバルの台頭と、きのうのような熱い一番・熱いファンの応援が、相撲の純粋な競技としての再発見に至り、彼がアスリートとして再び目覚めることになればと思う。


朝青龍のようなキャラクターを、あっけなく実業家に転身させたり、他の格闘技界に採られてしまったら、それは業界の大失態。

朝青龍人気におんぶにだっこの日本相撲協会は、そんなに未熟な横綱と彼を評するのなら、アメとムチでうまくコントロールしてもらいたいものだ。

(〈トラックバック〉●「朝青龍が優勝 白鵬を優勝決定戦で下す」→09・1・25『iza!』

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2009/01/25

あの頃は遣い過ぎた、今は遣わな過ぎている

伸び過ぎて、くっねくねのもっさもさの髪の毛に、

「ムキー!」

となって、7ヶ月ぶりに床屋に行った。


同じくくせ毛の店長と、くせ毛談義に花が咲いた。

主な内容は…
〈第1章〉くせ毛は色々とめんどうが多い。
〈第2章〉若い頃はくせ毛がコンプレックスだった。

〈第3章〉しかし若い頃は、そんな自分とも向き合って、一生懸命髪の毛を引っ張ったりオシャレをしたり、がんばっていた。
〈第4章〉今だってあの頃を思い出して、少しくらいは髪の毛にも気を遣ってみよう。

〈第5章〉と、いうわけだから、せめて2,3ヶ月に1回は床屋に行きましょう。


と、いつの間にかうまい具合にセールストークの術中にハマっていた。

やるなーくるくるー。

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2009/01/24

海坊主

地元同級生との新年会で、新横浜は大日本プロレス・アブドーラ小林のお店、
居酒屋“海坊主”
へ行った。

お客さんのメインが平日のサラリーマンということで、土曜日ともなると静かで、品切れの食材とかもあったのだけれども…冷蔵庫の中身をキッチリ出してもらい、おいしい焼き鳥に舌鼓。


何より!でっかくて強面で傷だらけ…
だけれども笑顔で優しく接客上手の店主自身が看板の、いいお店だった。

締めはホクホクウマウマ、やきおにぎり

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2009/01/23

幻…だったラスポテト情報。

「幻のポテト」として追い求めていた“ラスポテト”

名前を知っただけでもうこのポテトの全てをわかったような気が、そしてたやすく見つけられるような気がしてしまう。

と、いうわけで、新たな販売店舗、発見!


お台場はデックス東京ビーチ・アイランドモールの1階、
「Turkey's(ターキーズ)」
に、発見!

はっけーん!
はけーん!
はけんはけん!はけーん!
(テンション急上昇中)

奇妙なラスポテトオリジナルキャラクターもいるようだしかも250えーん!
安ーい!


残念ながらその時はお腹いっぱいで、写真におさめるだけで泣く泣く見送ったのだったが…
今こうしてブログを書きながら、よだれをジュルジュルたらしている(後悔)。

お台場行ったら必ずココ!

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2009/01/20

おぉ寒い。

 二十日は大寒。二十四節気の一つで、寒の内の中間といい、まだまだ寒い日が続きそうだ。本庄市児玉町小平のかんがい用「間瀬ダム」で、堤から流れ落ちる水が凍って白い壁が出現した。
 同ダムは一九三八年の建造で、国内では最古のかんがい用コンクリートダムという。間瀬川をせき止めた堤の高さは二七・五メートル。湖の貯水量が一定量を超えると、堤上から水が流れ出す。傾斜のある堤面を滑るように流れる水が、このところの冷え込みで凍りついた。堤は北向きで一日中日が当たらず、しばらくは氷の壁が見られそうだ。 (村田秀雄)
 (09・1・20『東京新聞』

「冬って、こんなに寒かったっけ!?」

って、毎冬叫んでいる。


年々寒さが厳しくなっているという話は聞かないので…
たぶん毎年、同様に、寒いのだろう。

“地球温暖化”ってのが信じられない。

こたつ

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2009/01/19

違和感のお台場

お台場の撮影スポットでもある、アクアシティ女神のテラスからの眺めを見ると、いつも違和感というか、気持ち悪さを感じる。

詰め込み過ぎ!


海に、空に、公園に、自由の女神に、ビルに、レインボーブリッジに、東京タワーに…

何か1つの風景に色んなものが詰め込まれ過ぎていて、

「絵か!?ジオラマか!?」

と思ってしまうのだ。

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2009/01/18

田村プロレスに泣かされた(つづき)

(つづき)

○〈セミ・ICE×60王座選手権〉
 聖菜×市来
王者の奇襲攻撃から始まった選手権。
しかし場外戦でペースを奪われると、前回のシングル戦同様、そのままズルズルと市来の展開に。
ダイビングフットスタンプはクリアしたものの、その次のダブルリストでピン。
聖菜の防衛を思っていたのか、その瞬間、会場は静まり返った。
王座転落。
聖菜の、順風満帆であったレスラー人生初の挫折かもしれない。
でも、そこから立ち上がる姿こそが見たいのだ。

市来の勝利によりベルトの方向性が見えた。
巧さとか将来性とかそんなものは関係なく、「とにかく、今イチバン強い人がベルトを巻く。」
そして2代目の王者は、ベルトと共にアイスリボンに自分の居場所を見つけることを宣言した。
誰がラストボスを倒すんだ!?

「次は誰?」
チャンプの問いかけに静まり返るセコンド陣。
メインの4人が控え室にいる現状で、どう考えてもこの場に、市来に勝てる人はいない…。
そんな中、
「それはアイスリボンのベルトです!返してください!」
と叫んだのは…まさかの松本都
「お前誰だ?」という問いには、
「私はアイスリボンのエース…いや女子プロレス界のエース松本都だーっ!」
と宣言すると同時に、セコンド陣によりワサワサと抱えられ強制退却。
会場は驚きと失笑と…「どこまで本気なんだ!?」という思い。
しかし突き抜けたキャラクター誕生の瞬間に、高揚は隠せなかった。


○〈メイン〉あおい真琴×志田藤本
成長著しいマッスルビーナス2トップ、志田藤本のプロレス継続宣言は本当に嬉しい。
しかし今日の試合では技の失敗が目立つなど、さすがにあおい真琴との差が思っていた以上にあることを実感してしまった。
もしかしたら今日ゲストというフィルターが取り払われた証明、本当のプロレスラーとして見られるようになったことの証明、だったのかもしれない。
まだまだこれから!

あおいはアイスリボンのことを、そしてプロレスのことを、広く客観的に見過ぎているかもしれない。
「アイスリボンのために!」「プロレスのために!」
だけではなく、今回のような掛け持ちレスラーへの感情…怒りとか嫉妬とか、もっと個人的な、ドロドロしたものも見てみたいと思った。
自身でふさいでいるのか、それともそれさえもいつもの笑顔に変わってしまうのか、それとも他の選手が至っていないだけなのか。
でもそうなったら、“希月あおい”じゃなくなってしまうのかなぁ。


全試合終了後、エンディングの清々しい曲の元、涙と共にねぎらい合うマッスルビーナスたちの姿にまた涙腺を刺激された。
別に彼女達に思い入れがあったわけでも何でもないのに…友情と、別れと、輝ける未来。美しかった。
プロレスが、彼女達の財産の1つになっていればいいなぁ。


プロレスラーは遠い遠い存在。
アイスリボンのレスラーも、常人の何百倍の努力をしている選ばれた人間だと思っている。
だけれどもこの団体には独特の、ほんの少しの人間臭さがあって、それにどうしても感情移入させられてしまう。
公私やリアルとファンタジー…その塩梅を絶妙にコントロールしているであろうさくらえみの手腕は、やはり素晴らしいと思う。

さくらがよく、「アイスリボンはプロレス界の底辺だ。」と自虐まじりに言う。
否定はできない。
でも、高校野球を、プロ野球よりレベルが低いので見る価値がないと言う人はいない。
新人ばかりの今のアイスリボンは、高校野球はおろかリトルリーグかもしれないけれど…
清原よりも、短い手足で一生懸命バットを振る小学生に感動させられることだって、そしてその子が将来のスラッガーになる可能性だって、多分にあるのだ。

DVD発売chu

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田村プロレスに泣かされた

今年はじめのプロレスは、アイスリボン
「アイスリボン32」北沢大会へ。

プロレス映画とテレビ番組から誕生したユニット・マッスルビーナスの解散の日。
そして前回北沢大会で始動した“ICE×60”王座戦の、2本柱。
2本柱って…アイスリボンの今の充実は、素晴らしい。

○〈第1試合〉タニー×都
プロレス継続を明言したビーナス松本都
正直リング上の実績だけを見ると疑問しか浮かばないが…その特異なキャラクターが開花しつつある今、プロレス継続は素直に嬉しい。
決意のあらわれのような新コスチュームで入場。
試合中に突然決めたのは、ベタ足のバレエステップ…からのボディプレス!
その瞬間、巧者タニーの存在感を食った!
彼女を一言で表現すれば、「自称エースの勘違いキャラ」。
そしてそのキャラクターは今日、試合後半に突如大爆発する。

○〈第2試合〉しもうまハム子×飛香赤城
しもうまのフィニッシュホールド、“ハーフスラムバスター”。
覚えた。
それだけ大切に使っているし、説得力を増してきている。
カード的には恵まれないのかもしれないけれど、彼女のように地力のあるレスラーの存在は必要だ。


○〈第3試合〉田村様植田×みのりちい
サングラスにペットボトル…田村プロレス最終試合でビーナス植田田村様式入場!
エプロンで、ロープを広げるセコンドに、「しっ!」とやるムーブまで完コピ。
何か、引退試合でついに殻を破った感がある。
試合中もダブルのエースクラッシャーなど、最後にふさわしい連係を見せる。
田村様が、欠場のまま解散を迎えることになってしまった田村プロレスの弟子・森久に攻撃をさせる場面も。

みのりの活躍もあり一進一退の展開。
そんな中最後は、植田がちいからフォール…を切り返して、ちいがまさかのデビュー初勝利をあげた。
会場は大歓声。

一方の植田は涙に暮れる。
田村様はマイクを持ち、役名ではなく本名で植田を呼び直し、
「田村プロレスには負けが許されないって言っただろ!」
と一喝。
そして、
「…これからの人生でも、田村プロレスの教えを忘れるな!負けるな!」
とはなむけの激。

ベタ過ぎるベタ過ぎるよ田村様…でも、心打たれた。
プロレス界のイチバン上とイチバン下の間に在った関係。
上の器の大きさと思いやり、下の信頼とひたむきさ。
そしてその関係の終わり、はかなさ…歩き出す別々の道…涙が出た。
寂しいけれど、美しく、希望に溢れた終焉。
プロレスでこんな感情になったのは何年ぶりだろう。

○〈第4試合〉松本×古賀
恵まれた体格と、試合を重ねる毎に出てきていた精悍さ。
プロレスはまだまだだったけれど、少し楽しみにしていただけに古賀の卒業は残念だ。

まさしく手も足も出ず。
何もできない古賀が立ち上がるのを待っては、強烈なエルボーや張り手を打ってゆく松本
何かを言いたい、伝えたいという雰囲気が感じられた。
試合後マイクも持たずに去っていった松本の、あの時の声が聴きたい。


○〈第5試合〉さくら安藤×風香りほ
「特技はプロレスです。」
と言う以上、安藤はそろそろ“受け”も学ばなければいけない時期なのだと思う。
攻めている時にタッチを受けて、一通り持ち技を出しては引っ込む…という現状から、もう1ランク上へ。
例えば…何もできずメッタメタになってしまう試合があっても、いいと思うのだ。
そこから何かが生まれれば。

(つづく)

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2009/01/17

ブームの行方

カバンの中でコケの生えていたマイダーツを、1年半ぶりに出してみた。

私同様、世間もブームが去ってしまったのか、ずらりとマシンの並んでいた赤坂のダーツバーは今、ほとんどがシミュレーションゴルフと空間を折半しているようだ。


ゴルフの方には20代後半くらいの男女グループから30代くらいのカップル、そして親子連れまでたくさんの人がいたけれども、ダーツの方は誰もいなかった。

…ブームというのは非情なものだ。

まぁでも、私のような上っ面だけの人達が削ぎ落とされた後でも、そこで純粋に競技を好いた人は確実に残り・増えているわけで…
業界にとってマイナスというわけではないのだろう。

全然ダメでした…

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2009/01/16

いいこともわるいことも、菌類。

 ■[BfR]アフラトキシンからゼアラレノンまで-科学が食品を安全にする
 From aflatoxins to zearalenone - Science makes food safe
 12.01.2009
 http://www.bfr.bund.de/cd/27760
 ベルリンでの国際緑の週間におけるBfRの展示
 パンやジャムに生えたカビは健康に良くはない。カビの部分を切り取ったり取り除いたりしてもダメである。なぜなら健康に良くないのはカビそのものではなくカビの作る代謝物、マイコトキシンであるから。マイコトキシンにはアフラトキシンやゼアラレノンなどの名前があり、食品全体を汚染していても目には見えない。国際緑の週間でB101ブースでのBfRの発表(2009年1月16-25日)でマイコトキシンから身を守る方法を知ることだろう。他に残留農薬や家畜の飼料の安全性、汚染ワインなどについて展示を行う。
 BfRの消費者の健康保護のための仕事の総括は「リスクを同定し健康を守る」である。
 (消費者は残留農薬のようなリスクのないものを避け、微生物やカビなどの本当にリスクのあるものへの対処が甘いということを伝えようとしている)
 (09・1・13『食品安全blog』

カビの生えてしまったおモチを捨てようとしたら、よくウチのおばあさんに、

「こうすればまだ食べられる!」

と、緑色のところだけを削って渡されたりしたが…やっぱりダメだったじゃない!
…焼くから大丈夫なのか!?


ダンボールで売られているミカンのうち、1つくらいは決まってダメになってしまっているものだが…実はその時点で全滅しているってこと!?
…皮があるから大丈夫なのか!?


先日「菌類のふしぎ」に行って、彼らをいいことだらけのステキな仲間かと思ってしまっていたが、やはりそれだけじゃなかったんだなー。

表裏一体、誰しも仏のような存在ではいられない…人間でも何でも、同じってことか。

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2009/01/15

TOTSUZEN私の五指〈好きな香り〉

〈私の好きな香り五指〉
○〈次点〉古本屋さんの香り
こんな時代になっても、やっぱり紙が好き。
この世間との意識のズレが行き過ぎると、仕事上で致命傷になりかねないのだけれども…でもやっぱり本や雑誌は無くなることはないと思うのだ。

○張りたてのガットの香り
バドミントンのラケットに張ってあるアレ。
あの独特の、やみつきになる香り…コートの中でも顔を直付けして、クンクン、クンクン、やってしまう。
試合そっちのけ。

○朝のパン屋さんからただよう香り
いつもよりは遅いけれど、がんばって起きた休日の朝。
家の近所を散歩している時や、出がけの自由が丘駅のホームでも時々この香りがして、すごく幸せな気分になる。
実際にパンを買って目の前にある時よりも、おいしそうな香りがするし、幸せを強く感じるのはなぜだろう。


○かすかなシャンプーの残り香
その人が通り過ぎた時などに、「…ふぁっ。」と、感じるか感じないかくらいに一瞬ただよう、かすかで上品な香り。

○ホームにすべり込んで来る小田急線の香り
電車がホームに到着した時によくただよう、ゴムの焼けたような香り。
たぶんブレーキ熱による何かだと思うのだけれども…特にコレ、小田急線車両からよく香ってくる気がする。

○夕立ちの降り出した時の土や草の香り
夏に突然降り出した夕立ちが立てる、土や草やアスファルトのほこり(たぶん)の香り。
自然の香り?
大地の香り?
地球の香り?
大げさだけれどもそんなカンジ。

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2009/01/14

メカレボリューションの恐怖

「電化製品や電子機器が突然、人間に反乱を起こしたら…!」

と、思うことがある。


例えば今日、日本全国のストーブたちが一斉に反乱を起こし、主人の留守中に勝手に熱を溜め込んだら…
日本はたちまち火の海に包まれることだろう。

例えば今日、日本中の携帯電話が一斉に反乱を起こし、自身に登録してある全てのアドレスに勝手に、「バーカッ!」ってメールを送ったら…
国民のほとんどが人間関係を破壊され、混とんの渦に落ち入ることだろう。


SF小説やSF映画を見たわけでもないのだが、突然ふと想像しては、震え上がっている。

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2009/01/13

ポテトの謎、解ける。

2年半前にも当ブログに書いた“幻のポテト”。
これ、オランダ生まれの「ラスポテト」というフライドポテトなのだそうだ。

きのう上野動物園入口横、「元祖パンダ焼き」の売店にそう書いてあって、はじめて知った。


と、いうわけで久々の再会に喜びながら食べたが、やはり独特で懐かしさを感じる、もっさりさっくり食感で濃い味の、おいしいポテト。
やみつきになる!

おいしいよ!


露店に多かったのは独特の保存法製造法によるもので、日本では70代から輸入販売がはじまったそうだ。

世代ドンピシャ!
どうりで懐かしさを感じるわけだー。


特集したホームページがあったり(『Wikipedia』にも記事があった)、芸能人がテレビやラジオで語ったり、ファンも結構多いよう。

何かこの、細いながら息長く続いているカンジもステキだけれども…ネットの波に乗っかって、突然ブームになったりして!?

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2009/01/12

かもされた

上野国立科学博物館特別展、
「菌類のふしぎ ~きのことカビと仲間たち~」
へ。

きんだらけマンガ『もやしもん』がバックアップをしているだけあって、館内はキャラクターがいっぱい。
石川雅之直筆の落書きイラストも、まるでディズニーランドの“隠れミッキー”のように展示の裏や足元…いたるところにあった。

写真撮影も自由だったので、カメラを手にはしゃぎ廻る『もやしもん』ファンが続出。

他にも家族連れ、イチャイチャしながら歩くカップル、じっくり音声ガイドを聴きながら廻る科学好きと、幅広い客層。

そしてそれに“最終日のお昼”も相まって、歩くのさえままならないほどのすごい人だった。

ひとだらけ


内容自体は、すごくマジメで硬派な科学展。
文系の私なんぞには目が回るようなことも。

でも、オリゼー君たちがいるだけでとてもとっつきやすい。

そしてこれだけのお客さんが足を運んでいる事実。
何か新しい展覧会のカタチを見た気がした。


人いきれにやられて早々に会場を後にしてしまったので、お土産のオフィシャルガイドブック(1000円)と、ホームページからダウンロードできるワークシートで復習したいと思う。

ワークシート、これがまたかわいい!

「今回の展示で気になった菌をモデルにしてオリジナルキャラクターを考えよう!」

というコーナーがあったので、何もモデルにせず、想像だけでそれっぽい雰囲気を目指して描いてみた(↓)。

かもせそう?

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2009/01/11

ヨコハマは今年開港150周年

「例え『あぶない刑事』の続編が製作されることになっても、ロケするところ無いじゃない!」

というくらいに港町は景観が変えられ、その古きを疎んじている雰囲気に私は懐疑的な思いしか抱いていない、横浜市開港150周年記念事業


「これはおもしろいことだよ。」と与えられたものに国民全員が飛びつく時代でもなくなり、その上この不況。
テーマイベント「開国・開港Y150」も苦戦することだろう。

イベント概要が発表され、前売り券もすでに発売になっているが…今のところ私の周りでは購入したという人を見ていない。


まず地元の人達が盛り上がることを第1のステップと考えると、相手はミーハーな横浜市民。
全国規模で宣伝を打ったり、有名人を誘致したり、たくさんのお金をかけて多く話題にのぼらせたり、あからさまに派手にしないと、成功しないと思う。

今のご時世に、そして他自治体同様に赤字財政を指摘される中での、ハイリスクハイリターン。
しかし万博なんて、元々そんなものか。

ポンポコ壊さないで!

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2009/01/09

寒いー冷えたー

 本州の南にある低気圧の影響で、関東甲信地方は9日午前、広い範囲で雪が降った。
 気象庁は、東京・大手町で午前5時50分に初雪を観測したと発表。みぞれ状で積雪は記録しなかった。平年より7日遅く、昨年より7日早かった。(後略)
 (09・1・9『読売新聞』

この寒さで、今朝はなかなか起きられなかった。

やっぱり…寒いのってイヤ。


朝冷えてお腹痛くなって大変だったのを忘れて、お昼に牛丼屋のキンキンに冷えたサラダを食べて、また冷えた。

寒くて、思考も停止状態だー。

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2009/01/08

本当にがんばっている人はどこに

突然解雇を言い渡したり、突然寮から退去させたり…
いわゆる派遣社員への冷遇は由々しき問題だと思う。

何より怒りを感じるのは、モラルを失った企業へ。
そしてそれを規制できなかった・そんな人達を守れなかった政府にも、多少の問題はあると思う。


だが、こんな記事(↓)を目にしてしまうと、どうも腑に落ちない。

 東京・日比谷公園にあった「年越し派遣村」から都内4カ所の施設に移った労働者らは6日、厚生労働省に対し、就職や住居を探すための活動費の支援を申し入れた。施設での相談活動が始まったが、面接に向かう交通費がないことなどから自立への活動が進まないため。厚労省は何らかの形で必要な資金を提供することを約束した。
 要望には、労働者と派遣村実行委員会メンバーの計約100人が参加した。生活保護を申請してアパートを借りようとした男性は、判子と住民票があれば借りられるところだったが、判子購入や住民票取得の費用がなく、申し込みができなかった。別の男性は職業相談で面接が決まっても、交通費がなく断念した現状を説明、「一日も早く仕事を決め自立したい」と話した。
 すぐに施設から出られる労働者が少ない中、入居期限が12日に迫っていることから、中長期的な利用が可能な施設の提供も求めた。村長を務める湯浅誠さんは「給付、貸し付けにこだわらない。今の生活を抜け出すために求めている」と説明した。【東海林智】
 (09・1・7『毎日新聞』


桁の違う住居ならともかく、交通費やハンコって…それさえも買えないの?
どれだけお給料が少なかったとしても、その中から貯えることってできなかったの?


極端な話としてよく例に出されるが、お酒をグビグビ飲みながら・タバコをスパスパ吸いながら、
「お金は貯まらないし。働くところはないし。野宿しかできない。国のせいだ社会のせいだ!」
と被害者面している人。

上記の記事を見る限りでは、そういう人達も“年越し派遣村”に来てしまっているような印象を受ける。


宵越しの金は持たない主義なのに、朝に金が無いことを責任転嫁する。
そんな人には、どの時代にいたってどんな仕事も任されることはないだろう。

派遣村では就職相談なども行われていたらしいが、もっとすべきことは、貯金のススメだとか節約のススメだとか、小室哲哉にも教えたい身の丈に合った生活の仕方だとか…常識の再勉強なのではないかと思ってしまう。


そんな中での、ハローワークや企業の業務が再開した5日以降の住と食の要求は、不当に感じる。
東京以外の地方にも同様の人達がいる中で、差別感も多大に受ける。


そして、本当に困っている派遣の人はどこに?
派遣村の人がデモのようなことをしている日も職探しに奔走していたり、厳しい仕事を選り好みせず引き受けていたりする、本当に働こうとしながら、苦しんでいる人はどこに?


このご時世残念ながら、国民全員を救うことなんて誰にも…国にだってできないのかもしれない。

だったら、これは人間に優劣をつけるような最低の考えなのかもしれないが、救われるべき人から救われなければと思うのだ。
少ない年金でなんとかやりくりしているお年寄りとか、派遣社員以外にも困っている人はたくさんいる。
そして弱者であれば弱者であるほど、その主張は届かない、響かない…。

今のように声高らかに主張できたもの順というのはさすがに…かといってよいシステムが見つかるわけでもないし…歯がゆく思う。

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2009/01/07

今年は、働こう。

 80年代後半から90年代前半にかけ、バンド・ブームの牽引的存在として若者から絶大な人気を誇ったロック・バンド、ユニコーンが、’93年の解散から16年の歳月を経て戻ってくる!
 なんとすでに2月4日発売のシングルのみならず、2月18日のアルバムも完成したことがわかった。さらに3月からは大規模な全国ツアーもスタート!!
 阿部義晴の手によるシングル「WAO!」は、変わらぬ遊び心と、音楽的完成度が高いポイントで結実した、まさに“らしい”1曲。そしてアルバムは、メンバー全員がそれぞれ作詞作曲を手掛け、今のユニコーンだからこそ出来ること、ユニコーンにしかできないことが凝縮された全15曲をたっぷり収録。16年という月日を感じさせぬ破天荒で素晴らしい内容に仕上がっているという。(後略)
 (09・1・5『VIBE』

正月休み明けの新聞に、自民党民主党と並ぶようにして、
ユニコーン再結成」
の全面広告が載っていて、何も知らなかった私は飛び上がるほど驚いた。

90年代後半から常に「再結成してほしいバンド」の筆頭と言われながら、そして21世紀に入りバンドブームの時代のバンドが次々と再結成をする中、それを全く意に介せず個々の活動を続けていたメンバーが、まさか今になって揃うとは。

働くって


私がユニコーンを聴き出したのは、彼らの歴史の中期くらいから。
ビジュアル系的・アイドル的雰囲気をやめ、坂上二郎と組んだり、アルバム『服部』などの従来のロックバンドとは異なる、幅広くコミカルな活動をはじめた頃。
その個性と才能と、楽しさと、脱力感と余裕にあふれるバンドの姿が、とてもカッコよかった。

しかし当時はやはりアイドル的人気は衰えず…その楽曲とは対照的な黄色い声援に囲まれている光景を、思春期真っ盛りの私は理解できずにいたものだ。


あれから16年。

それが今やメンバー全員、
「♪若いつもりが年をとった。」
が必要以上に説得力のある年齢になっていた。
黄色い声援は…どうだろう。

しかしだからこそ、当時から、
「♪会社とは何だ人生とは何だ!?」
など深い曲をつくってきた彼らが、16年が滲み出た素晴らしい楽曲を発表してくれることを、期待している。

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2009/01/06

なくしたマフラー見つかりました。

昨年酔っぱらって、マフラーを紛失してしまった。

その週明け。
訪れたであろうお店や、“東急お客さまセンター”などに片っ端から問い合わせたが見つからず、途方に暮れていた。


しかし、もはやあきらめかけていた一週間後…

家の近所のノラネコの集まる場所を通りかかると、無惨な姿で落ちている見覚えのあるマフラーがっ!


と、いうわけで、なくしたマフラー見つかりました。


3分、あと3分普通に歩いていれば、無事に家に帰れていたのに…。


同時に、自分がなぜそんなところに落とし物をしたのかも気になった。
酔った勢いでネコとケンカでもしていたらと思うと、身の凍る思いだ。

闘いのワンダーランド

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2009/01/05

今日は早速月曜日ですね

お疲れさまです。

果報は寝て待て


きっと今年も楽しいことがあるさ!

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2009/01/01

元日に結婚式

あけましておめでとうございます!

大みそかは「ガキの使い」をビデオに録画しながら泰葉のマネージャーの戦いっぷり(「ハッスル・マニア」)を見たら満足してしまい、毎年欠かさずテレビの前に正座してしみじみと眺める「ゆく年くる年」も見ず、年越しの瞬間も気付かずに、先日買った“ドラゴンクエストⅤ”をプレイしていた。


“ドラクエ5”は私の心のベストゲームの1つ。

なのでかれこれ数回やっているけれども…前日の夜の様子を見てしまうとどうしてもビアンカ以外の女性を選ぶことはできず、今回も同様に、彼女にプロポーズした。

と、いうわけで、500%ビアンカ派のお正月。

なんちゅー元日だ!…幸せになります


こんなダッラダラの1年と思われますが…本年も宜しくお願い致します!

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