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2008/11/01

秋が年内最後

厳しい季節はスルーして、決まって年3回活動の、地元“山あるき部”。

今日は今年3回目・年内最後の部活動として奥多摩へ向かった。

鋸山・大岳山を経て御岳山へ。

ルート的には御岳山からスタートする、我々のそれとは逆のコースを歩く人が多いと思われるが、この時期の御岳山とケーブルカーのこみようといったら…
「せっかく非日常を求めて来たのに…山でも通勤ラッシュ?」
と、それこそ朝から気持ちが折れてしまうくらいなので、本ルートをオススメしたい。


〈本日の電車〉
横浜駅→(JR横浜線)八王子駅→(JR八高線)拝島駅→
(JR青梅線)奥多摩駅

感じる登山ブーム。
拝島駅から乗り込んだ“ホリデー快速奥多摩号”にはたくさんの登山客(高齢者中心)が乗り合わせていた。

奥多摩駅では地元の山岳救助隊が、
「観光の延長気分で山に入らないで!」
「今年はすでに死亡5人・重軽傷21人!」
「行方不明者捜索のご協力ありがとう」
などのビラを配っていて、同時に事故も増えていることを実感し、いやが応でも気を引き締めさせられた。


はぁとさて。
奥多摩の紅葉はまだ五分といったところだったか。
しかしながら天気もよく、青く高い空・澄んだ空気…秋ならではの爽快なお出かけだった。

深呼吸し、肺の中に溜まっていた都会の汚い空気を循環させると、意識までもが日常生活を離れ…
そういえば友人から5年間文庫本を借りたままだなぁとか、そういえばいつもこの時期に出るボーナスが出なかったなぁとか、どうでもよくないことまでどうでもよくなるような雰囲気であった。
…よくない!


〈本日のルート〉
9:50「奥多摩ふれあい森林浴コース入口」→10:15愛宕山→
10:50天聖神社→

すごいのよこれが!愛宕山に向かう途中に突然現れる急な石段。
これがものすごい角度なの!
たぶん急階段日本一。
遠くから見たら壁画かと思った。トリックアート的な。

しかしその後はなだらかな道のりに変わる。
展望もないけれど、歩きやすい。

また、周りに人が全くいなかった。
あまり人気のないコースなのだろうか。
天聖神社は天狗を祭る。

12:15鋸山山頂→
鋸山周辺なると岩場が増える。
鎖場などもあってちょっと辛かった。
鋸山山頂も展望はなし。


13:55大岳山山頂→
なだらかな景色のよいところを歩いたり、急斜面に出会ったりと、コロコロ道が変わっておもしろい。
ここまで来ると登山客が急に増える。

大岳山山頂からは富士山。
東京都心も見下ろせる。
お陽さまがポカポカ照っていて…風は冷たいのだけれどもとてもいい陽気だった。

見下ろしてるぜTokyo


14:25大岳山山頂発→14:40大岳神社→
岩場多し。
でも景色がいいところも多いので楽しめる。


15:30ロックガーデン・綾広ノ滝→16:10七代ノ滝→
いよいよ御岳山、秩父多摩国立公園入山!
ロックガーデンは苔むす清流沿いの登山道。
歩くだけで気持ちがいい。

16:40長尾平展望台→17:05御岳神社
「御岳神社周辺は思ったよりも広く、高低差もある。」
それに気付いたのは七代ノ滝まで下った後のことだった。
のんびりと滝を眺めてマイナスイオンを吸い込んだ後、そこから長尾平展望台までの登り道が辛いこと辛いこと…。
もうすっかり道程も終わったものだとばかり油断していたら、ヒドい目にあった。

しかしながら、ほうほうの体でたどり着いた展望台からの眺めは素晴らしかった。
緑に囲まれた空間。
遠く、ピンク色に染まる大都会。
感動した。

ピンク色


道のり的にはそんなに厳しいものではなかったと思うが、歩いて歩いて7時間。
時間がそれなりに長かった分、さすがに疲労困ぱいであった。

と、いうわけで、御岳の神様に、「あした筋肉痛になりませんように」と追加でお祈りしたのであった。

(つづく)

岩場イヤだー

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