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2008年11月の記事

2008/11/30

酒かカゼか

「二日酔いかと思ったが、カゼだった。」

ってことを時々やる。


きのうの夜も、カゼ気味だということを忘れて、ついつい飲み会で遊び過ぎてしまった。

今朝起きたらズキズキ・ゴロゴロ・オエオエで、二日酔いかと思って養生していたのだけれども…

普段なら昼過ぎに決まって全快するのに、夜になっても治らない!
っていうか悪くなっている!


と、いうわけで、しっかりカゼをひいてしまったことに気付いたのだ。

今では「ズルズル」と「ブルブル」も加わって、ヒドいことになっている。


あっついでにきのうは、5,6年愛用していたマフラーをどこかで無くして来てしまい、ショックを受けている。
…これはカゼじゃなくてかー。


とっとにかく、それもこれもまとめて!
年末年始は!

節酒せんげーん!

ほどほどほどに!

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2008/11/29

憧れの鶴見線

鶴見は隣の隣町なので、ちょっとだけ遠い。
ちょっとだけハイソ気取りな横浜の内陸人から見たこの町は、歴史が古く、住宅地と工場地、そして港を有しそれがカオス状になっている、刺激的で魅力的な町。
そしてそんな町の端を走る鶴見線(の風景)は、無人駅・ガード下・広がる古い町並み・特殊な形態の駅…普段あまり体験できないことばかりの憧れの存在なのだ。

そんな鶴見線を舞台にアートを展開する、
「駅2008 鶴見線に降りたアートたち展」
が開催され、いい機会にと鶴見線巡りに出かけた。


時代魚河岸が広がりかつての栄華を感じさせる、黒沢映画のロケにも使用された国道駅。
そのガード下はまさに光の遮断されたモノクロ映画の世界。


高校時代に部活動の練習で度々利用した鶴見小野駅は、相変わらず遠くで高校生の声が響き、寒空の下の無人駅とのギャップが何とも言えない情景だった。

カーブしてやってくる海芝浦行き車両が美しい浅野駅。


感激の駅東芝工場の敷地内にあるため、“外に出られない駅”として多くの人に知られている海芝浦駅は、憧れの憧れ。
海に浮かぶ駅、目の前にあるつばさ橋。
その景観にはただただ感激した。


扇町駅の折り返し時間が思ったよりも短くて、何気なく見送ったら次の電車が1時間後で…
ネコと芸術作品の横で日なたぼっこしたり、遠くの工場の煙突から出る煙を眺めたり、外を通り過ぎるトラックを数えながら時間を潰した。

工場地帯のド真ん中にゃにゃーん


運河を渡り、工場地帯を突っ切る電車は、まるでテーマパークのよう。

ここの土地を埋め立てた浅野財閥は、かつてパラダイスの夢を描き、工場やその従業員住宅だけでなく、デパートや海水浴場・遊園地などもつくったという。

今ではその夢の跡は見られないけれど…その“ワクワク感”だけは残っていたように思う。


憧れの電車鶴見線は、その評判に違わず。

いい時間を過ごせた。

聖地か

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2008/11/28

違ったか

マクドナルド
“クォーターパウンダー”
を食べた。

渋谷のマックでは、レジの順番が来ると開口一番にコレを勧められる仕組みになっていて、驚いた。


しかし味オンチの私には、シャキシャキタマネギとケチャップがたくさんが入っていたということ以外には、通常のハンバーガーと差違を感じなかった。

味が違かったのか、大きさが違かったのか…きっと並べて比べなきゃダメだったのだ。

簡易包装はじめました?

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2008/11/27

黒の反乱

突然、持っている黒色のペンというペンが一斉に書けなくなった。

乾燥の時期だからか。
でもなんで黒だけ?

ぜーんぶまだインクあるのに!


とにかくこれから年賀状シーズンが来るというのに、困ったものだ。

伊東屋行かなきゃ。
メルシー。

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2008/11/26

寝過ぎたせいでノド痛ぇ

「外から帰ったら、うがい、手洗い。」

古くから言われているこれに、驚くほどカゼ予防の効果があるという。

と、いうわけで、私もしっかり習慣づけている。


しかし、どうにもならないのが、寝ている時。

最近毎朝起きると、ノドがケホケホ、乾き切っていて、痛くて痛くてどうしょもない。

きっと大口開けて寝ているせいなのだろう。

変なものたくさん吸い込んでいなければいいなぁ。

吸引力

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2008/11/25

がんばろう「いらないです」

職場では、以前サンクスでポイントを貯めてもらった“スナフキンおはし”を使っている。

エコ~。
私ってエコ~。


だけれども、コンビニやお弁当屋さんで、

「おはしいらないです。」

のタイミングを何となく逸し、しっかり割りばしをもらってきてしまうことも多いので…これじゃあ意味がないよなぁ。

たまるはし

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2008/11/24

福山がいた。甲府に。

きのうの話。

甲府の町はお祭り一色。

そのイベントの1つとして、福山が岡島に来てた!

福山だ!


『あらびき団』で彼を見た時はトークのできないイロモノのイメージを抱いたのだけれども…たくさん集まったお客さんからデパートの店員さんまで上手にいじっていて、今日のステージでは器用な人という印象を受けた。

また、サイン色紙のもらえるジャンケン大会に勝ち上がった小学生にも優しくしていて、すごく「いいお兄ちゃん」といった雰囲気でもあった。
そもそも男前だしね。


あっ…「みっちー」ね。

みっちーだ

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2008/11/23

甲府は都会

(きのうのつづき)

甲府に出た。

この町、駅前の信玄像とかわいい交番(とてもかわいい)までしか足を運んだことがなかったので、本格的に歩いてみようと思ったのだ。


レト路地小さいながらも商店街が交差し、若者向けの洋服屋・雑貨屋さんに、地元百貨店、歓楽街と、なんとか揃っていた。

古い建物が多く、思わずデジカメを向けたくなるレトロな光景がたくさんあった。
ソープランドの看板の前でネコとたわむれる客引きのおっさんとか…素晴らしく和む光景だった。


人の雰囲気というか早さは、都会だけあってさほど東京の町と変わらないイメージ。
ちょうど今日は「甲府えびす講祭り」というお祭りで、お神輿が出ていたり出店やステージがあったりと、老若男女問わず町中多くの人でにぎわっていたからだろうか。

ただ若い子…高校生はよく見たけれども、大学生くらいの世代の人を全く見なかった。
みんなそのくらいになると、東京方面に出てしまうのかなぁ。

ヴァンフォーレ甲府大人気


駅前の“小作”でダラダラ汗をかきながら、だし汁強めしっかり味のほうとうを食べて、帰路に着いた。

豚肉ほうとうアツアツ

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2008/11/22

寂しい週末(のんびり)

まだまだ…じっとガマンの子下りの特急あずさが八王子を過ぎると、外の町並みにたくさんの“干し柿”が見受けられるようになる。
真っ青の空と、軒先に吊るされたばかりのオレンジ色とのコントラストが美しかった。

と、いうわけで晩秋。
山梨突入ー!


お休みの日に、とにかくゆっくりしようと、山梨県下部温泉郷に向かった。

下部は父親の実家のすぐ近く。
なので子供の頃…20数年前にはよく行っていて、その頃から「寂しい場所だなぁ」と感じていた覚えがあったのだ。


陰陽“信玄の隠し湯”と呼ばれるだけあって、下部の町は谷間にひっそりとあり、午後になると陽がすっかり当たらなくなる。
とにかく寒い!


街を歩いてみると、閉店してそのまま、朽ちかけている居酒屋やお土産屋、スナックなどが目に付く。
やはり幼少時代感じた通りの寂しい場所で…いやそれは昔よりも顕著になっているように思われた。

何というかかつての温泉ブームや、ここ最近の熱海の隆盛などに代表される都心近場への旅行が人気を見せている中で、ここだけは本当に忘れられた温泉・置き去りにされた温泉といったカンジなのだ。


だけれども、それがすごく郷愁をくすぐられた。

静かにゆったり週末を過ごしたい人とか、自分を見つめ直してしんみりしたい人とか、廃虚マニアとか、そういう人が行けばすごくいいのかもしれない。


寒さに震えながら、小さな街をグルグル歩いてみる。

駅すぐ近くの湯之奥金山博物館
ここの公園にあるアスレチック遊具が懐かしかった。
子供の頃遊んだ当時ピッカピカだったはずの帆船は、すっかり老朽ちていた。

丘の上にある熊野神社は荒れていて、絵馬が1つだけ寒風に揺れていた。

この神社のすぐ近くに、ソリで滑る大きなすべり台(通称グリーンジャンボ)があった。
誰も遊ばず落ち葉の積もったソリをキレイにして、滑ってみると…思った以上にスピードが出て、おもしろい!
誰もいない山間、川の音しか聞こえない中に、私の滑るソリの音が響く…。
下部温泉に行ったら、“グリーンジャンボ”。オススメだ。

滑って滑って


お世話になった宿は、
“ホテル涌仙閣”

町並みとは異なりキレイなお宿。
ご飯もおいしいし、貸切りの露天風呂もあるし、宿の人もいい人だった。


お客さんもたくさんいたはずなのだけれども、なぜかあまりバッティングせず、おフロに行った時も誰もいなくて下部特有のぬる湯にずーっとつかっていた。
オオサンショウオのマネを練習したり、5時に街中に流れた『ふるさと』の鐘の音に合わせて本気で歌ってみたり…のびのび。

ご飯をいただいてからも特にすることなく、ゴロゴロし…23時には消灯。
すごい!何というのんびり具合だ!


しかし布団の中では、「もし自分がこの町の観光協会の人間だったら何から変えていこうか。」とずっと考えていた。
この独特の寂しさが無くなるのは寂しいけれど、出会った人は少ないながらもいい人が多かったし、いい場所もあったし、このままなのもそれはそれで寂しいと思い直したのだ。

と、いうわけで、がんばれ下部温泉

(あしたにつづく)

ほかほか

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2008/11/21

酒に疎い酒飲みの解禁日

今夜はちょっくら寄り道をして、お客さんでぎゅうぎゅうの立ち飲みワインバーで、1杯だけ、“ボジョレー・ヌボー”を飲んだ。

お酒は飲むけれどこれに全く疎い私には、
「今年のボジョレーは~」
なんて全然わからなかったが…

うん、まぁ、飲みやすかった。

お店は大混雑でした!


後ろのテーブルでは、
「お目当てのボトルをおかわりしようと思ったら売り切れてしまって、ヒドいよ!」
と店員さんにだだをこねるオヤジがいて…

これ以上無いみっともない光景ながら、そこからワイン好きがどれだけこの日を待ち望んでいたか・どれほど今日が一大イベントなのかということをうかがい知ることができた。


でも、それにしてもみっともなかった。
何でもいいじゃん!楽しく酔えれば!


…おっといけない。

野球ファンの日本シリーズ
バイクマニアのモーターショー
同人誌ファンのコミックマーケット

みたいなものと思えば、ちょっとは理解できて、こんな暴言もはけないかー。

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説得力

お世話になっている皮膚科の女性の院長先生は、たぶん齢30代後半くらいだと思うのだけれども、とにかく肌がキレイだ。

何と言えばいいのか…「面の皮が薄い!」

本当に何かのCMで言っていたような、“湯上りたまご”の薄皮のような肌。
白いというよりは透明のようで、そして触れたら破れてしまいそうなほどの繊細さを感じさせ…

まさに皮膚科医としての説得力バッチリなのだ。


私が女性だったら、
「先生、一生付いて行きます!」
と言ってしまいそう。


職業によっては、このような説得力って本当に大切。

美容師さんがボッサボサの髪で現れたり、ヨガのインストラクターがメタボリックな体型で現れたら、とりあえず外に出るものなぁ。

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2008/11/20

TOTSUZEN私の五指〈好きな音〉

〈私の好きな音五指〉
○〈次点〉古い(大きい)MOドライブにメディア入れた時の音
「ドンッ!」って大きな音が、まさに「入れたー!」ってカンジがして好き。

○折りたたみ式の携帯電話を開閉する時の音
「チャッ!」ってメカニカルな響きがカッコよくて、クセになる。
家電量販店に行くと、どうしても並ぶサンプル機種を片っ端から「チャッチャ」やってしまう。

○早朝の部屋で耳にする、遠くから聞こえる新聞配達のカブの音
ベッドでまどろみの中聞く「ガチャン!…ブォンォンォーン。」は休日の朝のイメージ。朝もや。
ふと目覚めて、「何時だろう…?」って思った時にこの音を聞いて時間を知る、といったカンジ。
なぜか日本のよき風景が見えるというか、郷愁みたいのものを感じる音だ。


○旅先の旅館のじゅうたん敷きの床をスリッパで歩く音
「スコー、スコー。」って、まさに自分の家では聞けない音。
高級感に旅のウキウキ感も相まって、心地よいのと同時にワクワクする。

○筒状の証書入れを開ける時の音
中学だか高校の卒業式では、みんないたるところで「ポンッ!」「ポンッ!」と音をさせてた、とてつもなく気持ちのいい音。
しかし大学とか専門学校の卒業式では見事に“はさみ込み式”の証書入れで…幻滅した覚えがある。

○アスファルトを走るイヌの足音
「シャカシャカシャカ…」と張り切って散歩中のイヌ(特に中型犬)の足音が大好き。
小気味よい音から、イヌの嬉しさが伝わってくる!

子供の頃、土日の夕方は散歩当番でした

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2008/11/19

誰のための?

 入学・卒業式の国歌斉唱時に起立せず、神奈川県教育委員会に氏名などの個人情報を収集・記録された県立高校教職員ら18人が17日、「思想・信条に関する情報の収集は県条例に反し違法」として、県に情報の消去や1人100万円の慰謝料を求めて横浜地裁に提訴した。県教委は、県個人情報保護審査会答申を受けて一部の情報を消去した後も氏名収集自体は続けており、その是非が法廷で争われる。
 訴状によると、県教委は06年3月の05年度卒業式から、起立しない教職員の氏名と指導内容を校長に報告させて収集した。一部教職員が県個人情報保護条例に基づき消去を求め、県審査会は07年10月「条例が取り扱いを禁じた思想・信条に関する個人情報に当たる」として消去を答申し、県教委は同年12月、07年度入学式までの情報を消去した。
 しかしその後も氏名収集が継続されたことから、教職員らは「不起立は内心を示す情報であり、答申を無視して収集し今も保管し続けているのは条例違反」と主張。県教委が「情報利用不停止決定」を出し、情報の消去を拒んでいるのに対し、決定の取り消しなどを求めている。
 訴えに対し、県教委は「訴状が届いていないためコメントは控えたい」と話している。【杉埜水脈】
 (08・11・17『毎日新聞』

ずいぶん昔にも書いたと思うが、式の次第に従わず場の空気を乱す教師なんて、式の最中バイクで校庭に乱入する不良卒業生よりもタチが悪い。

だって主役は生徒であって、本人全く関係ないんだもの。
筋違いの波風立てて、どうするの!?何が目的!?


国歌なんて歌わなくてもいいから、立つだけ立ってボーッとしているとか、せめて目立たないようにできなかったのか。
生徒のことを考えれば、いざその場であんな態度をとれるとは考えられない。

そしてなぜ今、慰謝料なんてものを要求しているのか。
この期に及んで、なぜ自分の事しか考えられないのか。
先生の職場は教壇だよ!

思想や信念とは到底言えないただのワガママをこねる教師なんて、教育委員会に問題視されて当然だと私は思う。


学校教育は、生徒に集団生活をさせるところ。
そのマナー…右向け右をさせ、我慢することを、教師が教える。
制服とか学則とがその最たる例だ。

そうしてある程度の画一化された空間をつくることによって、だからこそ、生徒の光る個性を見つけられるのだ。


なのに教師がこんな調子では、示しのついたものじゃあない。

教育も落ちたものだと思う。

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2008/11/17

彼女が単純なのか、彼がひねくれているのか

「化粧品買う時に、売場のお姉さんに、『肌キレイですね』って言われちゃった~。」とか、
「洋服屋の店員さんに、『スタイルいいですね』って言われちゃった~。」

などと言いながらムフムフしているウチの姉さん。


それに対して、

「相手もプロですから…誰にでもおせじは言うんですよ。」
「それは気持ちよく買わせるテクニックの1つですよ。」

と言う私。


彼女が単純なのか、それとも私がひねくれているのか。

どちらなのでしょう。

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2008/11/16

ぜいたくな時間

以前お仕事でお世話になった方の所属する、
“TenPieceBrass ONELINE(テンピースブラス・ワンライン)”
のコンサートに行った。

結成されて2年目のデビューコンサート。


何日も何日も練習を重ね、たくさんの人力でつくり上げる、たった1日・たった数時間の空間。
舞台モノを見る度に、いつも「ぜいたくだなぁ。」と思うのだ。

今回のように少しでも知っている方が参加していると、その思いもひとしお。


演奏はもとより、パンフレットから団員のユニフォームTシャツ、そして代表のおしゃべり(上手だった)まで、細部まで気の利いたコンサートであった。

TenPieceBrass ONELINE

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2008/11/15

おかえり!(つづき)

(つづき)

○〈メイン・希月あおい復帰戦〉
 田村様市来松本×あおいしもうまみのり

あおい復帰戦の相手はアイスリボンでお馴染みの3人。
しかし同じコーナーに居並ぶとそ、れぞれ三様のすごい威圧感が…。

しかしそんな中でも、みのりとしもうまは動きがとてもよく、メインイベント、そして復帰戦を盛り上げようとする気概を感じた。
特にみのりは素晴らしかった!
松本とのぶつかり合いと、市来にやり返す姿はもう「ほのぼの」なんて言ってられないふてぶてしさ。


そして、あおい。
今日はやはりやられる場面が多かったが、それもまたよし。
しっかり受けることができていたと思うし、攻撃に関してもスープレックスはちゃんと放てたし、ジャンピングラリアットもいいタイミングだった。

彼女はやはり見ていて飽きないというか、攻めていても受けていても、リングの内にいても外にいても、なぜか目を離すことができない稀有な選手。
まさに「プロレスでハッピー」の旗手。
しかし時としてその度が強過ぎて、「試合が見られれば、それだけで幸せ。」と感じてしまう危険性もある。
なんか…晩年の馬場さんみたいに。


見ている人をもっと幸せにするのならば、プロレスの第一線に戻らなければならない。
今日の松本を含め、ずいぶんと同期周辺からは離されてしまった感があるけれども、これからのがんばりに期待したい。

普段はアレだけれども…いざとなるとプロレスのこと・ファンのことを考え、独特のプロレス頭をフル回転させ、ベルトに絡める実力を出す師匠の存在は、まさにいいお手本。
試合後客席を1つずつ廻り…エンディングが終わって他の選手が捌けた後にもかかわらず、廻り切れなかった客席に歩みを進めた希月あおいには、その素質の1つはすでに十分に備わっていると思わされた。


今日はアイスリボンの地力を感じた、いい興行であった。

ついに役者が揃って!
フューチャースター達の、これからが楽しみだ。

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おかえり!

本日のアイスリボン新木場大会は、新設ベルト(「ICE×60」王座)をかけたシングルトーナメントにタッグ選手権、そして希月あおいの復帰戦と、ビッグイベントさながらの様相。

そのせいもあってか会場は満員であった!

○〈第1試合・トーナメント1回戦〉
 安藤×古賀

古賀の顔つきが引き締まってきた。
上背もあるので、力がつけばとてもいい雰囲気をまとえるような、そんな気はするのだけれども。
体力的には先輩・安藤に肉薄してきた気はしたが、同一シングル3戦目にしてはお互い間も悪いままで、まだまだの試合だったか。

○〈第2試合・トーナメント1回戦〉
 ハム子×藤本

藤本が復帰戦でもあるハム子を、カウンターのドロップキック→ミサイルキックで秒殺!
会場は驚きと大歓声に包まれた。
藤本の1発目のそれは、インパクトの瞬間に「ドンっ!」と音がした(ちゃんと蹴ってる)ほどの迫力と完璧なタイミングの、素晴らしい一撃だった。
説得力あったー。
リングを立体的に使う素質はマッスルビーナスイチだ。

ハム子がんばれ!

○〈第3試合・トーナメント1回戦〉
 真悠×ちい

真悠は普段の表情がそうなのか、がんばっている時の表情がそうなのか、常に笑顔のような気がする。
もう少し緊張感が欲しい。
ボディスラムの連発や、タックルに来た相手を軽々とバックブリーカーで持ち上げたりしたのは、相手が小柄なちいだからだったのか、それとも…。
次の試合で真価が問われることだろう。

○〈第4試合・トーナメント1回戦〉
 志田×都

さくらにブログで勘違いキャラを揶揄されていた松本都
その方向性も結構アリだと思う。
プロレスらしからぬ“お蝶夫人”のようないでたちを含めて。
志田に投げられ、投げられ、試合後「モッサ~。」となるまきまき髪は、往年の“試合後のブル中野の髪型”同様に攻防の激しさを感じさせる貴重なポイントになる…かもしれない。

志田は相変わらず。
試合に“波が無い”というのもプロとして大事な要素と考えると、すでに大器を感じる。
大迫力の払い腰は、いつ見ても素晴らしい。

○〈第5試合〉佐藤りほ×高梨さくら
王者チームの貫禄勝ち、といったところか。


○〈第6試合・トーナメント1回戦〉
 聖菜×赤城

聖菜がフィッシャーマンでムリヤリフォールを奪った印象だったのは、赤城の健闘による。
腕攻め腰攻め、いい組み立てをする。

勝ち上がった聖菜の次の相手は…志田
この試合、注目だ。

○〈セミ・トーナメント2回戦〉
 真琴×安藤

試合終盤に安藤が決めたのは、幾度かビーナスから勝利をもぎ取っている足折り固め。
ここで先輩相手に「まさか!?」の空気をつくれたのは、彼女にとって大収穫だと思う。
いい試合だった。

対する真琴も、力強さに加えて、相手を光らせることもできるようになったのかと感心した。

(つづく)

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2008/11/13

寒いですね

ここ一週間で日本人が最も発声した単語を調べることができたのなら、それは絶対、
「寒い。」
だろう。

と、いうわけで、「寒いですね。」

みなさま、体調管理お気を付けくださいませ。
私は寒いのが苦手なので、これからドンドン冷え込むのかと思うとそれだけで憂うつになる。


しかしながら、澄んだ空気による冬の風景は格別だ。

冬はつとめて


これ(↑)は今日の朝焼け。

美しい…。


でもどうせなら、旅行先の朝とか、友人と飲み明かした朝とか、気分がいい時に出会いたかった。

職場からの風景じゃなー…。

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2008/11/12

「さらにおいしくなりました」

「さらにおいしくなりました!」

って、よく(特に最近)飲食品に使われるけれども、その場合の99%が消費者にとって不利益なことのような気がする。

「おいしく」ねぇ…


値段を上げたり、量を減らしたり…そんな時の口実にしか使われていない気がするのだ。

本当においしくなってるの?
それに見合うだけのバージョンアップを遂げているの?

どうせみんな味オンチだからわかりゃしないって思っていない!?
それとも私だけがわかっていないのか!?


最近、久々に行ったミスタードーナツのドーナツの小ささに驚愕して、そう思ったのだ。

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2008/11/11

キム…ゲン!?

気になり出してから3年超、ついに“キムカツ”を食べた。

お店が「ゲンカツ」と名乗っていて混乱したが、どうやらキムカツの新店舗の名称で、出てくるものは同じようだ。


待ってました!

25枚の薄切り肉によるミルフィーユ状のカツは、確かにとってもやわらかくてジューシー。
おいしい!

安くてかたいお肉をムギギと噛んでいた昔を思い出して、逆に歯ごたえの物足りなささえ感じてしまうほどであった。


それと、いやそれよりも!炊きたてで出てくるご飯がちょうどいい塩梅で…感心した。

トンカツのお店というよりは、他にお味噌汁やキャベツと併せて日本食のおいしさを再確認できるお店、といったカンジだった。

やっぱりはじめはぷれーんですよね

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2008/11/10

中国不信

歩くだけ~先日、横浜中華街を通りかかったが、相変わらずたくさんの人でにぎわっていた。

相次ぐ中国製品の事故で、お客さんは確実に減っていると、この間タクシーの運転手さんは言っていたのだけれどもなぁ。


しかし向こうの食料品を扱っているお店に入ってみると、棚の向こうからお店の人の声が聞こえた。

「コレは中国産じゃないから!台湾産だから!大丈夫!」
「コレも!コレも!コレも!み~んな中国産じゃないから大丈夫大丈夫っ!!」

…やはりそれなりに苦労しているのだなぁ。

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2008/11/09

横浜マラソン大会…応援

今日は毎年参加している横浜マラソン大会(ハーフ)。

…の応援。

今年は友人知人誘い合わせた上でバッチリ定員締め切りを食らうという、地元マラソン部の部長として面目丸つぶれの結果になったからだ。

と、いうわけで、先に1人で(募集開始当日に)申し込みを済ませていた、友人STRさんの応援だ。


「関内駅スタジアム側出口に、8時40分。」
合言葉のように毎年同じ待ち合わせだけれども、今年はフラっと出かけられてしまう気楽さが、空しい。

木枯らし1号はとっくに吹いたようだけれども、本番前日から急に冷え込むのは毎年変わらず。
それなのに今年は着の身着のまま出かけられてしまう気楽さが、また空しい。

寒空の下かじかむ手でゼッケン付けに四苦八苦しない自分も空しければ、トイレのタイミングを心配しない自分も空しい。
あぁムナシ。


さて。
他人事のように談笑しているうちにレースはスタート!

初めてこのレースを歩道から見たのだけれども、数千人のランナーが見慣れたはずの街並を走るのは、非日常の大迫力だった。

すごいスピード!


そして友人は、例年よりずっと早いタイムでゴール。
すごいじゃん!
1人なのに…1人のほうがよかった?

今回はちゃんと目標タイム通りのスタート地点から走り出したのがよかったよう。
2人で参加すると、どうしても最後尾からなれ合いのスタートをしてしまい、人波にもまれて最初からペースを乱してズルズル…
やはりそれによる体力とタイムのロスは大きいようだ。
勉強になった。


「これで慢心しないように。!」
「次のレースに備えて努力を怠らないように!」

レース後の友人に、部長としてビシッと言ってみたものの…全然説得力がなかったはずだ。

彼が走っている間は、近くのジョナサンでぬくぬくBLTサンド(朝食)。
さらにはゴール後の充実感のある顔と汗の横で、「寒い寒い」を連呼している自分だもの…。


来年は、しっかりします。

僕らは何でもカタチから

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2008/11/08

黄金町今は昔

川沿いに等間隔で並ぶ小さなお店。
その奥には怪しく光る赤いランプ。
そして店頭にズラッと並ぶ、半裸姿のお姉さん達。

昼夜変わらぬその光景に、子供ながらに、
「ここは子供が足を踏み入れてはいけないところなんだ。」
と思った町、横浜黄金町。

飲み屋さん通りもいい雰囲気


しかしそんな風景も今は昔。

違法風俗店は摘発・一掃され、今そこにはキレイなアートスタジオや、若いオーナーによるカフェやバーが誘致されている。
道路脇に目をやると、警備員も常駐している。


今思うとあの風景も、他のところには絶対無い、個性的な横浜の1つの風景だったので、寂しい部分もある。
特に最近は開港150周年に向けて古い風景が無下にドンドン壊されているから、なおさらそう感じる。


でもそれは、ここに住んでいる人にとってはただの戯言。

「誰もが安心して暮らせる町に。」
そのための関係者の覚悟と努力は、この町の変わりようを見るとすごいことだったのだと思う。


現在、地域とアートの共存から街の再生を目指す事業の第一歩として、
「黄金町バザール」
というイベントが開催されている。

アートはあまりわからないけれども…
何か「新しいことがはじまる!はじめる!」といった気概を感じられるバザールだ。


前例のないであろう大プロジェクトは順調のよう。
建物や文化、街並、自然…昔のいいところは残しつつ、気取り過ぎず高尚になり過ぎず、ステキな町を目指してもらいたい。

今月いっぱいまで!

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2008/11/07

ラーメンラーメンラーメン

疲れている時、塩分を欲することが多い。
夜食とか、徹夜明けのお昼とか、しょっぱいもの…無性にラーメンが食べたくなる。

さらに今週は、水・木と道玄坂の“七志”がオープン2周年記念で「200円引きセール」をやっていて、ついついそれを含めた三日三晩三食、ラーメンだけを食べ続けてしまった。

ズルズルっと高血圧が加速したかなー。

カップヌードル含

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2008/11/03

ごらん、あれがポール・シフトさ(つづき)

(つづき)

○〈セミファイナル〉丸藤×近藤
まさか全日本が、こんなに早く近藤をぶつけてくるとは思ってもいなかった。
本気を感じた。
そのせいか、会場はささやかながら対抗戦ムード。
お客さんの「近藤!」「丸藤!」の声援対決や、「全日本!」の声なども。

他団体相手ならではか、会場の空気を逆なでするかのように、いやらしいほど細かく・えげつない丸藤の責めが目立ち、丸藤ペースで試合は進む。
やはり会場の空気を読む力は、師匠譲り。
するとお客さんは、どんどん耐える近藤に肩入れしてゆく。

なぜこれで決まらない!?


不知火、不知火改…決まる…いや決まらない!
するとそれを耐えてのラリアット、パワーボム!
1発の重さは明らかに近藤。
彼が主導権を取り返すたびに、会場の期待値がさらに膨らんでゆく。
決まる…いや決まらない!
会場はこんなに大声援で、近藤の後押しをしているというのに!

めまぐるしい応酬の末、獲ったのは、丸藤
ポール・シフト!!


国技館中に充満していた空気を裏切って、勝った丸藤はすごい!
耐えて耐えて、その中でも魅せた規格外のパワー、そして退路を断ってあれだけのベルトに対する意地と執着を見せた近藤も胸を張っていい。

まさかの結末に、勝負が決した瞬間、思わず友人と歓声を上げ、ハイタッチしてしまった。
ずっと純粋にプロレスを見てきたつもりだったが、ここ数年、いつの間にか気付くと流れだとかアングルだとか…余計な情報を考えたり、知ったかぶりをしたり、斜に構えている自分がいた。
試合中盤に、「あぁ…耐えて耐えて勝って、ベルト取り戻して、近藤は全日本のヒーローにか…。」
なんて恥ずかしながら考えていた自分を、最後はプロレス少年だった頃に戻してくれた、全てにおいて素晴らしい試合だった。

試合後、再び全日本のジュニア戦士達に囲まれる丸藤…カッコイイ!
まだまだ伝統のベルトをめぐる熱い試合は続いてゆく。


○〈メイン〉ムタ×みのる
あれだけの試合がセミにあって、お客さんもお腹いっぱいの空気を、入場だけで一変させ・集中させた2人は、やはりすごいと思った。
異なる世界観でそれぞれ絵になる2人が、リング上で対峙すると、それはもう摩訶不思議というか、本当にファンタジーといった、言葉ではとうてい表すことのできないような空気になった。

すごい絵


試合はまぁ…ムタの試合らしく。
みのるは完全にムタのペースに飲まれた感があった。

試合後敗れ、大の字になる鈴木のもとに現れたのは…高山
ムタ×高山、この2人の姿もまたすごい。
もはやレジェンドレスラー絵巻のようなこのリングに、それ以下がどう崩し、割り込むのか、期待したい。


とにもかくにも今日はセミ。

どちらかといえば丸藤の方がが目立ってしまった感があるけれども、それも対抗戦らしさか。
今年のベストバウトに数えるべき試合だと思う。
このためだけにお金払うべき価値があった、自分の中に数試合だけある、死ぬまで語り継ぐ、いや墓にまで持って行くプロレスの名勝負の1つになった。

もう本当に、プロレスで幸せな夜だった。

戦いは続く

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ごらん、あれがポール・シフトさ

全日本プロレス両国国技館大会、
「2008プロレスLOVE in両国 vol.6」へ。

プロレスLOVE!武藤体制の全日本はあまり見ていないので、直前まで迷っていたのだけれども…
セミファイナル、この試合がどうしても見たくて、足を運んだ。

3連休の最終日の夜ということで、会場の入りは7割5分といったところか。
大の大人が4人で1つの升席(相席)は厳しいなーと思っていたところだったので、主催者側には申し訳ないけれども、助かった。


全日本のファンって、いい意味でも悪い意味でも内向的。

パッケージングされた大会場での興行。
笑うところではしっかり笑って、ブーイングするところではしっかりそれをして、他団体の選手が出てくると「全日本!」の言葉が出てくる。

その辺りはいつでも変わらないのだなと思った。


○〈第1試合・3WAYマッチ〉フッチー×荒谷×菊タロー
技らしい技の無い、3次元のリングが2次元的な、目玉を数ミリ左右させるだけの動きの無い試合。
もう少し純粋な攻防で魅せる部分があってもいいなぁと、正直、ついて行けなかった。

○〈第2試合〉真田×征矢
真田は以前健介オフィスの興行で見たことがあったのだけれども、その時と同様、理にかなった攻めをするいい選手だなと思った。
じっくり腰攻めの間にも美しいドロップキックを挟むなど、華もある。

○〈第3試合〉西村エルビスシェーン×ケア論外MAZADA
ケアはどうしても馬場さん時代を思い出させるので、今の位置が中途半端に感じてしまう。
「迷走中」のように。
彼にはやぱりベビー…本体でトップを目指してもらいたい。

エルビス・シャープだったかな。
体格が昔の一流ガイジンレスラーっぽくて印象的だった。
デッド・デビアスみたいな?最近で言えば、JBLみたいな?ナチュラルなカンジ?ああいうカンジ。
何か、久々でよかった。

名人芸


○〈第4試合・浜亮太デビュー戦〉曙×浜
元力士が、国技館で、曙相手にデビュー戦とは、本人の気持ち察し余るところがある。

真正面からぶつかって行ったが、体格の差はいかんともしがたく、玉砕。
彼がプロレスラーとしてどこのポジションを目指すのか・任せられるのかによってだけれども、トップを目指すのならもう少し体を絞らないとと思った。


○〈第5試合〉諏訪魔カズ土方×タル平井YASSHI
タルチャンマンはやっぱりマイクがうまいなぁ。
YASSHIのカスラップも、その中断のされ方が素晴らしい。
そしてよくぞあの平井を、「北尾以来のナチュラルヒール」と名付け、開眼させたと思う。
確かに、あの様になっていない雰囲気がイライライライラ…ナチュラルヒール。

カズはとてもいい動きを見せていたが、その平井の踏み台に。
それともう少し、諏訪魔が平井をガンガンやっつけるところが見たかったなー。

あっもうとにかく振り返ると、平井中心の試合だったー。
掌で転がされてた!

ふぇいとーっ


○〈第6試合〉コジKAI大和×天山裕次郎内藤
天山って、あんなにつたない雰囲気だったか!?
「やっぱり天山は頑丈だな。すごいな!」
って最後に思ったのは、川田にバックドロップでガンガン投げられてた頃か。
まだ数年前だと思うのだけれども。
同様に小島も、あんなにつたない雰囲気だったか!?
もっとすごい迫力でラリアット打って、アピールしても間を悪くせずガンガン動いていた気がしたんだけれどもなぁ。

“テンコジ復活のための対決”の割には、“仲良くプロレス”のカンジがしてしまって、
それ以上に新日本の若手2人の方が目立っていて、
何か第三世代の衰えを感じたようで寂しかった。

試合の位置を考えると、新ユニット“F4”も、黄色い声援の量にはまだ伴っていないように感じた。

(つづく)

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2008/11/02

通過町

(きのうのつづき)

“山あるき部”部活動2日目。

っていうか2日目なので観光。


前日の晩、奥多摩で観光するようなところを探したのだけれども、なんとなく見つからず、青梅まで上った。

青梅といったらこのご家族

金剛寺でここの地名の由来となった青梅の木を見たり、昭和レトロ商品博物館で見たタブクリアの缶に懐かしさでプチ興奮したり、大正庵であなご天の大きさに驚いたり、ちょうど行われていた「青梅産業観光まつり」で地元の子供達やおっちゃん達にまざりながら歩き廻ってみたり。

青梅の青梅


またこの町は大通りを1本外れるとその対極のような風景が広がっていて…のんびりしてきた。

青梅街道はギュンギュン車やバイクが走っていて、しかし乗っている人達はこの町に脇目も振らずドンドン通過してゆく…
なんだか青梅の観光協会の人間でもないのに、一抹の寂しさというか、青梅のジレンマみたいなものを勝手に感じていた。

大きなイベントだったー

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2008/11/01

秋が年内最後(つづき)

(つづき)

今日のお宿は、御岳神社参道にある、“御岳山荘”

いわゆる歴史のある“宿坊”である。


“宿坊”なんて聞くとね。

料理は質素で、「お酒はありますか?」なんて言ったら叩かれるとか、
お部屋はふすま1枚で仕切られて、すきま風ピューピュー吹く中雑魚寝せねばならないとか、
朝は5時に起きて滝に打たれに行かねばならないとか、

そういうことを考えて、正直、ドキドキしていた。


訪れてみると案の定、門構えは老舗・歴史を感じさせる重厚さで…さらにドキドキ。

歴史ある由緒ある

しかしお出迎えしてくれたのは、とっても上品で丁寧なおかみさん。


歴史ある建物だけれど内装はキレイにリフォームされていて、ひろーいお部屋に通されるとすぐ、お茶を出していただいた。
窓からは東京の夜景を一望。
お風呂で一日の汗を流した後は、浴衣を着て、手の込んだおいしいおいしいお料理にビール飲みながら舌鼓。
お腹いっぱいになって部屋に戻ったら、すでに布団が敷かれていて…ホント驚いた。

ハッキリ言ってこの施設・サービス・お料理では料金が安過ぎる!
これじゃ2万円台の旅館だよ!

贅沢な時間


この贅沢さに、なぜか若者言葉が止まらない。

部屋でお茶すすりながら「ヤベぇヤベぇ。」(何が?)
お風呂入りながら「ヤベぇヤベぇ。」(何が?)
食事いただきながら「ヤベぇヤベぇ。」(何が?)


昼間ストイックに歩いていたそのギャップがなんだか恥ずかしくなるような、至れり尽くせりのホント、素晴らしいところであった。

宿の方はみんな丁寧で…我々も最後は、何度も振り向き何度もペッコペコ頭を下げながら、帰路につくのであった。

(あしたにつづく)

夜はストーブ

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秋が年内最後

厳しい季節はスルーして、決まって年3回活動の、地元“山あるき部”。

今日は今年3回目・年内最後の部活動として奥多摩へ向かった。

鋸山・大岳山を経て御岳山へ。

ルート的には御岳山からスタートする、我々のそれとは逆のコースを歩く人が多いと思われるが、この時期の御岳山とケーブルカーのこみようといったら…
「せっかく非日常を求めて来たのに…山でも通勤ラッシュ?」
と、それこそ朝から気持ちが折れてしまうくらいなので、本ルートをオススメしたい。


〈本日の電車〉
横浜駅→(JR横浜線)八王子駅→(JR八高線)拝島駅→
(JR青梅線)奥多摩駅

感じる登山ブーム。
拝島駅から乗り込んだ“ホリデー快速奥多摩号”にはたくさんの登山客(高齢者中心)が乗り合わせていた。

奥多摩駅では地元の山岳救助隊が、
「観光の延長気分で山に入らないで!」
「今年はすでに死亡5人・重軽傷21人!」
「行方不明者捜索のご協力ありがとう」
などのビラを配っていて、同時に事故も増えていることを実感し、いやが応でも気を引き締めさせられた。


はぁとさて。
奥多摩の紅葉はまだ五分といったところだったか。
しかしながら天気もよく、青く高い空・澄んだ空気…秋ならではの爽快なお出かけだった。

深呼吸し、肺の中に溜まっていた都会の汚い空気を循環させると、意識までもが日常生活を離れ…
そういえば友人から5年間文庫本を借りたままだなぁとか、そういえばいつもこの時期に出るボーナスが出なかったなぁとか、どうでもよくないことまでどうでもよくなるような雰囲気であった。
…よくない!


〈本日のルート〉
9:50「奥多摩ふれあい森林浴コース入口」→10:15愛宕山→
10:50天聖神社→

すごいのよこれが!愛宕山に向かう途中に突然現れる急な石段。
これがものすごい角度なの!
たぶん急階段日本一。
遠くから見たら壁画かと思った。トリックアート的な。

しかしその後はなだらかな道のりに変わる。
展望もないけれど、歩きやすい。

また、周りに人が全くいなかった。
あまり人気のないコースなのだろうか。
天聖神社は天狗を祭る。

12:15鋸山山頂→
鋸山周辺なると岩場が増える。
鎖場などもあってちょっと辛かった。
鋸山山頂も展望はなし。


13:55大岳山山頂→
なだらかな景色のよいところを歩いたり、急斜面に出会ったりと、コロコロ道が変わっておもしろい。
ここまで来ると登山客が急に増える。

大岳山山頂からは富士山。
東京都心も見下ろせる。
お陽さまがポカポカ照っていて…風は冷たいのだけれどもとてもいい陽気だった。

見下ろしてるぜTokyo


14:25大岳山山頂発→14:40大岳神社→
岩場多し。
でも景色がいいところも多いので楽しめる。


15:30ロックガーデン・綾広ノ滝→16:10七代ノ滝→
いよいよ御岳山、秩父多摩国立公園入山!
ロックガーデンは苔むす清流沿いの登山道。
歩くだけで気持ちがいい。

16:40長尾平展望台→17:05御岳神社
「御岳神社周辺は思ったよりも広く、高低差もある。」
それに気付いたのは七代ノ滝まで下った後のことだった。
のんびりと滝を眺めてマイナスイオンを吸い込んだ後、そこから長尾平展望台までの登り道が辛いこと辛いこと…。
もうすっかり道程も終わったものだとばかり油断していたら、ヒドい目にあった。

しかしながら、ほうほうの体でたどり着いた展望台からの眺めは素晴らしかった。
緑に囲まれた空間。
遠く、ピンク色に染まる大都会。
感動した。

ピンク色


道のり的にはそんなに厳しいものではなかったと思うが、歩いて歩いて7時間。
時間がそれなりに長かった分、さすがに疲労困ぱいであった。

と、いうわけで、御岳の神様に、「あした筋肉痛になりませんように」と追加でお祈りしたのであった。

(つづく)

岩場イヤだー

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