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2008/10/19

彼女達の決断。

七五三でした深川の八幡様をお参りして、不動尊参道の“六衛門”であさりめしを食べ、清澄庭園でのんびりしてから、深川江戸資料館へ。


野村佑香加藤理恵松永かなみ主演の舞台、
『エヴリデイ・エヴリナイト』
を観た。


下町深川で、
「三味線!落語!漫談!漫才!大エンターテイメント!!」
ってずいぶん大風呂敷広げたなと思っていたけれども、いやいやしっかりとまとまった舞台だった。

演芸場の舞台公演の様子を導入に幕が開き、「これって拍手するとこ?」なんて客席が戸惑うままに物語が進み出す。

三味線バンドを組み、人気が出はじめた順風満帆の女の子達が、人生の岐路に立って初めて悩み、決断する…
バックステージでのシリアスな演技。

しかしその途中途中で舞台がガラリと変わり、同演芸場の同僚達が登場し、芸を披露する。
その緩急がよいリズムを生み、とても見やすかった。


実際に登場する落語家や漫才師とは違って、三味線ガールズ3人はその道のプロではない。

しかしながら彼女達は女優。
舞台での凛とした姿、そこを降りた時の普通の女の子らしさ…見事に役を演じ上げていた。

脇を固める俳優達も非常に個性的で、老舗演芸場ならではの“なんでもあり”感がよく表現されていた。


物語は若者讃歌。

夢・恋・自身の未来…その決断。
ありがちなテーマかもしれないけれど、それが芸事という特殊な世界のフィルターを通しているため、説教臭くない。


物語の最後。

三味線ガールズ3人は、チームではなく、それぞれがそれぞれの決断を下し、異なる未来を見据えるのだけれども…その全てを尊重し、祝福するという空気がまたよかった。

どんな決断でも、悩んだ結果のものなら、その全てが明るい未来に続いてゆく。
そんな雰囲気のエンディングは、とても清々しかった。


自分がもう5歳若かったら、色んなことに迷っている時期だったら、きっと涙ボロボロ流して心揺れ動かされていたことに違いない。

すっかり枯れてしまった自分にとっては、自問の機会になった。

『エヴリデイ・エヴリナイト』

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