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2008/09/07

世界一強い男

 <ノア:東京大会>◇6日◇東京・日本武道館◇1万1500人
 佐々木健介(42=健介オフィス)が史上初のメジャー3大タイトル制覇を成し遂げた。ノアのGHCヘビー級王者・森嶋猛(29)を22分2秒、北斗ボムからの片エビ固めで撃破した。新日本時代の97年8月に故橋本真也さんから奪ったIWGPヘビー級王座初戴冠から11年。07年8月には全日本の3冠王座も奪取。その後もトップレスラーとしての実力を維持し続け、ついに前人未到の偉業を達成した。
 自分より30キロも重い145キロの巨体を担ぎ上げた。佐々木はこん身の力を込めた北斗ボムで、王者をマットにたたきつけた。レフェリーと場内の声が1つになった3カウント。プロレス界に新たな歴史が刻まれた瞬間だった。「何度も意識が飛んだ。あの王者に勝ってベルトを巻けることがうれしい」。今最も勢いのある29歳を粉砕しての戴冠。42歳の新王者は肩で息をしながら言った。
 31歳で新日本のIWGPのベルトを巻いた。それから11年の歳月をかけて全日本の3冠、そしてGHCの3大メジャー王座を制した。03年12月のフリー宣言以来、団体の枠を超えて手抜きなしの全力ファイトで戦ってきた。06年には左目眼窩(がんか)底骨折の重傷も負った。それでも戦い続けた。この日の22分2秒には苦闘のプロレス人生が凝縮されていた。見守った妻の北斗晶(41)は「いっぱい挫折もあった。ここまでこれたんだなあと不思議な感じ」と振り返った。(後略)
 (08・9・7『ニッカンスポーツ』

三冠王座奪取、団体と道場の設立、若手の育成、芸能活動、戦うお父さん…
ここ数年の健介のリング内外での充実っぷりを見ていると、今回の快挙もうなずける。

間違いなく健介は、今イチバン“強い”プロレスラーだ。


真の“強さ”とは、戦う相手や周囲(ファン)の存在等、全てを受け止め立ち上がり・包括する、人間的な器量の深さ。

そしてその源は、その人の“人生の重さ”。

彼が新日本やWJに在籍していた頃、ここまで大成するとは誰が思っただろうか。
迷走や挫折を乗り越え、人は強くなるのだと改めて実感させられた。


『ノア中継』で見て、20分を超えるあれだけのぶつかり合いの後も、彼の足はしっかりと地についていた。
精神だけでなく肉体的にも最高の時期なのだろう。

苦悩の時期を知っているのもあり、いつまでも真摯でいつまでもまっすぐなチャンプの姿には励まされる。
心から、おめでとう!


そして森嶋。

まだまだこれからの若き元チャンプは、個人的にはノアのタイトルマッチの流儀にのっとらずに、10分そこそこで決着をつける闘い方をしてもいいと思う。
かつてのハンセンやベイダーのような。
それだけ彼は恐ろしい武器を持っているのだから。

王座転落という挫折…いや彼としては王者としての日々の苦悩の方が大きかったように思うが、あれもこれも全てが成長の第一歩。
やがて本物のチャンピオンになるための。
じっくりと期待したい。


最近のメジャー三大タイトルは、新世代に移行しつつある流れと、それを食い止めようとするかつての四天王・三銃士+健介という図式。
ほとばしる若さによる熱い思いと、重い重いプロレス人生のせめぎ合い…この譲れぬイデオロギーの闘い、あぁやっぱりプロレスって、おもしろい!

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