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2008年6月の記事

2008/06/30

週頭からつまづいたっ!

今朝。

一週間のはじまり。
ここのところ祝日がなくて折れそうな心を奮い立たせ、気合いを入れて家を飛び出し、線路沿いの道を駅に向かって走っていた。


すると、並走し、今まさに私を抜かんとしていた各駅停車が、突然線路上で止まった。


息を切らして駅に着いてみると…悪い予感は的中。
「人身事故で運転見合わせ中」
の掲示が…。


土日ですっかり週明けの仕事を忘れてしまう私は、完全に余裕モードに。
これみよがしに踵を返し、駅前のマクドナルドに入ったのだけれども…みんな考えることは同じなのだ。

マックのレジから、お店の外にまで続く行列が!

今朝は満員電車ならぬ満員マックで食べる、ソーセージマフィン。

オレンジジュースが薄かったよ…

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2008/06/29

ひのきのぼう、大回転!

土日出勤でしこしこ作業をしていた仕事も一段落着いたため、当ブログ絶賛応援中の、南知里さまの“撮影会”に出かけてみた。

いわゆる“アイドルの撮影会”なんて、未知の領域。

しかも私のデジカメは、何度も言うように3,4年前に父親が会社の運動会でゲットしてきたコンパクトデジカメ。
例えて言うなら、ひのきのぼうの装備でギアガの大穴に飛び込むかのような、無謀な挑戦だ。


なぜこんなことができたかというのは…

最近、Fu-Fu@代々木公園のライブでお話させていただく同志のファンの方がいる。
それぞれ年齢はバラバラながら、やはりみんなアイドルファン業界の玄人で…初心者である私の5才児並みの、
「なんで?ねぇアレはなんで?」
という質問に丁寧に答えてもらっているのだけれども、これがとても勉強になりおもしろいのだ。
どんな業界も、深いねぇ。

今回は、その方々に誘ってもらった安心感からだった。


さて。撮影会。
マンションの一室に設けられた小さなスタジオでそれは行なわれていた。

仕事で撮影の立ち会いをしたことはあるけれども、それは後ろから口をはさむだけの気楽なもの。
いざ自分がカメラ持ってそこに入って行くなんて…ドギマギ。

周りは全員、はがねのつるぎにモーニングスターに…じゃなかった、一眼レフだったが、知っている方がいるので少し安心した。


さてさて。被写体であるご本人登場。

明らかに失礼な私のカメラにも快く応じてくださり、眩しいのはすでにセットされていた照明のせいではなかったはずだ。

よかったねぇ、そろそろ買い換えようと思っているマイカメラ。
最期に美しい人を撮れて…。

彼女は業界の人らしからぬほどほんわかしている人で、その空気感のままゆるやかに会は進んだ。
撮影しているのだか喋っているのだか、わからないような…。
いい意味で“和気あいあい”だったけれど…みんな何が目的なんだ!?わからないよ!


しばらく周りの話を聞いていると、見知らぬあの人も、ちさとさまのブログのコメント欄で知っているあの方だったりして、すごく内輪感。

も、もはやこの雰囲気は…“ファンの集い”。
そのおかげか最後のほうは緊張もほぐれて、少しその場になじめていたかなと思う。

先輩方のお話によると、撮影会の前半は撮影が目的の人がメイン。
そしてサイン会などが含まれることの多い会の後半が、そうではない人がメイン。
という傾向があるそうだ(私が参加したのは4部制の最後の部)。
なるほどー。


最後にサインをいただき、例のごとく「がんばってください…」的な全く気の利かない言葉を発して、お開き。

しかしなんだかんだで貴重な経験をした午後であった。


帰り際、諸先輩方から、
「一線超えてしまったな…。」
との複雑な視線をいただいた。

いやいやいや、ひのきのぼうだし!
リレミト!

ビンテージ、にはならない

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2008/06/28

名曲は色あせない

絶賛活動中のアイドルユニット“Fu-Fu”が最近カバーしている曲が、リンドバーグの、
『君のいちばんに…』、
『BELIEVE IN LOVE』。

これをユニット色を活かした激しい(ヲタ芸を取り入れた)ダンスと共に披露している。


誰にも音楽というものに興味を持ち出した時期があると思うが、私のその頃は第4次バンドブームの終焉の時期であった。

そこからプロデューサー主導アーティストの時代になるにはほんの少しだけ空白の時間があって、その間のアーティストにはやはり思い入れがある。

ユニコーンの解散に衝撃を受けたり、BLUEHEARTSの曲が小学校の学級歌として使われ、今考えると当時から世代を超えたすごいバンドだったのだなぁと思ったり。


そして、よく見ていたテレビ番組から流れていたのは、リンドバーグ

昨年『every little thing every precious thing』が阪神タイガース藤川球児の入場曲で再び注目を集めたように、大量生産・大量消費されていた90年代の音楽の中には今聴くと色あせて感じてしまうものも多いが、この時期のバンドの音楽は今でも全く色あせていないと思うのだ。


もちろん当時からのファンや、思い入れが作用しているだけでなく、初出のFu-Fuの例のように、新しい世代によって違和感なく歌われるということは、やはりその証明なのだろう。

と、いうわけで、代々木公園でじんわりと懐旧させられているのである。


あっリンドバーグといえば、渡瀬マキ
“方言女子萌え”の元祖。きっと元祖。

ちなみにFu-Fuにはその要素の方は多分いない。
関東圏多し。

夏だ!屋外だ!

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2008/06/26

しとしと

しとしと雨で、肌寒い、梅雨らしい1日。

朝の静かな雨は、周りの音を吸いとっているかのよう。


「自分も今日はゆっくり、密やかに、過ごしてみようかな」と思うが…
それは通勤電車の雑踏にまみれてすぐ消えた。

立派な社会の歯車の一部だZee。

特に病んでもいないが長い休みが欲しい時期

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2008/06/25

シルバーキング

ソフトだけは数本買っていて、今までずっと他人の本体で遊んでいたのだけれども…

ついに“nintendoDS Lite”を買った。

ちなみに色はグロスシルバー。

カチョオーン!


ちなみにちなみに、昔に買ったゲームボーイアドバンスも、PS2も、銀色。

ゲームのラック上でサターンと並んで、調和がとれるようにとの配慮から。

ゲームの墓場じゃないよ

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2008/06/22

本は廻る

アルバム『おうちが火事だよ!ロマンポルシェ。』のロマンポルシェ。

その掟ポルシェの家が本当に火事になってしまったようで…
中野ブロードウェイ内の本屋“タコシェ”で、煤のかぶった生き残りブックフェアをやっている。


しかしそれが、ダンプ松本の本であったり、野村沙知代安達有里の写真集のセットだったり、場末のリサイクル本屋さながらのラインナップで笑った。


と、いうわけでその中から、アントニオ猪木の著書、
『燃えよ闘魂(増補改訂版)』
『苦しみの中から立ち上がれ』
を購入。

『燃えよ闘魂』は300円で購入したのだけれども、開いてみるとブックカバーに、ブックオフの「100円」の値札が貼ってあった…。

ロマンポルシェ。の昔のポジ付き(おまけ)

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2008/06/21

活動場所は5階。

調べものをしに図書館に行った。

学生時代の一時期は毎日通っていた場所だったけれども、ずいぶんと久しぶり。


横浜市立の中央図書館

広くて、明るくて、うるさくなく静か過ぎず、居心地がいい。
ここの市に税金を納めていてよかったなぁと思える、唯一の施設だ。

野毛の丘にどーん

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2008/06/20

共感、共感、そこは違うっ!

今朝の電車。

隣には、背の低く、若い、大学生風の女の子が立っていた。


その子の手には、マンガ『ROOKIES』。

わかるわかるよっ!おもしろいもんねっ。
ドラマなんかより断然、原作だよね。


そして、彼女は常に鼻をムズムズさせていた。

わかるわかるよっ!カゼひくよねこの時期っ。
そんなに暑くないのに、どこもエアコンかけ過ぎだよね。


しかししばらくすると、彼女はおもむろにハンカチを取り出し、目頭を押さえ出した。
…そう。カゼではなく、泣いていたのだ!

わかるわかるよっ!この作品は感動するものねっ。
私も会社で泣きました!


んで、どこのシーンで泣いているのかな?(チラリ)
…22巻。

それはおかしいだろーっ!
泣くところは最初の練習試合で、集まったギャラリーから「湯船コール」が起きるところだろ!
22巻なんて、森田まさのりの体調の心配で涙が出るくらいだわっ!

なんだかんだいってもその姿に萌えました

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2008/06/19

次号は「きゅうり」です。

最近の好きな雑誌は、

ポプラ社
『「旬」がまるごと マザーフードマガジン』


隔月発売で、毎号1つの食材を、料理・生物・風俗・デザインや記号など、さまざまな角度からとり上げる意欲的な雑誌。

例えば、「たこ」の号だと…
「たこのてんぷら」を取材したページがあって、
「たこ図鑑」のページがあって、
「たこさんウィンナーについて」があって、
「たこのカタチの遊具がある公園」があるという…なんというバラエティ感!


また、写真とデザインもとてもいい。
私がこの雑誌に出会ったきっかけは、創刊号の「まぐろ」の表紙があまりに美しく衝撃的だったからで…それからずっと読んでいるのだ。


先日、ずっと探していた創刊準備号「キャベツ」を、会社の本棚で見つけて1人でぷち興奮。

巻頭にある、“キャベツのグラビア”とでも言おうか。
その成長過程を写した、十文字美信の作品が、すごい。

まるで科学館で人間の胎児の標本を見た時のような…タブーをおかしてしまったようで、でも神聖な、そんな気分になる。

『「旬」がまるごと マザーフードマガジン』

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2008/06/18

じ、じゃあ…Perfume(のっち)。

きのうの記事のタイトルに、「Perfume」がついているだけで、検索サイト経由でたくさんのお客さまが来られているようで…。

すごい人気だな!


しかし来る人来る人、何も有益な情報の無いここにガッカリしているだろうなと、何となく申し訳なく思った。

と、いうわけで、描いてみた(↓)。

ボキャブラ世代

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2008/06/17

Perfumeは全員A型(拍手)

気にしないと言いながら、おそらくとらわれている、血液型。

女性誌などの「血液型診断」のA型の欄を読むと、どうも自分によく当てはまっているなと思ってしまう。
もはや最近では、自分からその型にハマりに行っているかも、というくらい。

そうしてステレオタイプな自分に気付き、あ然とするのだ。


私の周りにはA型が少なく、その性格は理解されず、しばしば弾劾の的になる。

「冷たい!」
「細かい!」
「へ理屈野郎!」
「ヒネクレ者!」
「気にし過ぎ!」
「つまらない!」

など…。
そんなに悪い性格かなぁ。
(ほとんどの原因が私個人によるとも思えるが)


また、A型は大物になれない気質とも言われる。

だから大成した有名人がA型だと、拍手を贈りたくなる。


血液1つで勝手に仲間意識。
やっぱり、多分に、とらわれている。

がんばろうA型

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2008/06/16

男の子の初恋

男子の人生における“初恋”。

その相手は、72%が幼稚園(保育園)の先生だ(予想)。


私のその頃は、『キン肉マン』の全盛期。

マンガを読み、アニメを見て、キン消しを買い漁り。

小さなメモ帳に超人の顔と名前を書いて、冷蔵庫にベタベタ貼って覚えたり、それをトレーディングカードのように握りしめて出かけていた。


もちろん幼稚園でも、そうで。

私の超人の紹介と解説に、先生はよく付き合ってくれた。
仕事とはいえ、何と心の広い所作だろう!


もしかしたらあの時、彼女がそれを受け入れてくれていなかったら…今のような自分にはなっていないと思うのだ。

趣味に傾倒するとか、収集癖とか、趣味に理解を示してくれる人をすぐ好きになっちゃうとか、マンガやイラスト好きから廻り廻って就いた、今の仕事だってしていないと思う。

…アレ?何かヒトとして男子として全部悪い方向に行ってしまったカンジ?
イヤイヤそんなことない!


その先生は、私が卒園すると同時に寿退社してしまった。

その後1〜2年やりとりが続いた手紙は、物持ちがいいのでしっかり手紙入れの最下層にしまってある。

「かんげくんにおしえてもらった、らーめんまんや、りきしまん、すてかせきんぐ、まだおぼえています。」

なんて書いてあったように思う。


と、いうわけで、男子の人格形成をも左右する幼稚園の先生は、大切な、大切な職業。

この仕事をしている学生時代の後輩には、このことを毎度口を酸っぱくして言っている。
…ちょっと気持ち悪がられていることだろう。

キン肉マンとねーテリーマンはねー同じ超人強度なんだけどねー、ラーメンマンはそれよりねー…

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2008/06/15

街の人全員のチカラで街は動いている

 東京・秋葉原の17人殺傷事件から15日で1週間。73年から続く毎週日曜日の歩行者天国は中止になり、人通りも普段より少なかった。ホコ天の消えた「アキバ」を歩いた。
 派遣社員、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)がトラックで突っ込んだ午後0時半。現場の交差点では、警察官が「事件を目撃した人はいませんか」と呼びかけている。殺害された7人をしのぶ献花台から、線香と白菊の香りが漂う。花を手向け、手を合わせる人が後を絶たない。
 浮かない顔をみせるのは、秋葉原電気街振興会の小野一志会長(54)。「2~3割は人が少ないねえ」。父の代から創業57年の老舗。「歩行者天国は街の顔。危険を理由にした中止は容疑者の思惑通りだし、売り上げを心配する店もある」と話す。しかし、ここ数年アニメ衣装を着る「コスプレ」文化で有名になり、「街のイメージが変わった」と歩行者天国中止を歓迎する住民がいるのも事実だ。(後略)(08・6・15『毎日新聞』

そうでなくても以前から秋葉原では、個性的な小さな商店が次々になくなり、その跡地が区画整理され、普通のファッションビルやグルメビルがギュンギュン建っている。

この現象に対して、

「“タウンマネジメント”という名の元に集まった人々が、街の利権問題を巡った末に、オタク文化を悪者に仕立ててその間に街を浄化しようとしている。」

という声も一部から上がっている。


少し前に世間を騒がせた、歩行者天国での“ハレンチ報道”。
これについて警察に逮捕された沢本あすか(22)が、テレビ局から謝礼を受け取りパフォーマンスを行ったと発言したことにより疑いが強まったのだ。

(〈リンク・トラックバック〉●「秋葉原タウンマネジメント会社が描く秋葉原浄化シナリオ 」→08・4・27『世の中に絶えてメイドのなかりせば萌えの心はのどけからまし』

この一連の問題、非常に興味深い話だ。


街は変わるもの。
だけれども、誰かの意図だけでムリヤリ変えるというのであったのなら、あまりに暴力的だ。
もしそうであったのなら、これは決して「浄化」ではない。


先の通り魔事件により、ますます街や街の人の風当たりは強くなった。

歴史があり、稀有で、愛された街。
これ以上誰かが傷つかないで済むように、関わり合う全ての人々の思いが活かされるように、たくさんモメて、時間をかけて変わればいいのだと思う。

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2008/06/14

あやまらなくていい!(つづき)

(つづき)

○〈第6試合〉秋山リキ金丸×高山佐野平柳
平柳の試合。
秋山にちょっかいを出して逃げてみたり、高山をノリに任せて命令してみたり。
第4試合は、他の3選手がたてることによって一平の試合になっていたけれども…ここでは平柳が自ら動き回ることによって、自分の力で秋山高山を完全に喰った!

このレスラーを前に見たのは12月だけれども、その時とは別人。
わずか半年の間に、平柳はものすごいスピードで自分の小悪党プロレスを確立させた。
これはすごいことだ!

○〈セミ〉小橋KENTA×健介中嶋君
小橋×健介
KENTA×中嶋
が熱いのかと思いきや…タッチロープを握る健介につっかかるKENTA!
すると中嶋も触発されて、コーナーに控える小橋にキック!
仕掛けられた2人はますますヒートアップ!
4人が4人とも熱くて、会場は盛り上がりっ放し。
あっという間の30分ドローだった。

今の健介はとにかく強い。
彼の人生でイチバンいい時期なんじゃないかと思う。
三冠の直後だからしばらく時間は空けなければいけないのかもしれないけれど、森嶋に挑戦、なんて夢だ。
そして中嶋君のキックはいつみてもすごい。
業界イチだろう。
他の選手の蹴りとは違い、よりしなやかでより強烈で…胸へのミドルキック1発で客席を湧かすなんて、なかなかできない芸当だ。

熱過ぎる!


○〈メイン〉モリシ×杉浦
杉浦の投げ技への意地を、何よりも感じた。
途中、ジャーマンが崩れて森嶋の全体重がのしかかっても、それでもあきらめずに、投げ!投げ!投げ!
そしてそれを受け切って、驚きのムーンサルト→バックドロップで決めたモリシもあっぱれだ。

しかし試合後のチャンプの一声は、
「(ふがいない試合をして)すいませんでした!」
その時、お客さんの頭には「?」が浮かんだ。

確かにセミの盛り上がりに比べたら、ずいぶんとひけをとった。
しかし例えば、突然あしたに新日本全日本との対抗戦が起こり、絶対に負けられない試合が決定したら、NOAHのファンは自信を持って森嶋を送り出すことだろう。
それだけ森嶋は、この1年でファンの信頼とを得ている。
あれだけデカくてあれだけ動けて説得力(NOAHファンの好きな言葉)のあるレスラーは、他にいない。

そして今日の試合は、2人にしかできないものだった。

だから胸を張っていい。
誰ももうモリシを役不足だなんて思っていないのだから、気にせず突き進め!
そして攻めて攻めて、攻めまくって、破壊王やハンセン、ベイダーのような恐いレスラーになって欲しい。
いつも何かに不満そうで、リングの上でそれを爆発させる、そういう姿が似合うから。


さて。プロレス初観戦の友人2名。
後ろの席に座っていた男性グループが、いわゆる“熱く討論・批評観戦”タイプの人達で…その熱さにひいてしまったようだったが、全試合終了後の感想はこうだった。
「エルボーもチョップも激しいっ!本気じゃないか!」
「プロレスラーってすごいな!」
コレコレ!聞きたかった言葉!
あぁよかった。すごく嬉しかった。

友人とはよく学生時代、“ヤオガチ論”でケンカした。
しかしリング上の闘いを実際に見てしまうと、そんなこと言うのがバカらしく・恥ずかしくなる。
やっぱりプロレスは、生なんだ。


見れば見るほどおもしろくなるのがプロレス。
友人も今日1つの歴史を体験し・それに組み込まれ、次にリングを見た時は思い出や思い入れが作用して、もっと楽しくなる。
次は後楽園ホールの3列目くらいで、迫力の試合を見られたらいいなっ。

まさかムーンサルトするとは…

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あやまらなくていい!

プロレス観戦未経験の友人2人と、プロレスリングNOAH横浜文化体育館大会へ(席は1階の後方)。

「プロレス初めてのお客さんは、まずNOAHへ。」
これが私の中での定説。

しかし横浜の人はあまりノリがよくないというか…今まで横浜の興業で盛り上がった経験がなかった(WWE上陸とか大仁田×長州電流爆破とか、歴史的興業は除く)ので、少々心配ではあった。

○〈第1試合〉泉田太二×起田健斗
これだけキャリアの差があると、泉田の強さは際立つ。
太二は顔がいいし、動きもいいし、一見さんにはとても印象が強い。
ドロップキック1つで「おおっ!」と言う友人に感動。
見たかったなぁ、スーパースターエルボー。

まだ暖まる前の静かな会場に、後ろから、
「行けーっ!健斗!」
「がんばれーっ!高志!」
の大きな声。
誰もがすぐわかる、北斗の声。

○〈第2試合〉カシラアニキ雅央×多聞菊地百田
雅央の人気に嫉妬。
ベテランによる、恐ろしいほどに安定感のある試合。
コミカルなムーブもあり、友人達も満足だったようだ。

しかし、そろそろ多聞と小橋のタッグが見たい。
小橋退院後のスパーリングのいきさつなど、より2人の結束が強まった、今こそ!

○〈第3試合〉田上ヨネ×彰俊宮本
宮本の査定試合といった感があったけれども、客席には彼の大応援団が来ていて、そんな雰囲気を吹き飛ばした。
精悍な顔つき(馳っぽくて好き)体つきで、一度挫折を味わった分、厳しいところで揉まれればもっともっと雰囲気のあるいいレスラーになるだろう。

○〈第4試合〉三沢一平×丸藤鼓太郎
一平の試合。
もう少し三沢と丸藤のいいところを見たかった。

○〈第5試合〉小川×青木
本当にプロレスの教科書を開いているような、技術の高い攻防。
しかし、どんな教科書でもそれを開いている時は、得てして退屈なものだ。
あまりに2人のスタイルが似ていたために、お客さんに伝わりにくかったのも確か。
これが例えば、小川×一平だったり青木×森嶋だったりしたら、盛り上がるのだろうな。

(つづく)

次の試合は高山登場です

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2008/06/13

ハワイにブルーハワイはあるの?

「ペプシブルーハワイ」を買った。

まさに“ブルーハワイ”な、年輩の人なら間違いなく眉をしかめる、この不自然で派手な青色…。


昔駄菓子屋で30円くらいで売っていた、ビニールの袋に詰まったジュースのようなチープな(ここではいい意味で)味で…

味覚がまだまだ子供の私には、懐かしく、意外とおいしかった。

…飲んだ後、舌真っ青。

とても体に悪そう…だがそこがいい!

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2008/06/12

素晴らしき人生

 「いやあ、映画って本当にいいもんですね」のせりふで親しまれた映画評論家の水野晴郎(みずの・はるお)さんが10日午後3時5分、都内の病院で肝不全で亡くなっていたことが11日、分かった。76歳。肝臓の持病や骨折などで、ここ数年は入退院を繰り返していた。宣伝担当者、評論家、監督として、映画にかかわり続けてきた一生を、女優三田佳子(66)らが悼んだ。通夜、告別式は密葬で営まれ、7月にお別れの会が開かれる。
 水野さんは病床でも映画への情熱が衰えることはなかった。4月22日に路上で転倒し、検査入院したのが、今年3回目の入院だった。2カ月前にはペンが持てなくなり、口頭で脚本執筆を行っていたため、親族や親しい関係者も覚悟を決めていた。
 だが、水野さんは誕生日の2日前の7月17日に復帰会見を行うつもりで治療に専念していた。枕元には監督、脚本、製作を務めてきたシリーズ「シベリア超特急」の新作脚本が置いていた。DVDで過去のヒチコック作品や新作を見て「どこからが仕事で、どこからが趣味か分かんないね」と苦笑いしていたという。(後略)(08・6・12『nikkansports.com』

テレビの映画番組から、映画評論家による作品解説がなくなったのはいつからだろう。

なくなってはじめて感じた、寂しさ。


エンターテイメントはそれだけでももちろん楽しめるけれども、その作品を誰かと共有し、語り合うことによって、さらにそれが高まる。

はじまりと終わりに必ず出てきて話しかけてくれる、映画番組における映画評論家というのは、テレビという一方向のメディアにおいてそれを可能にした、貴重な存在だったのだ。


アニメ化が幻になってしまった(?)自身の監督作品『シベリア超特急』

そして何より個人的に印象に残っているのは、トンボのようなでっかいサングラスとゴリゴリのアメリカンポリスの格好をして、バイクにまたがるの姿。


「好きなことも仕事になるとイヤになる。」
と言われる中で、
好きなことを追い続け、変わらない姿勢であり続けたその情熱には感服する。

大好きなことにずっと囲まれていた、きっと幸せな人生だったのだろう。


たぶん、みんなが思った言葉(↓)。

「いやぁ人生って、本っ当に素晴らしいものですね。」
「また、ご一緒しましょう…。」

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2008/06/11

人々は変わっている。じゃあマスコミは?

ネットの世界ではずいぶんと前から、偏向報道などで批判されてきていた日本のマスコミ。

そのはじまりは宮崎事件からの、
「またゲームか!またオタクか!」
なんていう、オタク×マスコミという図式だけだった。

しかし、昨年ネットから生まれた「アサヒる」という単語が『現代用語の基礎知識』に普通に掲載されたりと、今やそれは実社会にまでじわじわと浸透してきている気がする。


確かに日本のマスコミが以前から問題があったのは確か。

偏向報道、身内にだけ甘い体制、視聴率至上主義とねつ造、思想介入、報道の自由を勘違いした記者、記事に値しない記事、マスコミ支配、スポンサーや広告代理店との癒着、報道番組のバラエティ化、等々。

「情報を伝達するもの」がマスコミならば、今そう呼ばれているものは全て当てはまらないとさえ思えてしまう。


国民全員が新聞やテレビを見てそれに右向け右で倣っていた昔なら、おバカな視聴者を操作して、自分達が社会を動かしているという思いで好きにやれたのかもしれない。

しかし今は、ネットの恩恵なのだろうか、それともこのような体制自体にムリが生じてきているからなのだろうか…多くの人が学び、自分で考え、今までがおかしかったことに気付きはじめている。


国民全員の共有文化であったものがそうでなくなりつつある媒体。
たずさわる人達が上記のような意識や、古くからの習慣・権力を粛正しようと思わなければ、この業界に未来は無い。


先日の秋葉原の事件で、ネットの世界ではさらにマスコミへの糾弾が強まっている。
事件が起きる度に、新聞やテレビを見て、何よりも思うこと。

「そこまでするものなの?」

加害者の両親の会見や、桃井はるこのブログの文章が心に刺さる。

〈リンク〉●「2008年6月8日千代田区外神田の中央通りで起きた事件について」→08・6・10『モモブロ』


人々は変わっているのに。
もうみんな気付いているのに。

(〈トラックバック〉●「どうしても書いておこうかと」→08・6・11『萌えないごみ』
●「報道のモラルのあり方・・」→08・6・11『JP●DREAM』
●「何でも社会のせいにするな」→08・6・11『ねこまんま』

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2008/06/10

みんな考えて、みんながんばっている世の中なのに

 東京・秋葉原で8日、通行人らがナイフで刺されるなどして7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件で、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕された派遣社員加藤智大(ともひろ)容疑者(25)(静岡県裾野市)が、「会社(派遣先)に居場所がなくなった」と供述していることがわかった。
 加藤容疑者は事件の3日前、派遣先で作業服がなくなったと思い込み、職場を飛び出す騒ぎを起こしたほか、「2~3日前に犯行を決意した」と話していることから、同庁では、このトラブルが無差別殺人の引き金になった疑いがあるとみている。(後略)(08・6・10『読売新聞』

日曜日の夜、ご飯を食べながらこのニュースをはじめて知って、落ち込んだ。

前の日に普通に歩いて、普通に信号待ちしていたその場所で、そんな事件が起きるとは…
驚きと、疑問と、恐怖と、やるせなさと、加害者に対しての怒りがまざって、複雑な気分だった。


誰もが日常生活で、心を傷めながら生きている。
そんな時我々は、
きのうは「自分が悪いんです。」と反省し、
今日は「アイツが悪いんだ。」と責任転嫁しながら、
心を落ち着かせ、来る日も来る日も生きている。
なんとかバランスをとりながら。

しかしヒトの中にはそのバランス感覚が悪い人がいて、
「自分のせい」ばかりになって自分を傷つけ、「他人のせい」ばかりになって自分以外を傷つける、そんな衝動にかられるのかもしれない。


でも。
どうしても自分の中のバランスがおかしくて、どうしょもない時は、逃げればいい。

学校でイヤなことがあったら、家族の元へ逃げればいい。
職場でイヤなことがあったら、恋人の元へ逃げればいい。
友達でイヤなことがあったら、ゲームの世界に逃げればいい。

ヒトには、たくさんの世界があるのだから。

親との世界が全ての生まれたばかりの子供じゃあるまいし、加害者には、職場にしか自分の世界がなかったのだろうか。


それでも、他人が嫌いで嫌いでしょうがなくても、同時に自分が好きで好きでしょうがなかったら、こんな事件は起こせないと思う。
だってその後は、確実に、法で裁かれるんだもの。
たくさんの人に、怨まれたり嘲笑されたり哀れまれたり、するんだもの。

やはりこの犯人は、他人はおろか自分の“その後のこと”さえも考えることができない、考えることを停止させた人間なのだろう。

こんな無思想で無差別のテロに巻き込まれた方の無念さを思うと、本当に心が痛い。


とにかく、趣味がどうとか思想がどうとか、場所がどうとか方法がどうとか凶器がどうとか、性格がどうとか中学校時代の文集がどうとかは関係なく、誰もが日々がんばっている世の中で、1人白旗を揚げ、誰かを意図的に傷つけるような人間は最低だ。

加害者の人物像が自分には理解ができなさ過ぎて、頭がこんがらがる。


以前も書いたけれども、私は死刑の存在は犯罪に対してとても強い抑止力があると思っていた。

しかし、
「死刑になりたかった」とか、
「マスコミを賑わせたかった」とか、
このように考えることを停止させた犯罪者に対してそれは全く効果が出ていなく、愕然としている。

最近よく報道される、このような非情の犯罪者に対しては、一体どうすればいいのだろう。
中世ヨーロッパの拷問や、江戸時代の市中引き廻しでもしてより強烈に、見せしめにでもすれば…イヤあまりに時代に逆行して馬鹿げているか。


そもそもなぜこのような人が出てきてしまうのか。
人間というか生物としての根本的なズレを生じてしまうのか。

そこから考えて、誰か1つのせいにせず、我々が人間らしい文化的な社会を再構築する必要があるのかもしれない。
みんなが・誰1人欠けることなく全員が考えて、生きていくように。

壮大に飛躍してしまったが、何となくそう思った。

(〈トラックバック〉●「秋葉原歩行者天国で通り魔 10人ケガ、7人死亡」→08・6・8『痛いニュース』

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2008/06/08

作戦裏目(ゴメンナサイ)

今日は恒例の、バドミントンの地元区民大会(ダブルス)に参加した。

最後にラケットを握ったのは…2月の頭だったから、4ヶ月ぶりの体育館だ。

今日のパートナー・友人の店長さんも、ブランクは私と同じ。
しかも共に普段から座り仕事の運動不足の身。
ハッキリ言って、不安であった。


参加者が多過ぎる悩みさて。
この大会は男女別で、

A(上級者)リーグ
B(中級者)リーグ
C(初級者)リーグ
D(初心者)リーグ

に分かれ、自己申告で各リーグ戦に参加する。

私ももうかれこれ5,6年参加してきて、ずっと“Bリーグ”に参戦していたのだけれども…上記の理由から今回ついに、“Cリーグ”へ参加することにした。

けんそんのある日本人気質というやつだろうか。
真ん中のBリーグは参加チームが多く、中には「君達はどう考えてもAリーグだろ!」という実力の人もいたりして…
普段運動もせず昔の貯金だけでラケットを振り回している、根っからの中級者である私のような人間にとってはずいぶんといずらくなってしまったのだ。

これは決して後退ではなく、あくまでも自分を客観的に見た上での、身の丈にあった前向きなランクダウンである、と思いたい思っている。


しかも今日、私にはさらなる秘策があるのだ。

よなべさよなべ!コレ!(→)
きのうの夜にアイロンかけかけしてつくった、
「コッチ打ってくんなTシャツ」!!

これでもう私がミスすることはない。
だってシャトルがコッチ飛んで来ることがないんだもの。


と、いうわけで、特に強調することもなくさらりとこのTシャツを着て、試合開始。

するとあらあら不思議!
ホントにコッチ打ってこない!
「逆にコッチばっかり打ってくるかも…。」という心配はとりこし苦労だった。

いやーすごいね、このTシャツ!
作戦大成功!


しかし、お互いドッコイドッコイの実力なのに、パートナーばかりにシャトルが飛んでいったら…ダブルスとして機能するわけがなく、疲弊する一方の友人を横目に、私は何もしてあげられないまま、試合は終わりを告げるのであった…がく。

コッチ打ってくんな!

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2008/06/07

tokyo!

今日は、毎年悩みに悩む“父の日のプレゼント”等、色々とお世話になっている人への贈り物を探しに、お出かけ。

まずは浅草
お寺で、お参り。
「平穏な毎日」をお願い。

お天気にも誘われて


そのまま歩いて上野
お昼ご飯と、“ガラクタ貿易”で大きなダブルクリップを買う。
何に使うかは不明。

当社比


さらに歩いて秋葉原
“レトロげーむキャンプ”で、あまりおもしろくなさそうな裸のファミコンソフト15本をまとめて購入。
そのお買い上げ金額は…計1,500えーん!やっやすい!

レアなモノは…入ってなさそう


あれ?
結局自分のことばかりになってしまった…。


と、いうわけで、ちゃんと夜に渋谷に戻ってきて(電車で)、買い物した。

今年の父の日は、“ビルケンシュトック”のサンダルを…サイズが全くわからないので、自分よりも一回り大きいのを買ってみたのであった。


今日はそんなこんなの東京デー。

どこも観光地だったので、たくさんの人がいて、帰る頃には頭痛になった。


ちなみにどこで聞いたかは忘れてしまったのだけれども、地方から出てきた人が、いつもの渋谷のいつものスクランブル交差点の人ごみを見ると、

「今日はお祭りやってるのか!」

と思うそうだ(ホントかな)。

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2008/06/06

ラララお天気の週末~♪

今日は朝の電車の中で思いついて、ブログに書く記事を決めていたのだけれども…

あまりの天気のよさに予定変更。


空が青ーい高ーい久々の太陽にひんやりとした空気の、過ごしやすい午後。
しかも今日は金曜日!
今週は少し余裕が足りなかったので、その開放感も相まって、もう嬉しくて嬉しくて…!

と、いうわけで、この喜びをなぜかインターネットの中で叫ぼうと思ったのだっ。


じわりと汗をにじませながら、散歩。

お陽さまの下で目をしばらくつぶっていて…
それを開いた時に全部が青っぽく見える、そんな世界の景色が好き。


そんなこんなで夕方提出のお仕事があったのだけれども、すっかり忘れていて…
でも謝ったら許してもらえた(なんとかなった)。

天気のいい日は、みんなふところも深くなっているなー。

osanpoといえば西郷山公園

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2008/06/05

こまちゃんをタッチ。

映画公開が終わっても、まだまだ終わらない『こまねこ』の世界。

今度はこまちゃん、nintendoDSに!


パペットアニメの雰囲気をこわさないように、丁寧にデザインされた3Dキャラクターを、作品と同じく“コマ撮り”の要領で動かしているそう。

…まぁ、ゲームの情報はホームページを見れば早いか。
と、いうわけで、開発者のブログが更新中である。


このゲーム、以前にゲームボーイアドバンス用で発売された、
「どーもくんの不思議てれび」と同じ制作集団がつくっている。

ゲーム自体は単なるミニゲーム集なのだけれども、やり込み要素があって飽きさせることなく、難易度もちょうどよかった。

また、物語の中でどーもくんが突然野球選手になったり小鳥の世話をはじめたり、はたまたうさじいの家でのんびりしたり…キャラクターや原作の雰囲気を大切に活かしたおもしろさと誠実さもあり、しっかりとしたつくりだったことを覚えている。

なので、今回も期待したいにゃー。

(〈トラックバック〉●「ゲーム開発スタッフ話 キャラクター制作その3」→08・6・4『こま撮りえいが『こまねこ』公式ブログ』


”こまねこDS"

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2008/06/03

待つ木

中目黒駅から見える、NOVAのビル。

一連の事件後閉鎖されて、中は今、もぬけの殻になっている。


ホームのこちら側からよくよく覗いてみると…パーティションや3,4のパイプイスにまじって、ヒトの背丈くらいの観葉植物もとり残されている。


電気も灯らない、空気の淀んだ締め切られたフロアで、へたりと葉っぱを垂れ下げ、来る日も来る日もずっとそこにたたずんでいる。

何か、弱りながらもずっと主人の帰りを待っている忠犬のような雰囲気で…それを見る度少し切なくなる。

もし植物に感情があったのなら…

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2008/06/02

まだまだやれた。

 理想科学工業は30日、家庭で気軽に年賀状などがつくれる家庭用簡易印刷機「プリントゴッコ」本体の販売を6月30日で終了すると発表した。パソコンやプリンターが急速に普及し販売が大きく落ち込んだ。
 プリントゴッコは1977年に発売。年賀状やTシャツなどに印刷ができるヒット商品となり、最盛期の93年には152億円の売り上げがあったという。
 販売を終えるのは「プリントゴッコPG−5ベーシックセット」と「プリントゴッコPG−11本体」のほか、インクと原版のセット。ランプなど関連品の個別販売は当面続ける。(08・5・30『nikkansports.com』

毎年末しこしこと年賀状つくりに勤しんでいる私にとって、“プリントゴッコ”はよきパートナーだった。

ランプを「パシィ!」と発行させて。
マスキングテープ貼りながらインクのせて。
多色刷りにチャレンジしたり。
そうして乾くまで半日…でき上がりに一喜一憂していたものだ。


しかしそれも例に洩れず、パソコンとプリンタを買うまでの話だったのだけれども。


しかしよくよく考えてみると“プリントゴッコ”でできることは、「ごっこ」ではなく、れっきとした「プリント」。
今まで専門の印刷所でしかできなかった、Tシャツ・看板・ガラス製品他様々な対象へ印刷ができる、いわゆる“シルクスクリーン印刷”が、誰でもお手軽にできてしまうという素晴らしい商品なのだ。

プリンタで出力するのとは全く異なるもの。
年賀状だけをつくっているのではもったいないもの。

今こそ見直されるべき商品だと思っていたのに。


パソコンが普及しはじめた時に、このような状況になることは予想できたわけで…もっとどうにかできなかったのかと思う。

それなりに生活していると、素材と実力は素晴らしいのに、プロモーション不足やその間違えで廃れてしまった商品を多く見る。
それはもったいなく、哀しいものだ。

(〈トラックバック〉●「プリントゴッコが販売終了」→08・6・2『勝手気ままに…適当に…(livedoor Blogでいこう)』
●「プリントゴッコ」→08・6・2『山本 州のイラストレーション』

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