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2008年5月の記事

2008/05/31

くせ毛の人の75%はそれをコンプレックスにしています(予想)

梅雨だ。

やっぱり雨は憂うつなもの。
特に今日は土曜日だもの。

外廻りのお仕事の人には申し訳ないが、平日にドシャドシャ降っていいので、土日に降るのだけは勘弁してもらいたい、とさえ思ってしまう。


そしてこの湿気のせいで、髪の毛がくるりんくるりん。
自分の体なのに、なぜこれほどまでいうことをきかない部分があるのだろう!


昔…思春期に足をかけた頃は、この髪の毛がイヤでイヤで仕方がなかった。

鏡の前で、
「くるりんくるりん、気持ち悪い!」
と悩むのと同時に、かといって鏡なんか見てそれを気にしている自分も恥ずかしく…その矛盾に苦悶していた。


今でこそ全く気にしなくなり、ボッサボサの頭とジャージ姿で出勤したりしているけれども。

これは大人になった証明なのかなぁ…あまり気にしなさ過ぎるのも社会人として問題なのだが。

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2008/05/30

伝統と信頼と絶妙なバランスで成り立っていた特殊な世界、だから輝いていたのに。

 日本相撲協会は29日、両国国技館で理事会を開き、竹刀で弟子に暴行を加えた協会理事の間垣親方(元横綱2代目若乃花)と、若手力士を中華料理用のお玉で殴って負傷させた十両の豊桜について、それぞれ3か月、30%の減俸処分とした。豊桜の師匠の陸奥親方(元大関霧島)も監督責任を問われ、けん責処分となった。
 九重広報部長(元横綱千代の富士)は間垣親方の処分について、「弟子に対する行き過ぎた行為と、『どの部屋でもやっている』などの誤解を招く発言で、協会に多大な迷惑をかけたから」などと説明した。
 この問題は夏場所中に発覚し、時津風部屋の傷害致死事件を契機に発足した再発防止検討委員会が間垣親方らを厳重注意していた。 (08・5・29『読売新聞』

格闘技の世界では昔から、“かわいがり”という風習があるのは周知の事実である。

師匠や兄弟子から一方的に暴力をふるわれるのは、確かにひどく理不尽だ。
だけれども、それによって若い選手は肉体も精神も鍛えられる。

この世界は、選ばれた・超人的な者だけが華やかな表舞台に立てる、特殊な世界。
鍛えられ方も同様に特殊なのだと思う。


このような非科学的で精神論的な練習について、スポーツ選手側が語った言葉には、雑誌『Gリング vol.6』における前田日明の言葉などがある。

 気持ちを強くするんだよね。肉体のトレーニングであっても気持ちのトレーニングなんだよね。
(中略)
 一つの練習を何百回も繰り返しても意味が無いとか言うんだけど、それだけだと体が出来ても気持ちは出来ない。そんな合理的な肉体のトレーニングしかしないから、リング上で後ろ向く奴が出てくるんだよ。俺らのときはたとえ負けたとしても絶対後ろなんか向かなかったよ。(『Gリング vol.6』「前田日明インタビュー」)

大いに納得するものである。
“かわいがり”は、大昔からずっとくり返されてきた、格闘技界の風習の1つだ。

もちろん、大ケガや死に至らしめる暴力は問題外であることは付け加えておくが。


そんな中、一連のニュースを見ていると、
弟子を守り切れない師匠。
すぐ音をあげる若手。
うるさい外野。

何かあの、我々が尊敬し応援していたすごい世界のこととは思えない。
すごくガッカリだ。

未熟な人がいたおかげで、そして第三者の力が介入することによって、何か伝統的なもの・バランスが崩れ、地に堕ちる気がしてならない。


この現象、何か昨今の学校・教師と生徒(そして親)の関係とダブる。

理不尽な社会の、その縮図である教室にはもちろん理不尽なことはあって。
だけれども子供達はそれを経験して、学んで、成長する。

しかし今では、ゆき過ぎた教師の存在、信頼を持てない生徒・その親の存在。
そして「体罰だ!」などとすぐに騒ぎ立てるマスコミや教育委員など、介入する第三者の力によって、一部のそのバランス・関係性は崩壊してしまっている。


この後、土俵の世界はどうなるのだろう。

セクハラ横綱とか、新弟子にへつらう親方とか、すぐ「訴える!」と叫ぶ新弟子や、“モンスタースモウレスラーペアレンツ”とか。

そんなになったら…心配だ。

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2008/05/29

電車内ダンディズムの正解が見つからない。

先日の帰りの電車。

私は2本待って、席のイチバン端に座る(ドア横)、という車内No.1の超VIP状態にいた。
こういう時、最寄り駅が始発駅というのは、やはりありがたい。


しかしその時の電車は、他路線の振替輸送と重なって途中駅から大混雑。

車内はアリの入る隙間もないほどにギュウギュウになってしまった。


しばらくするととある停車駅で、ハタチそこそこくらいの女性が、悠々と座る私のななめ前にドアの方から押し出されてきた。

彼女の足は、イスから少しだけはみ出ている私の下腿でせき止められる。
しかし彼女の上半身は、ドアの方から「奥へ、奥へ〜。」と押され続ける。

すると…
「ストッ。」
と、彼女は、横向きになりながら私のヒザの上に座ってしまったのだ。

ドア方向からは変わらず強烈なプレッシャー。
しかしながらその彼女は、私の横の手すりに手を伸ばし、なんとかそれに抵抗しようとする。


そのうち電車が動き出すと…彼女は私のヒザの上でちょうど“空気イス”のような、一番辛い状態に。

横を向けば、手すりの指先は真っ赤になっている。
密着し過ぎて見られないけれど、きっと顔もそうなのだろう。


目の前に苦しんでいる女性。
しかしこの車内では、私も動くことができない。

こういう時、どうすればいいの!?
何かダンディズム溢れる一言ってあるの!?


「辛いでしょう…私のヒザにお座りなさい。」

か!?
違うよね。気持ち悪いもの。
全然ダンディズムねぇYo!


そもそも電車内で、お年寄りや妊婦さんとかじゃなく、普通の若い女性に席をゆずっていいものなのだろうか。

「立ってるとかわいそうだから、席どうぞ。」
「あなたがステキだから、席どうぞ。」

…何か、おかしい。


『少年アシベ』で、無邪気なアシベ少年が好みのステキなお姉さんに席をゆずる場面があったけれども、私の場合は、無気味なおじさんなのだからなぁ。

結局なにもしてあげられないまま、特急は進むのであった

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2008/05/28

がんばれバー。

 井村屋製菓(津市)は13日、原材料の高騰を受けてアイスクリームや水ようかん、肉まんなどの価格を10−15%引き上げる方針を明らかにした。主力商品「あずきバー」については「最も愛されている商品。値上げで売り上げが減っては困る」として据え置く。
 浅田剛夫社長は決算発表の席上、「あずきの価格も上昇傾向にあり、大変悩んだが人気商品ゆえに我慢した」と苦しい表情に。
(中略)
 2008年3月期連結決算は、昨夏の猛暑で、あずきバーは年間1億7700万本と過去最高の売り上げを記録。しかし、肉まん、あんまんの売り上げは暖冬で苦戦し、小麦や砂糖などの原材料も軒並み高騰した影響で、2年連続で経常損失を出した。(08・5・14『中日新聞』

今日も暑かった。

と、いうわけで、“夏といえバー”の私。

近所のコンビニに行くと、このニュースのおかげか売り切れていて、驚いた!


まるでブームのように“値上げ”に右向け右の時代の流れ。

それに逆行して、こうしてニュースに取り上げられる、こんなプロモーションだってアリだと思う。


井村屋は宣伝効果が出て、笑顔。
新聞記者はスペースを埋められて、笑顔。
そして我々は今まで通りにあずきバーを食べられて、笑顔。

みんなが得するのだから。


がんばっている人達は、もっともっととり上げて欲しい!
もっともっとむくわれて欲しい!

かいだめたぜー

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2008/05/25

今年も。

すずなり午後から晴れたので、毎年恒例の、我が家の梅の実とり。


雨降りの後だったので湿気がすごくて、木のしずくと、汗でビショビショ。

おまけに木には、雨宿りの虫がいっぱい。
“逆ムシキング”の私は、ハチにビクビク、毛虫にビクビク。
枝に張り付く、何かの抜け殻にさえもビクビクしっ放しであった…無生物なのに。

コレ何だろ…ビクビク


久しぶりに家族にイヌネコ総出で。
顔を突き合わせ、黙々と作業。


そうして無事に収穫は終わったけれども…

私は木の上でムリな体勢で枝をゆすっていたので、各所の筋を痛め。
両親も腰が痛いと騒ぎ出し。
杖をつく祖母はもう歩けないと言い出し。

充実感の一方であしたが心配な、日曜日の夕方であった。


しかし今年は粒が大きめで、いい梅酒や梅干がつくれそうだ。

興味ないニャー

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2008/05/24

最近、道端にお金って落ちてなくない?

子供の頃は1円玉だとか10円玉だとかを、道端でよく拾っていた気がする。

100円玉なんか見つけてしまった日には、もう宝くじの1等が当たったような、
「1ヶ月遊んで暮らせるじゃん!」
と、億万長者のような気分になったり。


しかし最近それを見つけることがないのは、

落とす人が少なくなったからなのか、
道がキレイになったからなのか。

私の背が高くなって見つけにくくなったからなのか、
私の目が悪くなって見付けにくくなったからなのか。

…いや、上を向いて歩いているから、と思おう。

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2008/05/23

変わる街

先週急に寒くなったせいか、体調を崩している人を多く見かける。

お大事に…。


しかしそれとはうって変わって、今週はお天気続き。
気温も湿度もバッチリの日々…もう昼間から室内で仕事をしている自分が情けなくなるくらいにお天気続き。

…と、いうわけで、お散歩。


渋谷の繁華街では、「渋谷区耐震改修促進計画」によって、“PARCO-part2”のように建て替えを迫られるビルが最近目立つ。

しかし同じく渋谷の桜丘や鶯谷、鉢山や猿楽なんかの住宅街でも、古くて味のあるマンションやアパート・団地が、ここのところ次々と取り壊されている。

景色が変わってしまったり、そこの1階に入っていた定食屋さんがなくなってしまったりして、少し哀しいお昼過ぎなのである。

あーもうお天気過ぎて憂うつだ

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2008/05/22

次世代アイドルとは

きのう、渋谷マルイ前に停めてあった小さなトラック。
後部がクリアパネル張りの部屋になっていて、中にセットと、2体のマネキンが…

…ぁーじゃなくて生ヒトだったー。

と、いうわけで、その前を通り過ぎる人全員が、
「人!?人!?」
と言っていた。


どこかで見たことのある2人組だと思ったら、秋葉原にチラシがたくさん貼ってあって、それで見た子達だった。

“VANILLA BEANS(バニラビーンズ)”

今はやり(?)の、音楽からビジュアルまで、細部までしっかりとつくりこまれたアイドルのようだ。
この新曲のプロモーションだけでなく、たくさんの人の手とたくさんのお金のかかっている、完成度の高いユニット、といった雰囲気。


個人的に私はこういった、2,3年前のcapsuleのような、レトロポップな雰囲気は大好きなので、少し気になった。

しれっと普通に座っていた

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2008/05/21

“おじさん化”はまず口筋から

「駅でのトラブルが増加。その主犯は中年男性。」

などと言われてしまうのは、“口が衰えた”から。


口が衰えるというと、言語神経の衰えをすぐに連想するが…
それだけではなく、口を動かす筋力の衰えもあるのだと思う。


言葉を司る能力が低下する上に、口の締まりが悪くなる。
そうなると…

例えば、駅ですれ違う人と軽くぶつかってしまった、ちょっとだけイヤなことに出会ってしまった時。

若い男子は、心の中で(痛ぇな!)とか(チッ!(舌打ち))とか思い、しかしながらそれだけで済むのに対して、
おじさんは、どうしてもその思ったことが、すぐに口からこぼれてしまう。


口は災いの元。
だからそれがトラブルにつながってしまうのだ。

「年をとると独り言が増える。」
というのも同じ原理で、テレビの出演者に突っ込みを入れる両親を見て、
「ウチの親も、いつの間にか年とったんだなぁ…。」
と思うことがよくあるものだ。


しかし逆に考えてみると、おじさんは誰よりもわかりやすい、素直な人達、ということだ。
「言いたいことも言えない日本人。」
などと揶揄される中で、イヤなことはイヤと言っているおじさん達から今、新しい日本人像が生まれてきているのかもしれない。

まぁそれは冗談で。
自分が不快だからという理由だけで相手のことを考えず、いい年してそれを自重できないというのは、日本人としても人間としても、問題だ。


…と、いうことを、最近気付いたのだ。

地元で1人で歩いていて、珍しい車両のバスを見かけた時、
(あっ、銀バスだ!)
と思ったと同時に、
「あっ、銀バスだ!」
と、それを口に出していた自分で。

そう。我が身をもって。

わかりやすすぎる

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2008/05/20

“おじさん化”はまず眼筋から

「おじさんの視線はいやらしい!」

と女性に言われてしまうのは、“眼が衰えた”から。


眼が衰えるというと、網膜の衰えをすぐに連想するが…
それだけではなく、眼球を動かす筋力の衰えもあるのだと思う。


視野が狭くなる上に、目玉を動かすことが苦手になる。
そうなると…

例えば、興味を抱いた女性を、足元から頭まで、拝見する時。

若い男子は、頭を動かさず、眼を動かすだけで視認できるのに対して、
おじさんは、どうしても頭を眼と一緒に、下から上まで動かしながら見ることになってしまう。

そう。“なめるように見る”というやつ。


それが対象にすぐ「見られている!」と気付かれてしまい、
「おじさんはいやらしい!」
になってしまうのだ。

電車で顔をあからさまに向けながら、すごい勢いで女子大生をガン見しているおじさんを見て、
「うわぁ…。」
と、女性の身を案じてしまうことがよくあるものだ。


しかし逆に考えてみると、おじさんのいやらしさは、若い男子のそれと全く変わらないということだ。
おじさんだけがいやらしいのではなく。
ただそれが、若い人よりも外部にわかりやすくなってしまうだけなのだ。

まぁ、その人が不快になるとわかっているのだから、いい年してそれを自重できないということが問題なのかもしれないけれども…。


…と、いうことを、最近気付いたのだ。

繁華街を歩いていて、女性とすれ違った時に、
「あっ今、ジロジロ見てしまった気がする…。」

と、我が身をもって。

わかりやすすぎる

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2008/05/19

消えないシャボンは反和風

“消えないシャボン玉”にハマってしまった。

小さい頃に、銀色のチューブから出して赤い短いストローでふくらませたアレ…“ポリバルーン風船”を薄めたようなもので、ふくらましてすぐはシャボン玉同様弱々しいのだけれども、空気中に数秒ふれると割れなくなるのだ。

とべーどこまでもー


1年くらい前に吉祥寺の雑貨屋さんで買って放置していたのだけれども、仕事中の息抜きにと外に向かって飛ばしてみると…思った以上におもしろかったのだ。

ビュンビュン吹き荒ぶ風に乗って、どこまでも飛んで行くシャボン玉。
今までの常識が覆る!


また、シーザー気分にもなれる。
シャボンランチャァァァ!


しかしながらシャボン玉は、はかないからこそ絵になるものだ。

「男なんてシャボン玉」も成立しなくなってしまう。
これじゃあしつこい男!

しかもコレ、割れないかわりにしぼんで、街路樹とか地面とか、いたるところににくっついてしまって、少しだけ迷惑。
この時代に、エコに逆行する商品なのだ。


とても楽しいのだけれども…自己主張の強さがすごく今風?反和風?ってカンジのおもちゃ。

と、いうわけで、遊ぶ時と場所を選ぼう。
奥ゆかしく。

タイワン製のようです

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2008/05/18

大人だってわくわくチョコ

「ペロティ」とか「ペロタン」とか「ペロペロチョコ」とか、“棒つきチョコ”ってお値段が高め。
量と合っていないというか。

だから子供の頃は買ったことがなく、憧れだった。
コレを躊躇なくレジに持って行けてしまう今の自分を、つくづく「大人だな」と思う。


このお値段は、表面のイラストの料金がずいぶんと加算されているのかなぁ。

“わくわく料”かな。


確かにイラストがあるのと無いのとでは偉い違いで…あればそれに一喜一憂。

大の大人がお店で、
「飛雄馬」か「ラムちゃん」か
でさんざん迷ったくらいだから。

「ダーリン(はぁと)」って書いてあったから…。

結局星君か!(インパクト重視)

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2008/05/17

映える、東京→夢の下町バス

秋葉原で見た、都バス

銀だ銀だ!


カッコイイー!
レトロなデザインを活かしつつ、近未来的!


このバス、4月の末から運行になった“東京→夢の下町バス”で、東京駅から下町をグルリと廻りながら両国駅まで行くらしい(料金は大人200円)。

この車両がコッテコテの下町の風景に似合うかどうかは疑問だが…電気街にはとてもマッチしていて、プチ興奮してしまった。

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2008/05/16

子さな頃、アイワはいつも傍にいて

 ソニーは5月14日、「アイワ」ブランドのビジネスを終了したことを明らかにした。今春、製品の出荷を完了し、今後は新製品を発売しない。アフターサービスは続ける。(後略)(08・5・14『@niftyニュース』

子さな頃、親からもらったおこづかいを貯めて、初めて買った大きなモノが、アイワのラジカセだった。

何ヶ月も貯めたおこづかいとお年玉を集めて、隣街のダイクマへ。
子供の頃は電化製品にこだわりなんて皆無だから、お値段手軽なアイワのものを必然的に買うことになるのだ。


CDプレーヤーも付いていて、あの頃はよく学校帰りにレンタル屋に行ってCDを借りて、お金を節約するために急いでカセットにダビングして、歌詞をノートに書き写して、当日返却をしていたものだ。

オールナイトニッポンを時報と同時に録音/ストップしようと、一晩中この前に鎮座していた時もあった。


あの頃は、常にアイワが傍らにあった。
そう考えると、安いだけではなく、ずっと使い続けられるほどの品質もしっかり備えていた気がする。


寝耳に水のこのニュース。
大人になってからは連絡をとっていなかった幼なじみの不幸、といったカンジで、少し切ない。

(〈トラックバック〉●「[AV]「アイワ」ブランドが終了」→08・5・15『SATOXのシテオク日記』

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2008/05/15

それが真意か

 客が残した料理を別の客に提供していた問題が明らかになった高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区、湯木佐知子社長)が、大阪府内の料亭など約160社でつくる「府料理業生活衛生同業組合」を退会したことが14日、分かった。
 同組合は10日に開催した理事会で、一連の問題を受けて船場吉兆の退会が妥当と判断。14日に退会を勧告し、湯木社長が「ご迷惑をおかけしました」と退会を表明したという。(08・5・14『産経新聞』

「このハンバーグの上のパセリ、使い回ししてたりして。」
「このクリームソーダのさくらんぼ、使い回しかもよ!」

ファミレスや喫茶店ではこんな会話をすることがあるけれども、まさかいわゆる“高級料亭”でこんなことがあろうとは。


問題なのは、品質の悪い料理が提供されたとかそういうことではなく、お客さんを裏切ったことと、その悪意。

以前も記事に書いたけれども、食は、消費者と、生産者・加工者の間の信頼関係によって成り立っている。
その上、料亭なんて、そこの名前で足を運ぶようなところなのだから、その信頼を裏切ってしまってはいかんともしがたい。
どういう思いでこれを行なっていたのか…その真意が知りたいものだ。


今朝、テレビ朝日『スーパーモーニング』で、船場吉兆の料理長がインタビューを受けていたのだが、その言葉は、

「あたため直した程度ですので、味はそんなには変わらない…。」
「上からの指示だったので、上に聞いてみないと…。」

などと歯切れの悪いものばかり。


だ・か・ら!

聞きたいのはそこじゃないんだって。
あなたの気持ちだよ!


「上からの指示で…しかしそれに屈してしまった自分は料理人として失格だ。お客さんに申し訳ない。」
なのか、

「上からの指示で…とはいえこんなことしちゃってヘタこいたなぁ。もう料理人としてのお先真っ暗じゃんどうしようオレ!後悔!」
なのか、

「上からの指示で…マスコミも世間もこれくらいで大騒ぎしやがって。もう放っておいてくれよアホー。」
なのか、ということだ。

今のところ関係者の対応からは、一番下の感じしか受けとれない。

(〈トラックバック〉●「「船場吉兆」の使い回しに思う」→08・5・15『moochanの≪強引に MY WAY≫』
●「残飯とは言わないが食べ残しを使いまわしていたなんてねぇ・・・」→08・5・14『 おっさんじゃないぜ!』

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2008/05/14

憧れをチェック

ネット診断、
「憧れ女性(男性)ちぇっく」
をやってみた。

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〈憧れ女性ちぇっく〉
かんげさんの好みのタイプの女性を診断しました。

まず、ロリコン属性評価ですが、かんげさんの場合女性=大人といった感じでしょうか。綺麗な女性に憧れる傾向があります。
次に知的属性評価ですが、異常なまでに知的でないと困るようです。よく言えば知的ですが、このレベルだと危険水域です。
そして、割と明るい感じの女性が好みなようです。デートは楽しいところに行く感じです。
女性の胸に関しては、まあそんなにはこだわりは無いようです。あればあったで良いけど、無くても全然問題ないと言った感じでしょうか。

さて、見た目からみた性格的な傾向ですが、かなり優しい女性が好きなようです。耳かきをしてもらったり、病気の時に看病されたら、もう我慢できないタイプです。
外見的な部分で言うと、かなり身長の高い女性が好みなようです。
髪型にとくにこだわりはなさそうです。

そんなあなたにオススメなのは…

1位 菊川怜 (275.6点)
2位 小林麻央 (265.4点)
3位 眞鍋かをり (264.6点)
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なるほど…。
「深層心理から」というよりは、設問と答えが直結しているようなものも多かったけれども、最後にオススメの有名人を紹介してくれるのはなかなかおもしろい。

「まず」で「ロリコン属性評価」なのは、どういうことかはわからない。

診断が当たっていたか、オススメされた有名人がファンである人と合致していたかは…うーん。
あながち「間違いだ!」というわけでもないし、「大正解!」というわけでもないし、やはりここが“診断もの”のおもしろいところか。

あっそもそも、モテない男子なんかは選べる立場ではないため、誰でもい…げふんげふん。


さて。
当方完全健全男子であるが、一応ページがあるので…「憧れ男性ちぇっく」もやってみた。

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〈憧れ男性ちぇっく〉
かんげさんの憧れの男性について

大人な顔立ちの真面目な感じの男性が好みなようです。

それでは次に、それぞれの項目について詳しく分析をしてみましょう。まず、雰囲気ですが、かんげさんの場合割と明るい男性が好みのようです。
次に知的属性評価ですが、普通の常識をもった男性が好みのようです。
そして、かなり真面目な男性が好みなようです。生徒会長などに飛びつくタイプです。
男性の体型に関しては、割と筋肉質な男性が好みなようです。ふとしたときに垣間見える男性の筋肉に惚れるタイプです。スポーツ選手が好きという方も多いです。

さて、見た目からみた男性的な傾向ですが、かなり男らしい男性が好みです。非常に献身的な女性に多いタイプです。
次に顔的な好みですが、割とさっぱりした柴犬みたいな男性が好みのようです。
そして、相当大人っぽい感じが好みです。ガキは引っ込んでろ!と言わんばかりの大人好きです。一まわり上でも全然付き合える感じです。

そんなあなたにオススメなのは…

1位 坂口憲二 (274.7点)
2位 佐藤浩市 (268.9点)
3位 佐藤隆太 (261.5点)
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あっ、男性のほうが当たってる

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2008/05/13

がんばり続けるベテランも美しい

 昨年10月に胃がん手術(半摘出)を受けた“組長”ことプロレスラーの藤原喜明(59)=藤原ファミリー代表取締役=が12日、東京・後楽園ホールで開催された「昭和プロレス」旗揚げ戦でリング復帰した。関節技限定エキシビションマッチでアレクサンダー大塚(36)と対戦し、3度のギブアップを奪った。医師から「5年生存率48%」と宣告された男は「ふとんの上で死にたくない」と現役を続行する決意を語った。
 かつて“問答無用の仕事師”“昭和のテロリスト”と呼ばれた藤原組長が、さらなる殺気を増してリングに帰ってきた。突然のがん宣告は昨年9月13日。10月3日に首都圏の病院に入院し、同5日に胃の半分を摘出した。成功はしたが「5年生存確率48%」と告げられた。
 がんを克服したプロレスラーといえば、2006年7月に腎臓がん手術を受け、07年12月にリング復帰したノアの小橋建太(41)が有名だ。小橋の復帰戦は多くのメディアで取り上げられたが、還暦目前の藤原組長の復帰は、主催者側が1度はストップをかけるなど難航。上半身裸ではなく、苦肉の策でジャージーを着用しての、関節技マッチとなった。(後略)(08・5・13『スポーツ報知』

60歳を間近にした組長へのがんの診断は、小橋の時とはやはり意味合いが異なる。
どうしても人生の、その先のことが、強烈に想像させられてしまうから。

しかしそれを耐えながらのリング復帰。
なんという精神の強さだろう…。
やはり関節技の鬼だ。
ギブアップは決してしない!

栄光や喜びだけじゃなく、挫折や苦悩、様々なことがリング上にはあって。
だからこそファンはそれを共有し心を揺さぶられ、ついてゆく…まさにプロレスは人生であることの体現だ。


先日、「がんばっている若者は美しい。」と書いたけれども、
“がんばり続けるベテランの姿”も、それはそれは美しい。

特にスポーツ選手など有名人の場合は、そこにその人の人生の重みがある上、それを共有してきたファンの思い入れもあるから、強い。

最後まで夢を追い続けた桑田真澄
引退がささやかれる中、「まだやるべきことがある。」と胸を張って言った高橋尚子。
も同様だ。


“引き際の美学”なんて言葉があるけれども、今いる世界にさっさと見切りをつけて伝説になってしまう人より、過去の栄光を崩してでも泥水をすすりながらでも、現役にこだわり、戦い続ける人の方が、私は好きだ。


話は組長に戻る。

彼の頭の中にある、プロレスの神様の教えが記されたメモ・“ゴッチノート”。
業界イチで唯一無二である関節技の技術は、必ず後世に伝えなければいけない。

“ボーン・トゥ・ボーン”に力や勢いは必要無い。
まだまだ藤原喜明は強いぞ!


彼の決断を心から支持し、応援したい。

がんばれ組長

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2008/05/12

つなぐ野球、守る野球

 「阪神3-1横浜」(11日、甲子園)
 Jがよみがえった。阪神のジェフ・ウィリアムス投手(35)が開幕戦以来、44日ぶりに登板。八回をピシャリと抑えた。七回は不振の久保田が3人斬り。九回は藤川の貫禄締めで「JFK」完全復活!!相手の息の根を止める最強リリーフ陣が、ロケットダッシュを再加速させる。(後略)(08・5・12『デイリースポーツ』

絶好調のタイガースは、まさに“つなぐ野球”に“守る野球”。

赤星が復調し、あの足が戻ってきた。
平野との1・2番が定着。
そして数々のプロ野球記録を打ち立て、アニキの存在が大きくなればなるほど、選手達は4番へと“つなぐ野球”を意識するようになる。


緻密な攻撃が意識されれば、投手陣にもチカラが入る。

去年よりも先発の柱が立ち。
充実の中継ぎ陣が遂に開花。
そして、今年も完全無欠のJFK。


日本のプロ野球のいいところを凝縮したような、まさに素晴らしいチーム意識!


きのうのゲームは、赤星が走り、不調の中で今岡にもタイムリーが出て、岩田も勝ち星をあげ、渡辺が完璧にリリーフの仕事をして、久保田の復調+遂にJFKが完全復活。

まさにいいことづくめの、“タイガースの野球”だった。
「こんなにいい日があっていいの!?」というカンジ。


西武打線×JFK。
オリックス濱ちゃんと再会。
ノムさんをぼやかせろ!

これは、20日からの交流戦も楽しみだ。

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2008/05/11

年とる母と年とらない息子

夕食に、母親と外食をした。

人間年をとると、周りが見えなくなるというか、自己本位度が増す。


レストランで、何か無理なお願いを店側にする時がある。
そんな時一言、事前に確認や断りの言葉を加えたり、謝罪や感謝の言葉を加えたり、そうすればお互いが気持ちよくサービスを共有できるというのに、彼ら彼女らはそれができずに軋轢を生んでしまう。

これが極端になると、
「お客さま…アノ…。」
「アラアラ迷惑だった?ケチな店ねー!」
などという、“モンスターカスタマー”の症候群のような。

チマチマと小さなことかもしれないが、自分のことで精一杯で相手にまで気持ちが廻らないため、少しずつ誰かに迷惑がかかるようなことを無意識で行ってしまうのだ。


色々なことがおぼつかなくなってきた両親を見て、ここで自分が大人だったら、もっとこれをおだやかにたしなめられたり、時には「仕方ないな。」とか「かわいい。」とか思ったりできるのだろうなと思った。

しかし私にはこれが許せなくて…腹立たしくて…
「ちゃんとしてください!」
なんて声をあらげ実の親をしかってしまって、少しだけ自己嫌悪に陥ったりして。


親の老いを感じて哀しくなるのと同時に、それとは逆にまだまだ私は精神が子供のままだと思った、少しだけ寂しい母の日だった。

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2008/05/07

立派になったなぁ…どーも。

きのうのつづき

代々木公園から見えたNHKの敷地内に、でっかいななみちゃんがいて、気になって行ってみた。


主役!行なわれていたのはゴールデンウィークイベント、
「渋谷DEど~も'08」


ステージがあったり、おもちゃの広場があったり、最新の映像技術を体感できたりで、お客さんのほとんどが子供を連れた家族連れで、とてもにぎわっていた。

そのためちょっとだけ居心地が悪かったのだけれども…
5,1chサラウンドを体験し、社員食堂ならぬ「どーもくん食堂」でビールを飲んで、まったりしながら楽しんだ。

私はデジタル放送の知識が皆無なので、もらったチラシで勉強しよう。


たくさんの笑顔のスタッフに、NHKの気合いを感じたイベントだった。


それにしても会場内は、どこもかしこもどーもくんでいっぱい。
どーもこまちゃんと同じく、デビューしたばかりの頃からその斬新なフォルムとあたたかな映像に衝撃を受けて応援していたので…その出世劇は何だか他人事とは思えない。

すごいなぁ。どーもは。

等身大?

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2008/05/06

がんばっている若者は美しい。

連休最終日。
短かった連休の終わりを考えると、逆算人生の私はすでにきのうの夜から憂うつで…今日の午後なんてまさにその極み。

それを吹き飛ばしてもらうために、代々木公園へ。
当ブログ絶賛応援中南知里リーダー率いる、“Fu-Fu”の路上ライブへ出かけた。 


年をとり、打算的になり、努力をしなくなった。
毎日、“必要最低限の労力で最善の効果を得るように”などと過ごしてしまっている。

もちろん、それも必要なことなのだけれども…ムダとも思えるほどの色々なことを経験して、それで笑ったり泣いたりしていた昔…いわゆる青春時代を、懐かしく思う時があるのもまた事実だ。


そんな懐古主義にピーターパン症候群もあいまって…
“がんばっている若い人の姿”
が、今すごく、心にしみる。

誰かががんばっている姿は、美しい。
自分が美しくない分、余計にそう感じるのだ。

そういえば学生時代は高校野球なんてこれぽっちもおもしろいと思わなかったのに、今では中継で目頭を熱くさせたりしてしまっているのも、そのせいだ。


と、いうわけで、“Fu-Fu”もその例に漏れず。

テレビや雑誌、メディアはつくりこまれたものだけれども、それをつくっている人達は、リアルだ。

特異な世界で、様々なカタチを試みながら生き抜いてゆこうとする若者達。
そんな彼女達の成長や、青春時代という最も大切な人生の過程を、一瞬だが共有させてもらえるというのは、とても稀有なことだと思う。


憂うつを加速させるくらいによく晴れた午後。
木漏れ日の下で躍動する若者達はキラキラ輝いていて…それを目を細め眺めていた。

あぁもう親心のようだ…なんて言いつつもいざ本人を目の前にすると、
「あ、あのっ、がんばってください(ドギマギ)…。」
くらいしか言えない、全く気の利かないとっつぁんボーヤなのだけれども。


憶病者の私は、誰かががんばっているから、ようやく自分もそれをマネしてがんばることができる。

連休明けは、乗り切れそうだ。

連休最後はお天気!

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2008/05/05

ゴールデン箱根

2日目のおまけの箱根はノープラン。
ゴールデンウィークで道は渋滞だろうと、なるべく帰りにバスに乗らないで済むようなところをモメながら目指した。

〈本日、訪れたところ〉
○公時神社
朝からとてもいい雰囲気でした金時山に登ったのなら、ここの神社はお参りせねば。
今日は年に1度のお祭りの日で、すごく賑わっていた。

地域のお母さん達のお店から、的屋や鉢植えの即売会、マラソン大会や相撲大会…そのどれもがたくさんの参加者で、まさに地域全員で盛り上げているようで、活気に溢れていた。

普通地元でマラソン大会なんて開催しても、参加者があまり集まらないと思う。
でも今日は、大人から子供までゼッケンをつけたたくさんの人がいた。

境内にも地元の子供達が朝からいっぱい来ていて、女の子達を遠くから眺め、さりげなくもギュンギュンに意識している男の子とか…その甘酸っぱい雰囲気がまさに昔懐かしいお祭りの雰囲気で、そこにいるだけで楽しかった。

神社をお参りしたら、“金太郎飴”をもらってしまった。
もっとお賽銭、いっぱい入れなきゃダメだったかなー。


○箱根彫刻の森美術館
数年前に行ったばかりだったのだけれども、新しい彫刻があったり、作品の場所が移動してあったりと、少しだけ変化があっておもしろかった。
みんなで口グセのように「芸術は難しい。」とつぶやきながら歩いた。

ここの“かまわぬ×彫刻の森”オリジナルてぬぐいが、お土産にオススメ。

芸術はワカラナイ


○おもと
彫刻の森美術館の近くの喫茶店。
名物はカツカレー。
注文してから揚げる、しっかりと味のついたカツがとてもおいしかった。
カレーにもうちょっとコクがあれば、最高だ。

カツをもう1切れください!


と、いうわけで、日が暮れないうちに登山電車に飛び乗った。


家に着いて、パソコンを起動させている間にちょっと横になってみたら、のび太級の早さでそのまま夢の世界へ。

気分屋なのか外面がいいだけなのか、私は旅行中や気が張っている時はあまり寝ないでも大丈夫だ。
テキパキ過ごしている。朝も誰よりも早く起きる。仕切り屋にもなる。
しかしひとたびそれが終わると…誰よりもグータラなのだ。

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2008/05/04

復活!山あるき部!(つづき)

(つづき)

矢倉岳も金時山も、思っていた以上に険しい道のりで、予定以上に時間がかかってしまった。
まぁ、普段運動不足の部員達だから仕方ないが…。

中途半端な若さの男子7人が、まるでドラクエのように列をなして山道を歩いているのは奇妙らしく、すれ違う多くの人に目を丸くされた。
特に終盤は、みんな疲労で死人のような顔をしていたはずだから、亡者の行進と間違われたかもしれない。


それにしても、山はあたたかい。
見ず知らずの他人と、
「こんにちは。」
なんて挨拶してしまう場所なんて、ディズニーランドか山くらいのものだからだ。

足を引きずり歩く亡者達に、
「もうちょっとで頂上だよ!」
と励ましの声をかけてくれたり、

「あんた達、私の息子よりも若いんだから、がんばんなさい!」
と叱咤してくれたり。


毎度どこぞの山に行くたびに、そういう経験が必ずあって、「来てよかったな。」と思うのだ。
普段よりも優しくなれるのは、きっと同じ目標を共有している、その仲間意識からなのだろう。
この山の頂きを目指す者は、今この山に抱かれている者は、みな同志であり仲間なのだ!


そして同時に山で毎度思うことは、
「こんなに山って素晴らしいのに、どうして若い人はあまり歩かないんだろう?」
ということだ。

若い男女よ、山に行けば、無条件でもっと親密になれるのに!

山頂で愛を語らいあう…ここでは男と男


さて。
話は変わるが、もはや我が部は、“山”と“温泉”がセットになってしまっている。
けしからんことだが。

「ねぇかんげ…草津に山ってあるかなぁ。」
って、温泉先に決めちゃダメだろぅがよぉぅ!

と、もはや末期的なのだけれども、確かにすぐ次の日に体のあちこちが痛くなってしまうような我々初心者には、山あるき後の温泉は必要なのだ。


今回は金時山のすその、登山口を出てすぐの“金時山荘”さんにお世話になった。

箱根の宿はどこも値段が張る。
場所代でボッタくってんなーとさえ思う時がある。

しかしここはお手ごろなお値段…なのに温泉があって、おしいくて豪華なご飯があって、建物はキレイで、キップのいいおかみさんがいて…驚きのコストパフォーマンスなのであった。

1泊2万円3万円の宿と変わらないサービスがある。
ならばここじゃない!
とてもいいところであった。


次の日の筋肉痛を覚悟して床についたのだけれども…朝元気に起きられたのは、やはり温泉のおかげかなー。


宿のお父さんに、ちょっと僕達すごくがんばっちゃいました的に、
「矢倉沢から金時山越えて、ここまできたんですよ~。」
と言うと、返ってきたのは、
「あぁ昔はオレも、“毎日”山越えて出かけてたなぁ。」
との言葉で…すっかり伸びていた鼻はへし折られたのであった。

やっぱり地元の人は次元が違うよ…。

安くていいもの、あるんだって

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復活!山あるき部!

暖かくなってきたので、“山あるき部”、復活!

今年最初の部活動は、箱根の矢倉岳→金時山。
箱根へ向けて二山を越える長丁場だ。


〈本日の電車とバス〉
横浜駅→(相鉄線)海老名駅→(小田急線)新松田駅→
(箱根登山バス)矢倉沢

新松田駅前から出る8時24分発「地蔵堂」行きのバスは、登山客でいっぱい。
ほとんどの乗客は終点の「地蔵堂」まで行く。

〈本日のルート〉
9:10矢倉沢バス停→11:05矢倉岳山頂(870m)→
バスを見送ってから、川を渡り、公民館前の公園で準備体操とミーティング(トイレも有り)。
「ケガの無いように!」

晴れ過ぎたー太陽の光で輝く、茶畑やミカン畑。
農道を歩きながら、矢倉岳ハイキングコースへ入って行く。
道しるべが多いので迷うことは無い。

序盤の急勾配が、歩きはじめの体にこたえる。
しかしそれをガマンすれば、道はゆるやかに。
この時期は花も多いので、飽きることがない。

頂上は広くて、草原のようになっている。
目の前には大きな金時山と、そこへ続く稜線。
そして横を向くと、富士山!
素晴らしい眺めだ!
人も多くないので、ゆっくりのんびり穏やかな時間が流れる。
草むらに寝転がり、空をずっと眺めていたくなる。


午前中はよく晴れていた。
陽の光でキラキラ輝く緑色がとても美しかった。
きのうの雨の影響か、とても蒸し暑く…少し歩いただけでみんな汗だく。
でも頂上の景色は、そんな辛さを吹き飛ばすものだった。
箱根周辺の山では、この山がイチバンオススメかもしれない。

あおあおし


11:15矢倉岳山頂発→12:30足柄峠→
下りはそれほど厳しい道ではなく。
ただこの山の土は細かくてサラサラしているので、しっかりとした靴をはいていないと滑る。

途中の万葉公園でトイレ休憩。
ここからしばらく車道を歩くことになる。

突然金太郎の看板や石像・のぼりが見えて、静岡県に入ったことに気付く。
足柄峠の足柄関所跡には観光地ならではの顔出しパネルがあり…私はコレが大好きなので友人にも勧めたのだけれども、難色を示されて哀しかった。

12:50足柄城址→13:20金時山登山口(足柄)→
13:45猪鼻砦跡→

足柄方面からの金時山の登山道は序盤、山頂の茶屋の車が入るために、広く硬い土のなだらかな道が続く。
ここが景色はつまらない、足元はつまらないで、二山目ですっかり疲れている我々には精神的にキツかった。
ここまで来て引き返すこともできず、無言でよたよたとなんとか歩を進めたのだった。


14:25金時山山頂(1212.5m)→
もうちょっと!もうちょっと!金時山も山頂まで残り数百mという頃になると、突然山道が厳しくなる。
岩場と階段の急斜面。
肉体的にはここがイチバンキツい。
しかし「もうすぐ頂上!」という思いは強い。
気合いを入れ直して、一気に登る!

山頂はゴツゴツとした岩場。
ここへ来たら誰もが写真を撮るであろう、“金太郎のまさかり”付きの看板。
名物の2軒の茶屋(ちなみに500mlのペットボトルは250円)。
この山はやはり人気の山だけあって、小さな山頂にたくさんの人がひしめき合っていた。

この頃の空には大きな雲が立ちこめていて、残念ながら展望はよくなかった。

14:45金時山山頂発→15:30矢倉沢峠→
16:00金時登山口(仙石原)

登りが辛けりゃ下りも辛い。
岩場を慎重に下る。

仙石原の登山口近辺は、きのうの雨でぬかるんでいて、コンディションが最悪。
部員の1人・友人のたかそさんが油断して転び、泥だらけになり、さらに左手の小指をくじいて、テンションを急降下させていた。


…そんな1名の犠牲者を出しながら、なんとか下山!
9時頃に出発したから…今日はずいぶんと長い部活動だった。

(つづく)

まさかりブーム来たる

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2008/05/03

ジャストなお天気

今年もお陽さまの差す雨上がりは、湿った冷んやりとした空気がじょじょに暖かくなっていき、ワクワクする。

何かこの先、いいことしかおこらないような…そんな希望ばかりの雰囲気になる。

そんな中、庭ではスズランが、今年も花を咲かせていた


今日は長袖のシャツ1枚でちょうどいい気温で、ホンワカホンワカ。
ずっとこんな天気だったらいいのになぁ。

おとといは暑過ぎて…部屋にムカデが出て(今年初!)大格闘だったから。

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2008/05/02

それはムダだけれどムダじゃない

カレンダーに赤い数字が3つ4つ並んでいるくらいで大喜びしてしまう世間に、私はあえて問いたい。
「それくらいで喜んじゃっていいの?」と。

まだまだぁ!
こんなもので満足しているようじゃ、いつまで経っても社会のドレイだぜー。


と、いうわけで、“暦どおり”の毎日にバイバイ!

つまり今日は休みました。


9時くらいにノソノソ起きて、朝ごはんを食べて、部屋の片付けでもするかとはじめてみたが…いつの間にか本を読みふけっていた。
お昼ごはんを食べたら眠くなって、優雅にシエスタ。

起きてボーッとテレビを眺めていたら、あっという間に夜。
家で1人では絶対にお酒を飲まないのに、なぜだか今日は缶ビールを空けていた。

ほろ酔いになってしまったので、さっさと就寝するのだった。


アレ?部屋の掃除は?
今日はホントに何もしてないな!

何というかこの、1日をムダにしてしまった感…しかしこれこそが休日といったカンジで、たまらないぜー。

寝過ぎて頭痛がするぜー

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2008/05/01

新日本がおもしろい

 全日本の武藤敬司(45)が8年4カ月ぶりにIWGPヘビー級王座に返り咲いた。王者中邑真輔(28)と一進一退の攻防を展開。20分を超える熱戦の末、月面水爆から体固めで3カウントを奪った。
 武藤はグレート・ムタを含めて自身4度目の同王座獲得。久しぶりのベルトを腰に巻いて「大変だったね。最後に残っていたのはスピリット、魂だけだった」と喜んだ。敗れた中邑は3度目の防衛に失敗。「借りは返す」と言葉少なに控室に消えた。(08・4・28『nikkansports.com』

長いことプロレスを見ていると…これは本当によくないことでプロレスを心から楽しめない弊害でしかないのだが…プロレス界の流れで勝手に全てを想像し、悟ったつもりになってしまうことがある。

例えば今回の場合。
先日行なわれた全日本プロレス「チャンピオンカーニバル」に、新日本の元チャンプ棚橋が参加→決勝戦敗退。
ならば今回の、新日本プロレスIWGP挑戦の全日本武藤は…大熱戦の末の敗北、だろう。

これぞまさに団体間のギブアンドテイク、大団円!なんて。


フロントだとかシナリオだとか裏を読もうとする…プロレスの見方は千差万別で、こういう見方も確かにあるのだけれども…
私はこれはプロレス・プロレスラーに失礼だと思っているし、かつての純粋さを失った情けないファンの姿だと思っている。


そんな中、不埒な想像を覆した武藤、あっぱれ。
誰と戦っても自分を崩さない、ガンコな武藤敬司のスタイルはあまり好きではないのだけれども、彼は間違いなく世界を代表するレスラーだ。

対した中邑君は、どんな試合をしたのかなぁ。
武藤の魔術に乗せられず、自分を出せたのかなぁ。

久しぶりに、結果だけではなく、「試合内容が見たい!」と思うプロレスだ。


ここ最近の新日本は、純粋にリング上だけでファンを魅了している。
地道にやってきたことが実を結んできた証拠だ。

そろそろ中邑×棚橋の選手権も乱発しすぎかな、といった頃に突然入り込んできた武藤という新しい流れ。
この絶対的な存在を、誰が崩すのか。
充実していた新日本に、また新たな可能性が広がり、すごく楽しみだ。


個人的にはやはり第三世代に頑張ってもらいたい。
彼らはまだ、天下を取っていないから。

その天下の象徴がいる、今こそ!

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