フジテレビ721『ゲームセンターCX』の5周年とDVD-BOX発売イベント、
『ゲームセンターCXミュージアム』へ出かけた。
場所は勝ちどきの奥の奥にある港、「晴海客船ターミナルホール」というとてもへんぴな場所。
周りには海と倉庫とゴミ処理場とオリンピックスタジアム建設予定サラ地くらいしかない寂しいところで、お昼くらいに着いたのだけれども、寒空の下誰もいない階段にポツリと看板だけが立ててあって…心配になった。
しかし、会場に入ってみると、たくさんのゲームファンがつめかけていた。
驚いたのは小さな子供や、20代そこそこくらいの明らかに“ファミコン世代”ではない子達もいたこと。
ゲームだけでなく、番組のファンもたくさんいるのだ。
番組で使った小道具やゲームソフト、即販品が、スタッフ手書きの解説書と共に無造作に机の上に並べられている。
普通「ミュージアム」なんて銘打ったなら、展示品を何かで固定したり、「お手を触れないでください」とか書くところなのに、何も無い。
おーいこのPCエンジンの『カトケン』とか、懐かしさで盗まれちゃうよ!
そんな手作り感覚と、それを享受する穏やかなファンによる、あたたかな「ミュージアム」だった。
スタッフもアットホーム。
みんな笑顔で、時に気さくに来場者に話しかけていたり、急に小規模なイベントを始めてプレゼントをあげてみたり。
「プロデューサー菅さん」「構成岐部さん」や「カメラ阿部さん」等、番組の出演者の大半が番組の制作者なので、いたるところに有名人がいる気分にもなった。

そんな中、しっかりとしたイベント、“松竹芸能若手芸人大喜利”が始まる。
しかしイベントの途中菅Pが、突然流れを遮って、
「ここでメンバー補充します!」
と告げる。
「芸人さんがこんなにがんばっているのに…なんと失礼な!」と腹立たしく思っていたら、
…なんと登場したのは有野課長!
会場は驚きと大歓声につつまれた。
『めちゃイケ』では地味キャラといじられている課長だけれども、いやいやギュンギュン有名人のオーラが出ていた。
はじめて目の前で芸人さんの“大喜利”というスタイルを見たのだけれども、これは反射神経に空気を読む力…さまざまな力によるサバイバルゲーム。
答えを思いついた時のペンのスピード、時に他人の答えにも乗っかる判断力、そして他の人の答えもいじってあげられる懐の深さ…やはり課長は若手芸人とは1つも2つも格が違っていて、その実力をまざまざと見せつけられた。
その後「たまゲー」並みに会場内を徘徊し、さまなまなモノにつっ込みを入れていたが…こういうスタイル、東が『モヤモヤ』のさまぁ~ずなら、西では有野課長の右に出るものはいないと思う。
グッズを買うのをしぶってみたり、ファミコンコーナーで「カイの冒険」に挑戦しあっという間に失敗してみたり、「ワニワニパニック」に本気になってみたり、どこまでが素なのか…ナチュラルでとても心地よかった。
また、カメラの無いところでも子供に声をかけたり、とてもいい人であった。
緊急イベントは、会場のお客さんと“「ストⅡ」5番勝負”。
ここでは彼のスター性か、奇跡のような負け方(「コントローラ持っとこ」)を発動。
またその一方、女子供には容赦ない鬼畜っぷりで、「課長ここにアリ!」を見せつけてくれた。
最後は課長の三本締めで4日間が終了。
「今日のゲームはこれです…懐かしいですね~『WiiFit』。」
と言えるまで番組を続けたい、と語った課長。
どこまでが本気なのか…やっぱりわからない。
でも、そうなって欲しい!
出演者もスタッフも、そしてファンも、全員が参加した、とてもいいイベントだった。
(〈トラックバック〉●「実況パワフルブログ終了。」→08・3・30『よゐこ有野、書記係に立候補します』
●「ゲームセンターCXミュージアム・其の壱」→08・3・29『ごった煮』
●「ゲームセンターCX ミュージアム、楽しかったです♪」→08・3・29『猫マツゲでいこう』))

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