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2007/12/16

「いただきます」って、だれに言いますか?

久しぶりに見たい映画があって、映画館で見た。

シアター・イメージフォーラムで、『いのちの食べかた』


合理的に完璧に計算され尽くされた、オートメーションによる食品生産や加工の現場。
その光景がBGMもナレーションも無く、目の前のスクリーンに淡々と流される。

そこにはつくり手による思想の押し付けが全く無いので、自分の頭から様々な思いがどんどんどんどん溢れてくる。


見たことのある動物や植物が、見たことの無い機械・見たことのない手法によって、あっという間に“たべもの”に変わる。
それはそれは衝撃的であった。


私は恥ずかしながら「屠畜」という単語を初めて知った。
そして根強い宗教の無い日本では、それがよりタブーとされていることも。

しかし生まれた時からスーパーマーケットがあり、焼肉屋があり、その恩恵を受けている私には、その光景を反射的にこぼれそうになる安い言葉で批判することは決してできない。

直視して、そして考えることが必要なのだと思う。

「いただきます」の意味を。


ドキドキしながら見てしまったが、思ったよりは刺激も少なく、子供にも見せたい素晴らしい作品だ。

(<トラックバック>●「いのちの食べかた」→07・12・13『shinzan-cafe』
●「いのちの食べかた」→07・12・12『シネマ日記』
●「イメージフォーラム・ロングラン上映決定!」→07・12・10『「いのちの食べかた」NEWS』))

『いのちの食べかた』

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コメント

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投稿: みんな の プロフィール | 2007/12/18 04:19

こんにちは。
ここ数日忙しくてこれませんでした。
久しぶりに来て見れば、いいブログじゃないですか。
かんげさんの視点、素晴らしいと思います。
共感しちゃいました。
かんげさんって、てとも素敵な方なんだなーっていっぱい想像してしまいました(笑)

投稿: まんちゃん | 2007/12/18 10:57

まんちゃんさま、こんばんは。
お忙しそうですね、何よりですよー!

いやいやいや…きっとこの映画を見れば誰しも、ブログに書けるくらいの思いが溢れ出てくるんです。
それくらい、いい作品でした…!
ぜひまんちゃんさまもご覧になってください!

今日のお昼は牛丼屋さん。
ちゃんと「いただきます」、しました。

投稿: かんげ | 2007/12/18 19:32

昔、祖父母が肉牛を育てていたので,わたしも小さな頃は子牛にエサをやったりしていました。
自分としてはペットを育てている感覚だったのが、やがて肉牛として売られていった時の悲しみと言ったら。。。今でも食べ物を残す事に罪悪感を覚えるのは,その思い出のせいかも知れません。
自分の食べているものが何なのかを知る事は大事ですよね。
って、すいません。自分の思い出を元に勝手な事を言ってしまいました。

投稿: みみ | 2007/12/20 15:09

みみさま、こんばんはー。

すごい!「リアドナ」!
あっ、“リアル「ドナドナ」”の略です…今つくりました。

みみさまは、すごく貴重な体験されてますね。
ホント悲しそう…。

小さな頃から「いただきます。」の意味を理解しながら過ごされてきたこと、尊敬します。
私はこの年になってようやく目が覚めたようで…情けない。

もし自分に子供がいたら…きっと教えるだろう大切なことですね。

投稿: かんげ | 2007/12/20 20:00

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