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2007/12/15

できることから

志が高まればと、地元なんちゃってワンゲル部メンバーで、東陽町“ギャラリーエークワッド”「野口健からのメッセージ展」に行った。

ギャラリーでの大半を割いていたメッセージは、“山のゴミ問題”。
会場では氏がエベレストで回収したゴミの、ほんの一部が展示してあった。
そこに酸素ボンベ・燃料と並び、日本語表記のインスタント食品や缶詰めの残骸が多いこと…山でのアジア人のマナーは相当悪いらしく、恥ずかしくなった。

日本人はマナーに特にうるさい人種だと思っていたのだけれど、会場で同時に流されていた“富士山清掃登山”での汚い山の映像を見れば、それもすぐに納得するのだった。

「電車の中で」とか「会社の中で」とか、他人の目に見える場所はとりつくろって、これが1人になって自然相手になると途端に悪くなる。
バレなければいいの?
個人としての誇りの全く無い…日本人の美徳とは何だったのか。


エベレストは、排泄物や遺体まですぐに凍りついて、ゴミとなってしまう世界。
そこでのゴミはただそこら辺に転がっているわけではなく、厚い氷の中に閉じ込められてしまっている。
死と隣り合わせの中、それをピッケルで削り、壊し、出てきたものを時には自分の懐に詰め込んでベースキャンプまで下る…その作業の過酷さは想像を絶するものがあった。

野口健という人物のその功績は聞いていたけれども、実際にその光景を見るのは初めてのものばかりで…驚きと感嘆ばかりだった。


彼をすごい!と思うところは、その「すごさ」をおくびにも出さないところ。

死と隣り合わせの登山を「娯楽」と言い切り、
「娯楽だからこそマナーを守らなければいけない。」
と宣言する。

テレビに出ればひょうひょうとしたキャラクターで、先日はグラビアアイドルと金時山に登って頂上でそばをうめぇうめぇとすすっていて、
「世界的アルピニストも箱根の山に登るのか!」
と微笑ましく思ったのであった。


彼の言葉、
「出来る事から始めよう!これが私の原点。」

さぁ、私の出来ることとは…大小様々な環境問題を他人ごとのように感じながらも心を痛めている、卑怯でお尻の重い私の背中を、今日は優しく押されたような気がした。

「むぎ茶」があった

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コメント

かんげさん,こんにちは。

マナーとは、結局は他人への気遣いの気持ちを態度で示す事である事も多いと思うのですが,最近は自分への気遣い・利益ばかりを優先させる人がとても多くなったような気がします。

わたしも人の事を批判できる立場じゃないんですけどね。

それはさておき
「出来る事・・・」わたしに出来る事ってなんでしょうか。とりあえずゴミはなるべく減らす事・・・ぐらいしか浮かばないなあσ(^_^;)
ダメですねぇ。。

投稿: みみ | 2007/12/20 14:57

みみさま、こんばんはー。

「自分が言えた立場じゃない。」
って、どうしても思ってしまいますよね。

でもそれでも色んなことに文句を言ったり不安を感じたりしながら、自分を棚に置いて、“できること”をしなきゃイケナイのでしょうね。

さて。
“できること”は…。
うん私も、ゴミを減らすくらいしか考えつきません。ダメだぁ!

投稿: かんげ | 2007/12/20 19:55

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