夏だから海だから熱海旅行(その2)
宿の朝ご飯があるので必然的に早起きになる。やはり健康的だ。
しっかりした朝食も久しぶり。
チェックアウトギリギリまでのんびり(『ゲキレンジャー』から始まり『鬼太郎』『マイメロ』までフルコースを見てしまった)して、出発!
さすが夏休み・観光シーズンだけあって、人がいっぱいだ。
天気がいいのも相まってか、午前中ですでに海にはたくさんの人出。
サンビーチのすぐ近くに、“マリンスパあたみ”という屋内プール施設があるのだけれども、ここもお昼には入場制限がかけられていた。
道も車でいっぱい。
町内のバスも行きの時間・帰りの時間は乗客でぎゅうぎゅうだった。
今日は海ではなく、観光スポットをフラ~フラ~…暑い。
〈本日、訪れたところ〉
○起雲閣
熱海は文学の町。
ここは西洋建築と日本家屋を折衷させ大正時代に建てられた、かつては財閥の別荘、そして後に多くの文豪達も泊まったという由緒ある旅館。
しかしながら5年前に旅館は廃業になり、今では市が買い取り、有形文化財として一般開放している(入館料大人500円)。
広い敷地の中に、純粋な和室があれば、タイルとステンドグラスの洋風の部屋があったり…どちらも美しい。
この折衷加減、日本人のバランス感覚の賜物だと思う。
中でも麒麟の部屋…通称“群青の間”の青は、まさに鮮やかな冴えるような青色で、印象的だった。
○熱海ロープウェイ
途中の熱海港の船の発着所にも、溢れんばかりのたくさんの人。
初島か大島か…みんなどこへ行くのだろうか。
そんな港を後目にそこからすぐ近くのロープウェイに行ってみると…
「人がいない!」
駅にも海にもプールにも船にもあれだけたくさんの人がいるのに、ここの閑散っぷりはどういうことなのだろう!?
しかし、私はこういう昭和風情を色濃く残すレトロ観光スポットが、大好きなのだ。
何というかワクワク感と、切なさと、シュールな笑いと色々な感情が混ざって押し寄せる、とてもステキな気持ちになれるのだ。
と、いうわけでロープウェイ→秘宝館は、実は訪問2回目!
スタッフのお姉さんが暑い中、ダルそうにしていた。
「自分ではお気付きではないかもしれませんが、あなたは、とてもステキなところでお仕事してるんですよ。」
と語りかけたくなった。
○熱海秘宝館
ロープウェイとのセット券がかなりお得な、18歳以下入場禁止の大人のテーマパーク。
カップル、女性グループが訪れ、ほんのりとしたにぎわい。
中のアトラクションは数年前に訪れた時と、変わらず。
モンローは相変わらずパンツはいてなかった。
浦島太郎も相変わらず乙姫様相手に腰をふりまくっていた。
…最高にくだらない!
大爆笑では決してない、微妙な笑みを浮かべながら館内めぐり。
そんなに大きくもないので、すぐ終わってしまうのだけれども…。
そんな中で微妙にリニューアルしていたり、新しい発見もあったりして、ここも完全に時が止まった空間でないことを感じた。
○熱海城
昭和に建てられた、歴史の無いお城。
中には「日本城郭資料展」「武家文化資料展」「浮世絵美術展」「世界遺産パネル展」と、まさになんでもあり。
その節操の無さがすごくいい!
特に1階は、体験コーナー満載。
「忍者体験・手裏剣を投げてみよう/吹き矢を吹いてみよう」
「ほら貝を吹いてみよう」
「日本刀を振ってみよう」
「なつかしい木のおもちゃで遊んでみよう」
などと、どうにかして子供達を楽しませようという努力がうかがえて、大人なのに乗りに乗って遊んでしまった。
涼しいところで、お客さんも少ない中で、のびのびと観覧できる。
もちろん、天守閣からの眺めは熱海を一望。
花火大会の夜も営業するというので、その時は殿様気分を味わえるかも。
きのうの慣れない日焼けで背中が痛いので、帰りは新幹線で。
行き(東海道線)の2倍ほどの運賃で、行きの半分以下…30分くらいで新横浜に着いてしまった。
なんたる便利さ!
これなら指定席をとって、夜に熱海の花火を見て帰ることも簡単だ。
と、いうわけで、土日だけれど、少しだけやっと夏を感じられたお休みだった。
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コメント
楽しい夏休みを過ごされたのですねー。
熱海は10年前に行ったことがありますが、その日も横浜へ旅行に行った帰りに立ち寄った程度だったので、記憶にあるのは貫一・お宮の像ぐらいです。
でも、かんげさんは沢山まわってますね。行ってみたい気がしてきた♪
投稿: みみ | 2007/08/18 10:29
みみさま、こんばんはー。
関東圏に住んでると、熱海は完全に日帰りかどこかの寄り道スポットですよね。
だから逆に、泊ってみました。
狭い街なので(坂は多いですが)あっという間に観光スポットは廻れてしまうから、「あそこ行きたい!」「次はここ!」などと必然的にあくせくしないで済むような気がします。
ゆっくりのんびり(夏は暑くてそうはいかないですが)、できると思いますよ!
私はどちらかというと古くさいものが好きなので最近の変わりゆく熱海はちょっと寂しいですが…でもそれでもまだまだ魅力的なところでした。
あっ愛と神秘の“秘法館”へもぜひどうぞ…。
投稿: かんげ | 2007/08/22 21:46