そういうものなのだ。
ドイツ南部リンダウで、バスに乗っていた20歳の女性販売員が“セクシーすぎるから”との理由で、運転手にバスを降りるように脅迫されるハプニングがあった。
バスに乗っていた女性販売員のデボラさんは、ビルド紙に当時の様子を語っている。
「運転手は突然バスを停車させたのです。ドアを開け、彼は私にこう大声でどなったのです……。『ミラーを見る度、あんたの胸の谷間が気になってちっとも運転に集中できない。座っている場所を変えてくれなければ、バスから降りてもらう!』って」
ビルド紙に掲載された写真では、デボラさんは胸元が大きく開いた細めの夏服を着ている。結局、デボラさんは座席を移動したが、運転手に恥をかかされたと憤慨している。
一方、バス会社は運転手の行動を擁護している。
同バス会社の広報は、「運転手は全ての乗客のことを考えて安全運転に努めなければならず、心をかき乱されるような事があってはいけない。運転手の行動は正当なものであり、それをする権利がある」とコメントしている。(07・7・17『exciteニュース』)
イギリスの登山家ジョージ・マロリーは、「なぜエベレストに登るのか?」という質問に、「そこにそれがあるからだ。」と答え、それは以後、登山家の名言となった。
それと同様に、世の男性に「なぜ女性の胸を見るのか?」という質問をしたら全員が、「そこにそれがあるからだ。」と答えることだろう。
いいとか悪いとか好きとかキライとか趣味だとかいや私はおしりのほうがとか関係なく、男性の視線が煩悩がそうなっているのは自然の摂理であり、とどのつまり「そういうものなのだ」としか言えないものなのである。
全ての男性は、いや人間は、そういうものなのだ。
ただ、その先のこと。
その先でどれだけ理性をはたらかせられるかによって、男性はジェントルマンにもなり得るしチョイ悪にもなり得るし、「あの人きんもーーーーー!」にもなり得るし変質者にもなり得てしまうのだと思う。
電車内で隣に女性が並んだ時、私はよく、
「どんな方なのか(お顔を)拝見したい…でも彼女はきっと私の視線に気づいて不快な思いをすることだろう…いやもしかしたら『コイツ痴漢だ!』と言われてしまうかもしれない…うーん、うーん。」
と葛藤し、結局その人の姿を確認できぬまま電車を降りてなんとなくガッカリすることがある。
そんな私は、たぶん理性一般人。
(〈トラックバック〉●「気持ちはわかるなぁ。」→07・7・17『TOKYO NOMAD'DAYS』)
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