選挙終わりました
誰がはやらせたのか、
「誰がやったって同じでしょ!?」
という言葉。
たいてい政治に関するテレビの街頭インタビューで、頭の悪そうな人達が声を揃えこう喋っていて、それを目にする度私は、
「どこかで聞いた言葉をさも自分の言葉のように使って…空っぽな人達だなぁ。」
と憤慨していたのだ。
だがしかし、今回の選挙。
これほど投票するのに難しい選挙は今までなかったように思う。
私も思わず思ってしまった。
「誰がやったって同じでしょ!?」
からっぽーっ!
今までのままではもちろんダメだけれど、だからといって新しくこれからを任せられるような人が、皆無。
ここのところの国に対する失望感というか、絶望感みたいなものは、あまりにも大きかった。
そして、この結果。
第21回参院選は29日午後8時で投票を締め切り即日開票された。開票はまだ続いているが、自民党は岡山選挙区で党幹部の片山虎之助参院幹事長が落選するなど、自民党の惨敗は確実になった。しかし安倍晋三首相は同夜、首相公邸で記者団に対し、選挙結果にかかわらず続投する意向を表明した。しかし、参院では野党が過半数を確保するばかりか、民主党が参院第1党になるのも確実な情勢だ。安倍首相は内閣改造などで人心一新を図り、挙党態勢を改めて整える考えだが、参院の国会運営の主導権を失ったままでの政権運営には困難も予想され、今後の政局は不透明になるのは必至だ。(後略)(07・7・30『毎日新聞』)
多くの人が言う、
「自民党に拒否反応が出ただけで、民主党が勝ったというわけではない。」
は、確かに。
“あと一歩のところまで来て自爆する”
を繰り返す政党に対する視線は、票の数よりもずっと冷ややかだ。
そう考えると、前回の熱病のような選挙に比べ、少しはバランスがとれて冷静になれた1日だったのかもしれない。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント