モテる男子は待てる男子
今日は横浜の街をフラフラしていたのだけれども、やけに“口論している男女”を見かけた。
んー「春だから」、かな。
…関係無いか。
デパートの、とある女性向けブランドのお店の隅でたたずむ、30代半ばくらいの男性…どうやら試着室の中の女性を待っているいようだ。
疲れた顔をして壁にもたれ掛かってみたり、ケイタイをいじってみたり、イライラ、イライラ…すごく居心地が悪そう。
居並ぶ服を見ようとも、近くにあるのは女性モノだけ、そして周りは女性客ばかり…そわそわ、そわそわ。
あぁ、その気持ち、わかるなぁ。
私はこのような“アウェイで待つ行為”に苦を感じない人こそが、“モテる男子”だと思うのだ。
統計的に見ればおそらく受け身的性格の多いであろう「モテない男子業界」で、この“待つ”という行為は比較的簡単なことに思えて…なかなかそうはいかないものである。
自己の趣味に傾倒するあまりに生じるそれ以外には排他的な思想と、自信の無さから来る「自分なんかが、ここにいてもいいの?」という自己嫌悪やファッショナブルなものに対する居心地の悪さ、そしてこの類の男子特有の「~してあげる。」的な男女間の損得感情が、なかなかそれを許さないのである。
数分後。
ようやく試着室から出てきた女性に、その男性は、
「遅いっ!」
と一喝。
スタスタと足早にお店から逃げ出してしまった。
その後を、
「だって『いいよ』って言ってたじゃん!」
とプリプリ怒りながら追いかける女性。
…大いに自分と重なって見えていた。
本日の一度は言ってみたい台詞:
「君が美しくなるんだったらドンドンいいよ~。」(ルパン三世・『ルパン三世バイバイ・リバティ危機一発』より)
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 新年会というよりひな祭り前夜祭(2020.02.15)
- 父不要論(2020.02.11)
- 若きチャンプ(2020.02.10)
- お世話になってます(2020.02.09)
- 決断(2020.02.08)
「恋愛」カテゴリの記事
- 私が悪いのか(2019.09.26)
- 年1度だけふるわれる腕(2017.12.16)
- 夫の帰りを待ちわびているあなたに(2017.11.09)
- ただのバカに惚れたオメェもただのバカだ!(2017.10.25)
- 嬉しくて飛び込むの(2017.09.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント