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2007年2月の記事

2007/02/25

突然のラスト・ボム

 大仁田、小橋の好敵手が逝った-。WWEの公式サイトは現地19日、FMWや全日本、ノアで活躍し、日本で知名度の高い米国人レスラー、ザ・グラジエーターさん(本名マイケル・アルフォンソ)が急死したと発表した。享年42。同サイトは死因に触れていないが、米国などの複数のサイトは「17日夜、フロリダ州タンパの自宅で首をつって死んでいるのが発見された」と報じており、自殺とみられている。(後略)(07・2・21『デイリースポーツ』

大仁田ワンマン時代はその素材を持て余していたけれども、その後の田中ハヤブサなどライバルの台頭と共に潜在能力を解放。
デカくて飛べて、スタイルよくてカッコ良よくて、とにかく強い、最強のインディーガイジンだった。

おそらくヘビー級単独でスーパーパワーボムを使用したのは、彼が初。
さらには場外オン・ザ・デスクボムやノータッチのプランチャなどとにかく破天荒で、当時のFMWは様々な団体内ユニットが存在ししのぎを削っていたわけだけれども、彼の存在は間違いなくそれを超越していた。


そんなインディーの宝であった彼が全日本のリングに上がった時は、初期からFMWを見ていた者として、とても誇らしかった。

「新FMWは、メジャーでも通用する。」
まさに掲げていた“スーパーインディー”の証明であり、それは実力的にもメジャーとインディーの垣根が取り払われた、歴史的瞬間であったのかもしれない。
プロレス界の底辺を大きく大きく高みへと導いた、インディーの、いやプロレス界の功労者。

あの強い強い男が…全然解らない。
今は、とにかく戸惑っている。

(〈トラックバック〉●「さらば異国の“カミカゼ”魂」→07・2・22『凸凹プロレス』
●「嘘だ・・・」→07・2・20『不死鳥ハヤブサの極楽鳥日記』
●「ザ・グラジエーター ことマイク・アッサムが死去」→07・2・20『プロレス専門BLOG:ブラックアイ2』

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2007/02/24

梅が咲いていました。

「自然から、四季の訪れを感じることは幸せである。」

これは我が家の梅の花こんなことを自分で書いておきながら、私はここ数年、春の訪れの証明である梅の開花を、決まって新橋オヤジさまのブログで知らされている(いつもありがとうございます)。
これは、いかに人生における余裕が無いかの証明で…我ながら情けないことこの上ない。


と、いうわけで、遅ればせながら春の訪れを確めに、今日は横浜大倉山にある梅林に出かけてみた。

周りに人はいなく、夕方の寒風吹き荒ぶ中、寂しそうに花は揺れていたけれども…もう7~8分咲きで、確かに春は訪れていた。
昨年の当ブログを見てみる(こういう時、ネット日記は便利だと思う)と、やはり今年の春は、去年よりも駆け足でやってきたことがわかる。
まだ冬も来てないような気がするのに、やけにせっかちな春である。


夜ご飯は、そんな大倉山のはずれにある、北海道豚のレストラン&バー「豚雅」(とんが)へ。

レストランだとご飯がメインでお酒は付属。
バーだとお酒がメインでご飯は手薄。
だけれども、ここはどちらも力を入れていて、両方ともおいしかった。
特に豚丼・カレーなどの、ご飯もの。

住宅地の入り口にポツリとあり、初めは足を踏み入れにくいかもしれないけれども…1度入ってしまえばガッツリ食べて、ガッツリ飲める、普段着のままでいられる場所だ。


ほぼカウンターだけで店長1人で切り盛りしている小さなお店なのに、しかも一見さんだというのに、ダラダラと長居させてもらい色々なことを話し聞かせてもらった。
忙しくて宣伝もままならないようなので、こうしてネットの片隅で叫び、少しでも力になれるかな…と思わせる、そんなお店だった。

(〈トラックバック〉●「2月の大倉山公園」→07・2・22『気ままにゆるゆる旅日記』
●「大倉山散策(1)梅林2007年」→07・2・17『風の記憶』

こちらが大倉山梅林

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2007/02/22

オヤジ無法地帯

中途半端に残業してしまった時の強い味方、渋谷発の東急深夜バス
車内は今や年末年始の半分以下の乗車率である。
2ヵ月前は席が全部埋まってしまい、補助席まで出す騒ぎだったのに、今夜はガラガラ。
(飲み会)シーズンってものは、すごいね~。

今日私は早目に乗り込み、バス最後部右端に座って外を眺めながら考えごとをしていた。

発車時刻。
すると時間ギリギリで1人のスーツ姿のおじさんが、汗をかきながら乗り込んで来た。
彼は私の隣、最後部左端に腰を下ろし、バスは出発した。


私は変わらず外を眺めながらボンヤリしていたのだけれども…しばらくして“異臭”に気付く。
そしてその臭いは、左側から。

何事だろうと横を向いたそこにあったのは、靴を脱ぎ、バスの座席上で横に寝転がり、足をこちらに向けイビキをかき眠りこけるおじさんの姿…悪臭の源はっそこだオヤジの足ぃっ!


バス長座席の半分以上を占拠し、隣の領土を侵犯。
さらには生物兵器による攻撃まで。
この奇襲作戦に私は腹が立ってしょうがなかった。

眠っている人を叩き起こすのも大人気ないとガマンしていたが…せめてネタにしてやろうと、こうして(↓)デジカメで、写真を撮ってやったのであった。


M字ビターン!ちなみにこのおじさん、イチバン初めの停留所が近づくやムクリと起き上がり、焦って家のカギを落としたままそそくさと降りて行ったのであった。
近いんだったら寝るなよ!

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2007/02/21

中に

隣街のはずれに、30年近く続くピザ屋さんがあった。
イタリアタイプの薄い生地のそれはとてもおいしく、小さな頃はよく家族で出かけたものだった。
薄暗く、アンティークの雑貨や柱時計が並ぶ店内はおもちゃ箱のようで、ワクワクしていたことを思い出す。

ちょっと大人になってからも、もちろん通っていた。
家族で出かけることがなくなっても私は友人知人と、それほどリーズナブルなお店ではなかったので、1年に1度くらいのちょっとだけ贅沢な時間、といったお店として…途中店内の雰囲気は改装してちょっと明るくなってしまったけれども、変わらない味はいつもそこにあったのだ。


そんなお店が突然閉店してしまったのが、2年前の年末。
今日なんとなく、あの頃、そのお店に行くためだけに歩いた道をたどってみた。

お店はなぜかオープン時のままになっていて、だけれどもそのドアは固く閉ざされていて、窓にはカーテンがしっかりとひいてあった。

別にそのお店に関する特別な思い出があるわけでも無い。
だけれども、何かそこには色々なものが閉じ込められているような気がして…もったいないというか、無性に寂しさを感じるのであった。

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2007/02/20

サヨナラそして宜しくね。

会社の同期で、去年は私に大阪の街を案内してくれた小僧さんが、今日付けで会社を退職した。
お世話になった人だし、一言でいうと“とてもいいやつ”であったので、ちょっと落ち込んでしまうくらいに残念だ。

だがしかし、同僚というしがらみが無くなったからこそ、そこからはじまる本当の仲、である。
友人関係も恋愛関係も師弟関係も…例えば学校を卒業して、例えば住まう場所が離れ離れになって、例えば共に目指していたものが変わったとしても、いい縁というものは続くもので、もしそこで終わってしまう関係ならばそれはその程度のものだったということである。

星の数ほどある人生における様々な出会いは、様々な別れと共にあり、言い方は悪いのかもしれないけれども、それはわずかに存在する“確かな出会い”のためにあるといってもいいように思うのだ。


と、いうわけで、サヨナラ。
そしてこれは、今日までと、今日からの再確認事項…これからも宜しくね。

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2007/02/19

残るやどこも同じだから

職場の近所の“ココストア”が、先週突然閉店した。

お店の中にある調理場でつくってくれるお弁当やおにぎり、サンドイッチ、丼ものは、やはり他のコンビニのものとは違い暖かくおいしかったので、今私は“昼食難民”といったところか。

残る何軒ものコンビニを並べてみるが、全く変わり映えが無い。
昼の母の味…うーん、サヨナラ。

最後の勇姿か

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2007/02/18

NEO!(その2)

(つづき)
○〈第6試合〉三田×キムキョン

前日記者会見での妙に冷静な三田がカッコよかった。
試合はもちろん荒れた展開になり、場外乱闘は2階席へ。
ちょうど私の頭の上で乱闘は行われ…「危なーい!」とセコンドに「ドンッ」と押されて吹き飛んだ、私のさっきまでいた場所に、アフロが落ちてきた。
私が今元気なのは、松尾選手のおかげです。

キムラキターキムキョンはさすがデスマッチもこなすレスラー。
見事な受けっぷりが輝いていた。

「木村ァ!効いてないぞ!」
「木村ァ!行け行け!」
私の近くには熱狂的なキムラファン…と思ったら、どうやら木村の実母のようで、この人もまた輝いていた。

○〈セミファイナル〉元気奈苗×日向里村
団体の長達・それぞれを背負う者達が面子をかけて激突するこの試合が、私が今日最も見たかった試合だ。
元気のプロレスへの愛情が実を結んだ試合。

女性でよく「男性のスーツ姿に萌える。」という人が多いが、私も逆に「女性のスーツ姿に萌える。」。
と、いうわけで最近、スーツ姿の高橋奈苗に萌える。

里村の師匠譲りのあのオーラは恐ろしいほど。
あの威風堂々さは何なんだ…!

イチバン素晴らしかったのは、日向
それはまさしく、受けの凄み。
昔はよく「攻めの新日本、受けの全日本」なんて会話をしていたものだけれども、JWPの選手は総じて受け身が上手なのだろうか。
ゾクリとするような逆転劇であった。

○〈メイン〉田村様×文子
先ほどの流れで“受け”の日向と定義するならば、“攻め”は田村様
スープレックスにエルボー、田村様のそれはとかく鋭角的で、ゾクリとする強さを感じさせるチャンプだ。

文子はサラブレッドならではの存在感。

試合全般に流れる「初シングル」らしい緊張感。
メインにふさわしい試合であった。


NEOは今、絶対王者がいて、それを追う強いナンバー2がいて、ベテランがいて、若手がいて、巧いレスラーがいて、アイドルがいて…そして道場も開き、NOAH同様に“プロレスの桃源郷”のようだ。

女子プロレス界全体を見ても、今日のメンバーはもちろん、魅力的なレスラーが非情に多い。
試合のレベルも非情に高い。
だがそれでも、「続く冬の時代」と呼ばれるのはなぜだろう。
すごく悔やまれるし、もったいないと思う。
常連はもちろんのこと、もっと新規を開拓し、業界が盛り上がるには…今の私には残念ながら思いつかないが…とにかく「女子プロレスも、おもしろい!」と、今日私はすごく思ったのであった。

(〈トラックバック〉●「2月18日 NEO 川崎市体育館」→07・2・18『スポーツ歩き』

この世代には思い入れが

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NEO!(その1)

きのうのイベントにつられ、NEO女子プロレス川崎大会に行った。
さくらえみの結婚…も気になったが、とにかくビッグイベントだけあり、女子プロレス初心者の私も血湧き肉躍るカードが目白押しであったからだ。

何十年ぶりの女子プロレス興業の会場で驚いたことは、“選手との距離が近い”ということだ。
入り口で、体育館の隅で、普通に試合の無いレスラー達がビラ配りをしている!
売店に目を移すと、そこにもたくさんのレスラーが!

手作り感覚というのだろうか。
私は、前田日明ではないけれどもプロレスラーは全員“選ばれた人達”だと思っているので、そのようなすごい人達が近くにいるというだけで、ドギマギしてしまった。


○〈入場式〉
ビッグイベントだけあって、入場式が。
きのうの記者会見や今日の入場式を見ていて強く思ったことは、「元気美佐恵は本当にプロレスが好きなんだなぁ。」ということ。
彼女の発するその言葉の端々から、プロレスへの愛情が溢れていて、すごく暖かかった。
プロレス自体が初心者で、隣で一緒に見ていたウチの姉さんが、元気に惚れていた。

○〈第1試合〉勇気×野崎
新人の試合。
野崎の人気はすごい。
勇気は写真うつりが悪い。
思った以上の白熱したいい試合で、「今日は楽しくなりそうだ!」と期待を膨らまさせられた。

○〈第2試合〉植松輝×市井佐藤
今や女子プロ界イチのタッグ屋と、一度見てみたかった“市井舞”というレスラー。
植松と輝はウワサに違わずの素晴らしいタッグチームで、市井もウワサに違わずのあの存在感。
いやホントすごいよ市井舞は!まさに破天荒で。
見ていただけなのに、試合後すごい疲れたもの…。

○〈第3試合〉松尾×栗原
今日は「一度見てみたかったレスラー」が多い。
ベテラン勢は、昔だが様々な団体で見たことがあるけれども、いわゆる若い世代の中にだってそんなレスラーは多い。
ゴング誌が押しまくっている栗原あゆみも、そんな1人だ。

だがあまり印象に残らなかったかな…今日はなんだか元気が無かったようだ。

○〈第4試合〉NEOマシンガンズ軍×さくらリボン軍時間差バトルロイヤル
NEO甲田社長との「勝ったら即結婚」のさくらを巡り、さくらの遺伝子を持った業界騒然のレスラー、集結!
“希月あおい”はウワサ通りの、会場を明るくするいいレスラー。
方々からの「あおいちゃーん!」、その人気もうなずける。
小学生ながら天才と称される、“りほ”。
それは技のテクニックだけではなく、マイクパフォーマンスも同様であった。
そして、無気力ファイター・“真琴”
プロデビューを成功させ、かねてよりの対人恐怖症を克服しつつあるも、今でも技の途中でギブアップしてしまうなどの虚弱ぶりを見せつける、今最も話題の無気力ファイターも期待通り…いやそれ以上のムーブを。

さらにはこの人が登場しただけでビシッとリングが締まる、女王豊田
そしてXは黒田の哲ちゃんと、とにかく豪華なカード。

試合は一進一退の攻防のまま…「出しゃばりな社長婦人がいると、会社は没落する」論を展開する、マシンガンズ軍タニーの1人残り勝ち!
…と、思ったら、真琴がいた。

そんな真琴の前代未聞の活躍により、さくらの結婚が決まったのであった。
リング上ではドレスにお祝ソング、そして結婚届。
会場がお祝ムードに染まる中、新郎甲田社長は約束には無かった、新婦の“寿引退”を勧める。
しかしそれを、さくらの弟子達が反対。

当然困惑するさくらと会場のお客さん。
すると、静まり返った体育館に、りほの一言が響いた。
「結婚はんたーい!」
これが絶妙のタイミングで、会場はドッと盛り上がったのであった。

結局、さくらは「プロレスと結婚します!」と宣言し、逆ギレし子供に手を上げた幻の新郎は返り打ちにあい、全てが丸く収まった。
うんうん。それがいい。

○〈第5試合〉アメコン×京子
若手やアイドルレスラーならともかく、「京子ちゃーん!」の声援は違うだろと思うのだ。
「よっちゃーん!」も同様。チャンプですぞ。

そんな観客席に対し「ファーーーック!」と怒鳴るアメコン、ステキ。
女子プロレスに10年に1度くらいの周期でやって来る、“超巨大ガイジンレスラー”の波。
今回は、デカくて動けて怖くてちょっとおもしろい、まさにビッグウェーブだ。

ド迫力の戦いは、足のケガが響いたか、京子が惜敗。
しかしすごい試合だった!
(つづく)

(〈トラックバック〉●「2/18 NEO・川崎大会」→07・2・21『裏・みねうち魂』

1人の犠牲はいとわない

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2007/02/17

君はアイスリボンを知っているか。

それはプロレスラーさくらえみが提唱する、“リングの無いプロレス”。
…なーんて書き出してはみたものの、実際私も見たことがないのだ。

かつて私はFMWをよく見ていたので、元川恵美というちょっと奇妙なレスラーの存在はもちろん知っていたけれども…その生粋のインディーレスラーがリングネームを変え、イチから団体を興し、そこで“OLレスラー”や“小学生レスラー”、はたまた“親子(で)レスラー”など様々な実力の伴ったキャラクターをデビューさせ、業界を震撼させていたことを知ったのは、ずいぶん後のこと(『未来日記』で知った)である。
そんなさくらが佐山サトルばりに自身の団体をさくっと飛び出しもくろんだ、さらなる野望がこの、アイスリボンなのだ。


そんなアイスリボンが今日、川崎にあるもう1つの国家“ラゾーナ川崎プラザ”に来るというので足を運んでみた。

昼間から駅周辺の様々なところで時間をつぶし、夕方の5時半。
ラゾーナ上のゲームセンター脇ステージに行ってみると…満員御礼!すごい人気じゃあないか!
だが昼間“プリキュアショー”をやってた時とは正反対の客層で、周りを見聞きしてみると、やはり常連さんが多いようだった。
せっかくこんないい所でイベントをやるのだから、もうちょっとだけ早い時間、家族連れが帰りはじめる前に始められればもっとよかったと思った。


ステージ上には小さなブルーのマット。
この上だけで、大人も子供もそして時として男も女も関係なく、戦いが繰り広げられるのだ。
きっと実際はもう少し小さな会場で、目の前で行われるであろうそれは、プロレスとも違う、キャッチレスリングとも違う、“新しい何か”のようであった。

だが選手達のアクションのベースは、プロレス。
派手な技もあるし、打撃もあるし、もちろんじっくりレスリングもある。
その上で場所を選ばず、体操スクールと併設され気軽に体験でき、そしてお客さんも気軽に観戦できるアイスリボンは、プロレスの底辺を広げる役割を担っているのだ。


しかしそれと同時に強調されてしてしまうのは、プロレスのショー的側面やプロスポーツとしてのレベル。
見せ物小屋的な雰囲気や、「誰でもできるものなのか!?」という一部プロレス関係者(ファンを含めた)からの拒絶反応が出るのは、致し方ないことかもしれない。


…そんなことを考えながらの、目の前の戦い。
マット上では小学生レスラー“きのこ”が、歳も身体もその3倍くらいはあるかという大人のさくらと、がっぷり手四つ。

もちろん力ではかなわない。
ブリッジしながらなんとか耐えるきのこ。

するとそのブリッジの上に、さくらが全体重を「ドスン!」
鬼のような攻撃だ。

だがしかし、きのこのブリッジはビクともしない!


「アイスリボンは立派なアスリート達による、立派なプロスポーツである。」
何よりもきのこのブリッジが、そう実感させてくれた。

彼女達の熱い思い、もっともっと広がればいい!


今日のイベントは、明日川崎体育館で開催される「NEO女子プロレス」の記者会見(タイトルマッチ調印式)・告知も兼ねたもの。
司会はさくらと、そのさくらと明日結婚予定のNEO甲田社長だった。

笑顔と丁寧な説明で上手に進行するさくらに比べ、甲田社長は、
「さっさ、さくらさんはまだ行かないでください!」
「ハ…ハイ、さくらさん(お客さんの数を)か、数えて!」

と、とにかくさくらに寄りかかりまくり。
ホントにこの人でいいの!?さくらさん!?

(〈トラックバック〉●「川崎駅ビルから体育館へ」→07・2・18『ユキワカ雑記『Bridge』』

今やプロレス界イチの革命児

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2007/02/16

情がわいて別れが辛かった…

今日はお仕事でとあるポスターに使う写真を撮ってもらうために、撮影スタジオにいた。

モデルは、ヒヨコ。
借りてきたヒヨコ達は、きのう孵化したばかりだという、まさにド新人。

「きっとあっち行ったりこっち行ったり…忙しい撮影になるんだろうな。」

と思っていたら…それは全くの逆で、ヒヨコ達はピ〜ヨピヨ鳴き続けるものの、緊張なのか疲労なのかその場で硬直…終いには目を閉じて寝てしまい、全然ポーズをとってくれない!


と、いうわけで、1匹のヒヨコに大の大人4人が、ご機嫌とり。
手を叩いてみたり、声をかけてみたり、水を与えてみたり、おもちゃをチラチラさせてみたり…はぁ。とにかく疲れた。


ちなみに今日、イチバンモデルさんが喜んだのは、“穴”。

彼らは穴に敏感で、小さな穴があるとつつきたくなるようなのだ。
そこら辺に転がっていた、穴のたくさん開いたドアのちょうつがいにヒモを通し、目の前で振ってみると…さっきまでの寝ぼけまなこが嘘のように、大興奮でツンツン、ツンツン!

ツンツン!これは、鳥の遺伝子レベルの習性なのだろうか。ツンツン!

エサと水はペットボトルのフタで

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2007/02/15

巣立ち

昔私は、アーティスト“パフィー”のファンであった。
おそらくその流れは、かねてから聴いていたユニコーンから来たものだと思う。
奥田民生の音楽イズム・そしてその独特のダルさ加減をも引き継いだ奇妙な女性デュオは、とにかく魅力的であったのだ。

当時私は自他共に認める彼女達のファンで、友人に「あの雑誌に載ってたよ!」と言われれば本屋へ走り雑誌を根こそぎ買い込み、隣町のCD屋さんからは自分の背丈ほどの告知POPを担いで帰り(お店に頼み込んで譲ってもらった)と、熱病のようにハマっていたのであった。


そんな日々も遠くになり、あれだけあった熱もいつの間にか覚め、人並み以下にしかCDを買うことも音楽を聴くこともなくなっていた今、発売された、パフィーのベストアルバム『PUFFY HIT&FUN』。

ファンからリクエストの多かった曲を収録したというこのアルバムを、懐かしさを覚えながら購入してみると…私が大好きな「とくするからだ」が入っていないー!
イチバン最初のアルバムのイチバン最初の曲であり、詞も曲も、これぞ“ザ☆奥田民生プロデュース”といえるあの名曲が、そして私が愛しCDが薄くなるほど聴いたあの名曲が、入っていないとは…がく。

しかしながら私がボケボケしていたここ数年間で、パフィーという歌い手さんは、自分で詞を書き、様々なアーティストの楽曲をこなし、さらにはアメリカで同時期にデビューした宇多田ヒカルが足元にも及ばないほどのヒットを飛ばし、今やもう民生プロデュースだけの元でダラダラしている2人ではなく、立派に自立したアーティストになったのだと思い、納得したのであった。

puffy『PUFFY HIT&FUN』

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2007/02/14

黙秘権を行使しています

過去を思い出し涙を流しながら書いた(ウソ)「バレンタインデーの記事」を、ココログ『トラックバック★野郎』さまに痛々しい文章だととり上げていただき、いつもよりちょっとだけ多くのお客さまが本ブログを訪れた2月14日…
あれからモテない男子の代表のようになり1年、私は全く、相変わらず。

先日も焼肉屋で高校時代の友人達と思い出話になり、色気の一点も無い青春時代にがく然としていたところだ。


何か今日に寄せる文章を考えてみようとしたものの…私の十数年にも及ぶ学生時代の2月14日は全て、去年の記事の行為をくり返していただけで、それ以上の思い出は皆無なのである。

と、いうわけで、今日は何も無いっ!
バカヤローっ!

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2007/02/13

東横線族はJRいらずだが

私の中の「かわいいものランキング」は、ここ数年ずっと変動がない。

1位はもちろん、ぶっちぎりでこまちゃんなのだけれども…“Suicaのペンギン”も、私は好きだ。


もはやペンギン大使だ残念ながら私の定期入れにはSuicaではなく、“Icoca”が入ってしまっているのだけれども、駅のホームや電車の中で、さらには作者の著書まで買って、なんとなくほのぼのさせられている。

テレビのCMもまた、魅力的だ。
イラストのキャラクターは立体にして大失敗することが多々あるけれども、これはペンギンという生物自体の実力なのだろうか、やはりとてもかわいいのである。


横浜に出かけたきのう
いつものように人でいっぱいの横浜駅コンコースに、あのペンギンの、“着ぐるみ”が姿を現していて、道行く人々のフラッシュの的になっていた。

「か、かわいい~。」

四方八方にポージングを決め、サービスも満点であった。


ちなみにこのペンギン君…
イラストだとくちばしは白。
人形や着ぐるみになると、くちばしは黒。

この差違には何か意味があるのだろうか。

皇帝ペンギン並みの大きさ

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2007/02/12

こりゃずいぶんな推薦文になってしまった

今年のはじめ、学生時代の同級生でグラフィックデザインの仕事をしているkoginさまに年賀状をお送りしたら、おり返し自身の“作品展示販売会”のお知らせが届いた。
チクショォ!なんて現金なお年賀なんだ!

しかしながら、届いた封筒に貼ってあった切手が思いのほか琴線に触れるものだったので、今日はその展示会へ出かけてみた。


イベント名は、『pico a zakka』(ピコ・ア・ザッカ)
場所は、我が街横浜だ。

横浜ルミネの上、有隣堂のエレベーターを降りてすぐ横を見ると、そこに広がるのは色とりどりの雑貨達。
参加しているのは、新進気鋭のデザイナーやイラストレーター。
それが十数人も集まれば、方向性が被ったり、似たものができあがってしまったりと危惧してしまいがちだが…見事にそれぞれの個性はバラバラで、いかに彼ら彼女らが確固とした自分のスタイルを築き上げているかがわかるものだった。


例えば1つのポストカード。
例えば1つのブックカバー。

それは普段の文房具屋に並んでいるモノとは少し異なり、ほとんどが手作りで、作り手の心や温もりがまだ残っているような暖かなものばかり。
それでいてもちろん完成度は高く…カップルや家族連れが足を止めるその場所は、つくる人の喜びと、見て・買う人の喜びとの、“モノつくりの原点”のような喜びに満ちていた。


「(誰かに)大きな変化があると、着実な人生を歩いているって感じがして、(自分の身を)ふと考えるわ。」

これはブログ『girls talk』のみみさまの文章であるけれども、様々な場所で、私も感じることである。

それはきっと、いい意味として捉えると、“刺激”という名のもの。
今日訪れた空間は、私にそれを突き刺すのに余りあるものであった。


しかしながらこの“刺激”も時として度が過ぎると、自己不信に変わってしまうことがある。
「人生においてさしたる変化のない自分は、全く歩みを進めていないのではないか…。」

眼前の眩いほどの光景に自分を見失いそうになるものの…よくよく学生時代を思い出してみると、自分はかねてより彼ら彼女らとは真逆の、遅刻や無断欠席、そして幾度となく補修を繰り返していたデキの悪い学生で…どれだけ年月を経ても、結局人間の本質というものは変わらないものなのだという現実に、ガッカリであった。

ハマの本屋は有隣堂!

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2007/02/11

打ち込む相手違い

…腰が痛い。
…腹筋も痛い。
…筋肉痛だ。

と、いうわけで今日は古くからの友人・STRさんと組んで、地元のバドミントン区民大会(ダブルス)に参加した。
ザ☆名前だけサークル、「チーム・ザ・”バリアフリー”」発進!


やはりというべきか前2連敗で迎えた、3試合目。
1ゲーム目を逆転で奪われ、勢いは完全に相手側。

しかし2ゲーム目が始まってすぐ、前にいたSTRさんと私の間にフラフラと絶好球が…チャーンス!

だが2人とも欲張って取りに行ってしまい、激しく交錯!ガシャーン!


何とか気を取り直して次のサーブをしようとした時、異変に気付く。
「アレ?コートに血が…。」
STRさんの指からドクドクと鮮血が流れていた。
どうやらさっき、私がラケットで引っ叩いてしまったようなのだ。


試合を中断して、慌てて医務室へ直行。

ケガは大事には至らず、10分後、なんとか試合は再開したものの…周りの人達はみな、この私達のドタバタ劇にもはや退き気味。
しかも対戦相手のペアは、待ちぼうけを食らったせいですっかり体も冷え、動きにキレがなくなっていた。
戦意を喪失した相手に、2ゲーム目3ゲーム目と奪い返すのはたやすいことで、結局頭脳的な…いや小狡い勝利。

「スイマセン、色々スイマセン…。」とコートを後にした。

とにかく今日は、色々な人に迷惑をかけた1日だった…。

「大したことなくてよかったねぇ」なんて言えない

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2007/02/10

今から言い訳しておきます

先日本屋で、探していた『みづゑ』のバックナンバーを数冊購入。
袋に抱えながら家に帰った次の日…腕が筋肉痛になった。

昨年秋のマラソン大会から、私の運動神経・筋肉は停止している。
大会でのヒザとスネの痛みが治った時には、すでに街はイルミネーションに彩られ、寒風吹き荒ぶ時期に入っていた。

「だって、寒いもの。」

と、いうわけで何事もせぬまま年は明け、春が近づき…気付くとあしたは、ここのところ毎回参加している地元のバドミントン区民大会であった。


大会に共に出場する、毎週運動をしている友人達の練習会に、今日はまぜてもらった。
まるで高2の中間テスト並みの一夜漬けっぷりである。


ちょっとハリキリ過ぎたため、あしたは間違いなく筋肉痛。
さぁどうしよう。

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2007/02/09

職場は社会の縮図だから

職場の同期達と、渋谷舞乃花へ。

渋谷の喧騒ド真ん中よりお店に入ると、それまでがウソのような落ち着いた空間に。
野菜やつくね、カニ(!)のもっさり入ったちゃんこ鍋で、暖まる。
おいしかった!


お酒も飲みながら、3時間ちょっとここにいたのけれど、何を話したかは全く覚えていない。
これは記憶障害ではなくて…おそらく記憶に留める価値も無いほど他愛もない内容だったのだろう。

しかしその場で肩を並べた事実と、次の日からのちょっとだけ深まった感の仲間意識…これだけ、いやこれこそに価値があるのだろう。


“ノミ(飲み)ニケーション”なんて言葉はもう死語…それどころかパワーハラスメントを示唆するような言葉になってしまったのかもしれないけれど、やはり私は、これはとても大切なものだと思うのだ。

「仕事とプライベートは分ける!」
というポリシーの人なら、なおさら。

職場には、仕事の顔や仕事の感情だけではいられない場合が、必ず存在すると思うからだ。
その時のために…おいしいご飯とおいしいお酒、そして共通の笑顔と思い出を。

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2007/02/06

漫画会のイチローの

ハードカバー!横浜市図書館ネットワークの所蔵には、富永一朗のわずか300冊しか発行されていない画集『一朗鳳雲郷』(お値段は3万円)がある。
おそらく直筆の、サイン入り。

類稀なるチョイスを見せる、横浜市だ。

『マンガ道場』はDVD化されないのかな…

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2007/02/05

赤くて、ツブツブで、甘くて、緑。

きょうのおやつ(↓)。

もうすっかり甘いのだ

かすかに春の足音を感じる時期のイチゴを見ると、“緑の線が入った新幹線”を思い出す。

物心ついたばかりの小さな頃、両親に連れられ、どこぞへ“イチゴ狩り”に出かけた古い古い記憶が、今だに私の中に残っているのだ。

イチゴの味も、訪れたその場所も、全く覚えていないのに、なぜか乗った新幹線とその時のウキウキした気持ち(しかも新幹線に対して)だけは覚えていて、ちょっとだけ切なくなる。

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2007/02/03

でも伝法院通りは整備され過ぎたよねぇ。

イモねフラリと浅草に行ってみた。

“ないものねだり”だとよく言われるけれども、下町というものに憧れる。
日本人の根底に流れる郷愁をこちょこちょと刺激する、この街並人波。
ここへ来るといつも「千葉屋」の大学いもをつつきながら…これといって行く場所もないのになぜか飽きることなく、フラフラし続けてしまう。


浅草寺と神社の間には人だかりが。
そういえば今日は「節分」。
浅草ゆかりの舞台芸人さん達による、“豆まき会”が行われていた。

お客さんが違う土地の人ばかりだったからだろうか、はじめは、
「アレ、誰?」
という声が挙がっていたが、こういう時にこそ感じるのが、テレビの影響力。
江戸家子猫や林家正蔵、一平…テレビでもおなじみの顔が出てくると、さすがに盛り上がる。

さすがの正蔵はひととおり豆をまき終わり、マイクを握って一言謎かけを済ませるや否や、そそくさと駐車場の高級車に乗り込み、風のように去っていった。


トリはこの人、浅草といえばもちろん…アニマル浜口

「北京オリンピック目指して、京子はがんばりますよー!」
「では行きます!気合いだ!気合いだ!気合いだ!…(中略)…オイ!オイ!オイっ!!」

会場を巻き込んでの大合唱。
「待ってました!」と言わんばかりに、今まで以上に盛り上がるお客さん達。
これはもはや“持ちギャグ”“お約束”という芸能の域…浜さんは浅草イチの芸人さんのようであった。

ふくわ~!

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2007/02/02

飛びます、飛びます。

「こないだああだって言ってたじゃないか!」
「いいや、そんなこと絶対言ってません!」

「こないだ書類渡したじゃないか!」
「いいや、そんなもの絶対受け取ってません!」

今年に入って、立て続けにこんなことをくり返している。
あっちなみに私は「言ってません!」「受け取ってません!」の方。
お互い自分の記憶に自信満々で退かないので、タチが悪いのだ。


はじめは他愛の無いささいなことを「言った」「言わない」で揉めていて、気にも留めていなかったのだけれども、先日仕事関係でもこれが起きてしまい、さすがにこれだけ続くと、

「もしかして…自分が悪いの?」

と不安になった。


私の記憶に、脳に、何か障害が起きているのだろうか…。

結局未だに責任の所在も、原因も、わからず終い。
とりあえず今は疑心暗鬼のまま“ふせん生活”中だ。

まだ若いのに…ちょっと心配

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