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2007年1月の記事

2007/01/31

テレビってそんなに崇高なもの?

「カレーライスが食べたいの?じゃあつくってあげる!チキンカレーね。」

(2時間後)「あっごめん、ビーフカレーにしちゃった。」

「フザケルナーーー!!」

これで怒りをあらわにする人は、相当の短気者だ。

一連の“納豆の件”も、“納豆が健康にいいこと”は不変の事実であるのだから、これしきで怒るような人は上記と全く同じだと、私は思うのだ。


いやしかし、彼らが怒っている本当の理由は、「テレビが嘘ついたから。」

爆笑問題・太田総理がこの件に関して数々のテレビや雑誌で、
「テレビが一流メディアであることの証と実感した。」
と発表していたが、まさしくそうだと思う。


私はテレビ番組は、「ドキュメント」や「ニュース」という冠が付くもの以外は全て、盛り上げるための演出をしてもいいと思っている。
名番組と呼ばれた『ドリフ』も『川口浩探検シリーズ』も、そして今でいえば『オーラの泉』なども、緻密な演出により成り立ってヒットしたものだ。
そしてそれはコッテコテのバラエティ番組に限らず、いわゆる情報バラエティだって同様だと思う。

「コレホント!?」
「そんなバカな!?」
ハラハラさせられたり、疑ってみたり、ガッカリさせられたり…テレビはうさんくさくて、虚構と表裏一体のものだからこそ、楽しいのだと思う。

だから視聴者はテレビを楽しみながら、流れてくる情報をしかと自分の中で処理しなければいけない。
当たり前だけれども、考えることをしなければいけないと思うのだ。

逆にテレビから流れてくることをそのまま吸収できる人が、恐ろしく感じる。
みのもんたや細木数子の言うことが、ホントにすごいと思ってるのか…。


しかしながら日本の大多数の人は、そう考えてはいないようだ。
「テレビはもっとマジメなもの。」
「絶対ウソをつかないもの。」

それが分かった以上、テレビのつくり手は、今までの手法を自粛しなければならないと思う。
例えテレビがつまらなくなっても、だ。

私は今回のこの騒動は、視聴者が自分達の首を絞めているとしか思えないのだが。

 情報番組「発掘!あるある大事典2」で納豆のダイエット効果を紹介する実験データが捏造(ねつぞう)されていた問題で、関西テレビは25日、同社や系列局に寄せられた苦情などが1万800件を超えたと発表した。
 不祥事の謝罪会見が開かれた20日から25日夕までの集計分。番組打ち切りと千草宗一郎社長ら関係者の処分が公表された23日以降も、視聴者から電話やメールの苦情などが後を絶たない。
 関西テレビ広報部によると、同社に25日寄せられた電話は計188件で、うち苦情は123件。「処分が甘すぎる」などの厳しい意見が目立つという。(後略)(07・12・6『デイリースポーツ』

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2007/01/30

ファイナルラッシュ!

通勤ラッシュの電車内。
隣には少々恰幅のいい女性が立っていた。

駅を1つ2つ過ぎた頃、早くも満員電車の熱気に耐えきれなくなったのか、その女性がカバンからペットボトルのお茶(500ml)を取り出し、封を開け、上品に一口ノドを潤していた。


しかしその直後に事件は起こる。
一息ついた女性が、ペットボトルのフタを閉めようとした途端、電車がグラリ。

「コロコロコロコロ…。」

フタは女性の手をこぼれ、床に落ち、その上どこか遠くまで転がって行ってしまったのだった。
だんだん小さくなるフタの転がる音。
しかしここは、しゃがむことはおろか後を向くことさえままならない満員電車内。

そしてここはいつまた大きな揺れが起こり、半分以上入っているペットボトルからお茶が飛び出るかわからない、極めて危険な場所。
さぁこんな時、人はどうすればいいのだろうか!?


「グビグビグビグビ…!」

その女性も焦っていたのだろう。
おもむろに再度ペットボトルを口につけるや否や、一気飲み!

いやこれだけの有事の際の対処法としては、この方法が一番ふさわしいのかもしれないけれども…その迫力が、すごかった。

これはしょうがないよね

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2007/01/29

ちなみに白い子が好き

純粋な日本人の私には、外国のお菓子はやはり口に合わない。
極端に甘かったりクドかったり、国内では出会ったことのない不思議な味がしたり…住むところが違うと、確かに嗜好は異なるものなのだと実感する。

ちなみに赤の子はイマイチしかしそんな中、これだけは大好き!
(くまさん)ハリボー

バリエーション豊かで、クセの無いクリアな味。
そしてあの固さが、やみつきに。


どれくらいやみついたかというと…数年前にボックス入りのハリボーを1日に3箱食べ、さすがに気持悪くなってそれから1年間、“ハリボー絶食”してしまったほどである。


しかしここ最近になって、またハリボー熱がムズムズムズ。
仕事しながら、くまさん、くまさん。
と、いうわけで、今日のおやつ(↓)。

すて難い両巨頭

“食べ合わせ”って、お菓子にもあるのだろうか。

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2007/01/27

今日も何かありました?

普段は何事もなく何もせず過ぎ去る週末なのに、今日に限って“新年会”のお誘いをあちこちからいただいた。
重複になるが、やはり、24日に近いからであろうか

大変嬉しいことなのに、もちろん我が身は1つ。
例えコピーロボットを使ったとしても、彼方の楽しさを私が体験することはできない。
泣く泣くそれぞれ、お断りのメールを送信したのであった。


ちなみに私は普段から、「休日は連休よりも、飛び石連休の方が嬉しい」タイプ。

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2007/01/25

どうでもいいのだ。

1月の頭からずっと私をあくせくさせていた1つの企画が、今日でとりあえずまとめ。

プレゼンを終え、お客さんの会社を出たと同時におとずれる“とりあえずの開放感”にウキウキしながら、自分へのご褒美と、その足で神保町で古本あさりをし、猿楽古代住居跡公園で陽なたぼっこしていた。

あー…。
あー……。
ボンヤリ。

プレゼンの“結果”が一番大切なことに気付くのは、その夜のことである。

目先の満足感があるからこそ、人は未来を見据えることができるのだ

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2007/01/21

幼児はスルドい。

このお正月の前の空いているであろう時期を狙って、我が一族は中華街にくり出した。
去年もお世話になった「均昌閣」へ。

しかしながらお店は賑わっていたようで、「いつもはこんな多くないんですけどねぇ…。」と当の店員さん達が戸惑っていたほどであった。
おいしい料理に、舌鼓。


ところで。
例えが悪いかもしれないが、
「動物と接する時に、こちらが警戒していては、同じように相手からも警戒されてしまう。」
と聞いたことがあるけれども、これは小さな小さな子供相手でも同じなのかもしれない。

親戚の子が結婚・出産し、その席には歩き始めたくらいの女の子がいたのだけれども…見事に私になつかない。
普段は楽しそうにキャッキャッとはしゃいでいるのに、私と目が合った途端に、黙りうつむいてしまうのだ。

お母さんは、「若いお兄ちゃんだと照れちゃうから…。」とフォローしてくれてはいたものの…“お山の大将かんげ”こと私は、幼児相手にも人見知り。
きっとこれが向こうにも気付かれてたのだろうなぁ。

少なくとも私はもう、若くない(小さな子供からして見たら、ね)し。

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2007/01/20

これしかない!

居酒屋“庄屋”の、“ビール酵母ポテト”。

ビール酵母とは…詳しいことは全くわからないけれども…とにかく私はこれが大好物で、これを食べたいがために、“庄屋”へ足を運ぶことがしばしばあるのだ。

サクサクとした必要以上についた衣と、しっかりとつけられた下味。
これがビールにとてもよく合うのだ。


と、いうわけで、今日は雨の中、隣街の庄屋へ。
地元の庄屋はいつの間にか潰れて、無くなってしまっていたのだ。ショック!

我ながら、安上がりな幸せだと感じる。
そしてこんな自分でよかった。

2つ頼みました

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2007/01/19

これはヒドい。

深夜の職場。
息抜きにと、ふとネット上で目にしたニュースがツボに入り、夜中もあってか小1時間ほど笑いが止まらなくなってしまった。

いや、ニュース自体はあまりにヒドいもので…恐怖と、被害者には心よりの同情と、被疑者には大いなる怒りを覚えるのであるけれども…突然キレて、「ムキー!」と“こま切れ”を始め、終いには逃走する医者と、呆気にとられる同僚の姿を想像すると不謹慎にも笑いが…イヤイヤこれはホント、他人事だからこうしていられるのだけれども。

ルーマニアの医師連合は、ある外科医が手術中にキレて患者のペニスをブッタ切ってしまったことに対して10万ポンド(約2000万円)の罰金の支払いを命じたことに対して抗議の声明を発表した。
 ルーマニアの外科医であるNaum Ciomu医師は、患者のNelu Radonescuさん(36)の睾丸形成手術を担当していた当時相当ストレスが溜まっており、手術中に突然キレてしまったという。
 Ciomu医師は外科用メスを握り締め、驚く病院のスタッフの目の前で患者のペニスをブッタ切ってしまったのだ。  
そして切除したペニスを手術台の上に置き、細かく切り刻んでブカレスト病院の手術室から走り去ってしまったのだという。(07・1・19『痛いニュース』

つくづく医者というのは、信頼の上で成り立っている職業だなと思う。
ちょっと処方せんを書き換えるだけで、その人の命を取れる。
ちょっとメスを持った腕を動かしただけで、その人の命を取れる。

あっ床屋でヒゲ剃ってもらってる時も、同じく思う。

(〈トラックバック〉●「手術中に突然キレて患者のペニス切断、手術台の上でこま切れにして逃走」→07・1・19『痛いニュース』

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2007/01/16

今日何かありました?

今夜はやけに電車の中で泥酔した人を見た。

そういえば去年当ブログでもとり上げた、「1年で1番うつ状態になりやすい日」が近づいているからだろうか。


人はみな、寂しいのだ。

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2007/01/15

半ズボン復活

最近の小学生の男の子達はみな、“半ズボン”を履いていない。

今やもはや、半ズボンじゃ無くて、“ハーフパンツ”っていうの?
ヒザ上くらいのやつ。
そしてちょっとオシャレなやつ。
アレをみんな履いているのだ。

私が小さな頃は男の子はみんな、夏でも冬でも太ももが丸出しになる短い短い“半ズボン”姿で、脚中擦り傷だらけ、そしてことあるごとにズボンの端から白いパンツや、おたまの片割れがはみ出ていたものだった。


時は流れ、もはや今では半ズボンも時代の遺物。
一体どこへ行ってしまったのだろうかと哀しく思っていると…最近街を歩く若い女の子が、半ズボンを履いているではないか!

「半ズボンだってオシャレなんじゃないか!」
「半ズボン復権だ!」
「復権!復権!」

と、いざ唱えようとしてみたけれど…やはりそれはキレイなお姉さんのオシャレ半ズボン。
そしてパンツもおたまもはみ出ないようなものでは、さすがに郷愁は感じなかった。

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2007/01/13

好きな人が、できました。

殊に最近のゲームのキャラクターは、つやつやしてマネキンのような3Dキャラか、その対極に位置するかのような大きなお顔とお目々の萌系キャラが多いような気がする。

そんな中、先日ゲームセンターで出会ったのが、コナミ「脳開発研究所・クルクルラボ」の、助手のお姉さん!

その清潔感と、聡明ながらかもし出されるアンニュイな雰囲気が、好きです。

DO YOU 脳?

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2007/01/12

100%を100%打ち消すその実力!!

数年前から突然、“静電気体質”に変わった私

どこ触っても「バチッ!」で、
「来るぞ…来るぞ…バチッと来るぞ…。」
と、常にドキドキしながら毎日を過ごさなければならない、辛い冬だ。

鬼門会社のシンクの蛇口。
ここはもはや“バチバチ率100%”で、時には手を洗う前に「バチッ!」手を洗った後にも「バチッ!」とヒドい目にあったりして、私にとって恐怖の場所なのである。


と、いうわけで、そんな落ち着かない日常を打開すべく、東急ハンズで見つけた「静電気除去キーホルダー」を、買ってみた。

おしりのリングチェーンを握りながら、先端のゴムの部分でバチバチ予測地点をタッチ。
すると、え、えーと…アース?
原理はよくわからないけれども、“アース的”な作用を利用して、静電気が逃げるそうなのだ。

これには液晶小窓が付いていて、静電気が流れるとここに“ニコニコマーク”が浮かぶ仕組みになっている。

早速、例の恐怖の蛇口にタッチしてみると…「ニコニコ!」「ニコニコ!」
おお、静電気が、除去されている!

返す刀で素手でタッチ!すると…
「バチッ!」…としない!
おお、やはり静電気が、除去されている!


こんなに素晴らしい発明があったことに、今まで気付かなかったことを後悔。
辛かったきのうまでにサヨナラ!
今では私の大切なパートナーだ。

「ニコニコ!」

カラーバリエーションも豊富です

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2007/01/10

ダージリンオヤジー

満員電車の帰り道。
中目黒からどっと乗り込んできた人の波にもまれ、ぎゅうぎゅうの車内で、見ず知らずのおっちゃんと向かい合わせに密接してしまった。

目の前のおっちゃんが、電車内にある暗黙のルール、
「電車内では常に近いほうの窓側を向いて立つ。」
を破ったのだ。


満員電車でしばしば出会う、こういったケース。
こうなるともはや、覚悟を決めなければいけない。
自分も後3,4年も経てば同じようになり始めるというのも棚に上げ…これから突き落とされる、おっちゃんのいわゆる“加齢臭地獄”に対してである。

「さぁ来いっ!」

しかし今日だけは、臭ってくるものが違った。
「クンクン(嗅)…アレ?」
「クンクン…ダージリン…?」


目の前のおっちゃんからは、まるでブレックファーストのごとき、紅茶のいい香りが。
風貌はいたって普通の、ごくごく普通のおっちゃんなのに。

「ガタゴト…クンクン…。」
「ガタゴト…クンクン…。」

こんなオヤジ、ちょっとカッコいい。

誇張して描きすぎた!

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2007/01/09

「緊張で覚えていない。」そうだけれど。

“ズブの素人が、プロのカメラマンにスタジオで撮られる”
という場面に立ち会った。
読者モデルとかそういった類にも満たない、できればずっと日陰にいさせてほしい…「DSがあれば毎日残業続きでも楽しいから。」…というような、ズブズブの素人である。

高い高い天井のスタジオ。
自分だけに向けられる照明、レンズ…モデルさんは緊張気味。

カメラマンの小気味いいテンポのかけ声に合わせて、なんとか表情を変えようとするが、動くのは鼻の穴だけだったり、口角だけだったり。


“撮られる”ということは、実はとても難しいことなのだと、「海老ちゃん」や「燃えちゃん」…一流モデルと呼ばれる人達は、ただかわいいだけとは違うのだろうなと、改めて思ったのであった。

でも“撮られる”のって、やっぱり気持いいんだろうなぁ!

『モテナイ男子写真集(団塊Jr.世代編)』
とか出すのだったら、きっと私も出られるのに。

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2007/01/08

何が違うのか

ニュース番組で見た、夕張市の“手づくり成人式”の光景。
数十人の小さな式が、無事に成功したその最後、涙ながらにスピーチをする代表の女の子の姿に、涙腺を刺激された。

「暖かい皆様のおかげで…。」
「将来は必ずここ(夕張市)に帰って来て…。」

他の成人達からも、次々と立派な言葉が出てくる。


「何を考えているか解らない、未成熟な成人達。」
などと言われても、それはあくまで外からの評価であって、実際の彼ら彼女らの中にもやはり確固としたものが、しっかりと通っているのだと実感させられた。


次にテレビから流れてきたのは、どこかの首都圏での成人式の光景。
何百人という群集に揉まれながら出てきた成人は、こう言っていた。

「マジ、大人のオンナになりたいでぇす!ピース!!」
「将来の夢はぁ、全国制覇っスねぇ!うぉー!!」

根本にあるものは、夕張市の成人もこの都会の成人も変わらないはずなのに…人は群れると、どうしてこうなるものなのか。
都会の弊害?

人は一体何により成長するのだろうか、すごく悩んだ。

財政破たんした北海道夕張市の市民会館で7日、新成人が中心となった実行委員会主催の成人式が行われた。例年60万円あった市の補助金は全額カット、繰越金も1万円しかなかったため、新成人らが募金活動などで手作りした。
 式には帰省した人を含む新成人91人が参加。式典後に行われた「ふれあい交流会」では晴れ着やスーツ姿で、全国からの支援への感謝の気持ちを込め「ありがとう」の掛け声で乾杯した。
 夕張市では例年、市の補助金で実行委が成人式を行っていたがことしは打ち切られ、専門学校生土屋美樹さん(19)ら実行委メンバーが市内のアルバイト先のコンビニに募金箱を置くなど支援を求めた。報道されたことなどもあり、募金や市民のカンパなど全国からの支援金は計約236万円にも上り、励ましの手紙や支援の品物なども多数寄せられた。支援金は来年以降の成人式に引き継ぐという。
 土屋さんは「感謝の気持ちでいっぱい。どこの成人式にも負けない、思い出に残る式になった」と涙ぐみ、神奈川県の大学に通う横川雄人さん(20)は「財政破たんは残念だけど、みんなが頑張っている姿を見て自分も励まされ、勇気づけられた」と話した。(07・1・8『スポーツ報知』

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2007/01/06

一角から語られる恐怖

年末年始は、このニュースばかりであった。

 東京都渋谷区の短大生が切断された遺体で見つかった事件で、殺害された短大生武藤亜澄さん(20)は生前、東京都内の芸能プロダクションに所属し芝居などのけいこに励む日々を送っていた。映画や舞台に出演、着実に「夢」への階段を上り始めた直後だった。将来の希望を明るく語っていたという。  
(中略)だが、亜澄さんは家族関係の悩みを吐露していたといい、社長も「家族とはうまくいってなかったようだ」と指摘する。約3年ぶりだったという兄勇貴容疑者(21)との会話。「わたしには夢があるけど、ゆうくん(勇貴容疑者)にはないね」。その直後、事件は起きた。(06・1・6『西日本新聞』

「医師一家」「渋谷」「バラバラ殺人」「兄妹」「受験生」…話題にしやすい事件だ。

こういう事件になると必ず何かの評論家が、希薄な家庭内の関係を、鬼の首獲ったかのように「特殊だ」「罪だ」と指摘するけれども、20代そこそこの子供がいる家庭では、この程度が普通だと私は思う。


アイドルを目指し、日々実体験を通じ学んでいるような子にとって、親と同じ職業を目指し、毎日机に向かっている人が滑稽に映ることも理解できる。
逆に受験生にとって、派手な世界を目指している人が、不埒だと、時に嫉妬のような念をも抱かされる、許せない存在になることも理解できる。

お互い、「自分以外を否定しないと、自分が確立できない。」
ただ若かった、それだけだったのだろう。


それはそうと、特に少年事件が起こると必ずマスコミが取り上げるのは、容疑者の“学生時代の卒業文集”。
テレビから流れる、その一文だけで人間像全てを当てはめてしまう報道には、恐怖を感じずにはいられない。


もし私が明日殺人事件を犯し、容疑者になったとしたら、早速テレビ局が名簿屋から取り寄せた卒業者名簿を使って、私の卒業文集をとり上げるだろう。
高校時代の私はいわゆる“大仁田信者”で、そこかしこのプロレス会場で大仁田と共に叫び、涙を流していた。
無論、高校時代の有終の美を飾る文集も、『カッコいい男』というタイトルの大仁田論で…これを見たニュースキャスターはきっと、
「容疑者は典型的なおたくですね。」と言うに違いない。

文集の次はきっと、このブログが取り上げられることだろう。
このこれといった事件性の無い、だだ滑りの文章にざっと目を通したニュースキャスターはきっと、
「容疑者は典型的な無気力青年ですね。」と言うに違いない。

…あれ。結構的を得ている。
…イヤイヤイヤイヤ!


文集もブログも、もちろん本当のことを書いてはいるけれども、そこには実社会での言葉と同じように、人前に出すための色々な飾りがついているわけで…どれが本音かどれがそうではないかは、本人以外の誰にもわからないのだ。

だからそんなあやふやなものだけでその人を判断してしまうことは、非情に宜しくない、と思うのである。


ちなみに、上記事件の勇貴容疑者の卒業文集を見ると、学生時代の反省を自虐的にまとめたものが載っていて、なかなかおもしろかった。
なんとなく、自分の文章と似ているなぁと思った。

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2007/01/05

忘れていた目標

そういえば昨年5月に、「今年の目標」と称し、色々と定めたのをすっかり忘れていた。
忘れていたくらいであるからアレなのだけれども…とりあえず、その反省。

○よく噛んで食事をとる
 …△意識しないよりはマシだろう。

○急須から勢いよくお茶を注がない
 …○がんばった。

○仕事中のお菓子を控える
 …△ヒドい時よりはマシになった。

○プチ肉体改造成功
 …×衰えた

○昨年よりもプロレス会場へ足を運ぶ
 …△現状維持

○ホームページ更新
 …×何もやらず

○2000メートル級の登山成功
 …×何もやらず

○京都でのんびりする
 …△出かけたけれどものんびりしたかどうかは疑問

○横浜マラソン大会(ハーフ)で半分以上の順位に入る
 …×大敗北

○昨年よりもフトコロ深い人間に
 …△現状維持

○東京横浜でおいしいお好み屋さんを見つける
 …×ひきこもった

○高血圧解消
 …×悪化

○阪神タイガース優勝(日本一)
 …△いいところまではいったのだけどなぁ。

うわぁ!全然ダメじゃないか去年のオレェ!


特に年はじめ(4月も同様)は、あれこれと目標を乱立させたがり…その結果、昨年のように「何一つ達成できなかった」という情けないことになりかねない。

よって今年は、目標も小出しにしてゆこう。
ゆっくりでいいから、着々と、確実に、前に進んで行くのだ私!

あっ、これ(↑)が目標になっちゃった。

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2007/01/04

パクリじゃあないですよ、“インスパイア”ですYo!

年々、書く年賀状が少なくなってきているというこの現状は、やはりメール文化の罪なのか、それとも私が不義理を犯しているせいなのか。


どちらにせよ私にとってほぼ1年に1度だけしかない、“その人のことだけを考えながら、その人のためだけにペンを走らせる日”は、大切にしたいと思っている。

なるべくの文章量と、なるべくの絵と…ハガキを受け取ったその瞬間、その人の時間を少しでもいただけるような、なるべくの労力を。

せっかくなので、ちょっとお年賀おすそわけ(昨年のはデンジャラスに著作権法に違法していたので載せられませんでした)

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2007/01/03

ひとまずサヨナラ、ハマボール!

平行線横浜の古きよきプレイスポット“ハマボール”が、今月14日をもって閉鎖。
友人達とこじんまりと、「『サヨナラハマボール』ボーリングコンペ」を開催してきた。

もちろんハマボールでボーリングだけなんて、もったいない。
バッティングセンターで110キロのストレートに全球空振りし、卓球では4回以上のラリーが続かず。
スケートは滑れないのでシッポをまいて逃げ出し、相変わらず調子の戻らないボーリングはガターの連発で予想通りの最下位に。

…悪いこと続きの2007年の幕開け。
まぁこんなものだろう。

だが結果はされども、気心知れた友人達との地元祭り。
その内容は言わずもがな。


70年に建設され、以来30余年に渡り横浜を川のほとりから見続けてきたランドマークは、いずれ「新世代にマッチした複合型レジャー施設」に生まれ変わるそうだ。

先日も書いたけれどもここは、あともうちょとだけ待てば、とてもレトロで味のある場所になると期待していただけに、とても残念だ。
復活の際にはぜひ、奇をてらわずシンプルなつくりで、幅広い世代から愛されるような施設にしてもらいたい。


オアシスハマボールの広がるボーリングフロアの片隅にポツリとある、小さな喫茶店、その名も“喫茶hama”。

コンペ終了後、その小さなお店に入ると、小さな気のいいお母さんが店番をしていた。
ボーリング場の喧騒からガラス1枚隔てただけで、突然広がる穏やかな空間。
アイスコーヒー片手に、外でボーリングをしている若いカップルをぼんやり眺めながら、この古いコップ、古い照明、古いカウンター、そしてここから見る光景ももう見ることができなくなるのかと思うと切なくなった。

お店を出る時にそのお母さんに聞いたのだけれども、この喫茶店の14日以降の“今後”は、まだわからないそうだ…。

ハマボールよ、欠けることない復活を!

最期の勇姿

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2007/01/02

初詣で全否定

典型的日本人・無宗教者である私にとって“初詣”は、家族や友人と出かけるイベントの1つであり、1人では決して行おうとは思わないものなのだ。

だがしかし、今年も律儀に、共に神様の元へ私を導いてくれる友人がいてくれた。


見下ろされてる感、満載せっかくのお正月。
朝早く起きて、桜木町は伊勢山様のところへ。

小高い丘にあるそこには、たくさんの人がお参りに来ていた。
正月ならではの高い空…しかしその向こうには、神様の元にいる我々を見下ろすかのように、みなとみらいの巨大ビル郡が立ち並ぶ。

「昔はこの丘が何よりも高くてなぁ…みんな簡単に見守ってやれたんだけれども…。」

という神様のぼやきが聞こえてくるかのようだった。


五里霧中神様がそんな気分だったからかどうかは定かではないが、ひいたおみくじは“末吉”。
…なのに書いてあるお言葉は、「今は靄の中…」「何をやってもうまくいかず…」「努力報われず…」「期待するな…」「今は待て…」
と現状の私を強烈に全否定。

しかも同時におみくじを引いた男子5人中、4人が同じ“全否定”を食らい(1人は「小吉」だった)…何となく暗雲立ちこめる2007年のはじまりであった。
出鼻くじかれた感、満載。


早起きしたのは、お参りだけのためじゃなく。

横浜の国道沿いにずらっと並ぶ群集に揉まれながら、国民的スポーツの祭典“箱根駅伝”を見て、走ることの厳しさ・素晴らしさのカケラをもらったのであった。


その帰り道…駅伝の選手達はとうに通り過ぎたというのに、そこかしこに群集が。
その列は、ルミネマルイそごうランドマークプラザクイーンズスクエアへ…“初売り”だ!

偶然にも生まれて初めて、“初売りの光景”というものを目の当たりにしたのだけれども、10時の開店と共にどっと店内へなだれ込む人々は、みな駅伝の選手並みに気合いの入った目をしていた。
大手町読売新聞本社前の熱気、再び!

それにしても、女性はみんな福袋を、テープの止まっていないわずかな隙間から“のぞき見”するものなのだなぁ。

赤白旗貰った!振った!

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2007/01/01

あけましておめでとうございます

新年、あけましておめでとうございます。

2007年は、ちょうど元日12時に鳴る横浜港の汽笛を聞こうと部屋の窓を開けた瞬間、揺れるカーテンにより、先日吉祥寺で見つけ大切に飾っていた(セガ)ソニックの古いフィギアがテレビの上から落下、その鼻がもげるという悲劇で始まりました。

本年も何卒、宜しくお願い致します…。

今年は最悪の予感

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