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2006/12/16

こまつり

制作決定から1年強
じっくり、のんびり待ったかいあって、先週からいよいよ『こまねこ』の長編映画が公開された。

と、いうわけで、今日はこまねこ祭り、略称“こまつり”。
前売り券をにぎりしめながら、シネマライズへ出かけた。

こまさんた!映画館はもはや『こまねこ』一色。
受付のお姉さんの傍らに、こまちゃん。
階段を下りたショーウィンドーには、クリスマスツリーとこまちゃん。
ホールの柱に張ってあったポスターには、ひっそりと監督のサインが記されてあった。


「長編映画」なんて聞くと、2時間とか3時間のものを想像してしまいがちだけれども、“こま撮りアニメーション”はそうはいかない。
新作4話+すでに公開されている短編作品1話で、1時間くらい。

しかしその1時間に、スタッフの莫大なる労力と想いが詰まっていることは容易に想像でき…じっくり時間をかけてつくってくれたその分、こちらもじっくり噛みしめて見よう、という気にさせられる。


「にゃにゃー。にゃにゃにゃ、にゃー!」

…喋った!
短編でも1言だけ、「にゃー!」と喋っていたこまちゃんだけれども、今回はかなり喋る(変わらず「にゃー」だけだけれども)。

アニメの“声”というものが本当に難しいなと思うのは、人によって「これだ!」という声のイメージの差があまりにも大きく、そしてそれが作品全体の印象に大きく影響を与えるからだ。
また声の印象で、そのキャラクターの印象もガラッと変わる。

ここで違和感を感じてしまった人も、いるかもしれない。
私の場合も、短編での無声映画のような、そんなシンプルな雰囲気が好きだったので、少々残念だった。


だがしかし、やはりこまちゃんは抜群にかわいかった。

空を見つめながら足をフラフラさせたり…すごい顔してスネてみたり…細かな仕種と豊かな表情が、よりそのキャラクターを膨らませていた。
乙女的なかわいさと、無邪気なかわいさと、より魅力的な子になっていたのだ。ぽっ。


映画のテーマは、「ともだち」。

親友と呼ばれる関係なほど、「アレ?なんで仲良くなったんだっけ?」ということが多い。
それはただ記憶の問題だけではなくて、もしかしたら友達って、見た目や、言葉や、性格など様々なことを超えたものにより、必然的にできてしまうものなのかもと思った。
たとえ今寂しくても…自分があれば、いずれきっと「できてしまうもの」なのだと。
プログラムも、かーあいー

あっという間に上映時間は終わり、映画を見た後は、原宿KDDIデザイニングスタジオで開催中の、“こまねこ展”へ。
ここでは撮影に使われた人形・セットが展示してあるのだ。

「テレビで見るよりずっとおキレイですね!」
目の前で見る実物こまちゃんは、5割増しのかわいさだった。
この市販のぬいぐるみでは出せない独特の暖かさは…造型美と、フェルトの質感?
まさに職人の技。

また細かなところまでつくり込まれた部屋を見ると、映画を見ただけではわからないところも。

こまちゃんのおじいはヒットに恵まれない映画監督だそうだが、部屋にはドカンと“オスカー(と絵コンテに描いてあった)”が置いてある。
階段の壁には自身の肖像画の他に、『キャットVSオクトパス』や『大怪獣どーもくん』(正式タイトル忘れた)など、子供が喜びそうなポスターが…あぁ円谷英二みたいなんだ。

うっとり…じっくり…その前からなかなか動けなかった。


会場ではスタッフさんがプリンタを使って、ポストカードをプリントして配っていたり、会場前には手づくりの看板があったりと、ここも映画に負けず暖かい展覧会であった。


『こまねこ』を見ると必ず、“クリエイティブ欲”が満タンにされる。
実のところここ数週間、私は生地屋東急ハンズに足しげく通いながら、こまねこをマネして人形をつくっていたのだ!

しかし全然かわいくならなくて…半ば諦めていたのだけれど…「とりあえず最後までやってみよう!」という気になって、帰路に着いたのであった。
こまちゃんには負けられん!

(〈トラックバック〉●「こまねこ展について!!」→06・12・16『こま撮りえいが『こまねこ』公式ブログ』
●「Do you know『こまねこ』?」→06・12・16『☆こぶたの生活☆』
●「可愛すぎるっ 」→06・12・14『みち草日和』
●「こまねこをみた。なぜか泣いた自分がいた。」→06・12・11『マコトナソナタ』

みんなてづくり

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コメント

トラバありがとうございました!
私もものづくり欲をかきたてたられました。手芸教室つき試写会に行ってこまちゃん人形を作ったのですが、私には手芸は無理でした(笑)今はしかけ絵本に目覚めたのでこつこつ作っている最中です。

日記には書いてなかったのですが、合田監督のトークショーに行って色んな裏話を聞いたのですが、本当に色んなスペシャリストによって作られたのだと痛感しました。
こまちゃん等の人形を作ってる作家さんは親子で作っておられて、世界にはこまちゃんが3号まで存在しており、1号は「はじめのいっぽ」の撮影でかなりこきつかわれてもう引退したらしいです。やっぱり何回も触っているから壊れやすいみたいですよ。


今ヤフーでこまねこ特番があって、映画の内容がちらっと見れるみたいです。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/y/mov/10027/

でも、映画館で見てまわりのお客さんと感動を分かち合うのも一興だと思うのでこれを機会にどんどんファンが増えるといいなぁと思いました。

投稿: 真琴 | 2006/12/21 01:43

真琴さま、こんばんはっ。
こちらこそ、トラックバック張らせていただきまして、ありがとうございます!

あーっ!監督のトークショー行かれたんですね!
うらやましい…“こまねこ展”の1階でやったやつ、私も会社を早引けして行こうと思っていたのにダメで…。
やっぱりリアルこまちゃんは職人技だったんですね。しかも伝統的な!
そりゃカンタンにマネできないわけだぁ…。
近くで見るとあの“質感”、すごく触りたくなるんですよね~。にゃー。

“手芸教室付き”試写会ってのも、おもしろいですね。
私も手芸、ダメです。
性格は細かいのですが、いかんせん手先が細かくなく…。

とにかくこまちゃんにはパワーをもらいますね~。
しかけ絵本かぁ…絵本も昔、途中で断念したかも…基礎パワー不足。

投稿: かんげ | 2006/12/21 22:38

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受信: 2006/12/21 01:29

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