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2006/10/21

大手町で、火星人と、再会した。

ぼくらの小松崎茂展逓信総合博物館(ていぱーく)で行われている、“ぼくらの小松崎茂展”へ行ってきた。

例え彼の名前は知らなくても、彼の絵はきっとわかる。
特にかつて、“男の子”であった人なら、きっとわかる!
絵物語作家・SF口絵作家・そして特撮映画などでのSFデザイナーとして、常に業界のトップを走り続けていた彼の作品展である。

会場内に展示されているのは、未来への希望や夢と共に、子供の頃見ていた、あの絵。
そして周りを見渡すと…あの頃を懐かしむかつて”少年”だったお父さん達で、いっぱいだった。


私はやはり世代的には『地球SOS』などの絵物語や、『地球防衛軍』『モスラ』などの円谷英二東宝特撮映画のメカデザインではなく、サンダーバードやマジンガーZ、そしてゼロ戦などの“プラモデルのパッケージ”の印象が強い。
後は、『未来の東京』などのSF口絵。
とにかくすごい。すごい画力というか、迫力だ。


そんな数々の作品の中から私の目を引き付けたのは、少年サンデーに掲載されたという『火星エスパー星人』の口絵。
この絵、「未来の地球に超能力が使える火星人が襲来してくる」というイラストなのだが、私が物心つき始めたばかりの小さな頃、毎日のように小脇に抱え読んでいた『宇宙のひみつ』という大判本に転載されていた絵であったのだ!

なぜここまでこの絵を覚えていたのかというと、当時のかんげ少年はこの角が生え、口が割け、目玉の大きな火星人が怖くて怖くて…いつもここだけを飛ばしてページをめくっていたほどのものであったからなのだ。

しかしあれだけ大切にしていたその本も、時の流れに乗りいつの間にかどこかへいってしまい…これはまさに数十年ぶりの、恐怖の火星人との、再会だ。


「懐かしいっ!」
強烈な懐かしさだけで、あの頃感じていた恐怖は全く感じない。
すっかり私も大人になったものだ。しみじみ。

ふとその絵の下にあった解説文を見てみると…

「火星エスパー星人。超能力で地球を侵略しに来るが、ハチの毒に弱い。」

ええー!知らなかった!
ハチに弱いって…山歩き中のおばあちゃんかよ!

こんな火星人を怖がっていたなんて…まさに数十年ぶりの衝撃的真実であった。

(〈トラックバック〉●「ぼくらの小松崎茂展」→06・10・20『インドア派の冒険者』
●「ぼくらの小松崎茂展」→06・10・19『GAOの隠れ処「ムンダナ」』
●「 小松崎茂の展覧会」→06・10・12『リタイアしたら、あれがやりたい。これもやりたい。』

HPプリントアウト持参で100円引き!

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コメント

あぁ、私とおんなじ人が居た。
私も数ある「見たはずのもの」の中より
あの火星人に「再会」しました。
あのおぞましい火星人をはっきりと覚えていました。
あっ!と小さく声を上げてしまいました。
サンデーでは無かったのでやはり宇宙のひみつを持っていたのかもしれません。

投稿: きぃち | 2006/12/02 02:14

きぃちさま、こんばんは~。

おわー!すごい偶然!
きぃちさまも火星人に襲来されてましたか!

何なんでしょうあの火星人は…いたいけな子供達を恐怖のどん底に叩き落して…それだけインパクトのあった絵なんでしょうね。
彼らが“ハチの毒に弱い”ことはご存知でしたか?私はこれを知って、いくら子供の頃とはいえ、自分のチキンぶりにガッカリしました。

きっと『宇宙のひみつ』ですね!
いやぁ…偶然って、すごいなぁ!
小松崎茂も、すごいなぁ!

投稿: かんげ | 2006/12/04 21:47

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