わっ、ピグモンだ(はぁと)!
向ヶ丘遊園「岡本太郎美術館」へ行ってきた。
企画展「ウルトラマン伝説展・ウルトラマン誕生40年の軌跡」が行われていたから(本日はコッチが目的)だ。
岡本太郎とウルトラマン、一見全く関係性がなさそうに思えるけれども、芸術家のみならず文筆家であり、人類学・民俗学者でもあり、様々な分野に精通していた氏は、1956年の大映映画『宇宙人東京に現わる』で宇宙人の造形を担当するなど、当時流行していた“SFモノ”にもたずさわった経験があるというのだ。
美術館では常設展と企画展のブースが併設されている。
常設展で“明日の神話”の原画を見て、「~爆発だ!」のCMで鳴らしていたあの鐘を見て、年表により岡本太郎という人は“サラブレッド”であったことを初めて知り、様々な分野における彼の活躍の記録を見ていると…後ろからやってくる子供達が、次々と私を抜かして突然走り出してゆく!
なぜだろうと、その行く先を見てみると…向こうに、ウルトラマンとレッドキング(着ぐるみ展示)がっ!
「うゎー!」
私も一緒に、走ってみた。
「ウルトラマン伝説展~」はその名の通り、『ウルトラQ』『ウルトラマン』を中心に、その成り立ちまでを当時の社会背景や貴重な史料などと共に紹介している。
円谷英二・一、飯島敏宏、金城哲夫、成田亨…特撮ファンなら誰もが知っているだろう名前が並び、企画・監督・脚本・デザイン・造形…各ジャンルに分かれて当時の様子が詳しく解説されていた。
やはり史料に目が行く。
『ウルトラマン』の原案『べムラー』の原画や、撮影風景の写真。
当時の台本や、告知ポスター。
怪獣造形の際のスケッチ、若くして死去した脚本家の遺品。
こうして見ると、当時はただの子供番組だったのかもしれないけれども、ウルトラマンは今や伝説で、それは優秀なスタッフによる、最高のパフォーマンスによるものだからであると、再認識させられた。
…でも、そんな博学ぶって見ることにあらず。
目の前にある科学特捜隊のユニフォーム(当時のもの…これがまたカッコいいのだ)。
目の前に仁王立ちの、ウルトラマン(着ぐるみ)。
目の前に居並ぶ、怪獣達(着ぐるみ)。
眼前の、小さな頃からのヒーローの姿に、私はそれだけでもう大満足であった。
連れてきてもらったおばあちゃんに、一生懸命“キングジョー”の強さを力説する少年。
そして、チンプンカンプンのおばあちゃん。
隣で繰り広げられていた光景に、暖かな気持になった。
ウルトラマンは、やっぱり永遠のヒーロー。
すげぇや!
(〈トラックバック〉●「ウルトラマン伝説展(当日の模様が映像で見れます。)」→06・9・14『ポール星人のぼやき』
●「ウルトラマン伝説展」→06・8・31『冒険野郎マクガイヤーの人生思うが侭ブログ版』
●「岡本太郎美術館ウルトラマン伝説展 ~ウルトラは爆発だ!~」→06・8・26『シランゲの第三惑星生活雑記』)
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