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2006/09/01

その挫折、取り上げちゃっていいの?

 高知県などの公立中学9校の女子バレー部が同県香美市で行った合同合宿で、3校が深夜1時ごろまで練習試合をしたことが30日、分かった。
 顧問同士で飲酒中「練習が足りない」という話になり、午後10時半から翌日午前1時までに3試合したという。「非常識な時間で、飲酒して指導したのも問題」と批判があり、高知県の2校は保護者に謝罪した。
 高知県教育委員会によると、合同合宿は8月4〜8日で約100人が参加。昼食などをはさみ、午前9時半から午後5時ごろまで練習や試合をした。
 6日の練習後に顧問らが施設で飲酒し県外校の教諭が提案。高知県の2校が加わり試合をした。7日も朝から練習したが、体調不良を訴える生徒はいなかったという。施設内は飲酒禁止。県教委は「事実関係を明らかにし、厳正に対処したい」としている。(06・8・30『nikkansports.com』

私が高校時代に在籍していたバドミントン部は、“普段の練習は生ぬるいが、夏合宿だけは鬼のように厳しい”部活であった。

学校に泊まり込み、朝からの練習の疲れからのどを全く通らない夜ご飯をムリヤリ胃に押し込めるや否や、体育館に集められ、毎日日付が変わるまで絶叫しながら練習していた。
体育館には卒業生や、彼らが様々な場所から連れてきた勇猛なプレイヤー達が雁首揃え、練習相手をつとめ、まるで殺さんばかりの勢いでコートの中を、外を、走り廻されたものだった。
選手達の中には泣き出す者、過呼吸になる者、逃げ出す者…体育館は、それはもう阿鼻叫喚の図であった。

そこでは先輩からの不条理な命令も、厳し過ぎると思える指示も、当たり前の事であったし、またもちろんそこで教師や卒業生が練習後にお酒を飲むのも知っていたし、それらは全て当たり前のことだと思っていた。

選手を支えていたのは、「卒業して、早く逆の立場になってやる!」という思いだけ。
毎年毎年世代は代われど繰り返される、同じ光景…つまりは全ては、伝統であったからだ。


上記の件は中学校で、また教師達のただの思いつきで起きたことのようなので、確かに問題はあるだろう。
振り回された選手達はたまったものではない。

しかしながら…ただの部活動の指導法の問題・教師と生徒の問題・コーチと選手の問題なのに、そこに教育委員会の指導や、学校の謝罪が必要なのであろうか。


学校の部活動というものは“精神の成長の場”である。
成功と挫折を、多くの仲間達と繰り返しながら、身をもって学ぶからだ。
特に挫折…悔しい思いや理不尽な思い、緊張や萎縮…精神的な痛みは、子供達を謙虚で、相手の痛みを知ろうとする大人へと成長させる。

それなのに、そんな子供達の貴重な“挫折”という経験を、親や、学校や、教育委員会がジャマをしていいのだろうか。

この問題を解決できるのは、当事者だけである。

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コメント

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投稿: e-アフィリ | 2006/09/01 21:28

こんにちわ。
そのニュース私も見ましたよ~。
かんげさんの言うように表ざたになって
いないだけでそういう事が実際に起こっている
部活などきっとあるんでしょうね。
昔は騒ぎにならなかったことも時代が変わって
(親が変わって?)こういう風に大騒ぎになってしまう
事も多いですよね^^;
ちなみに中学時代は私もバドミントン部でした!
結構きついですよね、バドミントン。

投稿: ぶー | 2006/09/03 08:39

ぶーさま、こんにちは。

昔は学校も家庭もお互いを信頼して、お互い干渉することなく、かといって気にしないわけでもなく尊重して…すごくいいバランスで成り立っていたんだなぁ…って今頃気づいています。
今が普通なのか昔が普通だったのか、よくわからないですけど、懐古主義もあってか「あの頃はよかった…」とばかり考えてしまいます。

アラ奇遇!バドミントン部だったのですね!
公園でやるイメージが定着しているためか、実はバドミントンもスポーツスポーツしているのを知らない人、多いですよね。
中学生の部活動でも、ちゃんと外を走ったり、練習試合に出かけたり、合宿に出かけたり、しましたもの!
結構汗と涙が似合ったり…そこまではないか。

スポーツのバドミントンが、もっとメジャーにならないかと、私はずっと待っています。

投稿: かんげ | 2006/09/04 15:49

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