大阪に、行ってみたで!
おいしいたこ焼きが食べたくなり、大阪に行ってみた。
小学生の時、家族旅行で訪れた以来になる。
今回は会社の同期・生粋の浪速っ子である小僧さまの完全プロデュース。
大阪駅で待ち合わせしてから、まるでデートさながらにずっとくっつきながら大阪の街を案内してくれて、おそらく1人でも、プロのガイドさんとでも体験できない、とことん充実した2日間を提供してくれた。ありがとーっ!
お礼は鳩サブレー。
「♪ポンポンポンポポン。次は新大阪です。」
エアコン効き過ぎの新幹線を降りた、その瞬間の暑さは、横浜と変わらなかった。…暑づぅ。
歩いている人々も、その話し言葉を聞くまでは誰が地元の人なのか誰が観光客なのか全くわからなかった。
都会はどこも、いっしょねー。
ただ、大阪の町並みは、すごい。
いたるところで新興開発が行われ、大きなビルが色々なところにガンガン建っている。
そのビルの建ち方が節操無いというか…古民家の間から突然総ガラス張りの超近代的な建物が現れたり、味のある風景の中に1本だけ異個性な形のビルが突き出ていたりと、とにかく「調和」という概念が無いようなのだ。
あっこれが、「えげつな~。」ってやつか!
そしてこのくり返しにより生まれる風景こそが、大阪ならではのものなのか。
刺激的な街だ。
〈本日、訪れたところ〉
○天神橋筋商店街
全長3km弱もある、日本一長い商店街。
とにかくその道が真っっすぐで、気持いい。
ちなみに全部歩くのは、あきらめた。
○大阪城(入城料:大人600円)
大阪観光に来たのだから、やっぱりココでしょ!
お客さんの半分以上はガイジンさんだったか。
お膝元の大阪城公園も、そして城内も、思っていたよりもずっとキレイでビックリ…そしてちょっとガッカリ。まさかエレベーターまであるとは。
8階建ての内にはまるで博物館さながらに歴史的芸術品・工芸品が居並び、非常にボリュームがあった。
特に5階の『大坂夏の陣図屏風』の詳細解説は大変興味深かった。
天守最上階からの眺めももちろん絶景で、秀吉気分。
本丸入り口近くには、真田幸村の格好をしたボランティアガイドさんがたくさんいて、親切にしてくれた。
うだるような暑さ…売店で、かき氷(メロン味)を食べた。
○新世界・串かつ屋(ごめんなさい!名前忘れた!)
古きよき大阪の姿を今でも残すこの街はやはり観光客にも大人気で、大阪城よりも人を集めていた。
だけれども、ガイジンさんはほとんどいなかった。
新世界名物串かつ屋は、老舗と新興店のせめぎ合い。
24時間営業の店もあり、街は活気に溢れていた。
お昼時を外した(14時くらい)のに、行列が…!
今回は新興店に。
ラスタカラーのメニューと、若くて威勢のいいお兄さんばかりのお店。
一見さん・観光客の入りやすさに関しては、確実に新興店に軍配が。
もちろん味だって、おいしかった!
頼めばあっという間に出てくるし…熱々の串を、ドバッとソースに沈めて、バグッと食す。
串かつは、大阪のファーストフードなのだ。
○新世界・通天閣(入場料:大人600円)
展望券売場(2階)へのエレベーターが小さく1つしかないために、1階入り口でまず行列。
2階到着ー。しかしそこから展望券を買うまでに行列。
いざチケットを買うが、展望台(5階)までのエレベーターに乗るためにまた行列。
しかしてっぺんからの眺めは、そんなイライラを吹き飛ばす。
通天閣はなんと“エッフェル塔”+“凱旋門”をイメージしてつくられたそうだ。
「パリ気分に…。」と思ったけれども、眼下に広がるコテコテな街でそれどころではなかった。
“幸福の神様”ビリケンさんにはたくさんの人だかり。
みんなが触る足の裏は、すり減って、痛々しかった。
○日本橋・メイド喫茶「CANDY PANIC(キャンディパニック)~いちご味店~」
「大阪にも、秋葉原みたいなオタクの街が、あるんやで~。」
という小僧さまの言葉に「へぇ~。」と相槌打ちながら、
「まぁ“プチアキバ”みたいなものだろな…いっちょ見てやるか!」
と思っていたら…でかー!負けず劣らず電脳街あっちゃったよ!
「ソフマップ」「とらのあな」他老舗はもちろん、小さなパーツ屋、激安メディア屋、そしてメイドカフェまで…日本橋、その規模に、驚いた。
と、いうわけで大阪のメイド喫茶、初体験ー。
雑居ビルの4階、スリッパに履き替えて入店。
スカートの短いメイド服にドキドキ。
ドキドキついでに話に盛り上がり過ぎてコーヒーをこぼしてしまい、そそくさとテーブルを拭いてくれているお姉さんに、
「わざとじゃないんです!わざとっぽいけど…わざとじゃないんです!本当に!」
と、申し訳のない気持でいっぱいであった。
きちんと接客していただける、いいお店だった…わざとじゃ…。
カメラを持って旅行をすると、自分が写らない。
大阪に来てはじめて自分が入った写真が、メイドさんと小僧さまと3人で撮っていただいた“チェキ”なのであった。
○なんば・ドンキホーテ道頓堀店「えびすタワー」観覧車
(乗車料:大人600円)
日本橋から北上していると、突然人の数が増えた。
いよいよなんば突入だーっ!
“くいだおれ太郎”!“かに道楽”!そして“グリコ”!
戎橋が工事中であったのは残念だったけれども、“ザ・オオサカ”がそこにあって、プチ興奮。
ホント…コテコテだ。
あのおなじみ“ドンキホーテ”も、大阪に構えると、やっぱりコテコテに。
巨大なえびす様&ドンキ君の看板の周りには、“世界初楕円形観覧車”が!
いざ乗ってみると、外から見る以上に高い。
夕暮れに染まり、輝きはじめる街のネオンが美しかった。
それとこれはドンキホーテのブランドイメージだろうか…なんとなく突然、「コロッ」と落ちてしまいそうな気がして…少しヒヤヒヤしていた。
観覧車に乗る前には係の人がデジカメで撮影し、帰りがけに売り付けてくる。
しかも1000円と、ちょっと高い。
小僧さまが大奮発で買ってくれたそれが、大阪2枚目の私の写真。
○なんば・千房道頓堀店
日が沈み、街がギラギラと灯れば灯るほど、人も増えてくる。
すごい人だ!観光客も地元民も入り混じり、様々な(照明の)色に照らされながらギュウギュウ歩く。
顔をあげれば様々な看板がこちらを向いている。
耳を澄ませば様々な言葉が聞こえてくる。
まるで日本じゃないみたいだった。
夜ご飯はお好み焼き!
「ハズレが無いならココ!」
で、“千房”へ。
ネギ焼きと、豚キムチネギ玉!
目の前でシェフが焼いてくれて、ちょうどいい塩梅で箸をつけられる。
食べ物のおいしさというのは一緒に口に入ってくるその場の空気が含まれ、多分に影響を受ける。
ここで食べるお好み焼きは最高だった。
ビールも進む進む!
隣の席で大声で話していた地元の女の子の会話に聞き耳を立てながら、大阪弁のヒアリング練習。
関東で聞く大阪弁は全て芸人さんの使う言葉であるから、その語彙は限られている。
こうして生きた、日常の会話を聞かなければ…。
新鮮だったのが、「おかいけい(お会計)。」(→↑↓→↓)という発音。
コレ、結構かわいらしい。
そういわれてみれば…大阪の女子高生はスカートが異常に長かった。
イヤ、よくよく考えれば膝下5cmくらい…これこそが“正常”な長さなのだろうけれども、渋谷に慣れてしまっているせいかそのギャップで初めは彼女達を、「す、スケ番!?」と思ってしまうほどであった。
これは、大阪の、どんな文化によるものなのだろう。
エネルギーに溢れる、大阪の町を実体験。
期待や予想を裏切らない、熱く誠実な街であった。
(あしたにつづく)
(〈トラックバック〉●「学校帰りに~♪」→06・8・22『ネコバスが通ったみち』
●「大阪☆2日目☆ 新世界」→06・8・20『福岡でおいしく食べよう!』
●「1周年week 突入ぅ~☆」→06・8・18『CANDYPANIC~いちご味店~』)
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