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2006年8月の記事

2006/08/30

お帰りムック!

(前回のつづき)

「そっ、その声はっ!」
振り向くガチャピン。
するとそこには…

「ワタクシです。ムックですゾ〜。」
暁のごとく真っ赤に染まる雪男、ムックの姿が!

「お帰りームック!」

「8月ももう終わりなので、帰ってきましたですゾ〜。暑かった?今年の夏はねぇ暑かった?」

「…寂しかった!」

「♪ず〜っと仲良く〜行けるかな〜。ドンドン…。」

ムック久しぶり〜!

と、いうわけでようやくメディコムトイから発売された、「ヴァイナルコレクティブルドールズNo.74・“ムック”」は、こうして2日に分けて紹介したくなるほどの、素晴らしい出来栄え!
しっかりモジャモジャしていて、しっかりギョロギョロしていて、まさに“ムック”ですゾ。

今私は、“保存用”にもう1人買おうかどうか、本気で迷っている。

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振り返ればモジャモジャ。

(前回のつづき)

「お〜い。ガチャピ〜ン。ガチャピ〜ン。ワタクシですぞ〜。」
ガチャピンの背後に忍び寄る赤い影!

「そっ、その声はっ!」

(つづく)

そっ、その声はっ!

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2006/08/29

ガチャピンに忍び寄る影。

(前回のつづき)

「ムックー。おーい、ムックー。」

それでもムックの名を叫び続けるガチャピン。
友情とはこれほどまでに尊いものなのか。


すると…

「お~い。ガチャピ~ン。ガチャピ~ン。ワタクシですぞ~。」

(あしたへつづく)

お~い。ガチャピ~ン。ガチャピ~ン。ワタクシですぞ~。

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ガチャピン、彷徨う。

(前回のつづき)

かんげのデスクでムックを待ち侘びるガチャピン。

するとそこにムックからコメントが!

…しかしそこには、「暑いから夏の間は帰らない。」との文字が…ガチャピンは悲しみに暮れるのであった。

「ムックー。おーい、ムックー。」

(つづく)

ムックー。おーい、ムックー。

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2006/08/28

プロレスラー馳浩、誰が何と言おうと。

(きのうのつづき)

○〈特別試合〉馳浩引退試合・馳小島中嶋君×TARU諏訪魔YASSHI
みんなココで写真撮影両国国技館は、お祝の花でいっぱいだった。
健介武藤の仲間達からのものや、永田吉江の弟子達からのもの…しかしそれらのド真ん中で何より目立っていたのは、
「自由民主党総裁・小泉純一郎より」!

リングサイドに目を移すとそこにはなんと、小坂文部科学大臣
かたやリング上には輝く金色のタイツで仁王立ちする、馳文部科学副大臣
…プロレスって、すごいね(馳ピがすごいのか)!
このあまりの集権ぶりに、教育現場で働く連れの友人・マガさんは、目が眩んでいた…。


しかしプロレスがすごいのはこれだけじゃない。
試合前、全選手の入場が終わるや否や、エセラッパ−YASSHIがマイクを取って、こう叫んだのだ。
「オイ!コラ!そこの森!」
…会場が一斉にリングサイドに目を向けると、そこには森喜朗前首相が!
「森だー!森がいたーっ!」会場は驚きとともに“森コール”。

「カス野郎!お前、政治の黒幕らしいの。それにしてもお前のその腹、何かたんまり詰まっとるの~。…金か!」(不正確ではありますが、使用単語自体はほぼ完璧)
…プロレスって、すごいね(YASSHIがすごいのか)!
普段「先生」としか呼ばれない人間が一転、「カス野郎」と呼ばれてしまう…さらにはこうしたタブーな話題にまで切り込んでしまう、この無法空間…プロレスは、やっぱり、最高だーっ!


コッチコッチ!Tシャツ届けてー!日本でキラ星のごとくデビューしたであったが、“元高校教師”“アマレス五輪代表”の肩書き以外はごく普通の印象しか、初めは持っていなかった。

しかしそれが一変したのは、黄色のド派手なコスチュームを身をまとい、試合前にいつも“Tシャツ投げ”のパフォーマンスをするようになってから。
どんな相手にも合わせられる抜群のレスリングセンスやその頭脳がありながらも、バイプレイヤーに徹し、感情を露にしたファイトスタイル。
考えてみたら、のような選手が、自分にもダメージのあるジャイアントスイングを使うのは、おかしいよなぁ…。

美しいスープレックスや、コンピューターのような緻密な攻撃を繰り広げたかと思うと、今度はジャイアントスイングや逆水兵チョップなど、パワーファイト・ゴツゴツした攻めをする。
時には厳しく、時には明るく…そのまるで子供の表情ようにコロコロと色の変わるファイトスタイルは、とても魅力的であった。
そしてWARとの対抗戦や、闘魂三銃士に肉迫した一連のシングル戦、長州達との世代闘争で矢面に立って戦う彼には、本当に熱く、元気にさせられた。


私の中の彼のベストバウトは、以前橋本真也が亡くなった時にも書いたけれども、“93年G1クライマックス1回戦の橋本戦”。
“風車の理論”を実践した素晴らしい試合であった。

もう1つ挙げるならば、おそらく同年の“SGタッグ公式戦・武藤×橋本蝶野戦”。
この試合でもは相手の攻撃の矢面に立ち(過ぎて)、試合中に一時リタイヤ。
2人がかりで責められる武藤…「もう終わりか」…。
しかしここから馳が奇跡の復活→逆転の裏投げ!裏投げ!
最後は武藤のムーンサルトで大逆転勝利!
今日と同じ会場の両国は、そりゃもう大熱狂であったことを、今でも鮮明に覚えている。

そう。はいつも相手の攻撃を受け止める、プロレスラーの鏡のような試合をしていた。


つい話が回想に入ってしまった。

しわくちゃだー!今日は10ウン年前に買って、今はタンスのこやしになっていた“馳「H2」Tシャツ”を応援用に持って行ったのだ。

第4試合後の休憩中、会場の人ごみの中に「馳+健」という自作のTシャツを着た、筋金入りのファンが歩いていて、
友人マガさんと「あの人すごいね~。」
なんて後ろ指さし感心していると…突然振り返ったその人に、
「そのTシャツいいですよね!」
と話し掛けられてしまった!
私も筋金入りか!

どうやら彼もこの時期の馳ピが一番好きらしく、このTシャツを探していたようなのだ。
「どこで売ってたんですかっ!?」
と聞かれても…「アンティークです。」と答えるしかなかった。


YASSHI…悪ガキやなぁさて。試合はチームワークに勝るブードゥーマーダーズの活躍により、一進一退の攻防。
しかし無念の欠場により、セコンドとして大歓声で迎えられた健介(彼の登場時の歓声はすごかった!)の活躍もあり、馳組が勝利!

健介の登場に、「1チョップくらい見たいですね~。」なんて言っていたら、2ラリアット(しかも1つはダブルだ!)まで見られて大満足。
鬼嫁の竹刀も見られたし、コジの「行っちゃうぞ!」も聞けたし、中嶋君はやっぱり爽やかだった。
諏訪魔はパワーもあり自己プロデュースも上手く、いいレスラーになるだろう。
バックドロップの連発を食らい、馳も嬉しそうだった。
1本1万円の“TARU水”も、今日は大盤振舞い。
YASSHIの“やられっぷり”は、昔の村上和成のようなスカッと感があり、すごくいい。
彼もいいレスラーだ。

張り切り過ぎちゃった健介をなだめる馳…目!目!そしては…裏投げ!裏STF!逆水平チョップ!ジャイアントスイングは年齢分!腰振りもあったぞ(リック・ルードとのWCWインタ戦を思い出した)!そして最後は、ノーザンライトスープレックスホールド!
今日引退するレスラーのものとは思えない人間橋が、最後の時を描いたのであった。


健介小島が並ぶ姿を、全日本で見ている…人の人生ってものはおもしろいものだなぁ。
もし馳ピが新日本に残っていたら…プロレス界の勢力図はきっと変わっていただろう。本人が語るように、中西をもっと指導したかったと思っているなら…今からでも遅くなーい!


ありがとう馳浩!その後は引退セレモニー。
師匠ミスター・ヒトの登場時と、泣きながら花束を持つお子さんの姿を見た時は、グッと来ずにはいられなかった。

10カウントゴングはしめやかに。

そして黄金の紙吹雪とボーカルの入った彼のテーマ曲『TWO HEARTS』、レスラー仲間達に囲まれ、は最後まで明るくリングを去って行ったのであった。

片付けが始まった会場にはいつの間にか、山口百恵の『さよならの向こう側』が流れていた。
しんみりと余韻に浸って、ホールを出ると、ちょうど恭子夫人が娘さんを連れて会場を後にするところだった。
私を含めた、たかがプロレスファン1人1人に丁寧に挨拶をしている夫人に、「さすが副大臣夫人だな~。」と大いに感激したのであった。


「高校教師」「アマレス日本代表」「プロレスラー」そして「国会議員」。
次々と新たなフィールドに活躍の場を移すは、過去を次々と捨てている人なのだと思っていた。
「過去は忘れる。振り返らない。」と本人も言っていたし、は議院になったらプロレスの事なんてすっかり忘れてしまうのでは、とプロレス村の住民として不安に思っていた。
同じレスラー議院でも、アントニオ猪木や大仁田厚と異なり、彼はずっとずっと器用であるし、プロレスを取ってもたくさん残るものがあるし、よりそう思っていたのだ。

しかし彼は、今でも古典を愛しているし、今でもレスリングの為に尽力している。
そして“プロレスラー馳浩”として選挙戦に勝ち、今では“プロレスラー馳浩”として強く国政に参加し、戦っている。
彼は、プロレス界の誇りだ。


パンフレットにあったGK金沢の手記、『彼はきっと狙っている、現職総理大臣としてプロレスのリングに帰ってくることを』を読んで、
「まっさかねぇー!?」
と思っていたのだけれど、本人がマイクで同様にそう宣言してしまった!

(やっぱり)プロレスラーに引退は無いんだ!
“プロレスラー馳浩”、プロレスファンは、待ってるぞ!

(〈トラックバック〉●「プロレスLOVE in 両国!!~後編~」→06・8・29『Funky-Kの考えごと』
●「8月27日 引退記念スペシャルバージョン3」→06・8・29『衆議院議員 馳浩の赤じゅうたん雑記』
●「阿部誠のラブリー全日本プロレス!!」→06・8・28『Funky-Kの考えごと』
●「8.27プロレスLOVE in両国」→06・8・28『満退者の素浪人日記』

待ってるぞ!

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2006/08/27

役者が揃った全日本

全日本プロレス『プロレスLOVE in両国国技館』へ行ってきた。
何よりも、私の大好きなプロレスラー・馳浩の引退、その日である。
ちなみに“武藤全日本”に行くのは初めて。
そして国技館でプロレスを見るのもまた初めてであった。

記念パンフは2000円“枡席”というのを初体験したのだけれども、座布団は無くて(プロレス興業では禁止になってしまった)少々おしりが痛かったが、友人と2人で1マスで観戦というのはなんとも贅沢であった。
マスの中はまるで自分達の部屋のように荷物置き放題、ビール飲みかけ放題で、隣の人を気にする必要もほとんど無く、足を自由に伸ばして試合が見られるというのはとても快適でった。

会場の埋まりは試合開始時は7~8割程度といったカンジであったが、最終的には9割~満員になっていた!


○〈試合前〉「R.O.D.time」&「タルチャンマンタイム」
最強外国人ユニットR.O.Dによる、試合前の自己紹介+プロレス紹介。
TAKAみちのくは喋りも立って、盛り上げ上手。
初心者でも理解でき、一緒に盛り上がれるマイク。
TAKAはもうすっかり全日本に欠かせないレスラーになっている。

…とここで、TARU乱入。
極悪!あからさまに極悪顔。
そして会場は一斉にブーイング。
これもすごいわかりやすい。
ベビーフェイス×ヒールという単純でいて一番盛り上がる、そんなプロレスの原風景を、このリングが保っているのはやはりこの人のおかげだ。
TARUももうすっかり全日本に欠かせないレスラーになっている。

○〈第1試合〉AHII×ブードゥー・マスク
あの日本を代表するキャラクターの専門商社・サンリオとのコラボレーションによって生まれ、カレーにふりかけ…早くも商品展開されその活躍が期待される“ハバネロのプリンス”は…『スクリーム』の怪人に酷似した、なんとも形容しがたいマスクマンであった。
しかも細い!背が低い!キメポーズの「アヒー!は猫ひろしの「ニャー!」にソックリ!
入場してからのダンスが長くて飽きた!
一緒に踊っていた女の子はプロレスファンの写真撮影の依頼に、「えぇ〜ココ押せば撮れる(携帯)んですかぁ?」と普通に気さくだった!
試合中、パワーボムに抱え上げられながら空中で「アヒ〜。」と叫ぶ姿も何とも弱々しかった。
…しかし飛び技の身体能力は非常に高かった。
フィニッシュになったスーパーウラカンラナはもはやフランケンシュタイナーで、そのものすごく危険な角度に1試合目から会場は凍り付いた。
今後、ジュニア戦線で揉まれれば…揉まれるのかな…。

○〈第2試合〉フッチーアキラ土方×荒谷平井菊タロー
菊タローと荒谷はなんでも今、前座戦線を沸かす“バカ兄弟”だそうだ。
荒谷って…WARでガンガン天龍にしごかれていた選手だったような気が…その振り幅に驚いた。
そんな荒谷の活躍で、大いに沸いた一線。

○〈第3試合〉雷陣×RO'Z
「♪ライジン・アキラ・ライジン・イエイッ!」
って何だあの入場テーマは。
R.O.Dの新鋭RO'Zは、なんとあのジャマールのいとこ。
もちろんあの体型で、短髪&アゴヒゲ&褐色の肌が、かなり男前だ。
3分も経たずにアラビアンプレスで決着。
デカくて動けて、強い!
試合後にはタルチャンマンが再び現れて、ブードゥーに勧誘。
その気持もわかるほど、魅力的なRO'Zであった。
まぁ、そういうこっちゃ。

○〈第4試合〉TAKAディーロブキャナン×みのる論外MAZADA
ディーロはお茶目でかわいいガイジンレスラーだ。
TAKA×みのるの絡みはとにかく新鮮!
いよいよ三冠・トップ戦線に絡み出した鈴木みのるから目が離せない。

○〈第5試合〉近藤×カズ
両国はこの試合で燃えた!
終盤のお互いのたたみ込みは怒濤のごとく勢いで、かつての“四天王プロレス”のようであった。
まさに、死力を尽くした戦い。
インディー出身の2人だから、私は見たことも無いような技が飛び交い、呆気に取られてしまった。

今、日本のプロレスのジュニアは、過去にないくらいレベルが高いように感じる。
もちろん団体ごとに切磋琢磨するのもいいけれど…ここらでかつての「J-CUP」のような素晴らしい祭が、見たい。すごく見たい。

○〈セミファイナル〉ムタ×TAJIRI
イリュージョンや~ムタはプロレス界の、引田天功や~「ムタと試合するのは、難しい。」
誰かが言っていたような気がする。
武藤には他のレスラーには無い独特のテンポがあるようで、ムタはそれがより顕著である。
そして武藤は自分の土俵でプロレスをするレスラーで、ムタはそれがより顕著である。
リング上にも場外にも、誰もいない状態(リング下に潜っている)でプロレスが成り立ってしまう、そんなムタの世界に入り込み、それでもなんとか自らを光らせたTAJIRIは、さすがメジャーリーガーか。
中盤お客さんがだれてしまう時間もあったけれども、あの2人のゾクゾクするような入場シーンが見られただけでも大満足だ。

ちなみにムタはもう…“東洋の神秘”じゃなくなってる!何なんだアレは!
「忍」「炎」の、イチバン初めのムタが、やっぱり好きだなぁ。

○〈メインイベント〉ケア×川田
「お帰り川田!」
声援がやはり多い。
「心は全日本。」そして試合後の「お前だけの王道を!」の言葉がズシリと響くのは、今の“フリー川田利明”によるものだからだろう。
それに川田のマイクは、すごく聞き取りやすくて上手だ。
レスラーによって、自分の団体で戦い続けて一流になる選手と、あえて故郷を出ることによって一流になる選手がいる。
全日本の異分子川田は、賛否両論あるけれどもハッスルに出て、ノアで戦い、インディーに出て、自身の歴史の重みを感じさせる超一流のレスラーになったように思う。

ケアに三冠が似合うようになるには、これからも戦い続けるしかない。
確実に全日本魂を持っているけれども、しかしそれでも存在する、“ガイジン”という根本的なハンデを克服するには…もっとケアが見たい、もっともっとケアが見たい!


全日本は「パッケージ」と言われるように、まさにその日の興業1つを、全員で作り上げていた。
ベビーフェイスがいて、ヒールがいて、ガイジンがいて、チャンプがいて、お笑いがいて、寡黙な男がいて、マイクの達人がいて、ベテランがいて、若手がいて…それぞれが役割を持ち、その中で最高の戦いとパフォーマンスを繰り広げていた。
プロレス初心者でも十分に楽しめ、喜怒哀楽様々な感情を抱かせてくれる空間、それが今の全日本だ。

(つづく)

(〈トラックバック〉●「長い一日」→06・8・28『TAKAみちのくの独り言』
●「森前総理が乱闘に参加?8.27全日本プロレス・両国観戦記」→06・8・28『プロレス専門BLOG:ブラックアイ2』

川田のテープは馳ピのそれよりも多かった

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2006/08/26

ついてないぜ鎌倉

なんとなく恒例鎌倉散策。
“おひとりさま外食”が苦手で、ただただ歩き倒す散歩タイプの私は、鎌倉のお寺の位置関係ならともかく、ご飯屋さんにはすごく疎い。

というわけで今日の目的はそんな休日から脱却すべく、先日“ブログ同志”であるmouetteさまにオススメしていただいた、北鎌倉のかの有名なビーフシチュー屋「去来庵」へレッツランチ♪


「去来庵」は北鎌倉から鎌倉へ向かう大通り・鎌倉街道沿いに佇む風情ある門構(鎌倉市景観重要建築物)のお店。
目立つところにあるのでその存在は知っていたけれども…なかなか足を運ぶ機会には恵まれていなかった。
休日は大繁盛するお店らしいのでオープンの11時ちょうどにお店に辿り着けるように、もちろん朝から何も食べずに家を出て、駅に着く頃にはすでに私の五感全ては“ぷち断食”により研ぎ澄まされ「バッチコーイ!」の状態に…さぁ来い!シチュー来いっ!

レッツランチ♪
レッツランチ♪
レッツランチ…アレ?

「本日夏休みです。」

…。

すごい絶望感だった

思いもよらずランチ難民になってしまった私は、折れんばかりの心をなんとかふるい立たし…鎌倉まで歩き、小町通りをスルリと曲がり銭洗弁天様方面へ。
前々から密かに気になっていた、住宅街にひっそり佇む日本料理のお店、「指月庵」へ足を運んでみたのであった。
空腹感は加速度的に増すばかり…さぁ来い!高級懐石料理よっ!バッチコーイ!!

レッツランチ♪
レッツランチ♪
レッツランチ…アレ?

「本日夏休みです。」

……。

雨男ならぬ昼抜き男はすっかり心折れ、その場に立ち尽くすのであった…。

あぁもうガッカリ

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2006/08/24

危ない意識

例えば子供が父親の書斎からライターを持ち出して遊んで、重傷を負ったとしても、それは話題にもならない。
例えば子供が台所の出刃包丁を持ち出して遊んで、重傷を負ったとしても、それは話題にもならない。

そこにそれらが“危ないもの”だという通念があるからだ。


シュレッダーの場合はどうか。
今回の事件の場合はやはり、そこに上記のような意識が足りなかったとしかいいようがない。
ものすごい音を立て、あっという間に大量の紙を裁断してしまうそれに、私は少々恐怖を覚えていたが…小さな子供がいる家庭に、普通に業務用のシュレッダーが置いてある光景は、理解に苦しむ。

結局は大人の危機意識の無さ。
「もし、もっとこのシュレッダーが、ウチの子供が手を入れたとしても動かないような仕組みになっていたら…。」
などと悲しみや悔しさにまかせてたられば八つ当たりしたくなる気もわかるし、メーカーは様々な状況やトラブルを想定し製品を設計しなくてはいけないのも確かなのだけれども…やはり子供はシュレッダーの被害者ではなくて、親の被害者である。


多くの家電・精密機械が家庭に入るようになり、我々の周りには昔よりもより気を遣わなければいけないことが多くなっている。
しかし人の意識は昔のままで、何かあるたびにこれでは…まるで機械に人が振り回されているようだ。

 事務用シュレッダーに幼児が指を挟まれ、切断する事故が相次いだ問題で、経済産業省は23日、ビジネス機械・情報システム産業協会と全日本文具協会の業界2団体に対し、ほかに事故が起きていないかなどの報告を求めるとともに、幼児の事故への注意喚起と再発防止を要請した。個人情報保護意識の高まりで家庭でもシュレッダーが普及していることから、消費者にもシュレッダーに幼児を近づけないよう注意を呼びかけている。(後略)(06・8・23『asahi.com』

(〈トラックバック〉●「胸が痛い」→06・8・24『みんな違って、みんないい!』
●「■身近な凶器(シュレッダー騒動)11:48」→06・8・24『ぶれいんすきゃん by luxon 』
●「シュレッダーと子供の手」→06・8・24『Photogenic Log』

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2006/08/23

これは試練か

あの「ごはんですよ!」の瓶よりも開けにくいのが、カロリーメイトの箱。
あれは何かの試練なのだろうか…。

“あけくち”の点線はあるのだけれど、
爪でゴシゴシ…イタタタタ。
指でグイグイ…イタタタタ。
開かない!チクショー!

毎度開けるのに一苦労し、そこで15kcalくらいは決まって消費するので…1包食べたら、
200kcal(2本あたりカロリー)−15kcal(開封消費カロリー)=185kcal摂取だなー。

コツを教えて

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2006/08/21

世界一どうでもいいニュース

「マイク・タイソン、PRIDE参戦か!?」
と、
「タトゥー、またドタキャン!?」
は、世界一どうでもいいニュースだ。

まさに狼少年的な…もう飽きた。

 ボクシングの元ヘビー級統一王者マイク・タイソン(40)が、PRIDEと電撃合体した。米ラスベガスで開催する10月21日のPRIDE32に向け、主催のDSEが現地で19日(日本時間20日)に行った会見に出席。同席したDSE榊原社長と笑顔で肩を組み「PRIDEは最も素晴らしい団体。その団体の一員になれてとてもうれしい。契約の詳細は秘密なので言えない」と含みを持たせた。(後略)(06・8・21『ニッカンスポーツ』

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2006/08/20

大阪に、行ってきたった!…その3

大阪の人はやはりイメージ通り、気さくな人が多かったように思う。
飲食店で突然、隣に座っていた人がお店の人に話しかけ、
「お兄ィちゃん、野球やとったやろ!」
「あれ!?わかりますか!?」
「なんとなくな〜。ウチの娘と同い年くらいやんな。君、爽やかやで。」
「そうっスかぁ!?ありがとうございます!」
なんてどうでもいい会話が始まるのは、大阪ならではか。

いや会話の内容はどうでもいいことなのだけれども、その“コミュニケーションをしたという事実”が、大阪人にとっては大切なことなのかもしれない。
1つの礼儀として、会話を交わさなければいけないような。

相手の事を尊重し、考えて考え過ぎて、
「こんなところで話しかけたら、お店の人も迷惑だろうな。」
なんて思って黙ってしまう関東人とは、やはり対極。
まず何より相手との精神的垣根を低くすることが、大阪の人の付き合い方のマナーなのだろう。


〈本日、訪れたところ(つづき)〉
○梅田の町並み
地下をさんざん歩いたので、次は地上を。
“マルビル”などの名物ビルを見学。

コレです!コレコレ!大阪は中国並みに(と小僧さまが言っていた)自転車が多い。
老若男女みんな自転車で移動しているイメージだ。
そしておばちゃんの自転車には「手を使わずに傘がさせる」秘密兵器がデフォルトで装備されていた…こんなイロモノ、初めて見たぞ!
阪急梅田駅前の無数の路駐自転車には軒並みその秘密兵器が。
思わず写真におさめてしまった。

○中崎町・ビバ☆ガーデン
おだやかーに、おだやかーに梅田から少し歩くと、もうその喧騒は遠くに。
町並みは急に懐かしくなり、ガード下の雑貨屋さん、古民家を利用したカフェ…おだやかに時間が過ぎる、味のある街に出た。

2ヶ月前にできたばかりだという“ビバ☆ガーデン”は、70年前につくられたという民家を利用したカフェ。
我々がよっぽど汗だくの疲れ切った表情だったのか、
「エアコン無いですけど…大丈夫ですか?」
と気を遣っていただいたのだけれども、アイスコーヒーと、扇風機と、居心地のいいソファと、まるで実家のような店内と、そして開けっ放しの窓と戸から静かに流れてくる風に身をゆだねていると…すっごい昼寝したくなってきた…むにゃ(それだけ落ち着くってこと!)。
店主もお店も、おだやかで気さくな、いい人(店)。
こんなお店の常連になりたい。

○中崎町・ひより。
子供は夏休み真っ盛りだもんね!昨年観光で訪れた広島の的場町や、今回の中崎町など、古きを大切にしながらも新しい文化を発信している新進気鋭のデザイナーやイラストレーター・クリエイター達の集う古い街には、本当に魅力がある。
おだやかな空気の中にひっそりと、しかし強く輝きを放つ希望の光というか、そんな光明が感じられて、訪れるだけでワクワク・ドキドキしてしまう。
こんな街が私の地元にあるかというと…まだ見つけていないだけなのか、それとも存在しないのか…寂しく思う。

“ひより。”は先の“ビバ☆ガーデン”の2階。
ギシギシと木製の階段を踏み鳴らしながら、土足で大丈夫かと不安になりながら、2階へ上がると、中崎町を具現化したような、とても穏やかな雰囲気のイケメン(死後か)が店主の雑貨屋さんが。
どちらかといえば和に傾倒した雑貨がいっぱい。
“隠れ手ぬぐい集め”を趣味としている私は、かわいいカエルのそれを買って帰る。ゲロゲロ。

○梅田・まんだらけ梅田店
異界への入り口ひろーい!
特に2フロアの内の3階は、天井が高くて、ステージが大きくて、ひろーい。
女性向け同人誌の数が多く、女の子がたくさん群がっていた。
大阪の女性は強い!


時計を見ると、もう夕方6時。
そういえば今日は日曜日…あした月曜日じゃん!…はぁ。
大阪駅には新幹線のチケットを買い求める人の列が。
帰るのにも一苦労だった。
混雑を避け、ガラガラのこだま各駅停車で帰る。
車内ではデジカメの写真をおさらいしながら、お腹をグーグー鳴らしていた。

大阪はやはり食の町、そして人の町、ビルの町か…何にしても個性的で、印象に残るものばかりだった。
「おもろい町やで!」ってやつか。
大阪は、大阪人と歩くに限る。
方々に転がっているおもろいものを拾って、教えてくれるからだ。
今回の旅行で、私もここならではの“嗅覚”を少しは磨けたか。
今度はそんなおもろいことを、自分でも見つけなきゃ!

(〈トラックバック〉●「数珠つながり」→06・8・19『ひより。の奮闘記』
●「中崎町に迷い込む」→06・8・10『Festina Lente(ゆっくりいそげ)』

ビッグウェーブだぜ!

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大阪に、行ってきたんや!…その2

例えばきのうの日本橋=秋葉原のように、大阪にももちろん東京同様にバラエティに富んだ区々が存在する。
渋谷のような雑然とした街もあれば、赤坂のような大人の街もある。
歌舞伎町のような派手な街もあれば、代官山のような個性的で洗練された街もある。

しかも大阪では、それらが東京よりも小さな範囲にギュッと詰まっている。
なので、全く異なる街と街が大通り1本境に存在し、それら全てを歩きながら巡ることができる。
少し歩いただけで街の雰囲気・風景がコロコロ変わり、刺激的でいて飽きることがない。
観光するにはとても便利で、楽しいのである。

ただ、ギュッと濃縮されている分、街がとにかく複雑なのはいうまでもない。
道やお店の所在はもちろん、交通も複雑。
おそらく1人で訪れていたら、地下街で迷い、地下鉄に乗るのに四苦八苦していたことだろう。
ちなみに大阪の地下鉄は初乗り200円とかなり値段が高い。
コレにも驚いた。さすがに電車の切符は、おばちゃんでも値切れないだろうしなぁ。
えげつないで。


〈本日、訪れたところ〉
○アメリカ村・RANDOM WALK心斎橋店
見たことあるとこ!アメリカ村は若者が集まる、古着や良心的なお値段の服を扱ったお店の集う街。
まるで下北沢みたいだ。
活気が合って、地元の子達がたくさん足を運んでいた。
確かに安いかも!いずれ1日使ってお買い物を楽しんでみたい。

「RANDOM WALK」はそんなアメ村にある、洋書とデザイン関連書の専門店。
お店の雰囲気も含めてすごく自分好みの本屋に偶然巡り会い、テンションが上がる。
本屋は本当にたまらん!

○アメリカ村・甲賀流
小ぶり“三角公園”を見て、「テレビでいつも写るところだ!」と叫ぶ。
そこの目の前で、いつも行列ができているたこ焼き屋さんが、ココ。
どんどん焼いて、どんどんさばき、なのに行列は限りなく流転する…すごい人気だ。
小ぶりのたこ焼きを熱々のままポイッと口に放り入れ、「ハフハフ」食べる。
うん、おいしい!
しかも安い!

話は変わるがここで自転車の後ろに犬を2匹乗っけたおばちゃんが、ソフトクリームをほおばっては、
「ニュル~。」
と口から出し、犬に食べさせ、
「ニュル~。」
と口から出し、犬に食べさせ…を繰り返していておもしろかった。
っていうか気持ち悪かった。
一度自分がほおばる必要性はあるの!?

○堀江町・sept miGnon
アメ村からちょっと歩くと、街は急に静かで個性的なセレクトショップなどが立ち並ぶ、洗練された雰囲気に変わる。
道路1本はさんで下北沢と代官山が隣接しているような、変な気持になる。

毛玉だま堀江公園の目の前に建つ「sept miGnon」は、1階がショップ・2階がカフェ・3階がギャラリーとワークスペースの、クリエイティブなお店。
お昼時だったので、カフェでランチ。
カフェの奥にもニットによるワークショップがあったり、新進イラストレーターの作品が展示してあったりと、オシャレで創作意欲の沸かされるところだった。
1階のショップには、東京では見たことのない柄の生地がたくさんあって、サイフのヒモが緩む。

○梅田・阪神百貨店本店8階・タイガースショップ
今は何でもネットで買えてしまう世の中。
私秘蔵の“和田コーチレプリカユニフォーム”も、もちろんネット購入である。
しかし実際にものすごい数のタイガースグッズの波を目の当たりにした迫力は、やはりすごい!
会社の人のお土産に、“タイガースゴーフル”を買う
ちなみに私は和田コーチの次に、モンキーが好きだ。
私と不倫してもらってもいいくらい。

○梅田・阪神百貨店本店地下1階・いか焼き
これがっ!驚いた!今まで知らなかった“いか焼き”の存在と、そのおいしさにっ!
駅通路まで伸びる長い行列を進んで行くと、そこには次々に生産されるまるでパンケーキのような逸品が。
しかしそのふわふわの生地の中には…ソースと、いかが。
これがうまいんだーっ!
金曜日の夜にコレがあったら、間違いなくビールで、もう他には何もいらないっ!というか…説明不足で申し訳ないのだけれども、とにかく大阪に来てイチバンおいしかったのが、この“いか焼き”であった。
“冷凍いか焼き”のお土産もあって、もちろん買って帰る。

○梅田・阪神百貨店本店地下1階・551蓬莱のアイスキャンディ
「551ある時ー!(ニコニコ)」というCMでお馴染み(らしい)のアイスキャンディ。
いか焼きのお口直しにと、私はパイン味。
アイス好きの小僧さまはバニラ味。
…うん。普通。

(その3へつづく)

(〈トラックバック〉●「大阪観光」→06・8・16『こまんたれぶぅ』
●「大阪夏の(食の)陣☆」→06・8・13『Over the Rainbow...』

前代未聞キャンペーン(堀江町)

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2006/08/19

大阪に、行ってみたで!

おいしいたこ焼きが食べたくなり、大阪に行ってみた。
小学生の時、家族旅行で訪れた以来になる。
今回は会社の同期・生粋の浪速っ子である小僧さまの完全プロデュース。
大阪駅で待ち合わせしてから、まるでデートさながらにずっとくっつきながら大阪の街を案内してくれて、おそらく1人でも、プロのガイドさんとでも体験できない、とことん充実した2日間を提供してくれた。ありがとーっ!
お礼は鳩サブレー

「♪ポンポンポンポポン。次は新大阪です。」
エアコン効き過ぎの新幹線を降りた、その瞬間の暑さは、横浜と変わらなかった。…暑づぅ。
歩いている人々も、その話し言葉を聞くまでは誰が地元の人なのか誰が観光客なのか全くわからなかった。
都会はどこも、いっしょねー。


ただ、大阪の町並みは、すごい。
いたるところで新興開発が行われ、大きなビルが色々なところにガンガン建っている。
そのビルの建ち方が節操無いというか…古民家の間から突然総ガラス張りの超近代的な建物が現れたり、味のある風景の中に1本だけ異個性な形のビルが突き出ていたりと、とにかく「調和」という概念が無いようなのだ。

あっこれが、「えげつな~。」ってやつか!
そしてこのくり返しにより生まれる風景こそが、大阪ならではのものなのか。
刺激的な街だ。


〈本日、訪れたところ〉
○天神橋筋商店街
全長3km弱もある、日本一長い商店街。
とにかくその道が真っっすぐで、気持いい。
ちなみに全部歩くのは、あきらめた。

どかーんと○大阪城(入城料:大人600円)
大阪観光に来たのだから、やっぱりココでしょ!
お客さんの半分以上はガイジンさんだったか。
お膝元の大阪城公園も、そして城内も、思っていたよりもずっとキレイでビックリ…そしてちょっとガッカリ。まさかエレベーターまであるとは。

8階建ての内にはまるで博物館さながらに歴史的芸術品・工芸品が居並び、非常にボリュームがあった。
特に5階の『大坂夏の陣図屏風』の詳細解説は大変興味深かった。
天守最上階からの眺めももちろん絶景で、秀吉気分。
本丸入り口近くには、真田幸村の格好をしたボランティアガイドさんがたくさんいて、親切にしてくれた。
うだるような暑さ…売店で、かき氷(メロン味)を食べた。

○新世界・串かつ屋(ごめんなさい!名前忘れた!)
古きよき大阪の姿を今でも残すこの街はやはり観光客にも大人気で、大阪城よりも人を集めていた。
だけれども、ガイジンさんはほとんどいなかった。
新世界名物串かつ屋は、老舗と新興店のせめぎ合い。
24時間営業の店もあり、街は活気に溢れていた。
お昼時を外した(14時くらい)のに、行列が…!

たまごがたまらない今回は新興店に。
ラスタカラーのメニューと、若くて威勢のいいお兄さんばかりのお店。
一見さん・観光客の入りやすさに関しては、確実に新興店に軍配が。
もちろん味だって、おいしかった!
頼めばあっという間に出てくるし…熱々の串を、ドバッとソースに沈めて、バグッと食す。
串かつは、大阪のファーストフードなのだ。

○新世界・通天閣(入場料:大人600円)
わさわさわさわさ…展望券売場(2階)へのエレベーターが小さく1つしかないために、1階入り口でまず行列。
2階到着ー。しかしそこから展望券を買うまでに行列。
いざチケットを買うが、展望台(5階)までのエレベーターに乗るためにまた行列。
しかしてっぺんからの眺めは、そんなイライラを吹き飛ばす。
通天閣はなんと“エッフェル塔”+“凱旋門”をイメージしてつくられたそうだ。
「パリ気分に…。」と思ったけれども、眼下に広がるコテコテな街でそれどころではなかった。

“幸福の神様”ビリケンさんにはたくさんの人だかり。
みんなが触る足の裏は、すり減って、痛々しかった。

○日本橋・メイド喫茶「CANDY PANIC(キャンディパニック)~いちご味店~」
「大阪にも、秋葉原みたいなオタクの街が、あるんやで~。」
という小僧さまの言葉に「へぇ~。」と相槌打ちながら、
「まぁ“プチアキバ”みたいなものだろな…いっちょ見てやるか!」
と思っていたら…でかー!負けず劣らず電脳街あっちゃったよ!
「ソフマップ」「とらのあな」他老舗はもちろん、小さなパーツ屋、激安メディア屋、そしてメイドカフェまで…日本橋、その規模に、驚いた。

と、いうわけで大阪のメイド喫茶、初体験ー。
雑居ビルの4階、スリッパに履き替えて入店。
スカートの短いメイド服にドキドキ。
ドキドキついでに話に盛り上がり過ぎてコーヒーをこぼしてしまい、そそくさとテーブルを拭いてくれているお姉さんに、
「わざとじゃないんです!わざとっぽいけど…わざとじゃないんです!本当に!」
と、申し訳のない気持でいっぱいであった。
きちんと接客していただける、いいお店だった…わざとじゃ…。

カメラを持って旅行をすると、自分が写らない。
大阪に来てはじめて自分が入った写真が、メイドさん小僧さまと3人で撮っていただいた“チェキ”なのであった。

○なんば・ドンキホーテ道頓堀店「えびすタワー」観覧車
 (乗車料:大人600円)

日本橋から北上していると、突然人の数が増えた。
いよいよなんば突入だーっ!
“くいだおれ太郎”“かに道楽”!そして“グリコ”
戎橋が工事中であったのは残念だったけれども、“ザ・オオサカ”がそこにあって、プチ興奮。
ホント…コテコテだ。

総本山あのおなじみ“ドンキホーテ”も、大阪に構えると、やっぱりコテコテに。
巨大なえびす様&ドンキ君の看板の周りには、“世界初楕円形観覧車”が!
いざ乗ってみると、外から見る以上に高い。
夕暮れに染まり、輝きはじめる街のネオンが美しかった。
それとこれはドンキホーテのブランドイメージだろうか…なんとなく突然、「コロッ」と落ちてしまいそうな気がして…少しヒヤヒヤしていた。

観覧車に乗る前には係の人がデジカメで撮影し、帰りがけに売り付けてくる。
しかも1000円と、ちょっと高い。
小僧さまが大奮発で買ってくれたそれが、大阪2枚目の私の写真。

異国情緒○なんば・千房道頓堀店
日が沈み、街がギラギラと灯れば灯るほど、人も増えてくる。
すごい人だ!観光客も地元民も入り混じり、様々な(照明の)色に照らされながらギュウギュウ歩く。
顔をあげれば様々な看板がこちらを向いている。
耳を澄ませば様々な言葉が聞こえてくる。
まるで日本じゃないみたいだった。

夜ご飯はお好み焼き!
「ハズレが無いならココ!」
で、“千房”へ。
ネギ焼きと、豚キムチネギ玉!
目の前でシェフが焼いてくれて、ちょうどいい塩梅で箸をつけられる。
食べ物のおいしさというのは一緒に口に入ってくるその場の空気が含まれ、多分に影響を受ける。
ここで食べるお好み焼きは最高だった。
ビールも進む進む!

隣の席で大声で話していた地元の女の子の会話に聞き耳を立てながら、大阪弁のヒアリング練習。
関東で聞く大阪弁は全て芸人さんの使う言葉であるから、その語彙は限られている。
こうして生きた、日常の会話を聞かなければ…。
新鮮だったのが、「おかいけい(お会計)。」(→↑↓→↓)という発音。
コレ、結構かわいらしい。


そういわれてみれば…大阪の女子高生はスカートが異常に長かった。
イヤ、よくよく考えれば膝下5cmくらい…これこそが“正常”な長さなのだろうけれども、渋谷に慣れてしまっているせいかそのギャップで初めは彼女達を、「す、スケ番!?」と思ってしまうほどであった。
これは、大阪の、どんな文化によるものなのだろう。

エネルギーに溢れる、大阪の町を実体験。
期待や予想を裏切らない、熱く誠実な街であった。
(あしたにつづく)

(〈トラックバック〉●「学校帰りに~♪」→06・8・22『ネコバスが通ったみち』
●「大阪☆2日目☆ 新世界」→06・8・20『福岡でおいしく食べよう!』
●「1周年week 突入ぅ~☆」→06・8・18『CANDYPANIC~いちご味店~』

ネギが~

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2006/08/18

私は背中のキレイな女性を尊敬する。

「自分のモノなのに、他人ばかりが見ているもの、な〜んだ?」
…って、もうタイトルに書いちゃった。


夏は不特定多数の女性の背中(肌)を見る機会が多い。
イヤ、好んで見ているわけじゃあないですよ…見えてしまうというか…イヤ見たいから見ているわけですけれど…だからって何もそんなにジックリジロジロ見ているわけでは…イヤイヤ…。


と、いうわけで、表題の件。

暑い暑い中、渋谷のスクランブル交差点を待ちながら、前に立っていた女の人の背中を見て、考える。
「自分の見えない部分をケアすることには、並々ならぬ苦労があることだろう…。」
…そう。美しき背中は、彼女の日々のたゆまぬ努力の証なのだ!
ツンと澄ました美女も、家に帰ると一生懸命背中を合わせ鏡で覗いたり、肩関節を外しそうな勢いで背中に手を伸ばしているのだろうと想像すると…素晴らしい!尊敬する!

しかし中にはいるだろう。
努力せずとも美しい背中を持ち合わせる、先天的美背中の持ち主…“天才型背中女性”がっ!
それはそれですごい!素晴らしい!尊敬する!

「しかし努力に勝る天才は無しっていうからな…でも“天才型”がもし努力をしたら一体どんな…ブツブツブツ…。」

女性の背中に熱きものを感じ一人燃えたぎる、妄想の夏の午後であった。
ブツブツブツ…。

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2006/08/16

目には目を

首相の終戦記念日の靖国神社参拝は、当日朝から一斉にニュースで流されていたのだけれども、去年に比べるとその行為を批判する声が格段に少なくなったように思われる。

これは日本のアジア離れが顕著になってきた証かそれとも、“どんな嫌な奴でも死んでしまえばいい奴になってしまう”ように、任期終了直前の小泉首相に国民が同じような気持を抱いているから、なのだろうか。


彼の登場以来、日本がどのようによく変わったのかはなかなかわからないけれども、上記のような思想やら宗教やら主義やら…デリケートで今まで絶妙な力関係でバランスを保っていたものが、おかしくなってきていることだけは確かであろう。


「目には目を〜」という言葉は、報復や復讐など今ではあまりよろしくない意味で使われているようだけれども、そもそも「身分や階級に支配されない平等な厳罰を」と“公平性に富んだ”意味を持つようだ。

そんなことを考えさせられるような、「言論」に「暴力」で報復するような悪しき事件が起こってしまう昨今は…とにかく世知辛い。

 15日午後5時55分ごろ、山形県鶴岡市大東町、自民党の元幹事長加藤紘一氏(67)の実家から出火、木造2階建ての住宅と隣接する加藤氏の事務所計約340平方メートルが全焼した。現場には、男が腹部を切って倒れていた。鶴岡署はこの男が放火した後、割腹自殺を図ったとみて調べている。男は顔や口の中などにやけども負い、意識がない状態だといい、同署は回復を待って事情を聴く方針。
 加藤氏はこれまで、首相の靖国神社参拝をめぐり「参拝すべきではない」「個人の心の問題と考えること自体、大きな錯誤であり、外交問題だ」など批判的な発言を繰り返してきた。小泉首相が参拝した15日もテレビ各社に出演していた。県警は慎重に関連を調べている。 (06・8・15『asahi.com』

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2006/08/15

トクトク「三浦半島1DAYきっぷ」ホクホク。

取ったど〜っ!

お休み取ったど〜っ!

今年の夏は先にも書いたように気づいたらそこにあり、何も計画をしないまま突入してしまったのであった。
よって計画的なお出かけは無しっ!

去年の夏に訪れた広島は、本当に穏やかでいい町であった。
原爆記念日には心の中で灯籠を流し、おたふくソースを舐めながら、お世話になった木村兄弟雑貨店さまのHPを覗いては、妄想という名のバーチャルお出かけをしつつ…つくづく夏休みというものは与えられるものではなく、自ら獲得するものなのだと実感したのであった。


と、いうわけで急遽獲得したこの休みで、三浦半島へ行ってきた。
メインはもちろん“京急油壺マリンパーク”である。

赤い電車でゴトゴトゴト。
さすが京急のお膝元。
“三浦半島1DAYきっぷ(2DAYもある)”を買えば、後はどこへだって行き放題だ。


京急線の終点三崎口から、さらに油壺行きの京急バスで15分ほどで、到着ー。
マリンパークの周りには、もちろん海以外何も無い。
そこがまた、気持ちいい。

ここで上記の“〜三浦半島きっぷ”を提示すると、入場料(大人1700円)が4割引きになる。
微々たるものと言われようが、テーマパークのここまでの割引率は聞いたことがない。
トクトク、ホクホク顔で入園した。


ハローミスターさて、園内は不安定な天気にもめげずに家族連れでにぎわっていた。
施設の全体的な雰囲気は、やはりレトロ。
水族館だけでなく、100円で動く子供の乗り物があったり、すべり台があったり、折り紙コーナーがあったり、また相模湾の海洋深層水が今イチオシらしく、そのペットボトルの販売の他「海洋深層水かき氷」に「海洋深層水うどん」など…統一感無く様々に商魂たくましいところも、地方の水族館らしくてよかった。

「♪プ・リ・キュ・ア〜。」
園内真ん中のマリンステージで、“ふたりはプリキュアショー”が行われているところも、またよろし。
色々な方法で子供達に喜んでもらおうとがんばっている姿勢を感じた。


水族館の目玉は、2階の「大回遊水槽」。
さまざまな生き物が自分を取り囲み泳いでいる姿は圧巻なのだが、その中に“シロワニ”というどう猛なサメもいるらしい…えっ、他の魚食べちゃわないの!?

ここのイルカショーは、めずらしい屋内施設。
現在は、屋内ならではの照明効果を利用した“ドルフィンホラーショー”を開催中。
屋内による天井の低さやプールの狭さをカバーする策とも思われる。
フランケンシュタインやドラキュラに仮装した飼育員さんと、ハロウィンのようなセット、そして独特の音響照明に自然と期待をかき立てられたけれども…はじまったのは普通の芸と普通の説明。少し残念だったか。
コンセプトは非常におもしろいので、もっと“ホラー”なシナリオか、演技か、演出か、もう1声何かが欲しいと思った。

“イルカプール”にいるバンドウイルカはサービス精神が旺盛なのか、わざわざ人々の覗く水面近くまで来てのんびりしたり、一転ばっしゃと水をかけてきたりと、人気を博していた。


ウザイナーこじんまりとし古めかさを感じる、都心や人気のテーマパークに比べてしまうと色々な部分で見劣りしてしまう施設であったけれど…例えば“ドルフィンホラーショー”や“プリキュアショー”の怪人に泣きながら本気で恐がる子供達がいたり、水族館の出口で一生懸命折り紙で“サメ”を折っている子供達がいたりと、その統一感の無い雑然としたところは、逆に子供達にとっては色んな楽しみを見出せる場所であるようだ。
空に太陽!目の前には海!そんな環境こそが、子供にとっては一番の楽しみなのかも。


マリンパークを後にして、お昼ご飯は潮風を感じながら三崎のまぐろと昼ビールで、ぜいたく。
どこのコンビニに行っても水着とうきわが売っていたり、水着を着た人が普通に歩いていたり、海の町に来ていることを再認識した。
最近海の方ばかり出かけているな…そろそろシティボーイ卒業かな〜。

(〈トラックバック〉●「京急油壺マリンパーク」→06・8・13『テーマパーク大好きっ♪』
●「電車で三浦」→06・8・8『海辺で乾杯♪』

南国気分じゃい

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2006/08/13

よく晴れた日にはネコを干そう

久々にずっと家でゆったりまったりした日曜日。
天気もよかったので、ネコを洗濯した。

ネコに限らず、陸上動物は水をかけられるのが苦手なようで、やはりどんな奴でもそれをイヤがるようだ。
私になついている(はずの)次男シロネコでもニュアーニュアーと悲鳴を上げ続け、私になついていない三男クロネコなどは「シャーッ!」と威嚇をし人の腿に爪をグサグサ刺す始末であった。流血…。


共に濡れようじゃないか!にゃー。そこで私がなんとなくつかんだテクニックは…ネコを後ろから抱きかかえ、自分の顔をネコの顔の横にもって行き、奴が人のこめかみを夢中で「ゾリゾ〜リ。」と舐めている間に手際よく済ませるのだ!

「ゾリゾ〜リ。」
「わしゃわしゃ。」

「ゾリゾ〜リ。」
「わしゃわしゃ。」

ピカピカ。
にゃー。

ネコってホントはガリガリやんなぁ。にゃー。

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2006/08/12

自然を目の前にしたら。

ウン十年ぶりに、夏の海へ行った。
由比ヶ浜海岸へ、半分お仕事だったので、Tシャツにジーパンスニーカー…いつもの仕事着で出かけたのであった。

特に鎌倉の海などは、お寺巡り中の息抜きなどで何度も行ったことがある。
それでも夏のシーズンだけは足を運んだことが無かったのは、やはり海で遊ぶ時のその人の多さと、海の家での浪費感である。

わざわざ暑い日に、イモのごった煮のような人出の海に行って、自分もゴロゴロとイモの一員にならなくたっていいじゃあない。
また海の家には、なんとなく汚くてご飯はマズい上にお金だけはたくさん取られて納得いかないまま1日が終わるような、そんな悪いイメージがあった。


お昼前に着いて、鎌倉駅から若宮大路をトボトボ歩く。
あまりよろしくない天気でも、やっぱり暑い。
「…海だー!」
海岸につく頃には汗だくで、すっかり海が恋しくなっていた。

お天気のせいもあって、お客さんはそれほど多くない。
近くの海の家に入る。
最近の海の家は、大手外食チェーン店が軒並み適正価格(街のお店と同じ値段で)で出店しているせいもあってか、ずいぶんとまっとうな雰囲気になっていた。
お店自体も企業や商品・雑誌とタイアップしたものが増え、キレイで、安心して利用できる気がする。


ゴキュゴキュゴキュ…海の家のテラスで、昼ビールは、ぜいたくだ。
目の前には海岸線と、水着の女の子。
頭上には太陽が。
あぁぜいたくだ、ぜいたくだ。

しかし私の下半身は、ジーパンにスニーカー。
泳ぎてぇぇぇ!
目の前に海があるのだよ!
オレは一体、何してるんだよ!
なぜ、ここまで来て…「おあずけ!」と言われたまま飼い主が買い物に出かけてしまった、そんなワンコの気分であった。


思っていたより、海、いいじゃん!楽しそうじゃん!
と、いうわけで、圧倒的な自然の魅力の前に、お仕事を忘れて悔しがっていたのであった。

由比ヶ浜でこの帽子をかぶっている女の子には優しくしたげてください

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2006/08/11

ちょっとだけ、宣伝。

先日会った友人に、
「かんげのブログ見てるけど…B級グルメの話題ばっかじゃん!」
と言われ、思いもよらず、寂しかった私。
と、いうわけで何か他の話題を探してみる。


ガンホー・オンラインエンタテイメントの運営するネットゲーム、『エミル・クロニクル・オンライン(ECO)』
この“ECO”と、大阪のTシャツ職人会社“マーズ・シックスティーン”のコラボレーションTシャツが完成。

今回私はその、“ガンホーバージョン”のTシャツをデザインさせていただいている。


どうやらこのTシャツ、「アイテムチケット」というものが同梱されていて、実際に自分が着ることができるのと同時に、ネットゲームの中で、自分のキャラクターにも同じものを着させることができるらしいのだ。
へぇ〜。

ちなみに「らしい。」とか「へぇ〜。」というのは…私があまりネットゲームに詳しくないからである。
ずいぶん前から動いていたお仕事だったけれども、はじめは会社のパソコンでゲームをやりながら、
「これは敵ですか?味方ですか?」
「これが自分ですか?自分はどうやって動かすんですか?」
と、お勉強…あはっ、ゲームが仕事になっちゃった!


と、いうわけでせっかく小苦労して完成したTシャツなのだけれども、現物は私の手元に、無い。

なんとその販売方式が、「100枚以上の予約受注が入ってはじめて生産・販売される。」というものなのである。
つまり…「100人欲しい人がいないと、つくられない(っていうかギャラが出ない!)!」ってことかーっ!ウギャァァァ!!
こ、こうなったら…
呪いかコレー!

…ウソです(↑)。
本当に欲しい人だけお買い求めください…。

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2006/08/09

つまり「惜しかった!」ってことだよね?

 長野県知事選は6日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元自民党衆院議員、村井仁氏(69)が、無所属現職の田中康夫氏(50)を破り、初当選した。田中氏は、財政再建などの実績を掲げて「改革の継続を」と訴えたが、県議会との激しい対立などが有権者の「田中離れ」を招き、3選はならなかった。村井氏に約7万8000票差をつけられる完敗で、「ヤッシーブーム」は6年で終わりを告げた。投票率は65・98%で、前回02年9月から7・8ポイントダウンした。(後略)(06・8・7『ニッカンスポーツ』

投票率の低下は、投票棄権という名の“白票”の増加という意味ではないだろうか。

あれだけのヤッシーブームを巻き起こし、圧倒的支持率で当選した元知事も、その政治信念は結構なことだが…あまりにも孤独過ぎた。
政治は1人でするものではない・できることではないことは、元知事以外全員がわかっていたことで、あれだけ彼の理念に賛同した県民達も、この6年間でそれ以上の彼の不器用さに、
「このままでは、政治は動かない。」
と、愛想を尽かしたようだ。

元知事の知事としての、そして人としての、ほんの少しのバランス感覚の欠如が大いに県民を失望させ、それが今回の結果につながったのだと思う。


白票も1つの選挙のカタチだと思うけれども…最も恐るるべきことは、このまま長野県が、またなんとなくつまらなくてわからない、かつてのような閉塞された政治の場に戻ってしまうことだ。

(〈トラックバック〉●「長野県民の選択は正しかったのか!?」→06・8・9『kobaちゃんの徒然なるままに』
●「田中知事と物書き」→06・8・8『カクレマショウ』
●「やすお・・」→06・8・8『window』

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2006/08/08

大人の情けないさまー。

路上アーティスト同じ渋谷でも専門学校等が周りに多い渋谷桜ヶ丘は、ここのところ朝に人がすごく少ない。
それはまるで違う町のようだ。
…そう、夏休み。

人は暦に従って生きているため、時としてその暦により、自分の立つ時節を実感する(させられる)ことがある。
長きにわたって夏の風物詩として私を支配していた“夏休み”が数年前からこつ然と姿を消したことによって、特にピーターパン症候群の私は、夏の到来を未だ実感できないでいる。
「まだ夏休みが来ていないから…7月入ったばかりかぁ!?」
…わかっている、わかってはいるけれども。

「夏は暑いから、身体のために、お休みしましょう。」
こんな単純で簡単なことができない私を含めた全ての大人達は、本当に生き急いでいるようで、情けない。


渋谷にひまわりは…無いだろなぁ家の近所のアスファルトには、誰かがチョークで描いた落書きがあった。
道端には銀色の日射しにぶつかっていくような、ひまわりの姿。

夜の小学校を通り過ぎると、体育館にたくさんの小学生。
みんなパジャマやジャージを着て、体育館の板の上でキャーキャー言いながら寝転んでいる。
校庭では先生がキャンプファイヤーの準備。
“校内お泊まり会かぁ”…あの子達は、今、みんな、死ぬほど楽しいのだろう。

子供達よ、大人の分まで大いに、夏休め。
大人の分まで大いに、楽しんで悲しんで喜んで怒って…だけれどやっぱり…羨ましいなぁ!
そして…自分が、情けない。


悔しいのでせめて夏気分をと、立ち寄ったもんじゃ焼き屋でかき氷を食べた。
並行して食べたので味覚がこんがらがった。

温冷温冷温冷…

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2006/08/06

クロミ様「メイド・イン・ブラック」inアキハバラ!

なぜか毎週日曜日、『おねがいマイメロディ』を見ている者としては、行かないわけにはいかないでしょう。

「この夏、クロミ様が秋葉原をジャックする!?」
“メイドinブラック”!

秋葉原のメイドカフェと、『マイメロ』のクロミ様のコラボレーションイベント。
その他にも巨大なクロミ様(着ぐるみ)が来たり、主題歌を歌う女の子が来たりと盛りだくさんなのだ!
…と、いうわけで猛暑の中、久しぶりに日曜日の秋葉原へ行くこととなった。

しかし早くも出鼻をくじかれる。
前日の夜ふかしがたたったせいか、今朝起きたのは10時…たはー『マイメロ』見逃したよ!これからそのイベントに行くのに!
…お世話になっているブログ『月夜のお茶会』さまで、復習させていただこう…。


○まずは主題歌を歌う“黒木マリナミニライブ”!

コイクルキタ!秋葉原到着ー!
会場のアソビットゲームシティ店頭に20分前に行くと、まだ人はまばら…しかしそこからわずか5分の間に突然人が増え、周囲はすごい人だかりに。
あっという間に手際よく音響機材がセッティングされ、人ごみの整理もされ、いつの間にかたくさんのメイドさんがイベント告知のうちわを配っていて、準備は整っていた。
みんな、プロフェッショナルだ。

イベント開始!
内容は、トーク→歌→ジャンケン大会。
マイメロファンの小さな子供達もいて、会場は華やかに盛り上がっていた。

私はお店の外から傍観。
グッズ売り場のレジの隙間から、クッションに隠れたり、出たり、隠れたり、出たり…する様を眺めていた。
せっかく早くからいたのだから、もっといい場所取ればよかった…。

黒木マリナさんは歌がうまく、テレビのCMで見るよりもずっと細くて背も高くて、べっぴんさんであった。


○お腹が減ったので“Jam Akihabara(ジャムアキハバラ)”へ!

クロミ様イベント限定コースターいわゆる“メイド喫茶”、初体験。
ちょっと緊張…ドキドキドキ…うす暗い地下への階段を降りて行くと、そこには間接照明の穏やかな空間が。

「思ってたより…普通だ(いい意味で)!」

いや、何を想像していたのかはわからないけれども…とにかく普通のちゃんとした喫茶店というか、喫茶店にかわいい格好をした女の子がいる、そんなお店。
思っていたよりも、その敷居は全然高くない雰囲気であった(ホッとした)。


特筆すべきは、私が行った時、お客さんの半分以上が女性であったという点だ。

店員さんが全て女性なため、確かに接客が細やかだ。
テーブルをきちんと拭いてくれたり、お水のお代わりをすぐに気付いて持ってきてくれたり、客として結構気になってしまう細かなこともしっかりしてくれる。
お店自体もキレイだし、おそらく女の子にとってはそこら辺の定食屋やラーメン屋に入るよりも、ずっとスムーズに足を運べるのだろう。

メイドカフェという存在が、秋葉原にクリーンなイメージもたらす1つの要因になる、そう思えるお店であった。


メイドカフェで昼間からビール…新境地開拓!
ご飯はもちろん“萌え萌えオムライス”(1200円)で、“クロミ耳”を付けたメイドさん(このお店では妖精さん)に、当然のごとくクロミ様とマイメロの絵を描いてもらったのであった。

結構上手でビックリ


○最後は“セガ秋葉原ギーゴ”でUFOキャッチャー

並列その昔その昔…私は“(自称)UFOキャッチャーの達人”であった。
地味な浪人生の頃、毎日のようにゲームセンターに入り浸り、UFOキャッチャーばかりやってたあの頃…そりゃお金かければ上達するわなぁ。勉強しろ!

と、いうわけでかつての栄光を回想しながら、“秋葉原近隣限定マイメロディぬいぐるみ”にチャレンジ。
最近めっきり少なくなってきている100円サイズのミニぬいぐるみ、アームもそれなりに強い設定だったのに、400円も使ってしまった。
「ブランクが…。」そんな言い訳をしながら、マイメロづくしの一日は暮れてゆくのであった。


来週は、9時30分に起きられたらイイナ!

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●「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!♪19話♪」→06・8・6『月夜のお茶会』
●「メイドinブラック」→06・8・5『+++turbo addiction+++』

萌えない!

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2006/08/05

バカばっか

きのうの仕事帰り。
ひょんなことから“小学校時代の友人”と会うことになった。

私の家は母校の学区の一番端にあるため、みんなと利用駅が異なる。
そのためもあってか、一番近くにいたはずのこのような友人達とも、いつの間にか疎遠になってしまっていた。
メールや年賀状で連絡は取りあっていたけれども、実際にあの頃遊んだ地元の街でこうして会うのは6,7年ぶりであった。


小さな頃の私達は、本当にバカであった。
イジメ
授業潰し
学級崩壊
…あぁもう、本当にバカバカ。

たかが小さな子供達によるものでも、集団になると歯止めが効かず、その分悪質だ。
今の時代であったらきっと大事…もしかしたら警察沙汰寸前のものもあったかもしれない。
話は脱線するけれども、しかしなぜかあの頃は子供も教師も親にも、お互いを尊重した不可侵な世界があり、最後の一線を超えるまでは「自分達でなんとかしろ。」と突き放す(もちろん見守ってはいる…はず)、そんな余裕があったように思える。


きのうの居酒屋に戻る。
そんなバカな昔に思いを馳せながら、目の前に座る20年来の友人達を見ていると、急激にひたいが広くなった者もいたけれど…肝心なところはみんな全然変わっていないことに気づいた。
とにかく、相変わらず、バカ。…たぶんいい意味で。

友人達の一言一言・一挙手一投足、バカな会話・バカな行動…目の前にあるあの頃と全く変わらない懐かしい光景を、“傍目で眺めながら”、色々なことを思い出していた。


そう、私は昔からやんちゃでも何でも、決して実行犯にはならない、だけれども決して傍観者にもならない、目立つ子の一歩後ろの司令塔的立場でゲラゲラ笑っている、そんな一番小ズルく一番卑怯なポジションを常にキープしていたのだった。

我が母親が、学校の先生に言われていた言葉はいつも、
「かんげ君は一部の(悪い)子達のグループに加担しそうなんです!」
であったそうだ。

しかしそれは、先生が対面よく繕っていた私にごまかされていただけであって、実は加担も何も、私はその悪い子グループの中心にどっかり座り込み、同じくバカに染まっていたのである。


イジメっ子にイジメられっ子、スポーツマンに勉強家、お調子者に真面目君、そして実行犯に計画者…小さい頃の性格やポジションは、大人になっても変わらない。

やっぱり全員、バカだった。
こうしてバカ達の夜は更けてゆく…バカバカ!

※以外とみんなが本ブログを見てくださっているということを聞き…誤解を恐れず正直に書いた次第です。バカっ!

バカは夜の街を走り廻る…変わってないな〜

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2006/08/04

ムックを待ちわびて

マイデスク(→)1年くらい前の記事…私の会社の机に“ガチャピン”が来た話だ。

1年経った今でも彼は、我がデスクのペーパーセメントの瓶の横で、けなげに微笑んでいる、のだけれども…最近彼が私にこう語りかけるようになった。

「…ねぇ、かんげ。ねぇ、ムックは?ムックはどこ?」


と、いうわけで“ガチャピン”の発売から1年経ち、ようやくメディコムトイから、「ヴァイナルコレクティブルドールズNo.74・“ムック”」が発表された。
そして気になる発売日は、

「…“2006年6月発売予定”だってさ!もうちょっと待ってて!…アレ?」

「…スマン。ムックは…ムックはなぁ…発売延期中なのだよ…。」

私も、ガチャピンも、結構もう、待ちわびている。

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2006/08/03

ヒーロー

私は格闘技はプロレス専門なので、この間まで、
「亀田がテレビで歌ってる〜!?」
と思っていたらエグザイルの人だった、程度しかボクシングは分からない。

しかしこれだけは言えることは、スポーツ選手やTVタレント等、何の世界にせよそれを育てるのは“ファン”、そして“時”であるということだ。
長くして応援してきたファンの思いが、そしてファンと共に共有してきたその人の人生の重さが、彼らをやがて「ヒーロー」や「スター」に昇華させるのだ。


アントニオ猪木が燃える闘魂なのは…力道山門下生時代があり、ずっと抱いていた馬場へのジェラシーがあり、アリ戦などの様々な異種格闘技戦があり、強さの追求があり、政治家への挑戦があり…そこに様々な感情様々な思いがあったからである。
新庄剛志がスーパースターなのは…阪神のプリンス時代があり、多額の年俸を蹴ったほどのアメリカへの夢があり、そこでの苦労があり、やがて生まれた日本球界への愛情があり、パ・リーグ北海道への思いがあり…そこに様々な感情様々な思いがあったからである。


それは決して一朝一夕に生まれたりつくられたり、
「ハイ!今日から彼がみんなのスター!今日からちゃんと応援するようにねっ。」
と転校生風に与えられるものでもない。

ましてや、マスコミ等によって意図的につくられるものでもない。


負けることを許されないその姿、過剰なまでにパフォーマンスをするその姿、すでにつけられた「カリスマ」との肩書き、そして例の“疑惑の判定”が、もし何か他の大きな力によるものだとしたら…これは亀田にとってマイナスの何物でもない。

彼はまだまだ若く、これからの選手。
今、「ヒーロー」や「スター」になれるわけがないのだ。

負けて這いつくばってもいい。
勝って勝って、勝ち続けたっていい。
ただそこに欲しいのは、つくられたものではない、ファンが共感共有できる、彼の本当の、姿や心。

すでに多くのファンがいる彼の素質は、やがて必ず、時が証明してくれる。
だからそれまでなるべく、余計な横やりは入れて欲しくないものだ。

 10代の世界チャンピオン誕生に高い関心が集まった、2日夜の横浜アリーナ(横浜市)。プロボクシングの世界ライトフライ級王座決定戦で、亀田興毅選手(19)がフアン・ランダエタ選手(27)を判定で下したが、ファンが歓喜に包まれた一方で、「次はすっきりと勝ってほしい」などと、新チャンピオンへの厳しい注文も聞かれた。
 亀田選手の判定勝ちが決まった直後、読売新聞にも、多くの読者から、すっきりとしない試合の結末に不満を寄せる意見が多く寄せられた。
 自らもボクシング経験があるという千葉県柏市の男性(55)は、「日本人王者が出て欲しいとは思っていたが、露骨な判定だったのでは」と指摘した。(06・8・3『読売新聞』

(〈トラックバック〉●「大人は皆汚い?」→06・8・3『☆★fujicoの裏側★☆』
●「アホの効能 亀田興殻の場合」→06・8・3『元気のもと 水亥ワカナ』
●「これはダメだよ・・・。」→06・8・2『優しい時間』

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2006/08/02

ついに頂点!『プロ野球スピリッツ2』の日々。

ついに日本シリーズに突入した“オレ阪神”。
福岡で行われた開幕2戦を勝利し、意気揚々と甲子園へ戻ったものの…そこからまさかの2連敗。
しかし3連戦の最終日をなんとか勝利し王手にし、戦いの場は再び福岡へ変わるのであった。

勝った試合負けた試合共に、“クリーンナップが打てば勝つ”。
そんな野球の定説通りの好試合。
やっぱりこのゲーム、リアル。


○〈第6戦:福岡/先発:井川×斉藤/3×0・○〉
5回5番桧山の犠牲フライで斉藤から得点。
投げては井川が気迫の完封!

9回ウラ2アウトながら、ランナーは1,2塁。
バッターは、1番大村
緊張で震える指で投げた井川の5球目ストレートは、サードゴロ。
今岡取って、ファースト桧山へ…3アウト!
と、いうわけで日本一だーっ!

その瞬間、マウンドに駆け寄る選手達…そして岡田監督の胴上げが始まった!
ううっ。選手個々はリアルなのだけれども、その数が圧倒的に少ないのであまりリアルじゃないー。


このシーズン、井川金本、そして桧山の能力の高さに助けられた。
井川はシーズン終盤にケガで登板していないにもかかわらず、脱三振王。
金本は首位打者(4割超)+打点王の2冠。“3割30本30盗塁”も当然のごとく達成。
桧山も特殊能力の「固め打ち」が効き4割打者であった。

こうしてダラダラと1年以上もかけて続けていた“オレ阪神”とも、今日でお別れ。
最後はちょっと充実感があった。
そして今年1年の野球の終わりの時…そんな寂しさもまた、リアルだった。


帰りはもちろん、買って帰りましたよ。
PS2ソフト『プロ野球スピリッツ3』
早っ!

オークションで攻略本まで買ってしまいました…早っ!

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2006/08/01

ビックリプロ野球

ロッテより“ビックリマンチョコ「プロ野球2006シール」”が発売中。
あの一世を風靡した“ビックリマンチョコ”と、プロ野球のコラボ…これはもう、買うしかない!
と、買ってみた。

アニキ!
谷!
俊介!
岩隈!

おぉ~みんな金色の“天使カラー”!
主力選手ばかり当っちゃったよ!

と、思ったら、パッケージに「全24種」の文字が。
…計算上1球団2人…こんなものだったか。


往年のビックリマンシールの世界観を継いで、「天使」と「悪魔」と「お守り」に分かれていたり、キラキラのレアシールがあったりするわけではないようだ。
シールの裏面も普通に選手名と所属球団・他出身校などのデータが載っているだけで、少し寂しい。

せっかく“ビックリマン”で、イラストも懐かしいものなのだから…
「アニキ金本:タイガースを牽引するアニキの、強靱な身体は実はサイボーグだった!?日々の細やかなメンテナンスによって維持されている、その鉄腕からくり出されるホームランは芸術品!今年も藤本をイジメ倒すぜ!」

なんてあること無いこと書いてあったら、もうちょっとらしくなるはずなのだけれどもなぁ。

第2弾、あるよね?

(〈トラックバック〉●「@ビックリマン/プロ野球チョコ」→06・8・1『Kekachi日記♪-夏、暑過ぎ「浜松では38℃を記録」編 -』
●「ビックリマンプロ野球チョコ&ガムを食べてみる」→06・7・31『そこはかとない生活』
●「ビックリマンチョコ プロ野球バージョン」→06・7・31『Delicious Life』

往年を彷彿

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