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2006/06/16

都市伝説ジャンプ

多くの人々が揃って口にするものの、その確証は今だに無い、そんな“都市伝説”のような言い伝えがここに1つ…

(週刊少年)ジャンプの掲載順は、人気順。」
物心ついた時からの言い伝えである。


そんなジャンプに連載中の、森田まさのり『べしゃり暮らし』が非常におもしろい。

今までのマンガ(家)には無かった、“笑い”と“お笑い芸人”をテーマにしたそれは新鮮で、作者の緻密な絵や世界観はリアル。
そして何より、彼がとても“お笑い”が好きで、それを高貴なものとしてとらえていることが、全編から伝わってくる。

笑いというナマモノの素材を、20年もマンガ家をやっている大御所が扱うのは無理があるかと思いきや…森田まさのりが扱う笑いは、古典的(圭右)なものから今風(辻本)のものまでしっかりと、幅広い。
彼はすごく若いか、頭の柔らかい人なのだなと、思う。

作品中、るみねのステージで“SHIZU-JUN”の漫才を目の当たりにした時の子安の台詞、
「うわー…本気で漫才だ…」
「本気で」という、「程度や格の高い」の意味で使用する若者言葉(おそらく)を当たり前に使うようなところからも、そう感じるのである。


一言のおもしろい言葉が生まれたとする。
普通ならばその言葉は音として直接脳髄に届き、笑いを生じさせるところなのだけれども…マンガになると文字という媒体をイヤでも通してしまうため、そこに大きな不利が生じてしまう。
読み手のタイミングのズレであったり、一瞬のタイムロスによる“考える時間”や“冷め”であったり。
笑いにも種類や価値観が人によって様々あるため、その影響を受けやすいのだ。

『べしゃり暮しは』“お笑い芸人”をテーマにした人間模様のマンガであるけれども、その核である“笑い”がダメであったらこの作品は、崩壊してしまうと思う。
しかしそうありながらもこのマンガからは、それを感じさせないほどのパワーというか、情熱みたいなものが感じられて、ページをめくる手が早まり、久々に週刊連載のマンガに、
「来週が待ち遠しい!」
と思わされているのである。


と、ここで、この記事の最初に戻る。

難しい素材に挑戦しているためか、賛否両論あるのだろうか。
この『べしゃり暮らし』、ジャンプ最新号では一番最後尾に掲載されているのだっ!
“都市伝説”が本当ならば…あんなにおもしろいのになぜー!?

連載中の物語は今1つの山場を迎えようとしている。
これが一区切り着いたら連載終了では、あまりにも寂しい。
圭右と辻本の笑い…というか、森田まさのりの笑いが、私はもっと見たいのである!

(〈トラックバック〉●「べしゃり暮らし 26話 「オートマティック」」→06・6・14『清濁併せ呑む』

コミックス『べしゃり暮らし』2巻

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コメント

トラックバックありがとうございます。
あらためて、はじめまして、えいりえです。
べしゃりを応援する人が一人でも増えて欲しく、掲載順位が上の方になることを、願って止まないところです。取材休載が多かった故の、最後尾と思いたいところですね。

投稿: えいりえ | 2006/06/16 20:34

えいりえさま、こんばんはっ!

う~ん…やっぱり掲載順はアノ順なんでしょうね…う~ん、なんででしょうねぇ…う~ん…う~ん。
まだ週のはじまりですが、もう来週が待ち遠しくてしょうがないですね~う~ん…。

投稿: かんげ | 2006/06/18 22:27

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