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2006年6月の記事

2006/06/30

鉄人の復活を待つ(腫瘍より準のほうが手強くシブトイハズだ!)

 “ノアの鉄人”小橋建太(39)が腎腫瘍(しゅよう)摘出手術のため、次期シリーズ(7月1日・ディファ有明で開幕)を欠場することが29日、発表された。
 精密検査の結果、早期発見だが、悪性腫瘍の疑いもあるという。小橋の欠場に伴い、7月16日の日本武道館大会で予定されていた高山善廣(39)とのタッグ戦も変更される公算が大だ。
 現在、自宅療養中の小橋は文書で心境をつづった。「あまりに突然のことで今の心境をうまく言葉にすることができません。試合には出られませんが、皆さんからのご声援を励みに、治ると信じて病気と戦っていきたいと思います」。(06・6・30『デイリースポーツonline』

ジャンボ鶴田は文字通り怪物で、その体格、その存在、運動神経、潜在能力…私はやはり、彼は“世界イチ最強の男”であったと、昔も今も信じている。

もし今の時代に鶴田がいたら、
「何?総合って?こんな試合でお客さん満足できるの?」
なんて言いながら、ヒョードルをボッコボコにしていたことだろう…そう本気で思っている。

そんな最強の男が、内蔵疾患により全日本プロレスの第一線から退いた時には、本当にショックだった。
「最強の人間も、病気には勝てないのか…。」と。


そんな最強の遺伝子を継ぐ小橋の、まさに寝耳に水のこのニュース…本当にショックである。あぁもう落ち込みそう。もう落ち込んでいる。
高山の復帰戦、奪ったばかりのGHCタッグ、そして秋山戦…健介や小島、川田、永田、サップはどうなったんだ…他団体の選手とだって…プロレスの夢は尽きないのに、プロレスの神様はまたあの時のように、私達の夢を1つ奪ってしまうのかと、腹立たしくさえ思ってしまう。

でも、分かっている。
プロレスラーの本当の“強さ”とは、相手を叩きのめす強さでは決してなく、倒れてもつまずいてもまた立ち上がってくる、そんな強靱な“強さ”であり、現に小橋はもう何度も、重なるケガによる引退の淵から復活してきたのだから…。

「鉄人」小橋の再度の復活を、待つ。
小橋は最強なんだから!

(〈トラックバック〉●「小橋さん」→06・6・30『コジログ』
●「小橋選手復活へ・・・」→06・6・30『猫日和』
●「小橋ぃ!頑張れ!」→06・6・30『るをさんはこう思ったらしい』
●「小橋、復帰を切に願う・・・」→06・6・30『風の吹くまま気の向くまま』

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2006/06/29

自転

はぁ…

憂鬱…

だって注射が痛いんだもの…。


と、いうわけで、今日は“健康診断”。
いつものクセでコンビニで朝ご飯を買い、会社の机に座ってそれを思い出した。

一度“食べる準備”をしてしまった胃は、グーグー悲鳴を上げていたけれども…泣く泣くガマンをしたのであった。


さて。健康診断スタート。
身長体重聴力視力、眼底検査、レントゲン、心電図、問診、そして…採血。

やっぱり注射は痛かった。
自分の肉体に、異物が、それも金属が、針が、刺さっているのですよ!
痛くないわけないじゃないですか!!

看護婦さんのおでこを凝視して、なんとか気を紛らわせた。


昨年受けなかった胃の検査も受けた。
そうそう。“バリウム”。

「はいは〜い、全部!ググっと一気に!味あわないで!飲み干してくださいね!ソラソラソラ!」

せかされるように、絶対人体に害であろう、石こうみたいなドロドロした液体を飲み干す。
これがメロン味だったらおいしくいただけるのに…。

あんまり回らされるものだから、高速回転してやった!自分の乗った台がグルグル回るのは、まるで遊園地のようでおもしろい。
しかし、早口で何と言っているか分かり辛い先生に、
「胃液が多いですねっ!その場で回りましょう、ハイ、ハイ、ハイっ!」

と、3回も4回もその場で回転させられた。
結局、台よりも自分の力で回ることのほうが多く、ヘトヘトになってしまったのであった。
(おまけにお腹が、夜になってもめっぽう痛い。やっぱりあの飲んだものは石こうだ。)


帰りはがんばった自分へのごほうび。
おいしいトンカツ定食をお腹いっぱい食べて、仕事に戻った。

健康とは、何かをガマンして、得るものなのか。
うーん、わからない。

新橋「とんかつ末吉」…紙ナプキンがかわいかった

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2006/06/28

控えたい今日のおやつ

最近、ますます口が動いていないと手が動かなくなってしまった。
まるでゼンマイ仕掛けのおもちゃのように、アゴから太〜いパーツが伸びて、それが右手と、そしてあれこれと考えるところの歯車を噛み、動かしているかのような感覚になる。

〈今日のおやつ〉
○山イチゴの乗ったムースケーキ×1つ
○ミカワヤのエビみりん焼き×1袋
サンクスのメープルシュガーラスク×1袋
サンクスのグレープフルーツマシュマロ×1袋
○北海道土産でいただいた、うにせんべい×1包
○かむかむ梅×半ボトル
○キシリッシュ梅ブロッサム×1本
カロリーメイトチョコレート味×1包

甘いものを食べると、次はしょっぱいもの、そうしたらまた甘いもの、と際限なく口は欲すのだ。


会社の同期は来る健康診断のために、まるで孫先生のごとくどこへ行くにも“黒烏龍茶”(結構効き目があるらしい)を持ち歩き、そして夕飯の量を減らしているそうだ。

「健康診断のためって…試験前の高校生かよ!」
と、一夜漬け風行為にそう思ったけれども、何でも彼はすでに10kg近くのダイエットに成功しているのだとか。

私も去年の健康診断で下された、「高血圧っぽい」を撤回しないといけないので、気を遣わなければいけないのだけれども…口が動かないと仕事にならないしなぁ。
あっ、この歯車を取り除くべきなのか。

食べちゃったまた

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2006/06/27

エロ

渋谷の駅に横並びに貼ってあった、雑誌『Happie Nuts』のポスターに大きく、

「リゾートvsエロ」
の文字が。

「リゾートエロ、リゾートエロ、リゾートエロ…ふがっ。」


かつては“エロテロリスト”インリン様にのみ許されていたこの言葉も、今や街中に氾濫し、すでに時代遅れというか…何となく“使うと恥ずかしい言葉”になってしまったような感がある。


そう。今、「エロ」を、何にくっ付けても、おもしろくなる!

エロみすぼらしい。
ハイキングエロ。
エロ球技大会。
南武線エロ。
エロ元住吉ブレーメン商店街

…うーん、エロいか?

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2006/06/25

かわいすぎて。

学芸大学“tray”、「『ミロとチャチャのふわっふわっ』出版記念・寺田順三挿絵展」に行ってきた。

網点の荒い風…っていうの?
今となっては作者独特の、懐かしく、カラフルで、まるで古いヨーロッパのマッチラベルのような、そんなレトロポップでかわいいイラスト達。

「かーぁいくて…たまらん!」
飾られている1つ1つの額の中が、まるでおもちゃ箱のような、そんな雰囲気であった。


trayでは、グッズの販売もしている。
絵の下には、作家による手づくりのぬいぐるみたちが。

「こんにちは。私のこと、買って?」
「おーい。買って行ってくれよー。」

働き者のブタコに、高いところが苦手のパンダ、寒いのが嫌いなペンギン…目の前に立体となって存在する、絵本のキャラクター達の目が、こう訴えているような気がする。

ぬいぐるみはなぁ…それにもう結構いるしなぁ…ごめんよぉ…ごめんよぉぉぉ…あぁ辛かった。

『ミロとチャチャのふわっふわっ』出版記念・寺田順三挿絵展

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2006/06/24

稔いいなー。

久々にテレビ朝日『ワールドプロレスリング』を見た。
タイガーマスク×稔による、“ベスト・オブ・スーパージュニア優勝決定戦”。

スーパージュニアの決勝戦が後楽園ホールというのは少し寂しい気がしたけれども、しかしテレビで見る限り会場は大盛り上がり!
最近の新日本ではとんと見ていなかった圧巻の光景であった。

稔もタイガーも生え抜きではないけれども、2人とも何よりも“新日ジュニア”に誇りを持っているのだなと、そして世代は確実に交代しているのだなということを、実感させられた。
稔、あっぱれ!
結構明るいじゃん、新日本の未来!


今ジュニアは、ノアにしろ全日本にしろZERO-1にしろ、そしてインディーズも含めて、非常にそれぞれが団体の個性を出して、どこも盛り上がっている。

今こそ、あの両国で開催された伝説の“スーパーJカップ”のように、団体の枠を超えた交流戦が実現しないかな…ハヤブサの帰国、初めて見るTAKAみちのく、そしてライガーの敗退…どれもが強烈に残っている、あの頃のような史上最高の興行を!

(〈トラックバック〉●「稔稔 」→06・6・26『初代こめんと職人の部屋 blogosphere』
●「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr、に思うこと 」→06・6・20『ぞのごと』
●「大熱狂後楽園ホール。稔、歓喜の初優勝#118」→06・6・19『NJPW LOVE style』

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2006/06/23

夏といえバー

夏といえば、なんでしょう。
水着?スイカ?花火?盆踊り?
燃え上がる恋?
それともアブラセミ?ダースベイダー

いやいやいやいや…一口かじればなぜだか強く郷愁感をさそう、甘くておいしくて、ひんやり冷たい、最高の夏の風物詩があるじゃない。

“井村屋のあずきバー”


今日は梅雨の中日で暑かったので、燃えたぎる夏を先取り。
小さい頃、暑い暑い縁側で、遠くの空を見ながら食べたそれとは、大きさがかなり違うけれど…でもあの味とあの固さは変わっていない気がする。

今はゆっくり味わって食べていられるけれど、夏本番の太陽は、鋼鉄のように固ーいあずきバーさえあっという間に溶かしてしまう。

「溶ける前に!」と急いで食べない、今日のあずきバーは、やっぱりちょっと物足りなかった。
早く梅雨、明けないかな。

ビル並みに高いあずきバー

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2006/06/22

小汚いファッションリーダー

夕方、お昼ご飯と散歩をかねて、渋谷桜丘をフラフラしていると…突然、10人弱はいる高校生くらいの若者の集団に囲まれた。

「これはままままさか“オヤジ狩り”…つつつついに私もオヤジになってしまったのかっ…っていうかここここれは一大事だ!」

と、抑え切れぬ動悸を隠しつつ、一生懸命に逃げる計算を目論んでいると…1人の少年が私に詰め寄り、こう言ったのであった。

「この辺でぇー、服ぅー売ってる店、ありますか?」

音声学をかじっておきながらすっかり忘却の彼方である、そんなお恥ずかしい私にだって分かる、明らかに関東圏ではない地方のイントネーション…あぁなんだ。渋谷に遊びに来てる子達だったのか…ドッキドキして損した。


と、いうわけで「ここはご覧の通り飲み屋ばかりなので…適当にまっすぐ歩いて代官山に行きたまえ!」と教授し、太陽は何事もなく沈んで行くのであった。

少年達はみな、ストリート系の雑誌に出てくるようなファッショナブルな子達であったのに…なぜ道行く人々の中から私のような小汚い男を選んだのか…あぁこの、ただの古くて汚いジャージが、“ビンテージ”に見えたのかな…。

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2006/06/21

差し戻し

 山口県光市のアパートで99年、会社員本村洋さん(30)の妻子が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた男性被告(25=事件当時18)の上告審判決で、最高裁第3小法廷は20日、無期懲役の2審広島高裁判決を破棄、審理を広島高裁に差し戻した。
 浜田邦夫裁判長(退官=上田豊三裁判長代読)は「2審が死刑を選択しなかったことに十分な理由はない。責任は誠に重大で、特に酌むべき事情がない限り死刑を選択するほかない」との判断を示した。差し戻し審で被告に死刑が言い渡される公算が大きくなった。
 2審無期懲役を不服として検察側が上告した事件で、最高裁が2審判決を破棄したのは、連続射殺事件の永山則夫元死刑囚(97年執行)、強盗殺人事件で服役して仮釈放中に同様の事件を起こしたとされる被告(2度目の上告中)に続いて3件目。(06・6・20『nikkansports.com』

たくさんの真面目に生きる人達の中で…こうして考えるのも不快な最低の犯罪を犯した被告が、被害者遺族の要望通り極刑を受ける(公算が高くなった)という動きは、ごくごくまっとうなもので、まともに司法が動き出したような気がする。

しかし、ここまでに事件が起きてから7年もの歳月がかかってしまっているのは、いかがなものだろうか。
日本の裁判制度や比較すべきものもわからず、ただ無知な私ではあるけれども、さすがに1つの事件の裁判にこれだけの長い時間を要す現状の制度は、おかしいと思わずにいられない。


時間だけではない。
裁判にはお金もかかる。
そして何よりその事件が重ければ重いほど、関係者の心労は重なるばかりである。

上記の件の本村さんが、マスコミのインタビューを受けているのを見る度に、真っ赤な他人であるにも関わらず、見ていられないほど辛くなる。
彼に心の平穏は訪れるのだろうか。
少なくともこの裁判が一段落着かなければ、それは来ない気がするのだ。


多くの人々の思惑が交差するものが裁判であり、司法として慎重にその裁判を下す必要があるのもわかっているけれども、家族の命を奪われた人物が、その裁判を、自分の命を削って行っているのは、何か腑に落ちない。

(〈トラックバック〉●「昨日の光市〜」→06・6・22『本当のところどうなのよ?』
●「山口母子殺害*未成年の死刑問う判決(6月22日)」→06・6・22『雑な日記』
●「光市母子殺害事件。。」→06・6・21『!!叫びたい衝動!!』

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2006/06/19

にわか

昨日のテレビ朝日系列で放送された、『ワールドカップ・日本×クロアチア戦』。
「絶対勝たねばならない試合」と位置付けられながらも、0ー0のまま、無情にも試合終了の笛…。

テレビの画面にはちょうど、現地スタジアムで祈るように応援していた若い日本人の女性が写っていたのだけれど…その笛の音を聞いた瞬間、彼女はなぜか“歓喜の声”をあげていた。

「勝たねばならない試合」で最終的に、「負けなくてよかった。」とサポーターに思わせるほど、テレビで見るよりもずっとそこには圧倒的な差があったのかもしれない。


昨日も、テレビの向こうにはまさしく老若男女、たくさんの日本人がいた。
その誰もが青いユニフォームを着て、必死に大声を出していた。

何にせよそうであるけれども、例えばあるスポーツ…サッカーが有名に・人気になり、裾野が広がれば広がるほど、同時に、ある言葉が生まれる。

…あのスタジアムにいた日本人の、はたして何割が、代表選手全員の名前を知っているのだろうか。
はたして何割が、普段にJリーグをも見たことがある人なのだろうか。

「中途半端な知識と熱意で応援しに行やがって…この“にわかファン”どもめがーっ!」

気持は多分に理解できるこの言葉、ではあるけれども、これは古くからのファンが使うただの“差別用語”である。


だってよく考えて。
仕事や学校までもを休んで、わざわざ高いお金を払ってまで、ドイツに応援に行く、その行為。

日本を見渡してもそうである。
あしたのことも考えずに、青く着込んで、お酒とサッカー中継を求め繁華街をさまよい歩く、その行為。
あれだけ憂鬱な日曜日の夜中に、テレビの前にかじり付いて絶叫している、その行為。
あしたは朝早いと言いながら、各局のスポーツニュースをチェックしないと寝られないでいる、その行為。

どれもそれだけで立派な“イチファン”の行為である(他人に迷惑かけてしまう奴は、にわかファンでもなくて、ただの犯罪者よ)。


ちなみに本当の“にわかファン”というのは…これだけブログで語っておきながら、きのうは『世界遺産』のチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅でしみじみし、『ガキの使いやあらへんで』の「ハイテンション総集編」でゲラゲラ笑っていた、私みたいな人物のことを言うのだ。
ほほほ~い。

 W杯日本−クロアチア戦の中継(テレビ朝日系、18日午後9時35分から)の平均視聴率は、関東地区で52・7%、関西地区で48・9%だったことが19日、ビデオリサーチの調査で分かった。(後略)(06・6・19『nikkansports.com』

(〈トラックバック〉●「にわかサッカー」→06・6・19『だいふくの山なりキャッチボール講座』
●「なんとか、引き分け」→06・6・19『ポッカリなゴミ箱』
●「サッカー熱 」→06・6・19『考え中』

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2006/06/16

都市伝説ジャンプ

多くの人々が揃って口にするものの、その確証は今だに無い、そんな“都市伝説”のような言い伝えがここに1つ…

(週刊少年)ジャンプの掲載順は、人気順。」
物心ついた時からの言い伝えである。


そんなジャンプに連載中の、森田まさのり『べしゃり暮らし』が非常におもしろい。

今までのマンガ(家)には無かった、“笑い”と“お笑い芸人”をテーマにしたそれは新鮮で、作者の緻密な絵や世界観はリアル。
そして何より、彼がとても“お笑い”が好きで、それを高貴なものとしてとらえていることが、全編から伝わってくる。

笑いというナマモノの素材を、20年もマンガ家をやっている大御所が扱うのは無理があるかと思いきや…森田まさのりが扱う笑いは、古典的(圭右)なものから今風(辻本)のものまでしっかりと、幅広い。
彼はすごく若いか、頭の柔らかい人なのだなと、思う。

作品中、るみねのステージで“SHIZU-JUN”の漫才を目の当たりにした時の子安の台詞、
「うわー…本気で漫才だ…」
「本気で」という、「程度や格の高い」の意味で使用する若者言葉(おそらく)を当たり前に使うようなところからも、そう感じるのである。


一言のおもしろい言葉が生まれたとする。
普通ならばその言葉は音として直接脳髄に届き、笑いを生じさせるところなのだけれども…マンガになると文字という媒体をイヤでも通してしまうため、そこに大きな不利が生じてしまう。
読み手のタイミングのズレであったり、一瞬のタイムロスによる“考える時間”や“冷め”であったり。
笑いにも種類や価値観が人によって様々あるため、その影響を受けやすいのだ。

『べしゃり暮しは』“お笑い芸人”をテーマにした人間模様のマンガであるけれども、その核である“笑い”がダメであったらこの作品は、崩壊してしまうと思う。
しかしそうありながらもこのマンガからは、それを感じさせないほどのパワーというか、情熱みたいなものが感じられて、ページをめくる手が早まり、久々に週刊連載のマンガに、
「来週が待ち遠しい!」
と思わされているのである。


と、ここで、この記事の最初に戻る。

難しい素材に挑戦しているためか、賛否両論あるのだろうか。
この『べしゃり暮らし』、ジャンプ最新号では一番最後尾に掲載されているのだっ!
“都市伝説”が本当ならば…あんなにおもしろいのになぜー!?

連載中の物語は今1つの山場を迎えようとしている。
これが一区切り着いたら連載終了では、あまりにも寂しい。
圭右と辻本の笑い…というか、森田まさのりの笑いが、私はもっと見たいのである!

(〈トラックバック〉●「べしゃり暮らし 26話 「オートマティック」」→06・6・14『清濁併せ呑む』

コミックス『べしゃり暮らし』2巻

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2006/06/15

自由だからこそ、雄弁

本日最終日“銀座ガーディアン・ガーデン”『石田徹也追悼展・「漂う人」』へ行ってきた。

芸術家やデザイナーの名前などほとんど知らない私が、この作品展を知ったのは、以前何かのテレビで一瞬だけ流れた彼の作品が、強烈に私の頭の中に残っていたからだった。

灰色の空の下、飛べなくなった飛行機と一体化する、スーツ姿の若い男性。
喪服姿の家族に見取られながら、分解され段ボール箱に収納される男性。
…意味や意図は全くわからないけれど、奇妙で、印象的なものであった。


と、いうわけで、作者も名前も知らなかった、だけれど脳髄にはしっかり貼り付いている作品に、今日ようやく出会えたのであった。

会場内の全ての作品が1メートル以上の大きなものであり、その中にあった実際の、木製パネルにそのまま描かれ、カバーも何もされていない剥き出しの作品達は、私の記憶にあったもの以上の迫力があった。


その絵その絵の、完全なる意味や意図は、やはり理解し難い。
だって本当のそれは、作者の中にだけあって、そして彼は昨年、31歳の若さで急逝したというのだから…。

しかし1枚の大きな大きな絵を目の前にしているだけで、色々なストーリーが勝手に浮かんでくる…何かから感じること・考えることは無限で、だからこそ何もかもは、おもしろいのだ。
まさに彼曰く、「絵は見る人の自由」である。

目の前の絵は、とても雄弁であった。

(〈トラックバック〉●「石田徹也追悼展」→06・6・9『tomo diary』
●「石田徹也展」→06・6・7『Illustrator 2.0』

石田徹也追悼展・「漂う人」

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2006/06/14

踏ん張れ久保田

 杜の都・仙台に悲鳴が上がった。延長十回。阪神・久保田智之投手(25)が、楽天・沖原にサヨナラ打を浴びた。先発の井川慶投手(26)がヨレヨレの6回5失点。JFKもリードを守りきれず、まさかの敗戦。
 前夜のジーコJAPANショックを払しょくできず、岡田阪神も2位に転落した。(後略)(06・6・13『デイリースポーツonline』

中日相手の時は関川を起用したり、昨日は沖原であったり、野村監督は情に訴えかける野球をする。
これが彼の言うところの“弱者の野球”というやつの片鱗なのだろうか。
悔しい負けであるけれども、悔しくない、そんな複雑な気持である。


世の中には、期待をされればされるほどいい結果を残す人と、その逆の立場でこそ実力を発揮する人がいる。
前者はそのために言動が目立ち、後者はそのために寡黙で黙々と仕事をこなす。


タイガースの今や立派な守りの要、“JFK”でいうと…前者が球児で、後者が久保田になるだろう。

中継ぎ投手の地位向上を目指し、敵だけではなく時には球団とも戦う姿勢を見せる、チームとプロ野球会を牽引する球児。
クローザーとされながらも時には同点のマウンドや、時にはロングリリーフと、与えられた仕事に一言も文句を言わず、投げ続ける久保田

最近の彼の不調は、上記のような不安定な器用と、そこに生じる大きなプレッシャーによるものなのかもしれない。
もちろんプロである以上結果が全てであり、プレッシャーや困難な状況にも打ち勝つ精神性こそが必要なのだけれども…今のままでは、やはりかわいそうだ。
まるでいつでもどこでも合コンの幹事をさせられている、“都合のいい男”のようである。


昨年のペナント覇者であるけれども、タイガースは決して王者ではない。
今再び挑戦者の気持で、久保田には余計なことを何も考えずに、ただガムシャラに投げ込んでもらいたい。
そしてその環境を、監督は整えてあげて欲しい。

彼の復活こそが、本当の王者への道のりが、開ける時なのだから。

(〈トラックバック〉●「やのっち!」→06・6・14『虎キチガール』
●「久保田はこのままだと12敗~13敗の計算になる」→06・6・14『阪神にハートをこめて』
●「エースで勝てない」→06・6・13『阪神タイガースをこよなく愛する会』

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2006/06/13

激☆素人が語る2006ワールドカップ

昨日。
オーストラリア勢の高さよりも、どちらかといえば今岡が完全復活したのかが気になる、そんなこれ以上ない激☆サッカー素人は、渋谷が“青き津波”に巻き込まれる前にさっさと帰ろうと、家路を急いでいた。
記念としてその盛り上がりをカメラにおさめようかとも思ったけれど、そこまでの元気はなかったのである。


普段20時台の下り電車は、18~19時・21時台に比べると、格段に空いている。

なのに今日はすごい人!
しかもおじさんばっかり!
車内はいわゆる“加齢臭”でいっぱいであった。

若者達は青い服を着て、上り電車に乗る。
おじさん達はいつもの服を脱ぐために、下り電車に乗る。
そのどちらもキックオフの時間を目指して動いていることには、間違いない。

普段家に帰るのが遅いお父さん達を、こぞって家に帰してしまう、そんなワールドカップの影響力を実感した。
“ワールドカップで家庭円満効果”、なんて。


さて。そんな私がうっすらとテレビを見て、誤解を恐れず発言する、ワールドカップ日本×オーストラリア戦の感想は…

川口だけ凄ぇ。」
であった。

それとみんな、疲れたら休憩しろ!
さすがに、選手が勝手に交代できないのは知っているけれども。

オーストラリアって国は、サッカーも野球も、ダークホース的に強いなぁと思った。


何にせよ、このまま終わってしまうのはあまりにもあっけないし、誰かの描いていたストーリー通りのようなカンジがして、つまらない。

何となく日本中を支配している、「もうダメ」感。
それを再び、「もしかしたら…!」に変えて欲しい。

 <1次リーグ:オーストラリア3-1日本>◇12日◇F組◇カイザースラウテルン
 信じられない光景が繰り広げられた。パワー勝負を仕掛けてくるオーストラリアの波状攻撃を終盤まで抑えながら後半39、44分、ロスタイム…。残り6分を切った時間帯でまさかの3連続失点。次々とゴールネットを揺らされた。最後の最後でジーコジャパンの3バックが崩壊した。3度目のW杯で日本が世界の厳しさを突きつけられた。(後略)(06・6・13『ニッカンスポーツ』

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2006/06/11

贅沢な一日

会社の上司の所属する、東京シティコンサートブラスの定期演奏会に、府中の森芸術劇場まで行ってきた。

あいにくの雨。
しかしそれでもたくさんの人が詰め掛けていた。


ブラスバンドやオーケストラの演奏会に行くたびに必ず思うことは、
「自分は今、贅沢な時間を過ごしてるなぁ…。」
ということである。

目の前のステージに立つ何十人もの人達は、今日のこの瞬間のために、何十日何百日も前から練習し、今たった1つの音楽を奏でている。
そしてそれを自分が目の当たりにしているということ、自分のためにたくさんの人が目の前で動いているということは、すごくすごく幸せなことだと感じるのである。


また、ゲストで参加していた世界的ソプラノコルネット奏者、アラン・ウィッチャリーによる音色は、素人の私でもわかるくらい美しく響き渡るもので、感動した。

今日は五感の中で耳ばかりを使った、とても贅沢な一日であった。

ジャジャ~ン♪

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2006/06/10

北東京はいいところ(遠いけれど)

リス…?早稲田から都電に乗って、“あらかわ遊園”を目指す。

休日の昼下がり、のんびり都電に揺られガタゴトガタゴト…と思ったら、そうはいかず。
大塚くらいからどっとお客さんは増え、車内はスシ詰め状態。
時には運転手さんが乗車拒否するほどの混雑であった。
都電観光は、平日に!


観覧車もあるよ!さて。ほうほうの体で辿り着いた“あらかわ遊園”
規模は小さいけれど立派な荒川区立の遊園地(入園料大人200円・小中学生100円)である。
ちゃんとキャラクターもいる。
リス…?背の高い、とことん微妙なキャラクター…。

園内は小さな子供を連れた家族連れでいっぱいであった。
メリーゴーランドに乗る子供達の笑顔や、アイスを買ってもらえなくて泣き叫ぶ顔を見ていると…小さい子にとっての遊ぶ場所は、家族がいればその規模や場所なんてどうだっていいことがわかる。
これが場所を選ぶようになると…パパママはその時、我が子の成長を感じるのだろうなと思う。


休憩中ここで特筆すべきことは、ここにいる動物達。
「どうぶつ広場」にはウサギ・モルモットから、シカ・ヤギ・ヒツジまでいるのだけれども、そのどれもが人間に慣れていてとにかく大人しい。
いや、大人しいというか我関せずというか…人間が近づいても全く臆することなく“何もしない”のだ。

エサをたくさんもらえるとわかっているからだろうか。
「どうぶつ広場」とは全く関係の無い池にいる白鳥までもが、人が近づいても逃げずに、頭をナデナデとさわらせてくれるのには驚いた。


私はご承知の通り小さい子ではないので、ちょっと歩いただけですぐに園内を一周してしまう。
基本的にはチープだ。
しかし、例えば浅草“花やしき”のように、チープさを売りにしていない、王道的なチープさが、大変心地よかった。

園内の頭上を張り巡らされたレールを走る自転車、“スカイサイクル”(1回200円)に乗って(楽しかった)、帰路に着いた。


帰りは、“たこせん”(えびせんにたこ焼きをはさんだやつ)を買って、尾久まで歩く。

私は鉄道には全く興味はないけれども、鉄道とその駅の風景には興味がある。
JR尾久駅は、とってもドキドキする駅であった。

(〈トラックバック〉●「あらかわ遊園」→06・6・4『カキクケコノート』
●「東京23区で遊ぼう!荒川区編」→06・6・4『DA☆BE☆SA☆』

とりあえず口に入れてみろ的な

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2006/06/09

すっかり時期外れの『プロ野球スピリッツ2』の日々。

昨年3月に購入して、実際のプロ野球さながら146試合のペナントを戦い抜く「真剣ペナントモード」を始めた、PS2ソフト『プロ野球スピリッツ2』

自由に組合わせて設定できる難易度も、シーズン半ばにようやく、COMレベル「強い」・ボールスピード「ベーシックスピード」のちょうどいい塩梅に落ち着き、そのまま放置…気付いた時には今年度最新作『プロ野球スピリッツ3』が発売されていた。
レッドほったらかし!


と、いうわけで、しばらくぶりに“オレ阪神”活動再開。

シコシコシコシコ…とプレイして、時は10月1日・対ヤクルト20回戦で…ついに阪神優勝ー!やったー!

本日は福原→牧野→久保田で完封リレー。
福原は最多勝候補の18勝目を挙げた。

ちなみにチームの勝数は、現在91勝48敗4分。
2位ドラゴンズに4ゲーム差に迫られながらも何とか逃げ切ったのであった。
結構リアル。


勢いづく“オレ阪神”、いよいよこれからホークス相手に日本シリーズである。
がんばるぞー。

というか、早く終わらせて、最新作買うぞー。
だって『2』では球児の能力が低過ぎるんだもの…。

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2006/06/08

投げ込み

今日は会社のダーツ部の練習の日であったのだけれども、私は徹夜明け。
夜になり、上司達はそんな私に気を使ってか、声もかけずに会社を出てしまった!

「コラ~!何のために私は今朝、ダーツをとりに始発で家に帰ったのだ!」

と叫びながら追いかけた。


“新世代エース”の座を目指して、私には、投げ込みしかないのだっ!
そ~れファイ、オーッ!


…しかしなぜだか今日は、お酒が入れば入るほど手がブルブル震え出し、散々な結果であった。

投げ込みの前に自己管理。
ファイ、オー…。

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2006/06/07

正念場

 PRIDEとフジテレビが決別した。フジテレビは5日、主催するDSEの契約違反を理由に、PRIDEの放送対応中止を発表した。
 10日に予定されていた、4日の武士道11の放送も中止。昨年は吉田秀彦-小川直也戦を行うなど、大みそかの定番となっていた男祭りは開催が厳しい状況になった。99年4月の第5回大会から、これまでの大会を放送してきた密接な関係が崩壊。PRIDEは大きな後ろ盾をなくした。
 (中略)PRIDEをめぐっては、03年大みそかに日本テレビが放送した「イノキボンバイエ2003」にPRIDEヘビー級王者が出場。これに絡んで暴力団幹部ら3人が「イノキ-」の興行会社社長に約2億円を要求したとして今年2月、恐喝未遂容疑で逮捕(処分保留で保釈)される事件が起きている。(06・6・6『ニッカンスポーツ』

大昔から存在すると言われていた、格闘技興行と暴力団との関係。
実際のところは私達のようなイチファンには全くわからないけれど、今まで“暗黙の了解”であったような部分が見直されてきているのかもしれない。

何にせよPRIDEにとっては正念場。
失われてしまったクリーンなイメージをどう回復するのか。
人気所属選手の流出を、どう防ぐのか。
今までのような高額なファイトマネーだけにモノを利かせた、選手ありき(のみ)の興行をどう工夫するのか。


K-1UFCPRIDEの隆盛の頃は、よくプロレス界が前者の興行や宣伝展開などを「見習え!」と他方面からどやされていたけれども、結局そこに必要だったのは“金の力”で、どうしようもなかった部分が多かった(プロレス村の言い訳ですか?)ように思う。
もちろん今後の動向によりけりだけれども、上記の逆の状態でPRIDEが、自らが生き残るために、プロレスのノウハウを学ぶ時が来るかもしれない。

今まで表裏一体のようで共通項など無く、そこに優位性も存在しない、全く別の格闘技であったプロレスとPRIDEが、ついに歩み寄りを見せてしまうのか。

望まれるのは“今まで通り”、なのであるが。

(〈トラックバック〉●「PRIDE フジテレビ打ち切り問題まとめ 」→06・6・7『プロレス専門BLOG:ブラックアイ2』

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2006/06/05

“自家製”なんてそんなもんさ

(きのうのつづき)と、いうわけで、梅干し、梅酒…昔から“自家製梅づくし”のある我が家の住民達は皆、殊梅に関してはそれぞれにものすごく“こだわり”があり、うるさいのである!
…というのは間違いである。

そもそも、梅干しをつくっている我が家のばあちゃんは、梅干しが大キライだ。
…なんだそりゃ!

自分でせっせこと寝かしながら、「あんなにすっぱいもの、食えるか!」と言うのだから相当にタチが悪い。
だから梅干しの消費も、我が家はそんなに大きくない。


私も梅酒は我が家のものも飲むし、外でも飲むし、友人のたかそさん家でつくられたものも飲むし、元々好きなのではあるけれども…イマイチ味の違いが分からない。

居酒屋さんでいつものように梅酒を頼み、
「う~ん、ウチのやつのほうが、うまいなぁ!味に深みが…」
なんて言ってみたいのだけれど、根本的に味覚オンチな私にはどれも同じに感じてしまうのだ。


とどのつまり、“自家製”なんてそんな低意識で作られているから…だからいいのだ。
自分で食べるものだから、全てが適当。
生産少なく、余計な手間はめんどいから、特に他には何も加えないし、昔のまま。

…これでいいのだ。
でもやっぱり味はわかんねぇ。

クエン酸で血液サラサラに

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2006/06/04

収穫祭

緑色の宝石毎年恒例の梅の実採り
鈴生りの青々とした梅を見る度、近づく夏の本番を感じる。


普段家の中では出没する虫を目の敵のように一掃している私も、今日は逆に彼らのお住まいにお邪魔させてもらう身である。

しっかり長そでを着て、しっかり軍手をはめて、逆に一掃されないように、
アリさんこんにちは。
ケムシさんこんにちは…ゾ~ッ。


木に登って、手で届く範囲のものは手で採り、それ以外は地面に毛布をひいて枝をゆっさゆっさと揺らし、落として採る。

こうして採れた、傷の無いキレイな梅は梅酒や梅のジュースになり、キズモノや時期遅れの黄色いものは梅干しになるのである。


今年も例年通りたくさん収穫できて、満足。

農家の人だけに限らず存在する“収穫の喜び”というものは、人類の長い長い歴史によって培われてきた、何か人間の根本的なものなのだろう。


品質とキロ単位に小分けって…業者かよするとここからが昼下がりの最高の時間。
ひとっプロを浴びて汗を洗い流して…「ぷひゃ~!」
缶ビール片手にパンツ一丁で家の中を歩いていると…

「こんにちは~お邪魔してます~…。」

とご近所さんがっ!いつの間にっ!


大収穫に喜んだ我が家のばあちゃんが、親戚ご近所さんところかまわず、早速おすそ分けの電話をしまくっていたのであった。

ばあちゃんにもご近所さんにも喜んでもらえて満足だけれども…それにしても、恥ずー。

とりあえず堂々と「こんちは~」と言っておいた

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2006/06/03

気持が大切

 清水寺(京都市東山区)の「舞台」(国宝)の床板が女性客のハイヒールに泣いている。
 2年前に張り替えられたばかりだが、直径1センチほどのくぼみがあちこちで目立つようになってきた。
 年間に約400万人が拝観する「清水の観音様」は、どんな信仰をしていてもすべて受け入れる「普門示現」の菩薩(ぼさつ)さま。ヒールを履いた人を排除するわけにいかず、お寺は頭を痛めている。(後略)(06・6・3『京都新聞』

神社仏閣はじめ様々な歴史的建造物・宗教的建造物を観光・参拝する場合、同様に様々な宗教や宗派の存在する特に日本では、その場その場でのしきたり全てに則ることは、大変な知識を要し難しいことなのかもしれない。

しかしただそれら形式的なものにとらわれずとも、歴史ある建物・長らく続いてきた文化などへの心よりの畏敬の念が存在すれば、全てはそれだけでおさまることなのではないだろうか。


そこに流れる時間に思いを馳せ、厳かに参詣する。
先人よりの歴史的遺産に触れられることを何よりも大切に思う。

それさえあれば、わざわざ警告などしなくとも、上記のような問題も決して起こることは無い。
「ガツガツ」と足音を立てながら清水の舞台に上がった時点で、誰だって場違いなことに気付くだろう。


信仰とは別次元の、文化や宗教・歴史などを大切にする気持ち…ただそれこそが、最低限であり、同時に最高でもあるマナーなのだ。

〈トラックバック〉●「清水の舞台」→06・6・4『京都発【zebo】的綴れ日記』
●「清水にハイヒール」→06・6・4『Damolog』
●「マナーを守らないコは清水の舞台から飛び降りですわよ☆」→06・6・4『CLUB☆ZECIKA』

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2006/06/02

もっと地元を考えよう

今日は横浜港の開港記念日である。

港では夜に花火が打ち上がり、お祭り色に染まる。
横浜市立の公立学校はお休みになり、みんなこぞってディズニーランドに出かける(知っている顔ばかりが夢の国にあってビックリする)。

教科書に確実に載っている、あの黒船の来航→日本近代化の幕開けの1ページがここにあるという、そんな大切な日であるというのに…なぜ大人は休みにならない!?


最近、政治の世界でも教育の世界でも、“愛国心”などという言葉だけが先走っているけれども、そんな言葉をわざわざ使わずとも人には、“自己が住むその土地の歴史と文化を学び、それを踏襲し生活する”責務があるように思う。
少なくとも、自分が今立っているこの土地について学び、何かを思うことは、そこに住む者として確実にしなければならないことである。

だから、横浜について考えるイチバンのきっかけである今日くらいは、横浜に住むものはみな、日々何も考えずに動かしている手を休め、自分を育ててくれた町の恩恵から少しはそれについて考えるべきだと思うのだ。


七夕祭りの日は、仙台市民はみな休めばいい。
三社祭の日は、浅草の人はみな休めばいい。
原爆記念日は、広島市の人はみな休めばいい。


会社で、

「今日は佐久間課長は休みですか?」
「今日から佐久間さん、“よさこい休暇”でーす。」
「そうだ、課長、土佐っ子だったかぁ!」
「毎年課長が休むと、夏も本番だなって実感しますね…。」

なんて郷土感と季節感に溢れる会話が展開されたら、日本も美しいなと思うのだけれども。

(〈トラックバック〉●「横浜開港祭に行きました!」→06・6・2『もうさつ出張所!』
●「●6月2日」→06・6・2『塊できたのだから、塊でいきましょ!』
●「スンマセーン」→06・6・2『里山の森』

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2006/06/01

メンタル面にも課題

普段仕事では、マウスより重いものを持たない、可憐な私。

なのに今日はとあるゲーム会社のプレスカンファレンスのスタッフで、大きなポスターやら等身大POPやらを担ぎ、早朝の渋谷を駆け、会場であるクラブ内を駆け駆け。

しかし私は“肉体派おたく”である。
こんなこともあろうかと、私はこういう日のために、バドミントンもマラソンも趣味にしているのだ!
バッチコーイ!!


と、張り切ってみたものの、スポーツと今日とはどこか使う筋肉体力が違うらしく…あっという間に疲労感が体中を支配してゆくのであった…。
まるで練習は上手だけれど本番には弱い、日本の警察官のよう。

と、いうわけで日が傾きはじめてからの今日の後半は、もはや生きる屍。
アイスばかり食べていた…チョコキャンデーおいし。


「やっぱりお外は疲れる。」
それが今日の結論で、今“肉体派おたく”の“肉体派”は、根本から揺るぎつつある。

えりあし溶けてるー!

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