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2006/04/24

老戦士達の懐古

先週今週と、フジテレビ系『SMAP×SMAP』のゲストがタモリで、反射的にチャンネルを合わせてしまう。

番組では珍しく、山下洋輔率いる“森田を呼ぶ会”のことや、上京後(カーサ)目白での豪華居候生活のことなど、自身の昔話を饒舌に語っていたのが印象的であった。


私はこのような、“老戦士が青き昔を忍ぶ姿”に弱い。

例えば他にも、トキワ荘での思い出を語る藤子不二雄であったり、浅草での修業時代を語るビートたけしであったり。


そこで更に、

「あの頃の赤塚氏は男前でね…。」とか、

「あの頃のタモリは、世界が違うから近寄り難い妙な雰囲気で…。」

なんて同世代の同志をも気にかける言葉なんかがあると、余計に涙腺を刺激されてしまう。


そこにあるのは純粋なる懐古と、1人の人間の人生の重さと、哀愁。
そしてその道における戦友との仲間意識、である。
…美しい。


しかし、これは決していわゆる“有名人”のみに当てはまるものではないだろう。

来る日も来る日も鍋を振り続けた料理人、バリバリ働いてついに定年退職を迎えたサラリーマン、旦那の帰りをいつもしとやかに待ち続けていた主婦…誰しにも人生の歴史と重みはあって、誰しもきっと素晴らしい“青き昔”を持っているに違いない。


まだまだ“青まっさかり”の私は、もしこのまま無事に年を取り、上記の彼ら彼女らのように脂が乗りきった時、はたして同じように“素晴らしい青き時代”を語れるのであろうか。

驚くほどの苦しい修業・下積み時代の存在は希薄だけれど…共に同じ志を共有し、時には切磋琢磨し、そして後にはそれを笑って語ることのできる、そんな仲間はいるのだろうか。

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コメント

かんげさんへ
久々にコメント残していきます!
老戦士たちのような関係を築く事は私は難しいかもしれません。けれど、時々昔の友人はどうしているかなーなんて思い出しています。将来遠くに住む仲間に会いに自分の足で歩いて行くことができたら本望です。楽しみがまたひとつできました。

投稿: 雲のまにまに | 2006/04/25 13:33

まにまにさま、ようこそです!

未来の自分達はわからないけれど…今をそれなりに過ごしていれば、自然と昔を慈しむことができるようになるのでしょうかね。

遠くにいる仲間は、その分か、より気持ちが繋がっている感はありますね。
笑って昔話をすることができる、その相手がいる、それって幸せなことですよね。

投稿: かんげ | 2006/04/25 20:21

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