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2006/03/29

人を呪わば穴二つ

最近、しっかりDVDを買ってまで見ているアニメが、『地獄少女』

法では裁けない悪、誰も理解してくれない心の傷…晴らせぬ恨みを晴らし、悪なる人物を地獄へ流してくれるのが、主人公の“地獄少女”(ホントに少女)である。

…と、ここまで書くと、スカッと爽快な勧善懲悪アニメだと思ってしまうが、決してそうではない。
地獄流刑を依頼した本人も地獄の刻印を押され、死後に地獄へ落ちることが決まってしまうのだ。


「人を呪わば穴二つ。」

そうこれは、まるで救いようのない話ばかり…。
こんなアニメの原作が、少女コミック誌『なかよし』に連載されているのが不思議なくらいである。


しかし逆に考えると、“死”は誰しにも訪れる絶対的に平等なもの。
死後の世界は関係無く、その絶対が訪れるまでの現世を、人はまっとうするべきである(流される悪との違いがここに存在する)、そんなメッセージが全編に込められているのかもしれない。


そう考えるとやはりそれは、まるで水戸黄門のような勧善懲悪の世界で…地獄少女が毎回最後に決める台詞には、その完成された世界観も相まって、ゾクッとするような美しさとカッコよさがある。

「いっぺん、死んでみる?」


そんなカッコいい地獄の使者が、情報を収集するためや悪を懲らしめるために、あろうことか格好を変え(コスプレ!?)、現世の人間社会にまじって生活するところは、非常に場違いな感じがして…おもしろい。

(〈トラックバック〉●「地獄少女」→06・3・29『ぐぅ草子』
●「地獄少女 ポストカード。」→06・3・28『往生しまっせ。』

『地獄少女』DVD第三巻

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「アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、先日はコメント、どうもありがとうございました。
「依頼者も地獄に堕ちる」というのがスカッとしない設定ですが、この憂鬱さが地獄少女の魅力ですよね。単に「後味悪いから嫌いだ」「こんな人殺しのアニメは駄目だ」と言うのではなく、その理不尽な地獄流しに込められた1話1話の製作側のメッセージを考える必要がある というのでは、かなりレベルの高い作品ですね。
自分の地域では、今週土曜日が最終回。寂しいですが、とても楽しみです。

投稿: サヴァイヴ | 2006/04/05 08:36

サヴァイヴさま、こんにちは。

ブルブル…怖いもの見たさで、楽しみな最終回ですね~。
これだけ特殊な作品、他には見当たりません!
確かにヒドいお話ばかりですが…何かを考えさせられる、そんな名作、ですよね。

投稿: かんげ | 2006/04/05 18:12

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