宮益坂守の行方
このビルが大きな森下仁丹の象徴“大礼服マーク”を掲げていて、国道246を渡る歩道橋の上から見る、その光景が、私は好きなのだ。
向こうまでまっすぐ続く広い道、そしてその道の入り口を見下ろすレトロな看板は、まるで宮益坂か青山への入り口を守る、鎮守さまのようである。
そんな仁丹ビルを先日通りかかったところ、ビル内が“もぬけの空”になっていた。
1階にあった派出所も封鎖され、入り口を塞ぐ木の板にはもうすでに落書きがされていた。
まさか…ビルを建て直しでもするのだろうか。
だとすると、あの大礼服マークは無くなってしまうのか…鎮守さま、鎮守さまはっ!?
風景、特に町の風景は、そこに存在する人々も含めたものであるからして、それが変化するのは致し方ないことである。
もちろんそれは分かっているけれども…慣れ親しんだ、好きな風景が無くなってしまう(おそらく)のはやはり哀しく、こうしていやんいやん言ってみているのである。
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コメント
かんげさん、こんにちは。
宮益坂あたりには最近行ってないな~、なんて思い出しました。あの近辺も結構お店があって、飲み歩くのにいいところなんですよね~。駅も近いし。坂の上のほうに、宮崎郷土料理のお店があって、何回か行った記憶がありますよ。近くのイカが泳いでる店にもいったなぁ。
そういえば、角にそんなビルがありましたねぇ。新しいビルになっちゃうんですかねぇ。
いつも見ている風景が姿を消すのって、確かにもの悲しいものがありますよね。
投稿: 新橋オヤジ | 2006/03/11 12:15
新橋オヤジさま、こんばんは。
さっすが、詳しいですね~。
私は会社周りしかわからないので、渋谷人なのになんとも…。
飲み歩くことも、仕事にしよぅ。
わかっちゃいるけれどもこの気持ち…う~ん、切ない…。
投稿: かんげ | 2006/03/11 19:43