« ちょっとだけ、大人になった同窓会。 | トップページ | 宮益坂守の行方 »

2006/03/05

努力はいらない。

卒業した専門学校(デザイン系)の、“作品展”に行ってきた。

私が学生だった頃は、より芸術寄りというか“とにかく自分がつくりたいもの”であったり、何か対象の商品・キャンペーンのペラ1枚広告ばかりだった作品展も、今ではその対象のパッケージデザインからセールスプロモーション企画までを含める、いわゆる“トータルプロデュース”的な作品が多くなり、専門学校に求められている教育と人材の変化を感じた。


その作品展では、学校契約の講師の採点により、高評価の作品には賞が与えられているのだけれど…その1つの賞の名称が、
「努力賞」
というもので、私は常々この名前に疑問を抱いていた。


デザイナーのデザインするものに、努力の影は必要無い。
玄人素人含め、世の全ての人がそれを目にした時、そこにあるものは完璧な1つのものでなければならない。
そこに作り手の存在や、「デザインしました。」というアピールは、その作品内で取り上げているもの以外の、邪魔な情報なのである。
デザイナーはあくまで作品の制作者であり黒子であり、その存在が目立つようではならない。

そのため、いくらそこに至るまでの相当な苦労があっても、完成物にその痕を残してはいけないと思うのだ。


上記の「努力賞」という響きからは、

「は〜い、よくがんばちまちゅたね。いいこ、いいこ、ちゅっちゅー!」

なんていう未熟な評価の雰囲気がして、その賞を受けている作品の方が、賞を受けないものよりも低く感じてしまう。

たまご

|

« ちょっとだけ、大人になった同窓会。 | トップページ | 宮益坂守の行方 »

「学問・資格」カテゴリの記事

「文化・芸術」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86993/8967174

この記事へのトラックバック一覧です: 努力はいらない。:

« ちょっとだけ、大人になった同窓会。 | トップページ | 宮益坂守の行方 »