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2006年3月の記事

2006/03/31

木村カエラ『sakusaku』辞職に寄せて。

本日付けで木村カエラが、TVK『sakusaku』を降番した。

この番組のMCになってからの彼女の飛躍は、とにかく朝青龍も目を見張るほどのスピードであった。

もはや大きくなり過ぎたその存在を、sakusakuではおさえきれなくなってしまったのかもしれない。


というか…ビッグネーム過ぎて残念ながら、イチローカル番組には似つかわしくないもの。

木村カエラという媒介を通じて、番組が有名になり、次々と大物ゲストが屋根の上に登場するようになり、番組の様相は変わった。
それは本来、大変喜ばしいことであるのだけれど…“オタク”“昔からのファン”“あいちゃん派”などというやっかいな視聴者にしてみると、それは歓迎できるものではなかったのかもしれない。


しかし、木村カエラという1人の女の子が大スターになる、そのあっという間の眩いほどの“出世劇”“成長劇”を、神奈川県民が見守ることができたということは1つの誇りであり、彼女が初登場した週…あのビッシビシ伝わる緊張感と、てんで噛み合わない間の放送は、テレビ史上に残る映像遺産だと思われる。


“超視聴者参加型番組”の本作は、見る側とつくり手側の垣根が非常に低い。
だから視聴者は、出演者と同じ空間時間を共有した感を覚える。

本当に、本当に色々あった…番組の大きな過度期を、共に過ごし、その等身大のスタイルで朝から爽やかな風を運んでくれた彼女には、やはり感謝せずにはいられない。


『sakusaku』というハチャメチャなレギュラー番組のおかげで今まで、「あんなにかわいくておもしろいのに、歌が上手い子」という魅力的なギャップがあった木村カエラはこれから、普通の「かわいくて歌が上手い子」になってしまう。

それはただ1人前の、立派なアーティストという認識の始まりなのかもしれないけれど…今以上に彼女らしい今後の活動に期待し、続けて親心のように応援しつつ…月に代わって…突きーっ!

(〈トラックバック〉●「カエラちゃん③年間ありがとう!!」→06・3・31『★毎朝サクサクBLOG★』
●「「本日をもって、木村カエラ辞職。」◆06年03月31日放送分◆」→06・3・31『sakusakuを見て、想うこと。』
●「らすとでいっ!!」→06・3・31『今日もヴィンヴィン!!』

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2006/03/30

アニメづいてしまったでちゅ。

最近、しっかりDVDを買ってまで見ているアニメが、『かみちゅ!』
1年くらい前にテレビ朝日系の深夜にひっそりと放送していたものが、新たな話が追加されDVD化されている。


見た目は完全なる“萌え系アニメ”なのだけれども…実はそれだけでは無い。

「私、神様になっちゃった。」

という中学生の女の子の一言から始まる物語は、そんな驚きの設定にもかかわらず、特に激しいアクションや目まぐるしい展開があるわけではなく…ちょっとだけ昔の時代の尾道を舞台に、とてものんびりと展開される。


登場する中学生達は、中学生らしく、どうでもいいことを悩んだり、笑ったりする。

恋に悩む好きな子を目の前にした、とまどいの感じ。
友達の家に泊まり込んで寝る時の、ドキドキする感じ。
灼熱の夏休みに何もすることが無い、退屈な感じ。

「あぁ、自分にもこんなこと、あったなぁ…。」

なんて青春時代の思い出や郷愁を、チクチクと刺激される。
(いじっ張り章吉君と、潤いの欲しい光恵ちゃんの2人が、とにかく中学生らしく、見ていてほのぼのする。)


そしてそれらが、圧倒的な高レベルの作画で表現されている。

美しい瀬戸内の町の学校、海、夕焼け…とにかく美しくリアルな映像は、30分アニメにしておくのは惜しいほど。
この作品を見て、尾道に旅行に行く人が多いというのも、うなずける話である。


中学生なのに神様の、女の子…神は人間にとても近い存在である。
決して究極絶対ではなく、万神が人間と同じように存在・生活し、常に私達の身近にいるもの。

そんな神道の基本的理論をも踏襲している、しっかりしていて、心暖まる作品だ。

(〈トラックバック〉●「かーみーちゅー!」→06・3・30『まったり受験記』
●「「かみちゅ!」最終第8巻」→06・3・29『尾道jinnのブログ』
●「「かみちゅ!」第1&2話、見ました。」→06・3・27『ULTIMO SPALPEEN』
●「かみちゅ!」→06・3・15『夢のゆめ』

『かみちゅ!』DVD第8巻

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2006/03/29

人を呪わば穴二つ

最近、しっかりDVDを買ってまで見ているアニメが、『地獄少女』

法では裁けない悪、誰も理解してくれない心の傷…晴らせぬ恨みを晴らし、悪なる人物を地獄へ流してくれるのが、主人公の“地獄少女”(ホントに少女)である。

…と、ここまで書くと、スカッと爽快な勧善懲悪アニメだと思ってしまうが、決してそうではない。
地獄流刑を依頼した本人も地獄の刻印を押され、死後に地獄へ落ちることが決まってしまうのだ。


「人を呪わば穴二つ。」

そうこれは、まるで救いようのない話ばかり…。
こんなアニメの原作が、少女コミック誌『なかよし』に連載されているのが不思議なくらいである。


しかし逆に考えると、“死”は誰しにも訪れる絶対的に平等なもの。
死後の世界は関係無く、その絶対が訪れるまでの現世を、人はまっとうするべきである(流される悪との違いがここに存在する)、そんなメッセージが全編に込められているのかもしれない。


そう考えるとやはりそれは、まるで水戸黄門のような勧善懲悪の世界で…地獄少女が毎回最後に決める台詞には、その完成された世界観も相まって、ゾクッとするような美しさとカッコよさがある。

「いっぺん、死んでみる?」


そんなカッコいい地獄の使者が、情報を収集するためや悪を懲らしめるために、あろうことか格好を変え(コスプレ!?)、現世の人間社会にまじって生活するところは、非常に場違いな感じがして…おもしろい。

(〈トラックバック〉●「地獄少女」→06・3・29『ぐぅ草子』
●「地獄少女 ポストカード。」→06・3・28『往生しまっせ。』

『地獄少女』DVD第三巻

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2006/03/28

横浜市民全ミニスカート宣言

 横浜市長選は27日開票され、自民、民主、公明の3党が支持した無所属で現職の中田宏氏(41)が、いずれも無所属新顔の松川康夫氏(64)=共産推薦=と遠藤賢次郎氏(63)を破って再選を果たした。当日有権者数は286万1843人、投票率は35.30%(前回39.35%)だった。
 朝日新聞社が26日の投票を終えた有権者に実施した出口調査の結果、中田氏は支持を受けた自民、民主、公明の各支持層の約9割をまとめたほか、政党支持で「支持政党なし」と「わからない」を合わせた無党派層の8割を超す支持を集めた。(06・3・27『asahi.com』

横浜市民は派手好きで、目立ちたがりである。

どことなくある、「横浜がイチバン」的思想。
横浜が、日本のどこよりも羨ましがられるような、そんな市でないといい気がしない…とにかく対面を気にする市民性があるように思う。


前任高秀市長の時も、みなとみらい地区の開発やサッカーワールドカップ決勝戦の誘致など、ずいぶんその手法は外へ向いたものであった。

赤字をギュンギュン出しつつ新横浜に建設されるサッカースタジアムを見ながら、それでも、

「ここでワールドカップの決勝戦が行われるんだ!」

なんて鼻を高くしていた覚えが、私にもあった(サッカーなんて、見ないのに)。


そしてその後の中田市長
若く活動的な彼は、自らが広告塔になることによって横浜という都市の名前をずいぶんと外へ広めてきた。

また、みなとみらい地区への企業誘致など前市長の経営の引き継ぎや、観光客の誘致、他市町村の模範となるような早急なる革新的な市政スタイルの提案など、それはより外へと向くようになった。


そうなると挙がる声は、それに反する内へのものである。

教育問題、福祉問題…削られてゆく子供達やお年寄りのための予算。
弱者…いわゆる中小企業と呼ばれる者への措置。
その声の発生は、必然なものであろう。


若い女の子は、オシャレをするために、寒い冬でもミニスカートをはく。
例え、冷え性になってでも。
見栄えのいい、美しいスタイルのために、何かを犠牲にするのは当然のことで…これは横浜市にも当てはめられる。

私達は、がんばって、これからもかわいいミニスカートをはくべきなのか。
それとも、ガマンしないで思い切って暖かく、着ぶくれをするのか。

今回の市長選はそんな相入れない2つの方向性の判断だったように思える。


そして今回のこの結果は、今まで通りにリーダーシップをとり、今まで通りに漠然とオシャレで進んでいると、国際都市だといわれる、そんな横浜であり続けるべき…そう「ミニスカートをはくべきだ」というものであった。


これがもちろん、いいことなのか悪いことなのか、そんなことは分からない。

ただ今の横浜が、がんばって影で寒さに耐えながら成り立っているのは確かだ。
そしてもちろんそれを望んだのも、自分達市民である。

(〈トラックバック〉●「横浜市長選は中田宏氏が再選」→06・3・27『STEP by STEP』
●「横浜市長選」→06・3・27『毎日つれづれなるままに』

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2006/03/27

桜丘通信〜渋谷さくらフェスタ〜

撮影スポットより渋谷桜丘に、文字通り、桜が咲いた。

渋谷に通って10年近く。
すっかり慣れてしまったこの丘も、この時期だけはウキウキ、ワクワクしてしまう。
いつもうなだれている頭も、この時期だけは上を向いて、胸を張って。


去年まで「桜祭り」との名称で慎ましく行われていたこの町の春のイベントが今年から、「渋谷さくらフェスタ」と生まれ変わり、大々的にイベントを行うそうだ。

ホームページを見てみると…アニキ!
水木のアニキが来るそうだーっ!ズバババーーーン!!


「今年は、大々的にやりますから…。」

というわけで、町では数カ月前から町内会の人達が近隣飲食店・企業を廻り、協賛金を徴収していた。
4〜5人で隊列を組み、お揃いのショッキングピンクのジャンパーを着て、お店や会社に次々と乗り込んで行くその姿は、まるで借金取りのよう…しかしそのおかげで、今年はいいものを見せてくれることだろう。


開催は、4月7日金曜日。

その頃桜はおそらく散ってしまっているだろうけれど…そんなタイミングの悪さにガッカリせず、行ってみよう、渋谷桜丘へ!

(〈トラックバック〉●「今日の桜@渋谷(桜ヶ丘)」→06・3・24『☆楽しい毎日・おいしい日々☆』
●「もう桜咲いていました。」→06・3・23『やすらぎのもり 』
●「桜〜♪桜〜♪」→06・3・3『∞ツキツキ日記∞ 』

お祭り気分

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2006/03/26

追いついた大河

ずっと録画し溜めたままだった、NHK大河ドラマ『功名が辻』を、夜中を利用しがんばって見て見て、ついに放送に追いついた。

時代劇も、歴史も、あまり興味の無い私が大河ドラマを見る理由は、主演の2人の俳優さんが好きだからに過ぎない。
あぁ大地之子。


しかしドラマを見て、何よりまず抱いた感想は、

柄本明、がんばってるなぁ。」

であった。

走り廻り、大声を出し、とにかく“サル”らしくふるまう彼は、こちらが心配してしまうほどハツラツとしていた。


私は大河ドラマは大河“ドラマ”なのだから、史実にこだわる必要性は無いと私は考える。

指摘されていた年齢層が高めのキャスティングも気にならなく、逆に地に足の付いた演技でしっかりと落ち着いて見ていられた。


チャンバラだけではない時代劇は、なかなかおもしろい。
それは夫婦の成長の物語。

第9話のタイトル、「はじめての浮気」って…おつかいじゃないんだから。
しかし傍からはくだらないとも言われてしまう男女間のいざこざも、等の本人達にとっては深刻なものであることは、どの時代も同じなのかもしれない。


物語自体のテンポも早く進み、時にはもっとじらし、盛り上げた方がいいんじゃないのと思う時もあった(一豊かと千代の再会の部分など)けれども…ライトに、見やすいドラマに仕上がっていて、これはこれでもいいのではないかと思った。


役者さんは顔の鋭い、面長の人が多い。

そんな中で、西田敏行三谷幸喜の存在には、なぜか懐かしさとホッとさせられるものがある。
2人だけ、ものすごくリアルなのかも。

(〈トラックバック〉●「功名が辻感想。3月26日分。」→06・3・27『楽々亭日記』
●「功名が辻」→06・3・13『ハニログ』

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2006/03/25

虚構

DJ・ダウン
MC・ローズ

君達一体何者!?

文字通り、ミュージシャンなのだろうか。
それとも、役者の卵?
もしかしたら、KDDIの社員だったり!?

とにかくその素性がハッキリしていない。


気になったので彼らのブログを覗いてみた。

「今日はクラブでイベントだぜ!チェケチェケ。」

とでも書いてあるのだろうと思ったら…

「今日は実家からタケノコが届きました。」

だって!すげぇ暖かいよ!ますます訳わかんねぇよ!!


というわけでそんなミステリアスな魅力満開、“仲間由紀恵withダウンローズ”のCDを買った。


私の携帯電話はauだ。
しかし今流行りの”着うたフル”でこの曲をダウンロードしようとしたら、

「お客様の機種は対応しておりません。」

とあっさり言われてしまったのであった。

2年前の機種がもう時代遅れとは…携帯電話の発展の早さは、富士そばの注文受注より早い。


さて。先のダウンさんとローズさんだけにとどまらず、女優仲間由紀恵もミステリアスな人物である。

私が彼女を“女優”と認識したのはいつだったか…それはずいぶん昔の日曜日お昼、フジテレビ系『ウチくる!?』にゲスト出演していた時であったと思われる。

彼女は番組中、ドラマ出演で覚えたというマジックを披露していた。
それはトランプマジックで、これといった特徴の無い、よくあるものだったのだが…その最後、役になり切った彼女が、見ていないはずのカードの絵柄を一致させた時に、「ニヤリ」と微笑を浮かべたのであった。
そしてそれが、まるでゾクリとするような妖艶な微笑で…マジックの新たなるスタイルを感じてしまうほどの演技力と魅力に、大きなプロ意識を感じたのであった。


それ以降、様々な個性的な役どころを次々とこなしている仲間由紀恵は、そのためか現実性を感じさせない、とてもミステリアスな人物である。

今回も“小室ファミリー”であった頃から幾年も経った状況にもかかわらず、セリフ入りの(ちょっと恥ずかしい)歌を、ブランク感じさせずにしっかりと歌い上げているところには、そんな女優としての技量がモノをいっているのかもしれない。


と、いうわけで全てが虚構であるような、そんなアーティスト。
しかしいわゆる“企画モノ”にしてはレベルが高い。
人間味や現実味を感じさせない、スーパースターのような、エンターテイメント性に富んだ、そんな役者…いや、アーティストである。

それにしてもダウンさんと、ローズさん、今後どうするのだろう…。

(〈トラックバック〉●「仲間由紀恵withダウンローズ「恋のダウンロード」」→06・3・21『LOVELY IDOL POPS』
●「仲間由紀恵withダウンローズがテレビ出演」→06・3・20『めざせ生活向上!』
●「★「恋のダウンロード」仲間由紀恵 with ダウンローズ」→06・3・18『日本の歌姫たち』
●「Mステ」→06・3・17『太平洋沿岸』

恋のダウンロード

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2006/03/24

春へ一剥け

朝起きたら、お陽さまが顔を出していた。
きのう電車の中で汗だくになったのを思い出し、いつも着ているコートを思い切って脱いで、家を出てみた。


ドラゴンボールの孫悟空が、重量装備の修業を終えて、

「うひゃー!軽い軽い!まるで羽が生えたみてぇだ!」

と実際、作品中で言っていたかは定かではないが…とにかく久しぶりの薄着での外出は、そんな気分。


それに吹く風は肌寒いけれど、それがなければちょうどいい気温。

相まって日だまりから日だまりへ、思わず2,3歩スキップして、止めた。


おだやかに訪れる春。
おだやかに照らす太陽。
おだやかに咲きはじめる桜の花。
おだやかに活動しはじめる他の動物達、同様に、いつもせかせかしている私達も、この季節だけはおだやかになれるような気がする。

おだやかに仕事をサボり、ブログを書いている私…ポカポカ。

つくしんぼ

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2006/03/23

自然環境保護について、考え過ぎてみた。

地球上に生まれ、生きている以上は、私達個人個人が何よりも己の身近なところで、多少なりとも自然環境に気を遣わなければいけないと思うのだ。

テレビの向こうの原油まみれで動けなくなっている水鳥や、干上がり消滅する砂漠の湖を見て心を痛めるよりも、カップラーメンの残り汁をジャンジャン下水に垂れ流している、そんな自分を省みて心痛めろというものだ。


よく小さい頃考えた、

「日本中全員から1円を奢ってもらったら…いくらになるかなぁ…えへへ。」

と同様に、私達個人が決まって少しだけ、それについて考え取り組んだだけでも、それは大きな力になるのだから。


先日食事中、お行儀の悪い私は、過って醤油のビンを倒してしまった。
あっという間にテーブルに広がる醤油溜まり。

「アララララ…ティッシュ、ティッシュ…。」

と、その時、
〈…いかーーーん!紙のムダ使いだーーーっ!限りある資源、大切にしよう。〉

私の心の中のネイチャーボーイが、厳しく説教してくれた。


「…じ、じゃあ、フキン、フキン、お膳拭き…。」

するとまた、
〈…いかーーーん!水質汚染だーーーっ!そのフキンを水で洗うんでしょ!?地球は水の、惑星です。〉

再びネイチャーボーイ。


…じ、じゃあじゃあどうすればいいの!?
答えてよ!ネイチャーボーイ!

〈………。〉

結局、己の存在は、確実に地球に害のあるものだと感じ、うじうじした。

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2006/03/21

カッコいい日本代表、というかイチロー。

 「世界のキング」王貞治監督(65)が3度宙に舞った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で、日本はキューバを破り初代世界一に。
 米サンディエゴの球場は大きな日の丸が揺れ、金メダルを手にしたマリナーズ・イチロー外野手(32)は「野球人生で最も大きな日」と叫んだ。
 また、最優秀選手には決勝の先発を含め3勝無敗の西武・松坂大輔投手(25)が選ばれた。国内でも祝福ムードに包まれた。(後略)(06・3・21『デイリースポーツonline』

先日、本ブログでも、もう全てが終わったようなそんな締めの記事を書いたWBC

せっかくうまく締めたと思っていたのに…あれよあれよと日本の準決勝進出が決まり、決勝進出が決まり、世界一になってしまっていた。
カッコつかねぇ〜あの記事!何諦めてんだよ!!先見の明さっぱりねぇよ俺!!!

…と、いうわけでそんなカッコ悪い私とは対照的に、とにかくカッコよかった日本代表であった。
やっぱり嬉しいものは、嬉しい。おめでとう日本代表


しかし自己弁護では半分ないけれども…ここまでの素晴らしい結果を大会開催前はともかく、韓国に2連敗した時に予想できただろうか。
そしてこの日本国中を巻き込んだ熱狂ぶりも。

その注目度は、日本チームが試合をする度に増してきていたように思う。
そしてその中心にいたのは、間違いなくイチローであった。


日本のプロ野球のレベルの低さ、過剰な報道陣やそれに対するスーパースターのジレンマなど、とにかく日本そのものにうんざりし彼はメジャーに渡ったのだと、私はイチローに対してそう思っていたのだけれど…どうやらそうではなく、少なくともこの大会で彼は、“日本の野球界のために”戦っていたように思う。

今まで見たこともないほど饒舌で、熱いイチローは、驚きであった。
ナショナリズムを焚き付けるような賛否両論あるあの過激ともとれるコメントも、大いにマスコミから取り上げられ、結果これだけの注目を集めることとなった。

そんな状況でのこの「世界一」の冠は、プロ野球のレベルの高さを満天下に示すこととなった。
そして大会を通じて、改めて野球の楽しさを証明してみせた。


このように私達のずっと見てきた野球のレベルが、世界と大差無い、いやそれ以上であることを、私達はこのWBCでようやく実感として手に入れることができたけれども、もしかしたらイチローは海に渡ってすぐそれを実感し、この機会を待ち望んでいたのかもしれない。

理由はたくさん想像できるけれども…とにかく孤高の天才と思われていたイチローが初めて見せる人間味と、グラウンドでもバックステージでも場を盛り上げようとしていた献身性は、とても魅力的であった。


今日の出来事が、人気低迷を叫ばれてきたプロ野球が再浮上する、大きなきっかけになればいいと思う。

それはイチローの手によって、確実に芽を出した。
そしてその先は、日本球界の選手達の手腕。
イチローだけにおんぶに抱っこじゃ、いられない!

シリーズ開幕が今から楽しみだ。

(〈トラックバック〉●「イチロー選手の凄さ」→06・3・23『冴えない大学生の独り言』
●「イチロー きゃっこぅぃー」→06・3・22『りらっくぅのお部屋♡(´艸`)むふむふっ』
●「WBC世界一と日本とイチロー」→06・3・22『闘心魂』
●「WBCでのイチロー」→06・3・22『キャオリン・ブログ』
●「燃える闘魂、イチロー。」→06・3・21『アルチューハイマー日記』

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2006/03/20

病は気から。ものすごく気から。

薬、特に市販の薬の、その作用のほとんどは“気やすめ”によるものであると私は思っている。

…いや、決して薬の効果やその研究者を問題にし、信じていないのではなく、カゼをはじめとする決して大きくはない病気・疾患の場合は特に、人は「薬を服用した」という事実の認識により症状が改善している部分が大きいように思うのだ。

カゼ薬だと偽わられて、ただの小麦粉を服用しても、その改善が見られるという、それである。

だからこそなおさら、薬は人類にとって必要なものなのである。


私は“頭痛持ち”である。
頭痛の種類などは全くわからないけれども、とにかくそれである。

今日はお昼頃から突然の頭痛に悩まされた。
昔は軽いものが多かったけれども殊に最近はそれが重く、今日などは吐き気によりだ液をジワジワと溜め、定まらない視点をしかめっ面で定め、ちょっと楽な気がしたので髪の毛を上に上にとグイグイ引っ張りながら、お仕事を…していたのだかしていなかったのだか…。


と、いうわけでそんな時は決まって“頭痛薬”のお世話になる。

いつもより症状がヒドいと感じる時は、気やすめに気やすめが欲しく、

「えーい!『2錠服用』って書いてあるけど、3錠飲んじゃえ!4錠飲んじゃえ!」

なんてしたりする時があり、おそらく用法用量を守っていないのでそれなりに危険なのかもしれない。

“気やすめ薬”という名のただの小麦粉玉、売ってないかな…。
あっ、「気やすめ」ってわかっちゃダメなんだ。


健全な肉体に健全な精神は宿る。
少し運動しなきゃぁなぁ。

相棒

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2006/03/19

あなたはどっち?

横浜に住んでいると、東東京…特にいわゆる下町方面は物理的にも遠く、同時にその下町情緒に憧れさえも感じるのである。

浅草、上野…古くからの町は生活感が溢れ、町自体が生きているように感じられるためかあたたかく、天気のいい休日になると電車に乗ってガタゴトガタゴト…フラリと訪れることがしばしばあるのだ。


地域密着と、いうわけで昨日は、午前中まで会社にいたその足で、亀有まで行ってみた。

亀有といえば、『こちら葛飾区亀有…ええっと、『こち亀』である。
JRの改札を出て、ぷいっと左側を見ると、右手を挙げてガッハハと笑う“両さん”の銅像があった。

特に大きな台座に鎮座するわけでもなく、私達の目線と同じ高さで、バス停の片隅にポツリと立っているのは、普段から町を駆け廻っている庶民派両さんならではか。

商店街も両さん印のフラッグを掲げ、コンビニには「こち亀グッズ売ってます」の文字…その影響力がうかがえた。


亀有駅から南にしばらく歩いたところに新しくできた巨大ショッピングモール、“アリオ亀有”に行ってみた。
地上5階建て(お買い物は3階まで)の空間はとにかく広く、また家族連れで大変にぎわっていた。
とにかくベビーカーが多い!しかもピカチュウウルトラマンミッキー…子供達が喜ぶキャラクターカートがいっぱい。
他にも「赤ちゃん休憩室」や「多目的トイレ」など、子供連れ・家族でも不自由無く買い物できる場所であった。

私が感動したのはエレベーター。
最近の新しいエレベーターは、どこもオシャレ感を強めるその分だけ、必要な部分までもそぎ落とし、

「えっ、今どこにエレベーター来てるの?どれくらい待つの?」

と、上部の階数表示板が無いため全くわからない。

しかしここのはとにかく表示が大きく、見やすくわかりやすくて、とても優しさを感じたのであった。


できたばかりの新しいショッピングモールだけれども、ちゃんとした気遣いが存在する場所であった。
これが下町らしさなのであろうか。


千代田線に乗った帰り道、途中下車して、ここもできたばかりの“表参道ヒルズ”に寄ってみた。
歴史的建造物同潤会アパートはすっかり様変わりし、こちらの館内は若者で溢れていた。

美しい証明と、壮大な吹き抜けや入り組んだ通路などの、特殊で贅沢な造り。
そこは完全に外とは隔絶された、異空間であった。

居並ぶお店は高級店ばかり。
もちろんウィンドウショッピングで、もはやテーマパーク感覚で歩いていたのだけれども、溢れる人の波で狭い通路はとにかく歩き辛かった。
これは明らかに私の根が田舎者だからなのだけれども、なかなか出口が見つからなかったり…一くくりにショッピングモールといってもこれだけの違いがあることに、その土地土地の特色を強く感じたのであった。

(〈トラックバック〉●「アリオ亀有 」→06・3・19『平凡な日々に終止符を』
●「アリオ亀有 」→06・3・12『WAKOの日常』
●「アリオにいってきました1」→06・3・4『亀有100年構想』

宇宙ステーションみたいだった…見たこともないけど…

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2006/03/18

誤送

“毎日適当に生きていますが、それなりに考えてもいます。”

これ、本ブログのサブタイトルで、どこかのタグには貼り付いているらしく…検索などでココがヒットした時などに見ることができるそうなのである。


と、いうわけで、それなりにも考えている私は、日常生活の中で、

「あっ、これ、ブログのネタになるな!」

と突然思い立つことが、しばしば存在する。


そんな時に役立つのが、携帯電話。

通勤中の電車の中で、寝つく直前の真っ暗な部屋の隅で、楽しい飲み会の席で…どんな場所でもひらめいた瞬間に、適当にアドレス帳を開き、おもむろにメールを作成し、そこに思いを書きなぐる。
そのメールは、その時々に思った単語の羅列がズラズラと、決して他人には理解できないほど繁雑なもの。
そう、いわばメールが“ネタ帳”代わりになるのである。


先日、久しく連絡をとっていなかった友人から、

「どうしたの!?何かあった!?」

と、私を優しく気遣うメールが、突然送られてきた。

さらには、

「ノイローゼにでもなったのかと思った。」

とまで…。


どうもおかしいと思って聞き返すと、こんなメール(↓)を送ってきたじゃないかと言う。

「御葬式スノボ2加護ちゃんぺたーんとイチロー代表武部次男とホリエンモン兄弟青森萌え前田梅咲いた牛タン弁当味落ち米国産牛不二夫宮益坂の…(延々と後略)」

「…あっ、ネタ帳、送信しちゃってた。」

これはまさに生き恥…恥ずかしいぃぃぃ。

(〈トラックバック〉●「ケータイのオリジナル活用法」→06・3・14『トラックバック野郎』

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2006/03/17

接待だーちゅー。

「日頃色々とお世話になってるから…今夜は接待だYo!」

いつもお仕事を持って来てくれる他部署の上司が、こう言って、遊びに連れて行ってくれた。

場所は、とあるダーツバー。
渋谷の雑踏を駆け抜け、“会員制秘密クラブ”のような、剥き出しの鋼の重い扉を開けると…そこにはうす暗い空間の中、ズラッと並ぶダーツ台と、そこからボギュルボギュル流れる電子音が。
まるでそれは別世界…と、いうわけで少々の緊張感を覚えながら、初心者による数年ぶりのダーツチャレンジだ。


ま、まずはとりあえずカンパーイ。

「ゴキュゴキュゴキュ…くは〜、いただくお酒はうめぇ〜。」

「バクバクバク…たは〜、いただくご飯もうめぇ〜。」


さて。初心者が陥るダーツの魅力は、

「うわーい。なんとなく投げたのに…当たっちゃった!」

かもしれない。


見よう見まねでとりあえず投げたのに、いいところに当たって、あれよあれよと勝ってしまったり…そうなるとまた、もう1回投げたくなる。
しかしそこで欲を出して力が入ると、当たるものも当たらなくなってしまう…そうなるとまた、もう1回投げたくなる。

まさにその繰り返し。
そんな麻薬のような中毒性と、その時分の精神状態が色濃く表れるスポーツ性。
奥が深い。


さすがにトップ営業マンはノセるのが上手で、色々と教わり、おだてられ、あっという間に上達したかのような気になって…あろうことかその大きな気持ちの勢いのまま見繕ってもらい、“マイダーツ”まで購入(シンプルで美しかったのと、名前が素敵だったので、TIGAの「sonic40」を…まさに初心者買い)し…気付くとすっかり、会社の“ダーツ部”に入部していたのであった。

まずは投げ込まなきゃな!
めざせ中級者!

マネしないでください

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2006/03/16

WBCで、目が覚めた。

 <WBC2次リーグ1組:韓国2−1日本>◇15日◇米カリフォルニア州アナハイム
 日本は韓国に1−2で敗れて1勝2敗となり、準決勝進出は厳しくなった。
 日本は8回、杉内(ソフトバンク)が四球、中前打、失策などで1死二、三塁のピンチを招き、救援した藤川(阪神)が左中間二塁打を浴びて2点を失った。9回に西岡(ロッテ)がソロ本塁打を放ったが、1点差で敗れた。2回の先制機に里崎(ロッテ)の右前打で本塁を狙った二塁走者・岩村(ヤクルト)がアウトになったのも痛かった。(06・3・16『nikkansports.com』

悔しい悔しい敗戦、そして宴の終りだけれども…先のアメリカ戦でも感じたように、連戦を通じてたくさんの収穫があったことは確かだ。


中でも大きいのは、“野球の価値基準がアメリカだけに依るものではなくなった”ことだ。
多くの日本人選手のメジャーリーグでの活躍により昔ほどではなくなったであろうが、それでも今だに何となくあった、“ベースボール”への劣等感や憧れ…

「野球といえば、メジャーでしょ?」

「野球選手である以上、どこの国の人でもみんな最高の舞台・メジャーを目指すべきだ。」

そうではないと思いたくても、わかってはいるけれども、それでもあったそんな思いは…今回の大会での韓国の快進撃や、なりふり構わないアメリカチーム、ベースボールの国の低レベルなアンパイアなどによって、すっかり影を潜めたように感じる。

「なんだアメリカ、大したことないじゃん!」

「日本のプロ野球だって、すごいじゃん!」

世界にはまだまだ他にも、素晴らしい野球をする、そんな人達が、国があることを知って、目が覚めた(冷めた)ような気分である。


当の選手達はどうなのだろう。

自分達の野球に誇りを持てたのだろうか。
ストーブリーグを騒がせた、傍から見るのも忍びない、ポスティングシステムなどによる「メジャー行き強行宣言」なども、減ってくれればと思う。

だって日本のプロ野球も、メジャー同様、いやそれ以上に、素晴らしいのだから!


幸か不幸か、あの“誤審”のおかげで、バラバラだった日本チームの団結力は少なからず増したように思えた。

しかしそれでもこの結果…今後の国際大会での課題は、そんな“チームとしての力”。
今の日本チームではまだ、能力の高い個人個人での闘いのように思える。

そのためにはもっとチームとしての準備を…開催前から問題視されていた、大会自体の開催時期・スケジュールのために、国と国での平等な論議と調整が、まずは必要だ。


ちなみに、今日はこの韓国戦のおかげで全く仕事が手に付かず、「nikkansports.com」のリアルタイム速報を眺めて続けていたが…それでも耐えられず9回、テレビの前へと走り込んだ。
最後の攻撃での、多村の“特大ファール”に絶叫させられたのは、言うまでもない。

やはり、みんなでスポーツ見るのは、テレビ観戦でも楽しい。
ありがとうWBC。

(〈トラックバック〉●「WBCは熱かったか?」→06・3・16『スポーツほうく』
●「WBC-日本VS韓国-」→06・3・16『暇人日記』
●「WBA 日本VS韓国」→06・3・16『diary』

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2006/03/15

まったかいが、ありました。

いい年して“かわいいもの好き”の、そんな私のかわいいものランキングを目下独走中なのが、合田経郎監督パペットアニメーション・“こまねこ”

不器用だけれども一生懸命がんばる、そんなこまちゃんの姿は、コマ撮りとは思えないほど繊細で、魂がこもっていて…とてもかわいく、癒される。
またそれは、ものをつくる者にとっては大きな励みにもなっているかもしれない。


「ゆっくり、のんびり、待ってみよう。」

と、ずっとエキサイトシネマ配信の動画を見てニヤニヤしながら待っていた、そんなこまねこの長編映画が、ついにクランクアップを迎えたようだ。


さらには発表済みのショートフィルムのDVD化も決定(4月14日発売予定・税込1,890円)!


暖かい春を待ち望んでいたように、ついに動き出したこまちゃんに、(期待で)今から頬は緩みっ放しである。
ニャー。

(〈トラックバック〉●「こまねこ」→06・1・24『みほ。』

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2006/03/14

韓流という名の懐古

電車に乗っていると、前に座っていた50代くらいのおばさま2人がしきりに、

「かわいいわねぇ…。」

「ホント、惚れ惚れしちゃう…。」

などと話していて、いよいよ私の人気も全国区かと思っていたら…何のことはない、2人は“チャン・ドンゴン”のクリアファイルをうっとり眺めていた。


映画など見る文化の無い我が家にwowwowのチューナーが置いてあるのは、我が母が、“クォン・サンウ”出演のドラマを見るためだけにある。

中年女性によるいわゆる“韓流ブーム”は、今だに続き、もはやブームの域を超えそうな勢いである。


韓国スターを見ながら、世のおばさま達は、「かわいい〜!」の他にこう漏らす。

「純情だわ…。」

この「純情だわ…。」が、熱狂の原動力になっていることは確かである。


人生50年も今は昔。
されど感じる、重ねた年齢と経験。
酸いも甘いも体験し、彼女達は成熟を迎えているはずの己を“穢れ”と感じるようになる。

そうなると生まれてくるのは、懐古意識。
「あの頃の私は、輝いていた、純情だった…!」


そんな時、自分を含め全てが穢れてしまった(と感じる)日本のすぐ近くに、韓国があった。
日本よりほんの少し遅れて経済成長を迎えた韓国の今は、ちょうど彼女達が若かりし、“穢れていなかった”と認識している時代に似ている。

それを証明するかのように、上記のブーム初期に騒がれたドラマには、日本の戦後〜高度成長期の映像作品と何らかの類似性を感じるものが存在するのである。


20代・30代には「古臭い」と思えてしまうテレビの向こうの韓国ドラマも韓流俳優も、彼女達にしてみればあの頃の美しき思いを目の前で生きながらにして持っている、まるでタイムマシンに乗ったような体験であり、そしてそれを思い起こさせてくれる存在であり…そうしてこのような熱狂が生まれているのである。


形としては、独身30代OLが一生懸命「あいのり」を見て、

「あぁ…こんな時代もあったなぁ…スーザンがんばれっ!うるうる。」

と言っているのと同系統かもしれない。

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2006/03/13

「本気」と「手段を選ばず」は違う。

 <WBC2次リーグ1組:米国4−3日本>◇12日◇米カリフォルニア州アナハイム
 日本は優勝候補の米国に3−4でサヨナラ負けした。日本は3−3の9回、この回から登板した藤川(阪神)が2死満塁から4番のA・ロドリゲス(ヤンキース)に二遊間安打された。
 日本はイチロー(マリナーズ)が右越えに先頭打者本塁打。2回にも川崎(ソフトバンク)が左前打して2点を加えた。しかし、6回に3−3とされ、8回の勝ち越し機を逃したのが痛かった。1死満塁で岩村(ヤクルト)が左飛。犠飛に思えたが、アピールプレーで三塁走者のスタートが捕球より早いと判定されて併殺になった。(後略)(06・3・13『nikkansports.com』

教室の片隅、つまらない授業。
ノートの隅に悩み書く、オレ的“プロ野球ドリームチーム”のメンバー達。

…時代は違えど男子なら、こんな経験、多いはずだ。

その思いは実名化やチームエディット機能の充実など、テレビゲームの世界では可能にはなっていたけれど…ついについに、それが本当に、現実のものとなった。

WBC(ワールドベースボールクラシック)
何か1つの夢が叶ったような、そんな沸き上がる、熱い思いがするのである。


敵として非常にやっかいだった、あのロッテ選手達の物怖じしないスタイルは、味方になるとこれ以上心強いものはないと思えた。

いつもは憎々しい上原は、やはりとても頼りになる選手だった。

日本をキライになって飛び出した、クールでとっつきにくいと思っていたイチローも、実は日本の野球に誇りを持っている熱い男だということがわかった。

そして何より、人気低迷を嘆かれていた日本のプロ野球も、まだまだ捨てたもんじゃあないということがわかった。

これだけでもう、参加の意義は十分にあったと思う。


それしにてもこの1戦1戦の結果が、今メジャーリーグでプレイしている日本人選手の待遇であったり、日本のプロ野球公式戦のテレビ視聴率と、そこで動く何千万というスポンサー契約料をもコロッと動かすかと思うと…もう緊張して、テレビ中継なのに正視していられないのであった。


アウェイの洗礼というやつなのだろうか。
しかし1度下された判定が抗議で覆るというのもおかしな話である。

“手段を選ばず”…まさにそんな雰囲気で、この日のために“故意による誤審”という切り札的カードをもしアメリカが用意していたとすると…この初戦でそれを出させたことは、栄光あることなのではないだろうか。
あのメジャーに、己の誇りを失わせたのだから。


今日は大きな貸しができた。
メジャーリーグへのコンプレックスもすっかり無くなった今、さぁそれを、取り返しに行こう!

(〈トラックバック〉●「WBCってどう思いますか?」→06・3・20『今日から野球ファンになった人のためのブログ』
●「アメリカ戦の事後解説」→06・3・13『東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ』
●「WBC −vsアメリカ戦−」→06・3・13『猫にまたたび』
●「WBC 納得できないアメリカ戦」→06・3・13『お疲れさまッス!』

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2006/03/12

日曜日のシニカル

日曜日。
次の日からまた平日が訪れるという、そんな忍び寄る現実の実感がとても辛い、憂鬱な日曜日。

せっかくの休日だとはわかっているものの…人生常に逆算しながら生きているようなちっぽけな人間にとって、日曜日はとにかく鬱への入り口のようなものなのである。


そんな一日のはじまりを嘲り笑うかのように、目覚めたばかりのテレビから決まって目に飛び込んでくるキャラクターがいる。

“マイメロ”テレビ東京系『おねがいマイメロディ』)。

あの…赤いずきんをかぶった、ウサギちゃんね。


このマイメロディを、ただの昔懐かしのサンリオキャラクターとしてあなどってはならない。
かくいう私も初めて見る、“動き・喋るマイメロ”に仰天させられたからだ。


表情豊かで天真爛漫な脇役キャラクター達の中で異彩を放つ、まるで感情を感じない黒目がち(と、いうか黒目だけ)の濁った瞳。

元気あふれる脇役キャラクター達が構築する、そんな番組自体のリズムを破壊する、生ぬるくゆったりとしたしゃべり方。

そして何より…ストーリーと全く関係の無い、その傍若無人な言動!


今日の放送では、物語がクライマックス。

“ダークパワー”を手に入れ、世界を暗黒に陥れようとする、柊恵一。
そう、その柊こそが、マイメロの大親友・歌ちゃん(人間)の憧れの、先輩なのだ!

「お願い!あの頃の先輩に戻って!」

「柊さま!目を覚まして!」


このままでは世界が終わってしまう…そしてあの優しかった先輩はどこへ…。
涙ながらに叫び、必死に訴える人々の足元で、主人公マイメロはついに口を開いてこう言った!

「先輩ぃさん、(上半身裸で)寒くなぁい?」

…なんだそりゃ!?
お前主役だろ!?


とにかくこのマイメロディの、その主役とは思えないシニカルなキャラクターは、アニメの常識を根底から覆していると思うのである。


物語の最後、マイメロは電波塔から転落した歌ちゃんを救うため、単身空中へ飛び出す。
主役らしいところ、あるじゃん!

しかし…
「あっ…傘(空中浮遊の道具)持ってなかった…。」

やっぱりお前主役かー!?

(〈トラックバック〉●「おねがいマイメロディ ♪50話♪」→06・3・12『月夜のお茶会』
●「おねがい マイメロディ・第50話」→06・3・12『異常感想注意報』
●「おねがいマイメロディ 第50話 投稿者:アヅラ」→06・3・12『〜腐女子とアニヲタの間を取り持つブログ〜』

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2006/03/11

おゎたたたたたたたたーっ!

職場のラジオから、『愛をとりもどせ!!』が流れてきて、いてもたってもいられなくなる。

…血がたぎる!
キーボードを押す指に、自然と力がこもる。

エンターキー、「ホヮタッツ!」。

「タタタタタタタタタ…オヮッター!仕事終わったー!!」


気付くとみんなすっかり帰ってしまった後だったので、押さえ切れぬ思いのまま家に帰って…我が家のパソコンの奥底に眠っていた“北斗の拳・タイピング覇王・激打2”をやっていた。

「タタタタタ…。」


どうやらこの『北斗の拳』が、“アナザーストーリー”としてオリジナル映画化されるようで…しかもケンシロウ役には阿部寛

さすがにオリジナルにはかなわないかもしれないけれど…予告を見てビックリ。
全然違和感が無いの!

阿部ちゃんも、惜しみなく、「タタタタタ…!」
改めて、彼の演技の幅の広さを思い知らされた。

(〈トラックバック〉●「速報!初日舞台挨拶」→06・3・11『真救世主伝説 北斗の拳』
●「北斗の拳」→06・2・27『NO ××× NO LIFE』

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2006/03/08

青春は、幾つになっても

友人のたかそさんが、先月いっぱいで職場(信用組合)を退職した。

目標の喪失やら、理想と現実のギャップやら、人間関係やら、理由は小さなことが様々だそうで、焼肉屋さんで網を囲みながら色々と話を聞いていたのだけれど…私の言えることはただ1つ、

「“(転職)ブログ”、やってみない?」

であった。
私はライブドアのブログ担当者か。


今はじわじわと仕事先を探しながら、三度の飯より好きなバドミントンをし、時には己の人生や人間という存在について考え込む毎日だそうだ。

しかしそれも、自己存在を悩み、確かめようとする思春期のような時間が、この年になって訪れたと思えば悪くない。
それはきっと“一皮剥ける”兆しなのだから。


私が尊敬してやまないタモリが、山下洋輔赤塚不二夫らに見初められ、東京へと引っ張って来られ、ラジオ番組に初出演したのが、彼30歳の時。
そしてテレビ番組のレギュラーを獲得したのが、31歳の時。

「“大器晩成”を目指すなら、私達も、その年まで、好きなことを好きなだけやればいい。」

それが私の、人生における確固たる銘であり、それを友人にも、押し付けてみた。

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2006/03/07

私が選ぶ心のベストゲーム10+α

お仕事の都合上ではあるけれども、初めて『週刊ファミ通』を買った。

ペラペラとページをめくっているとその昔、モノクロページで“獣神サンダーライガーのお悩み相談”の連載をやっていて、それを毎週楽しみに立ち読みしていた事をふと思い出した。


さて。購入した今週号には、“通巻900号記念特別付録”として「読者が選ぶ心のベストゲーム100」が発表されていて、さぞかし心の揺さぶられる思いのこもった文章が綴られているのかと思い読んでみると…普通のゲームの紹介ばかりでガッカリであった。

しかもベストゲームの1位が、『ファイナルファンタジー10』とは!ついおとといくらいのゲームだよ!

「心のベストゲーム」を名乗るからには、ただの“優れた作品”というのではなくて、思い出や思い入れ・偏見と個人的意見による“とにかく好きな作品”が選ばれ、個性的で偏ったラインナップが見られると思ったのだけれども…そういうわけにはいかなかったらしい。


と、いうわけで明らかにそのランキングが不満なので、自分でも「心のベストゲーム」を考えてみたのだけれど…あまりにたくさんあり過ぎて、まとまらない!

考え出して1時間を経過したところで、このままでは一生終わらないと思い、今現在頭に浮かんだものを、まとめてみた(↓)。

〈私(かんげ)が選ぶ心のベストゲーム10+α(暫定的)〉

○次点:スーパーピットフォール(FC)
今でもこのゲームの音楽が、頭の中をリフレインして困ることがある(特に仕事中)。

○10位:SDザグレイトバトル(SFC)
初めて手に触れるスーパーファミコン本体。
そしてスイッチをオンにして初めて見た、美しい画面!
そして画面拡大機能!!
あの時の感動は忘れることができない。
最近はいくら新しいハードに出会っても、そんな感動は味わえなく、残念だ。

○9位:ファンタジーゾーン(AC)
人生において、“デザインの力”を初めて感じたのが、このゲームと出会った時だと思われる。
今でも全く色あせることのない、素晴らしいゲーム。

○8位:アトランチスの謎(FC)
小学生の頃、友人間で爆発的大ヒットを飛ばした。
1面スタート時より左側の谷へ全速力でダイブすると、「島(裏面)が見える!」と話題になって、自殺者が続出した。
当時はこんなゲームの“ウソ裏技情報”が、巷に氾濫していた。

○7位:スペースチャンネル5(DC)
あっぷ、だん、れふ、らい、ちゅーちゅーちゅー!
ゲームも、そしてそのジャンルも飽和状態だと思われていたその時に登場した、全く新しいゲーム。
溢れる、セガのセンスと才能の素晴らしさ。
主人公“うらら”…好きです(恋)。
マイコーも好きです(興味)。

○6位:ゲゲゲの鬼太郎・妖怪大魔境(FC)
“目玉おやじ(+毛目玉)”の出現場所を全てマスターしていた私は、「目玉職人」として崇められていた。


○5位:スーパーマリオブラザーズ(FC)
このソフトを持っている子の家は、子供達のたまり場であった。
「○○の友達の□□が持ってるんだってさ!」
「よし!じゃあ今日はそいつん家行こうぜ!」
なんて、友人他人関係無く。
キノピオのメッセージも、ピーチ姫のメッセージも、英語だから読めねぇの。
最近久々にプレイして、その英語を読めた時は、己の偏差値の成長に感動した。

○4位:サクラ大戦(SS)
発売当初、一見で敬遠していたことをものすごく後悔したゲーム。
イヤイヤな私に「それでもやれ!やったらいいさ!」と勧めてくれた友人には、大変感謝している。
もちろんその後、どっぷりハマり、「4」までシリーズをやり続けた。
ちなみに、すみれさんが好き。

○3位:ドラゴンクエスト5・天空の花嫁(SFC)
人生の全てが詰まった、ドラクエ史上…いや、RPG史上の最高傑作。
世代の交代と、背負いし十字架、人生の重みに熱くなる。
様変わりした故郷サンタローズの風景には、本当に心が痛くなった。
今だにお酒の席で2派に分かれて口論になるけれども…ちなみに私はビアンカ派。
そして「プックル」派。

○2位:スーパーファイヤープロレスリング3・ファイナルバウト(SFC)
発売前、専門誌掲載の小さな小さなキャプチャー画面で、伊達弘(馳浩)とストーム慶介(佐々木健介)の初登場を知り、1人で喜び踊っていたことを思い出す。
エディットレスラーも過去の週刊プロレスをあさりながらものすごい数制作し、とにかく遊び倒したゲーム。

○1位:スーパーマリオブラザーズ3(FC)
人生で一番やり込んだゲーム。
1UPキノコの場所、隠れキノピオの家の出現条件、何でも覚えている。
このゲームソフト、誕生日に両親に“横浜そごう”で買ってもらった、ということまで覚えている。


…あくまで暫定的ですが、これが「心のベストゲーム」。
まだまだ時間もスペースも足らないよ…。

(〈トラックバック〉●「心のベストゲーム100」→06・3・5『ドアドア』
●「心のベストゲーム100」→06・3・5『ガキの使いやアラ煮込み』
●「一番好きなゲームはMOTHER2」→06・3・4『一意専心 優柔不断』

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2006/03/06

宮益坂守の行方

オシャレ街への入り口渋谷宮益坂上にある、“仁丹ビル”

このビルが大きな森下仁丹の象徴“大礼服マーク”を掲げていて、国道246を渡る歩道橋の上から見る、その光景が、私は好きなのだ。
向こうまでまっすぐ続く広い道、そしてその道の入り口を見下ろすレトロな看板は、まるで宮益坂か青山への入り口を守る、鎮守さまのようである。


そんな仁丹ビルを先日通りかかったところ、ビル内が“もぬけの空”になっていた。
1階にあった派出所も封鎖され、入り口を塞ぐ木の板にはもうすでに落書きがされていた。

まさか…ビルを建て直しでもするのだろうか。
だとすると、あの大礼服マークは無くなってしまうのか…鎮守さま、鎮守さまはっ!?


風景、特に町の風景は、そこに存在する人々も含めたものであるからして、それが変化するのは致し方ないことである。

もちろんそれは分かっているけれども…慣れ親しんだ、好きな風景が無くなってしまう(おそらく)のはやはり哀しく、こうしていやんいやん言ってみているのである。

鎮守様〜

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2006/03/05

努力はいらない。

卒業した専門学校(デザイン系)の、“作品展”に行ってきた。

私が学生だった頃は、より芸術寄りというか“とにかく自分がつくりたいもの”であったり、何か対象の商品・キャンペーンのペラ1枚広告ばかりだった作品展も、今ではその対象のパッケージデザインからセールスプロモーション企画までを含める、いわゆる“トータルプロデュース”的な作品が多くなり、専門学校に求められている教育と人材の変化を感じた。


その作品展では、学校契約の講師の採点により、高評価の作品には賞が与えられているのだけれど…その1つの賞の名称が、
「努力賞」
というもので、私は常々この名前に疑問を抱いていた。


デザイナーのデザインするものに、努力の影は必要無い。
玄人素人含め、世の全ての人がそれを目にした時、そこにあるものは完璧な1つのものでなければならない。
そこに作り手の存在や、「デザインしました。」というアピールは、その作品内で取り上げているもの以外の、邪魔な情報なのである。
デザイナーはあくまで作品の制作者であり黒子であり、その存在が目立つようではならない。

そのため、いくらそこに至るまでの相当な苦労があっても、完成物にその痕を残してはいけないと思うのだ。


上記の「努力賞」という響きからは、

「は〜い、よくがんばちまちゅたね。いいこ、いいこ、ちゅっちゅー!」

なんていう未熟な評価の雰囲気がして、その賞を受けている作品の方が、賞を受けないものよりも低く感じてしまう。

たまご

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2006/03/04

ちょっとだけ、大人になった同窓会。

卒業した大學の、同級生達と会ってきた。
会場は、上野…遠いよ(誰基準だよ)!

このように住む場所も、年齢も、環境も、そしてもちろん性格も、てんでバラバラの集団は学生当時、ほとんどむつまじく揃って何かをすることはなかった。

しかし卒業して、幾年も立ち、みんなほんの少しだけ大人になった分だけ、こうしてほんの少しだけ肩を並べることができるようになったのである。


何か1つの目標の元に集まった、学び舎の仲間というのは、やはり特別な存在である。

今からでは決して築くことのできない関係性であり、当時共有していた思いは、今のカタチはどうあれ、懐古主義的な思い出の美化とも相まって、記憶の中でさんさんと輝いている。


だからそんな仲間達とは、いつまでも大切に、こうあり続けたいなと思いながら、長い長い銀座線にへき易し帰路に着いたのであった。
上野は遠いよ…結局誰基準だったんだよ…。

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2006/03/03

立つのだ!

突然、本当に突然、まるで胸騒ぎのように、心の中から急に沸き上がるこの感情…。

突然、赤塚不二夫が気になり出して、彼の書籍を読みあさりはじめた。


以前、青梅に行った時の記事にも書いたけれど、彼は、彼自身の存在自体が、彼の描くギャグマンガよりもギャグなのである。

自己破滅型のその姿に、
「しょうがねぇなぁ…。」
と、言いながらも笑わされ、決して彼を嫌いになることはできない、放っとくこともできない、そんな希有な存在。

近年、芸とプライベートの関係が希薄な人が多い中で、そんな彼の存在は、古きよきスーパースターのカタチを示してくれている。


数年前に病に倒れて以来、ずっと病床のまま、大好きなお酒も飲まず、眠り続けたままだという先生…混迷し続ける日本に、今こそ力を!そしてもっと混迷を!

(〈トラックバック〉●「赤塚不二夫のおコトバ。」→06・1・28『狼は北へ走った』

これでいいのだ

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2006/03/02

愛情無し

 前田、プロレス界と絶縁!
 ビッグマウスラウド(BML)のスーパーバイザー辞任が報じられていた前田日明(47)が26日・徳島大会のリング上で、初めて自らの言葉で上井文彦・BMLプロデューサーに決別宣告した。
 この日、徳島で現役復帰が予定されていたという船木誠勝(36)もリングに上がり「(BMLと)たもとを分かつ」と追随。前田という“命綱”が切れたBMLは、団体存続の危機に直面した。(後略)(06・2・27『スポーツナビ』

…ホラね。言った通り

ビッグマウスラウドは結局、前田日明が格闘技界にカムバックするための、もしくは「HERO'S」の集客のための、ただの話題づくりだったのだ。
そんなことは、初めからわかっていたはずであったのに…それなのに前田を奉り崇めた古いプロレスファンは誰だ!?

1年持たずのこの退陣劇…やはり前田は、プロレスなんてこれっぽっちも愛していないのだ。


本件の直接の原因は、先の新日本ドーム大会における上井との軋轢、もしくはその興行での村上・柴田の試合内容だと言われている。

しかし先日の1・4ドームで一番輝いていた試合は、間違いなく“永田×村上”戦であった。
2人の意地がスイングした、新日本らしい、緊張感のある、非常に素晴らしい試合であった。

前田はあの時の村上に、これ以上何を望んでいたというのか。
もし、何かあらぬ仕掛けを考えていたとするならば…それこそ前田は格闘家としても人間としても、最低である。


馬場の時代、猪木の時代が終わったように、前田の時代もとうに終わっている。
なぜ、みんなそれに気づかないのだろうか。

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2006/03/01

言えやしないよ…バギ!

会社の他部署の後輩が、真っ黒に日焼けをしながら、

「土日でスノボに行ってきました!」

とニコニコ語っていた。
まさに典型的体育会系後輩像!


さらに続けて「今日は筋肉痛ですよ〜。」と。

まさに典型的体育会系後輩像!


「かんげさんは、スノボとかやらないんですか?」

などと聞かれたのだけれど…寒いのが苦手な私はウィンタースポーツの経験値が“スキー2回・スケート1回”と、やるやらないの問題ではなかった。


それどころか彼が雄大なる雪山に抱かれ、反射する日射しを受けながら、さわやかに汗をかいていたその時…私はぬくぬくと室内で、「ドラゴンクエスト2」を延々とやり続けていたということは…さすがに場の空気的に言えなかった…。


ちなみに…この「ドラクエ2」、最近携帯電話でも遊べるようになったということを聞き、懐かしくなってスーパーファミコン版(さすがにファミコン版は復活の呪文が覚えられないので止めておいた)を引っぱり出したのであった。

それにしても携帯電話の発達は、恐ろしいほどに著しい。
「アレ」が「コレ」に、入っちゃうんだものなぁ。


ちなみにちなみに…「2」は、船を手に入れてからの自由度が高くて楽しい。

現在勇者レベル21。
テパの村の水門を開け、いよいよそこから南下して、“月のかけら”を取りに行くところである。
ムーンブルグの王女様がはぐれメタル相手に“かいしんのいちげき”を連発して…嬉しい誤算の最近だ。

そう私も休日は、大自然の中を大冒険し、戦っている。
…モンスター相手に。
世界平和のために!

でもやっぱ最高傑作は…「5」よね〜

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